◎◎ <朝イチ情報 ; 相場の読み筋> 1月15日
更新 : (更新予定時間:8:30頃)
▼▼ 14日の米国株式は、NYダウが前日比68.95ドル安の3万991.52ドルと続落、ナスダック総合指数が同16.313ポイント安の1万3112.638ポイントと3日ぶりに反落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が10億4216万株、ナスダック市場が66億3253万株だった。
△▼▼⇨ バイデン次期米大統領が、同日に発表を予定する追加の経済対策への期待感が継続し、買いが先行。NYダウは一時、160ドルを超える上昇をみせ、7日に付けた取引時間中の史上最高値(3万1193.40ドル)を更新し、ナスダック総合指数も8日の史上最高値(1万3208.090ポイント)を塗り替える場面もあった。ただ、利益確定売りに押され、取引の終了間際に下げに転じた。同指数の採用銘柄では、ビザやホーム・デポ、コカ・コーラなどが、値下がり率の上位に入っている。
◆◆ 15日の東京株式は、上値の重い展開か。日経平均株価は、6日終値から14日終値まで1640円強の上昇となっていことから、短期的な過熱感が警戒されるほか、週末要因もあり利益確定売りに押されそうだ。また、バイデン次期米大統領は現地14日、1兆9000億ドル(約198兆円)の追加経済対策を発表。時間外取引での米株価指数先物の反応をみたいとして、模様眺めムードが広がる場面もありそう。
¤¤¤⇨ 為替相場は、ドル・円が1ドル=103円台の後半(14日終値は104円03-04銭)と円高方向に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=126円台の前半(同126円32-36銭)と小動き。
¤¤¤⇨ 14日のADR(米国預託証券)は円換算値で、アドバンテスト<6857.T>、ファナック<6954.T>、キヤノン<7751.T>などが、14日の東京終値に比べ高い。
¤¤¤⇨ シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、14日の大阪取引所清算値比40円高の2万8850円だった。
<きょうの個別材料>
○プラス材料
カイオム<4583.T>―同社が創製したがん治療用ヒト化抗TROP-2モノクローナル抗体「LIV-2008」および「LIV2008b」について、中国のShanghai Henlius Biotechとライセンス契約を締結
ナガオカ<6239.T>―中国子会社の那賀設備がスクリーン・インターナルを大口受注
●マイナス材料
シノプス<4428.T>―20年12月期の単体業績予想を下方修正
クリレスHD<3387.T>―21年2月期の連結業績予想を引き下げ、赤字幅が拡大へ
上記の材料はあくまでも相場の参考です。個々の銘柄の株価位置、あるいは相場の流れなどにより、その反応は不確定です。
<きょうの狙い>
更新 : (更新予定時間:8:30頃)
JPホールディングス(JPHD)<2749.T>は14日引け後、学研ホールディングス(学研HD)<9470.T>との、業務提携について決議したと発表した。
同社では今回の業務提携で、同社が培ってきた子育て支援事業の運営ノウハウを学研HDに提供することで、幼児教育プログラムをはじめとした新たな商品、サービスを開発するとともに、保育人材の教育の充実、拡充を行い、質の高い子育て支援事業を全国各地で展開する。
同時に、同社の筆頭株主のマザーケアジャパン(東京都渋谷区)が、所有する同社普通株式の全部(2407万4800株)を、市場外での相対取引において、1株365円で学研HDに対して譲渡したことも明らかにした。それにより、学研HDが同社の筆頭株主となる。
14日終値は、前日比2円高の282円。
<ダイジェスト>
ヴィッツ、利益循環型サービスの提供を可能とする「SXiM」の開発を完了し実証実験を開始
更新 : 21/1/15 7:30
ヴィッツ<4440.T>は13日、利益循環型サービスの提供を可能とするWITZ MaaS プラットフォーム「SXiM」の開発を完了し、実証実験を開始したと発表した。
同社は、北海道北広島市とともに持続可能な公共交通を実現するために、広告やエンターテインメントサービスによる収益を交通事業に循環させる、利益循環型サービスの有効性の検証に取り組んでいる。同検証では、同社が開発した「SXiM」を利用し、市民に実際に参加してもらい、し好や移動の分析、情報や広告提供の方法などを検討しているという。
14日の終値は、前日比348円安の2145円。
アステラス薬、米Actinium社と分子標的型放射線治療に関する共同研究を開始
更新 : 21/1/15 7:31
アステラス製薬<4503.T>は13日、米Actinium Pharmaceuticals(ニューヨーク州、Actinium社)と、分子標的型放射線治療に関する共同研究を開始したと発表した。
今回の共同研究では、同社がこれまでに培ってきた創薬ケイパビリティをもとに見いだしたがん領域の標的分子と、Actinium社が有するα線放出核種(Actinium-225)を用いた核医学の技術を組み合わせた治療薬の効果の検証に取り組む。当該標的分子に対する診断薬については、すでに同社において前臨床試験を実施中で、今回の共同研究で有望な治療薬候補が見いだされた場合、セラノスティクスの開発に向けて診断薬と治療薬を組み合わせた臨床試験を開始する予定という。
