狐の日記帳

倉敷美観地区内の陶芸店の店員が店内の生け花の写真をUpしたりしなかったりするブログ

現場で働いている者が一番事情をよく知っている。問題点・改善点はただ彼らに聞けばいいのだ。

2020年04月13日 09時23分53秒 | その他の日記
 以下の文は、クーリエ・ジャポンの『「どれだけ軽い症状でも、新型コロナだと考えて行動を」 それでも検査に行きますか? 医療崩壊の迫るNY救急医が警告』と題した記事の転載であります。

         『「どれだけ軽い症状でも、新型コロナだと考えて行動を」 それでも検査に行きますか? 医療崩壊の迫るNY救急医が警告』

   アメリカでは新型コロナウイルスの感染者が40万人を超えた。
   そのうちの約15万人を占めるニューヨーク州では4月8日、24時間の死者数が過去最多の779人に上った。
   医療崩壊寸前の現場で働く医師たちは、最善を尽くしても次々と失われていく命を前に、心身ともに疲弊しきっている。

   そんななか最前線に立つひとりの医師が、米誌「アトランティック」に手記を公開している(3月27日付け)。
   彼がどうしても市民に理解してほしいと訴えたことは──。


  『他国の警告を聞かず、NYは地獄と化した』

 救急科の待合室では、発熱して不安を抱えている150人の患者が待っている。
 そのなかにはただ検査を受けたいだけの者もいれば、治療を求めている重症患者もいる。
 よほど危険な状態でない限り、彼らは6時間から10時間待たなければ診察を受けられない。
 入院するためのベッドを確保するには1日以上かかるのが現状だ。

 私は救急医だ。
 普段はマンハッタンとクイーンズの両方で診療しているが、今はクイーンズにつきっきりだ。
 ここでの仕事を私は愛している。
 私たちはニューヨーク市でもっとも弱い立場にある保険未加入者を診察していて、その多くは基礎疾患と言葉の壁を抱えており、プライマリ・ケア(かかりつけ医が提供する医療など)を欠いている人々だ。

 そんな我々がいま、苦境に立たされている。
 見てきたなかで最悪な状況だと、ベテランの医師さえも言う。

 感染者数の推移グラフは少しずつでなく、爆発的に上昇したのだ。
 私たちはもはや圧倒されている。

 ニューヨークにはこのパンデミックに立ち向かう準備期間があった。
 しかし、それをみすみす逃してしまったのだ。
 まず中国がイタリアに警告し、イタリアは私たちに警告した。
 それなのに、私たちは聞く耳を持たなかった。
 こうなってしまったからには、アメリカ全土がニューヨーカーの声に耳を傾けるべきだろう。

 国中の人々にとって今回のウイルスは「目に見えない脅威」かもしれない。
 だがここニューヨークのER(救急救命室)では、その脅威が恐ろしいほど目に見えている。

   『発熱と咳だけでは検査を受けられない』
 急ピッチで組み立てられた新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の病棟ユニットで、ガウン、フェイスシールド、3重にした手袋、そしてN95マスクを着用し、私たちは働き続ける。
 冷えたピザとコーヒーを流し込む休憩時間以外、12時間はこの状態が続く。

 それに、普段は新しい患者が来るたびにマスクを替えているが、いまは違う。
 十分な量がないため同じマスクを使い回しているのだ。
 マスクと鼻が触れる部分は乾き、ひび割れ、出血寸前である。

 それでも、この病院には私たちを守ってくれるマスクがあるだけ、まだ幸運なのかもしれない。

 私のもとに来る患者の多くは、「専門的な医療支援が緊急に必要な場合を除き、家にいるように」とのメッセージを、正しく理解していないように思える。
 発熱と咳だけでは検査を受けられないのだ。

 私にできることは、退院の書類と「新型コロナ感染を防ぐ方法」をプリントアウトしてわたし、他人との接触を自粛するように伝えることぐらいだ。
 しかし来院前は感染していなかった人も、ここへ来たせいで感染しているかもしれない。
 病院に入った時点で「10人程度の集団は避けるべき」というルールを、すでに破っているのだから。

