チャンスは鳥のようなものだ。飛び去らないうちに捕らえよ。

　昨日の夜は本谷有希子の小説『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』を読み返す前に、サッカー日本代表の国際親善試合・日本代表ＶＳパナマ代表の試合をＴＶ観戦していました。
　日本代表の当面の目標はアジアカップ制覇。
　その為の戦力の発掘であり戦力の見極めをしながらチームを形作っていくのが今回の国際親善試合の目的となります。
　年齢も経験も関係なくアジアカップで使える選手かどうかを見極めること（コンディションも含めて）、アジアカップに向けてのチームの構築を進めること、この２つがポイントとなります。
　この２つを進めながら、４年後を見据えてチームを作ることが現段階のミッションであります。


　それはさておき、川又堅碁選手が得点に絡んでいますね。
　川又選手らしい点の絡み方です。
　シュートする直前のボールの貰い方が川又選手っぽい。良いですよ良いですよ。
　何とかこのチャンスをものにしましょう！
　何とかこのチャンスをものにして代表の座に定着しましょう！
　期待しておりますよ。

『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』／本谷有希子

　昨日の夜は、本谷有希子の小説『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』を読み返していました。

　田舎で暮らす高校生の少女・和合清深の両親が交通事故で死亡する。
　清深と清深の兄夫婦は両親の葬式を執り行い悲しみに暮れている。
　その最中に清深の姉・澄伽が東京から実家に帰省してくる。
　澄伽は女優を目指しているが上手くいっていない。
　性格は自意識過剰で自分勝手。
　清深と澄伽は、かつて清深が仕出かしたある出来事が理由で仲が悪い。
　実家に帰ってきた澄伽は、清深と兄夫婦を引っ掻き回すことになる。
　のだけれども……。

　本谷有紀子が主宰する「劇団、本谷有希子」の第１回公演作の演劇を本谷有紀子が小説化した作品です。



　自意識過剰。
　冷酷な観察者。
　問題を抱え込んでしまう自爆型。
　お人好しであるが故に自己決定できない人。
　田舎の濃密な人間関係。
　内側と外側。
　希望と絶望。

　裏側に隠しているけれども人が誰しも持っている欲望をぐいっと表面に出して、見せつけるかのよう。




　面白いですよ。
　お勧めです。

左翼は主として無神論の問題である。無神論に現代的な肉付けをした問題である。地上から天に達する為ではなく天を地上へ引き下ろす為に神なくしてたてられたバビロンの塔だ。

　



　政治学者で東京工業大学教授の中島岳志氏は日本共産党のネット放送で『共産党と組むと左傾化すると言う人がいるが違うのではないか。むしろ共産党の政策に寄せることで「まっとうな保守」の政策に近づく』と述べていますが、何を言っているのかさっぱり分かりません。
　中島岳志氏は日本共産党の綱領を読んだことが無いのでしょうか？
　そんなことはありませんよね？ まさか政治学者が日本共産党の綱領を読んだことが無いなんてことはないですよね？
　政治学者が保守だとか革新だとかリバタリアンだとかリベラルだとかの言葉を弄ぶのは止めてもらえませんか？
　リベラルとか革新だとかの言葉のイメージが悪くなれば、平気でその言葉を捨て去り使い捨てにして、別の言葉を使ってイメージアップを図る。この行為は言葉を愚弄しています。そして単なる誤魔化しでしかありません。
　そもそも、まっとうな保守の政策とは何を指すのですか？
　共産主義革命がまっとうな保守の政策なのですか？
　日本共産党は改憲政党であるにもかかわらず護憲政党と名乗っています。日本共産党の綱領を実現するには日本国憲法を改正するか日本国憲法を破棄して新たに憲法を作り直すか日本国憲法を無視するかどれかを選ばなくてはなりません。
　改憲政党であるにもかかわらず護憲政党と名乗ることがまっとうな保守の政策なのですか？
　自由主義経済を否定し民主主義を否定し民主集中制という名の独裁を目指すことがまっとうな保守の政策なのですか？

　中華人民共和国の軍隊は存在しません。
　しかし中国共産党直属の軍隊は存在します。人民解放軍は国家軍隊ではなく中国共産党の軍隊です。
　日本共産党の自衛隊否定は、国家が軍隊を持つことを否定しています。
　しかし、日本共産党が中国共産党を模倣しようとしているのならば、日本共産党が政権を取った場合は自衛隊が解散させられて日本共産党直属の軍隊の創設を目論むのではないか？ その為に自衛隊の弱体化を狙っているのではないか？ と不安視する人もいるのですよ？
　或いは暴力革命を行うのに自衛隊は邪魔な存在だから自衛隊の弱体化を狙っているだけなのではないか？ と考えている人もいるのですよ？

　戦前に多くのテロ事件を起こし多くの人を殺し戦後も何度も何度もテロ事件を起こし多くの人を殺してきておいてそのことを一切反省もせず謝罪もしない日本共産党が平和を目指していると述べたところで信用できるものではありません。
　そもそも日本共産党の綱領は最終的に共産革命を達成すると明記されています。
　それは日本を根本から変えることを意味しています。

　多くの国で共産主義は禁止され共産党の結党は禁止されています。
　共産主義は危険な方向に向かう可能性の高い思想なのです。
　そして日本共産党の綱領は共産主義革命を最終目的としています。
　日本共産党は純粋な革新政党なのですよ。
　日本の社会を根本から変えて日本のありとあらゆるものを変えることを最終的な目的としているのです。
　そのような日本共産党の政策に政策を寄せることが何故にまっとうな保守となるのですか？


　リベラルという言葉のイメージが悪くなったからといって、簡単に言葉を弄ぶのはやめてください。
　革新という言葉のイメージが悪くなったからといって、簡単に言葉を弄ぶのはやめてください。
　「まっとうな保守」って何ですか？ はっきりと定義すべきです。
　そして日本共産党の理念をきちんと語った上で「まっとうな保守」の定義と比較すべきです。
　政治学者なのだからそこまですべきです。
　ふわふわとした感覚の言葉は使わないでください。
　ふわふわとした感覚だけの言葉を使うのならば、専門家ではありません。
　きちんと言葉を使ってください。
　お願いします。

信じられているから走るのだ。間に合う間に合わぬは問題でないのだ。

　本日はＪ２は第３７節の日。
　我らがファジアーノ岡山は、アウェの岐阜メモリアルセンター長良川競技場でFC岐阜様と対戦いたします。
　キックオフは１５時です。




　Ｊ２は残り６試合です。
　降格争いに巻き込まれているＦＣ岐阜様は死に物狂いで向かってくるはず。
　気合い負けをしたら一気に潰されます。
　先手を取りましょう！
　そして全力で相手を走り潰しましょう！

　もう既に出来ることもすることも明確になっているはずです。
　出来ることをすればよいのですよ。

　今日は楽しい試合が観たいです。
　期待していますよ。