14日の終値は、前日比2円安の1654.5円。
第一三共、ODTIと共同開発するDMD患者を対象とした国内第1/2相臨床試験で概要を発表
更新 : 21/1/15 7:32
第一三共<4568.T>は13日、Orphan Disease Treatment Institute(東京都品川区、ODTI)と共同開発している「DS-5141」のデュシェンヌ型筋ジストロフィー(DMD)患者を対象とした国内第1/2相臨床試験の結果の概要を発表した。
今回の試験において、投与中止や臨床上問題となる有害事象など安全性上の懸念は認められなかったという。また、有効性については、ジストロフィン遺伝子のエクソン45をスキップすることによって得られるメッセンジャーRNAの産生(副次評価項目)が全ての患者で確認され、ジストロフィンタンパク質の発現(主要評価項目)は、複数の患者で明らかな増加が確認され、現在、解析を継続しているという。
14日の終値は、前日比12円高の3647円。
富士通、グループの富士通研究所が関節の位置や接続関係を用い深層学習で高精度に認識できる技術を開発
更新 : 21/1/15 7:33
富士通<6702.T>グループの富士通研究所は13日、映像による人の行動認識において、箱を開けて物品を取り出すなど、複数の関節が連動して動くような複雑な行動についても、隣り合う各関節の位置や接続関係を用い、深層学習で高精度に認識できる技術を開発したと発表した。
開梱作業などの複雑な行動では、腕の曲げ伸ばしに伴い、手やひじ、肩の関節が連動して動く。富士通研究所によると、今回、関節位置をノード(頂点)として、人体の構造に基づいて隣り合う関節を結んだエッジからなるグラフを採用し、グラフ構造の畳み込み演算を行うグラフ畳み込みニューラルネットワークの新たなAI(人工知能)モデルを開発。同モデルを、あらかじめ関節の時系列データを用いて学習することで、隣り合う関節との接続強度(重み)が最適化され、行動の認識に有効な接続関係が獲得できるという。従来技術では関節ごとの個別の特徴を正確にとらえる必要があったが、学習済みのAIモデルでは、連動する隣り合う関節を併せた特徴量が抽出でき、複雑な行動に対する高精度な認識を実現したという。
14日の終値は、前日比130円高の1万6020円。
旭化成、同社の水島製造所内に結晶セルロース「セオラス」の第2工場を建設
更新 : 21/1/15 7:34
旭化成<3407.T>は13日、マテリアル領域における添加剤事業の強化拡大を図るため、岡山県倉敷市の水島製造所内に結晶セルロース「セオラス」の第2工場を建設することを決定したと発表した。
同社では、主用途である医薬品錠剤向け需要は、今後も国内外で堅調に推移すると予想。需要も大きく伸長していることから、供給力の強化を行うことを決めた。第2工場は、21年9月に着工し23年春の竣工を計画。投資額は約130億円を見込んでいる。
14日の終値は、前日比8.5円高の1148円。
三洋化成、独自に開発したスキンケア化粧品原料が日焼け止め製剤の機能を向上させることを見出す
更新 : 21/1/15 7:35
三洋化成工業<4471.T>は13日、独自に開発したスキンケア化粧品原料「アルファピュールHSG」(開発品)が、日焼け止め製剤の機能を向上させることを見出したと発表した。
「アルファピュールHSG」は、幅広い処方で安定なαゲルを形成し、得られるαゲルはなめらかで伸びがよいといった特長を有しているという。「アルファピュールHSG」を日焼け止め製剤に使用すると、紫外線防止係数(SPF値)やPA値を高める「SPFブースター効果」を示すだけでなく、紫外線吸収剤の経皮吸収を抑制することが可能としている。
14日の終値は、前日比50円安の5600円。
協エクシオ、グループ会社が大国屋電機工業を子会社化
更新 : 21/1/15 7:36
協和エクシオ<1951.T>は13日、グループ会社のエクシオテックが、高速道路事業拡大の一環として、首都高速道路を中心に道路保全施設工事を手掛ける大国屋電機工業(東京都杉並区)の全発行済普通株式を取得し、13日付で子会社化したと発表した。
今回の株式取得に伴い、同社グループの電気通信工事と大国屋電機工業の電気設備工事の高い施工技術力を融合させ、人材やノウハウの共有、リソースの最適化を図り、お互いの高速道路事業の拡大を目指すとしている。
14日の終値は、前日比16円高の2904円。
フーバーB、サイバーセキュリティー対策製品「AntiMalware」の新バージョンを発売
更新 : 21/1/15 7:37
フーバーブレイン<3927.T>は13日、サイバーセキュリティー対策製品「AntiMalware」の新バージョンとして「Eye 247 AntiMalware(アイ・トゥエンティーフォー/セブン アンチマルウエア)」を、3月15日から販売すると発表した。
新商品は、メール乗っ取りウイルス「Emotet(エモテット)」に対しても有効性を発揮した「先進型振る舞い検知(ATC)」機能を搭載し、従来型の「シグネチャ検知」、「ヒューリスティック検知」だけでは検知できない新たな脅威への防御を提供するという。また、ランサムウエア対策の新機能として、ファイルの自動バックアップ・リストア機能を搭載。日々ファイル・データのバックアップを専用フォルダに自動取得し、バックアップ先専用フォルダを不正アクセスや書き換えなどの攻撃から保護するとしている。
14日の終値は、前日比21円安の935円。