 私がこうした仕事をしている一方で、同僚は酸素濃度が低下している重症患者や、ほとんど話すこともできず、人工呼吸器を必要とする患者の世話をしている。

  『「人工呼吸器の共用」もやむをえない』
 この病院では人工呼吸器がとにかく不足しており、CPAP(シーパップ)という呼吸補助装置を使って、患者の気道へ空気を送りこむ処置をとらざるをえなくなりつつある。

 感染状況が今ほどではなかった3月初旬までは「CPAPはウイルスをエアロゾル化(飛沫より小さな粒子となり、空気中を一定時間浮遊できるような状態になること)させ、医療従事者の感染リスクを高めるので危険だ」と言われていたのだが、使うことになるかもしれない。

 いずれにせよ現在、私たちは驚くほど大量の挿管をしている。
 人工呼吸器はほぼすべて使用されており、ICU(集中治療室)はすでに定員を超えた。
 余力がある病院から人工呼吸器を譲り受けているが、その場しのぎにしかならない。

 ラスベガスの銃乱射事件(2017年に起きた無差別乱射事件。
 自殺した容疑者1名を含む59名が死亡した)が発生した際は、数十人の外傷患者が人工呼吸器を共用していたと話題になった。
 しかし今のような非常事態において、こうした使い方を想定しているのは当院だけではないはずだ。
 患者が人工呼吸器を共用するようになる日は近いだろう。

 とはいえ、新型コロナ患者は肺が非常に危険な状態にあり、ベント(通気口)を共用すれば両患者をさらに危険な状況に陥れるかもしれない。
 にもかかわらず、最後の手段として、私たちはこれを実現する方法を研究しはじめているのだ。

 どちらにせよ、人工呼吸器を共用する以外の選択肢が来週にはなくなっているかもしれない。
 私たちが送り返した健康な数百人の患者たちが、呼吸不全で一斉に病院に戻ってくるかもしれないのだから。

  『健康だった人まで次々に命を落とし…』
 今週の水曜日、1週間前に退院した患者の名前が病院内に掲示されているのを見て、私の心は沈んだ。

 50歳を目前に控えていた彼は過去の病歴がほとんどなく、元気そうに見えた。
 そんな彼が、今は呼吸をするのも困難な状態になっている。

 胸部X線検査の結果を見て確信した。
 新型コロナウイルス感染症だ。
 私は彼を入院させ、酸素、心臓モニター、ベッドを用意しなければならなかった。

 また先週、透析を受けている高齢の女性を診察した。
 彼女は軽い咳をしていたが、バイタルは正常で発熱もしておらず、胸部X線検査でも異常は検出されなかったので家に帰すことにしたのだ。
 しかし迎えが来る前に、彼女は38.8度の熱を出した。

 年齢と、彼女が抱える複雑な病歴を考慮し、入院が必要だと判断された。

 次の日の夜、私の前を通り過ぎるストレッチャーの上に医師が乗り、患者の胸部圧迫をしている場面を見かけた。

 その患者の死が宣告され、名前を知ったとき、信じられなかった。
 前の晩まで私の患者だったあの女性だったのだ。
 彼女は病棟のベッドに入る前に心停止に陥り死亡した。

 私が初めて目にした新型コロナ陽性者の死。
 あの日以来、その数は増え続けている。

  『「病院には来ないでほしい」』
 数日前、ついにFEMA(アメリカ合衆国連邦緊急事態管理庁)が危機を救うために到着した。

 検査キットや呼吸器、そして増え続ける死体を安置するトラックのような遺体安置所を持ってきたのだ。
 だが果たして、これだけの支援で十分なのだろうか。

 私も同僚たちも無力感に苛まれ、このパンデミックについて毎晩議論している。
 すでに私たちの何人かは病気になりつつあり、現実は刻々と変化しているのだ。
 トリアージによる選別方法は毎日変えている。
 そして日々、マスクが無くなるかもしれない恐怖とも戦っている。
 考えていることはたくさんあるが、恐ろしさのあまり口には出せず、ただ業務を遂行しているのが現状だ。

 この記事を読んでいるあなたに、私の患者になってほしくない。
 アメリカのどの病院にも行ってほしくない。
 必要不可欠な食料や物資の調達以外で、外出してほしくない。
 入院する必要がない限り、新型コロナウイルスの検査を受けてほしくないのだ。

