① ""台風19号 岩手 一関の浸水 ”人為的ミス重なったことが原因” ””
2019年12月16日 19時39分 台風19号 検証
ことし10月の台風19号で岩手県一関市の磐井川の支流で発生した住宅の浸水被害は、国が管理する水門のゲートが適切に開けられなかったうえ、その後も水位の確認を怠るなど、人為的なミスが重なったことが原因だったことが分かりました。
国は住民に謝罪するとともに今後、賠償も行う方針です。
🌀🌊 ことし10月の台風19号で、一関市の中央町と五代町では、磐井川の支流の銅谷川で水があふれて、川沿いの住宅22棟が浸水し、銅谷川の水門を管理している国土交通省が原因を調査していました。
📘 それによりますと、水門のゲートはふだんは開いていて、銅谷川から磐井川に水が流れ込んでいますが、台風19号では磐井川の水位が上昇し、銅谷川への逆流が確認されたことから、ゲートはいったん閉められたということです。
その後、磐井川の水位はすぐに下がったものの、ゲートは4時間近く開けられなかったため、銅谷川は水位が上昇し続け水があふれ出したということです。
🏢 これについて国土交通省は、水門の操作員が、磐井川の水位の低下を確認していたものの、ゲートを適切に開けなかったうえに国の事務所へ水位の報告をしなかったほか、国も報告がないことへの確認を怠るなどミスが重なったためだとしています。
国土交通省は、被害を受けた住民に謝罪していて今後、賠償に向けた対応を進めることにしています。
住民「人災だ」「再発防止を」
被害を受けた住民からは、国への怒りや再発防止の徹底を求める声が相次いでいます。
👩 自宅が床上浸水した1人暮らしの79歳の女性は、家具や畳が水につかって住めなくなったことから、近くの空き家を借りて移り住み、家具や洋服、ふとんなどを知人からもらって何とか生活しているということです。女性は「このようなことが二度と起こらないよう対策を徹底してもらいたい」と話していました。
また、自宅が床上浸水した72歳の男性は「今回のは天災ではなく、明確に人災だ。立派な堤防と水門を整備したのに、このような運用では困る。反省してもらいたい」と話していました。
🏢 国土交通省「住民に深くおわび」
👤 国土交通省岩手河川国道事務所の堀井一保副所長は「被害に遭われた住民の方に深くおわび申し上げます。すでに操作規則や連絡体制について関係者に周知を図りましたが、水位を事務所からでも確認できるようにするなど再発防止を徹底します」と話していました。
この人に何人いや何百人?泣かされたことか???
そこまでして偉くなりたいんですかね?
住民との合意形成を果たしてください。