狐の日記帳

倉敷美観地区内の陶芸店の店員が店内の生け花の写真をUpしたりしなかったりするブログ

栴檀(センダン)の実その10。

2018年10月24日 23時45分12秒 | お花に関する日記




 本日10月24日は、神風連の乱があった日で、ノルマントン号事件が起こった日で、伊藤博文が初代貴族院議長に就任した日で、ニューヨーク株式市場が大暴落して世界恐慌が始まった日で、アル・カポネがクック郡刑務所に入所した日で、柳宗悦が日本民藝館を創設した日で、日本社会党が第8回臨時大会でサンフランシスコ講和条約に対する態度をめぐって左右両派に分裂した日で、1964年10月10日から東京で行われていた東京オリンピックが閉幕した日で、コンコルドが全機引退した日です。

 本日も倉敷は晴れていましたよ。
 最高気温は二十三度。最低気温は十五度でありました。
 明日も予報では倉敷は晴れとなっております。




 上の写真に写っているのは、栴檀(センダン)の実です。
 栴檀の実に関しては、2009年1月17日の記事2009年12月10日の記事2010年12月10日の記事2012年10月23日の記事2013年10月8日の記事2014年10月9日の記事2015年10月6日の記事2016年11月6日の記事2017年10月27日の記事もよろしかったらご覧くださいませ。
 2009年と2010年と2012年と2013年と2014年と2015年と2016年と2017年の栴檀の実の記事です。



 栴檀の花言葉は「意見の相違」だそうです。



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『破滅の王』/上田 早夕里

2018年10月24日 20時36分35秒 | 小説・本に関する日記


 昨日の夜は、上田早夕里の小説『破滅の王』を読んでいました。

 1943年6月。
 各国の領事館や銀行や娼館やアヘン窟が立ち並んでいた魔都・上海は様々な情報が入ってくる為、諜報戦では最前線となっていた。

 宮本敏明は上海自然科学研究所で細菌学科の研究員として働く科学者。
 上海自然科学研究所では中国人の科学者も働いていて自由闊達な気風を持ってたが、今は日中戦争の影響でその自由闊達な気風が失われつつあった。

 宮本はある日、日本総領事館から呼び出しを受け、総領事代理の菱科と南京で大使館附武官補佐官を務める灰塚少佐と面会する。
 そこで宮本は重要機密文書の精査を依頼される。
 その内容は、『キング』と暗号名で呼ばれる治療法皆無の新種の細菌兵器の詳細であり、しかも論文は、途中で始まり途中で終わる不完全なものだった。
 ある人物が『キング』を持ち出している。その人物は治療方法が存在しない『キング』を散布する可能性がある。
 さらには『キング』が敵国の手に渡り、前線で散布するかもしれない……。

 宮本は菱科と灰塚から治療薬の製造を依頼される。
 しかし、治療薬の製造は自らの手でその細菌兵器を完成させるということも意味していた……。



 戦時中の上海を舞台に細菌兵器を巡る科学者の苦闘を描いたエンターテイメント作品です。

 様々な思惑があり様々な考えがあり様々な立場があり様々な理想があり様々な信念があって多くの人が行動している世界で一筋縄ではいかない状況を打開しようとする人達を描いています。
 主人公の行動以外で説明や別のキャラクターの行動の説明が多かったのですが、でもでもぐいぐいと引き込まれてしまいました。

 面白かったですよ。
 楽しめました。
 お勧めであります。



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