 最前線にいる我々にとって、患者が新型コロナであろうがなかろうが、できることに変わりはない。
 問題は、健康なスタッフ、保護キット、ベッド、そして人工呼吸器が不足していることなのだ。
 検査のため鼻に綿棒を突っ込んで診断を下したとて、何も変わらないところまで来てしまっている。

 どれだけ軽くても、症状が出ている場合は新型コロナであると考えてほしい。
 家にこもり、手を洗い、医師に連絡しほしい。
 熱や咳があるからといって救急外来を受診しないでほしい。
 検査を受けたからといって、自宅での安静をすすめることに変わりはないのだから。
 病院に来ることで、確実にウイルスを持っている人に接触する機会が増えるだけだ。

 社会的距離をおくことの重要性に、ニューヨークは気づくのが遅すぎた。
 だが他の都市では、思いきった対策をとることで、ニューヨークと同じ状況になることを防げるかもしれない。

 最悪な状況のなか、病院の医師たちは昨日、やっと良いニュースを受けた。
 新型コロナウイルスの患者が2週間の闘病の末、人工呼吸器を外すまでに回復したのだ。

 ICUにいる我々にとって、そして患者本人にとっても、新型コロナウイルスに勝利した初めての瞬間だった。

                                 転載終わり。


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都忘れ(ミヤコワスレ)その10。

2020年04月12日 23時46分36秒 | お花に関する日記
 本日4月14日は、源満仲の密告により源高明が皇太子・守平親王廃立陰謀の容疑で大宰権帥に左遷された日で、ハドリアノポリスの戦いでラテン帝国軍がブルガリア帝国軍に大敗して皇帝ボードゥアン1世が捕虜となった日で、鎌倉幕府が蒙古再来に備えて九州の裁判と軍事指揮を行う鎮西探題を博多に設置した日で、箱根用水の全長1200メートルの隧道が貫通した日で、アメリカ合衆国大統領エイブラハム・リンカーンがワシントンのフォード劇場で狙撃された(翌日死亡)日で、豪華客船タイタニック号がニューファントランド島沖で氷山に衝突した日で、第1回モナコグランプリ開催された日で、スペイン国王アルフォンソ13世が退位して王政が廃止されてスペイン第二共和政が成立した日で、日本で濱口雄幸首相が前年11月に狙撃されたことが元で病状が悪化して濱口内閣が総辞職した日で、私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律(独占禁止法)が公布された日で、バングラデシュ・ゴパルゴンジで史上最大の1キログラムの雹が落下して92人が死亡した日で、ナポリの米軍クラブで車爆弾が爆発して22人が死亡した日で、光市母子殺害事件が起こった日で、国際ヒトゲノム計画によってヒトゲノム解読の全作業を完了した日で、中国のチベット州自治区でMw6.9の青海地震が発生して少なくとも2698名が死亡して10万名以上が家屋を失った日で、熊本地震があった日です。

 本日の倉敷は午後から雨でありましたよ。
 最高気温は十一度。最低気温は七度でありました。
 明日も予報で雨となっております。お出かけの際はお気を付けくださいませ。




 上の写真に写っているお花は、「都忘れ(ミヤコワスレ)」です。
 都忘れのお花に関しては、2019年4月15日の記事2018年4月23日の記事2017年5月15日の記事2016年4月17日の記事2015年4月23日の記事2014年4月22日の記事2013年5月12日の記事2011年5月2日の記事2010年5月30日の記事もよろしかったら御覧下さいませ。
 2019年と2018年と2017年と2016年と2015年と2014年と2013年と2011年と2010年の都忘れのお花の記事です。



 都忘れのお花の花言葉は、「強い意志」でありますよ。




コメント (2)
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神奈川県医師会 菊岡会長からの新型コロナウイルス関連コメント 全文

2020年04月12日 18時53分02秒 | その他の日記
 以下の文は、尼崎市医師会のホームページの『神奈川県医師会 菊岡会長からの新型コロナウイルス関連コメント』の転載であります。




    『神奈川県医師会 菊岡会長からの新型コロナウイルス関連コメント』
                          2020/04/10(金)

  市民の皆様へ 
 
 ◆侮らないで◆
 新型コロナウイルス感染に関する連日の報道で、「親も子供もストレスで大変です」とマスコミが取り上げています。
 だから、ストレス発散のために、外出したいという気持ちもわかります。
 爆発的な感染拡大に若い人たちに危機感はないのは当然かもしれません。若い人は感染しても比較的軽症ですむケースが多いからです。
 しかし現実は若い人でも、重症化して一定数以上は死亡するのです。
 もし、自分の知り合いの人がコロナ感染症で亡くなられたらきっと哀しいはずです。
 そして、亡くなった人にうつしたあなたが、入院せずに軽度ですんでも本当に喜べるでしょうか。
 不用意に動き回るということは、その可能性を増やしてしまうことなのです。
 今は我慢する時なのだということを、ぜひ理解してください。
 出来るだけ冷静に、そして自分を大切に、そして周囲の人を大切に考えてください。 

 ◆ごまかされないで◆
 この新しい未知のウイルスに、本当の専門家がいません。
 本当は誰もわからないのです。
 過去の類似のウイルスの経験だけですべてを語ろうとするのは危ういかもしれません。
 そして専門家でもないコメンテーターが、まるでエンターテインメントのように同じような主張を繰り返しているテレビ報道があります。
 視聴者の不安に寄り添うコメンテーターは、聞いていても視聴者の心情に心地よく響くものです。
 不安や苛立ちが多い時こそ、デマやフェイクニュースに踊らされぬよう慎重に考えてください。
 実際の診療現場の実情に即した意見かどうかがとても重要です。
 正しい考えが、市民や県民に反映されないと不安だけが広まってしまいます。
 危機感だけあおり、感情的に的外れのお話を展開しているその陰で、国境を持たない見えないウイルスは密やかに感染を拡大しているのです。
 第一線で活躍している医師は、現場対応に追われてテレビに出ている時間などはありません。
 出演している医療関係者も長時間メディアに出てくる時間があれば、出来るだけ早く第一線の医療現場に戻ってきて、今現場で戦っている医療従事者と一緒に奮闘すべきだろうと思います。
 
 ◆PCR検査の本当◆
 医療関係者は、もうすでに感染のストレスの中で連日戦っています。
 その中で、PCR検査を何が何でも数多くするべきだという人がいます。
 しかしながら、新型コロナウイルスの PCR 検査の感度は高くて 70%程度です(50%程度かもしれません)。
 つまり、30%以上の人は感染しているのに「陰性」と判定され、「偽陰性」となります。
 検査をすり抜けた感染者が必ず(必ずです)いることを、決して忘れないでください。
 「さっさとドライブスルー方式の検査をすればよい」という人がいます。
 その手技の途中で、手袋や保護服を一つひとつ交換しているのでしょうか…。
 もし複数の患者さんへ対応すると、感染者から非感染者への二次感染の可能性も考えなければなりません。
 正確に次の検査の人に二次感染の危険性が及ばないようにするには、一人の患者さんの検査が終わったら、すべてのマスク・ゴーグル・保護服などを、検査した本人も慎重に外側を触れないように脱いで、破棄処分しなければなりません。
 マスク・保護服など必須装備が絶対的に不足する中、どうすればよいのでしょうか。
 次の患者さんに感染させないようにするために、消毒や交換のため、30 分以上 1 時間近く必要となります。
 テレビなどのメディアに登場する人は、本当のPCR検査の実情を知っているのでしょうか。
 そして、「専門家」と称する人は実際にやったことがあるのでしょうか。 

 ◆胸部レントゲン検査やCT検査の困難◆
 胸部レントゲン検査やCT検査を、もっと積極的にしないのは怠慢だという人がいます。
 もし、コロナ感染を疑われるとした患者さんを撮影したとすると、次の別の患者さんを検査する予定となっても、その人が二次感染しないように、部屋全体を換気するとともに装置をアルコール消毒しなければなりません。
 その作業は 30 分以上、1 時間近く必要となります。
 アルコールが不足する中、どうすればいいのでしょうか。
 メディアなどで主張する専門家やコメンテーターは、そのようなことを考えたことがあるでしょうか。 

 ◆医療機関の現状◆
 今後感染のスピードが上がると、重症例も当然増えてきます。
 もし何百人もの感染者が同時に出れば、その人たちを病院で治療しなければいけません。
 医療機関のベッドは、またたく間に埋まってしまいます。
 それでも心筋梗塞や脳梗塞やがんなどの患者さんに対しては、いつものように対応しなければなりません。
 今までと同じように医療は維持しなければならないのです。
 軽症の人は、自宅や宿泊施設に移って静養や療養してもらい、少しでも新型コロナ感染症の人のために、病院のベッドを空けるなどの素早い行動が必要です。
 そして、新型コロナ感染者の治療が終わり、社会復帰しても良いというときこそ、素早くPCR検査をやって確認し、ベッドを開けなければなりません。
 そのためにも、少しでも時間が必要なのです。
 医療機関に時間をください。
 コロナ感染者の増加を、少しでも緩やかなカーブにしなければ、医療は崩壊します。 

 ◆医療機関への偏見や差別◆
 皆さんは、咳をしたり、熱が出ていたりする人が近くにいたら、きっと嫌な顔をして、文句を言うか、離れていくことでしょう。
 今この時も医療関係者は、コロナ感染の恐怖の中で戦っています。
 戦っている医療機関の医師や看護師や事務職員にも、子供や孫、そして親はいます。
 その愛する人たちに、うつすかもしれないという恐怖の内で、医療職という使命の中で戦っています。
 そして自分の子供が、バイキンと言われ、いじめにあうかもしれないという、悲しみとも戦っています。
 市中の診療所ならば、医師自身が罹ったら、当然一定期間休診にするばかりでなく、診療所のすべてのスタッフやその家族の心配もしなければなりません。
 そして、自分の家族そのものに危害が及ぶことになります。
 実際に病院の中で重症の患者さんの治療を毎日繰り返し繰り返し治療にあたり、家に帰っても人工呼吸器の音が耳から離れず、懸命に立ち向かっている医師や看護師の人たちのことを想像してください。
 そんな恐怖といら立ちと、そしてストレスの毎日の中で生活しています。
 わかってください。
 知ってください。
 理解してください。
 感染が拡大すれば、誰もが感染者になります。
 そのとき、偏見や差別を受けたらどんな思いをするのか、一人ひとりが賢明に考えて、不確かな情報に惑わされて、人を決して傷つけないように、正しい情報に基づいた冷静な行動をするようにしてほしいのです。
 まして、地域の医療機関の活動が差別意識で妨げられるようなことは、決してあってはならないことでしょう。
 
 ◆一緒に戦いましょう◆
 もう少し、もう少し我慢して下さい。
 四週間、何か月いや一年以上になるかもしれません。
 病気と闘って生きていたいと、つらい治療と闘っている患者さんもいます。
 生きていることだけでも幸せなのだと、ぜひ、ぜひ思ってください。
 安易に外出して、密集、密閉、密接のところには絶対行かないでください。
 あなたの行動が、新しい患者さんを作ってしまうかもしれません。
 お願いします。
 私たち医療従事者も、ストレスや恐怖に我慢して戦っています。
 お願いします。
 皆さんはぜひ、我慢と闘って、我慢してください。
 戦いは、長くてつらいかもしれませんが、みんなで手を取り合って戦っていかねばならないのです。
                          (神奈川県医師会長 菊岡正和先生のコメントを少し改編) 

                                  転載終わり。


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『すいか』DVD第3巻・第4巻。

2020年04月12日 16時14分09秒 | 映画・ドラマに関する日記
 昨日の夜は、TVドラマ『すいか』のDVDの第3巻と第4巻を観ていました。

 信用金庫に勤めるOLの早川基子は結婚もせず親元で暮らしていて煮詰まっていた。
 しかし信用金庫の同僚で友人の女が3億円を横領して逃亡したことを機に、一人暮らしを始める。
 新しい住居は「ハピネス三茶」という賄い付きの下宿屋。
 そこには売れない漫画家や大学教授や大家の女子大生といった変わった住居人が居た……。

 脚本は、木皿泉。
 演出は、佐藤東弥、吉野洋、佐久間紀佳。
 プロデューサーは、河野英裕。
 音楽は、金子隆博、pinoca。
 出演者は、小林聡美、ともさかりえ、市川実日子、浅丘ルリ子、小泉今日子、高橋克実、金子貴俊、もたいまさこ、白石加代子、片桐はいりなど。

 コメディです。
 コメディなんだけど描いているのは、ど~することも出来ない事やにっちもさっちもいかない事など。
 それらを丹念に描いて、でもどっこい私達は生きている-生きていることは悪いことばかりではない・良いこともあるさってお話です。

 一大事ともいえるような出来事があっても日々の生活は待ってくれない。
 そして変わらない日常に思えても日々常に変わっていく。
 そんな基子の日常をユーモア溢れる演出で描いています。

 過剰な説明は省いて映像で伝えたいものを見せようとしていて私は好きです。

 面白いですよ。
 お勧めです。



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仕事とは、自分に求められている責任を果たしそれに対して報酬を得ることを言います。

2020年04月11日 23時42分14秒 | VSの日記
 本日4月11日は、富士山が噴火(延暦噴火)した日で、モヒの戦いでモンゴル帝国がハンガリー王国に圧勝した日で、スペイン継承戦争・アン女王戦争の講和条約「ユトレヒト条約」が締結された日で、清で農民による弥勒信仰結社・白蓮教徒が叛乱を起こした日で、フォンテーヌブロー宮殿でフランスとヨーロッパ諸国がフランス皇帝ナポレオンを退位させエルバ島に流刑とするフォンテーヌブロー条約に合意した日で、イギリス委任統治領パレスチナを分割して委任統治領トランスヨルダンを設置した日で、トルーマン米大統領がマッカーサー元帥の極東全指揮権を解任した日で、国共内戦で南日島戦役があった日で、中華人民共和国政府がチャーターしたインド航空機「カシミールプリンセス号」が空中爆発した日で、アインシュタインがラッセル=アインシュタイン宣言に署名した日で、アドルフ・アイヒマンに対する「アイヒマン裁判」がイスラエルで開始された日で、官公労など81単産600万人がゼネラル・ストライキを起こして国鉄が初の全面運休した日で、ウガンダ民族解放戦線が首都カンパラを占拠して独裁政治を行っていたアミン大統領が国外逃亡した日で、川崎市高津区の竹薮の中で現金1億4522万円が入ったバッグが捨てられているのが発見された日で、国際連合平和維持活動にあたっていたベルギー軍が駐留先の公立技術学校から撤退した後に学校がフツ族民兵に襲撃されて2000名の避難民の大半が虐殺された日で、アフリカ非核兵器地帯条約が調印された日で、池袋駅構内大学生殺人事件が起こった日で、ミンスク地下鉄でテロリストによる爆破事件発生して市民15人が死亡した日で、インドネシアのスマトラ島沖地震が発生した日です。

 本日の倉敷は晴れでありました。
 最高気温は十五度。最低気温は四度でありました。
 明日も予報では倉敷は雨となっております。





 狐が知人の家の門を出る時、友人達は桜の樹の所に集まつてゐました。
 其れは星祭に青い灯りを拵えて川へ流す烏瓜を取りに行く相談らしかつたのです。
 けれども狐は手を大きく振つてとことこと知人の家の門を出ていきました。

 藏屋敷が立ち並ぶ町の家々では銀河の祭りにいちゐの葉の玉を吊るしたり檜の枝に灯りをつけたりいろいろ仕度をしてゐました。
 家へは帰らず狐が三つ曲つて或る大きな活版処に入つて直ぐ入口の計算台に居ただぶだぶの白い襯衣を着た人に御辞儀をして靴を脱いで上りますと、突き当りの大きな扉を開けました。
 中は電燈が点いて沢山の輪転器がばたりばたりと回り、布で頭を縛つたりラムプシェードをかけたりした人達が何か歌ふやうに讀んだり数へたりしながら沢山働いて居りました。
 狐は直ぐ入口から三番目の高い卓子に座つた人の所へ行つて御辞儀をしました。
 其の人は暫らく棚を探してから「これだけ拾つて行けるかね?」と云ひながら一枚の紙切れを渡しました。
 狐は其の人の卓子の足元から一つの小さな平たい函を取り出して向ふの電燈の沢山点いた立てかけてある壁の隅の所へ座り込むと小さなピンセットでまるで粟粒ぐらゐの活字を次から次と拾ひはじめました。
 青い胸当をした人が狐の後ろを通りながら「お早う」と云ひますと、近くの四五人の人達が声もたてずこつちも向かずに冷く嗤ひました。
 狐は何回も眼を拭ひながら活字をだんだん拾いました。
 狐が拾う活字で組み立てられる文章はエロい文章です。
 セクハラであります。
 羞恥プレイであります。
 狐は屈辱に身を震わせました。
 でもお仕事であります。
 狐は顔を真つ赫にして無言で活字を拾いました。

 暫らくたつた頃。
 狐は拾つた活字をいつぱい入れた平たい箱をもう一度手に持つた紙切れと引き合わせてからさつきの卓子の人へ持つて来ました。
 其の人は黙つて其れを受け取つて微かに頷きました。
 狐は御辞儀をすると扉を開けてさつきの計算台の處に来ました。
 するとさつきの白服を着た人がやつぱり黙つて小さな木の葉を一枚狐に渡しました。
 狐は俄かに顔色が良くなつて威勢良く御辞儀をすると台の下に置いた鞄を持つて表へ飛びだしました。
 それから元気良く口笛を吹きながら麺麭屋さんへ寄つて麺麭の塊を一つと角砂糖を一袋買ひますと一目散に走りだしました。



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『魔女は三百路から』第5巻/松本救助(著) 原田重光(企画・原案)

2020年04月11日 22時58分20秒 | 漫画・ゲームに関する日記
 昨日の夜は、松本救助(著) 原田重光(企画・原案)の漫画『魔女は三百路から』の第5巻を読んでいました。

 黒川御影は、見た目は地味目なOLのアラサー女性。
 でもその実態は、300回目の誕生日を迎えたばかりの三百路の魔女。
 歴史の裏側で暗躍してきた御影は、今は『おひとり様』暮らしに嵌り、『おひとり様』生活を極めている……。

 300歳独身魔女の生活を描くコメディであります。





 三十路だとギャグにならないかもしれないのですが、300歳だとギャグになるのですね。
 おひとり様で、こじらせっちゃって色々と暴走したり妄想を膨らませたりしちゃうのだけれども……。というお話であります。

 面白かったですよ。
 続きが楽しみです。


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今夜も月が見てるわ。鏡の前のStep and Step。Hipに磨きをかけて野良猫は夢見るの。The Lucky Star。

2020年04月10日 21時44分54秒 | 知人、友人に関する日記
 本日4月10日は、日本で記録に残る最古の日食があった日で、比叡山寺が嵯峨天皇の勅により寺号を延暦寺に改めた日で、鎌倉幕府が蒙古来襲に備えて西国御家人らに防備を命じた日で、フランス王フィリップ4世が初の三身分合同会議を開催した日で、徳川光圀が『大日本史』の編纂に着手した日で、シュレージェンのモルヴィッツでフリードリヒ2世率いるプロイセン軍がマリア・テレジア率いるオーストリア軍を破った日で、インドネシアのタンボラ山で過去最大規模の噴火が始まった日で、オーストリアのマクシミリアン大公がメキシコ帝国皇帝に就任した日で、イギリス国会議事堂の時計塔に重さ13.5トンの大時鐘が完成した日で、板垣退助らが高知で日本初の政治結社「立志社」を結成した日で、治安警察法により労働農民党・日本労働組合評議会・全日本無産青年同盟に解散命令が出された日で、明仁親王殿下(当時)と正田美智子様の結婚の儀が執り行われた日で、瀬戸大橋が開通した日で、イギリスとアイルランドの間で和平合意「ベルファスト合意」が締結された日です。

 本日も倉敷は晴れでありました。
 最高気温は十四度。最低気温は八度でありました。
 明日も予報では倉敷は晴れとなっております。









 狐が大学に通つていた頃のお話。

 狐の友人が或る晩の事、高尚な講義を聴いて下宿に帰つてみると卓の上に斯様な手紙があつた。

  『貴女の御関係なすつておいでになる男性の事を或る偶然の機会で承知しました。
   其の手続きは如何でも好い事だから申しません。
   私は其の男性の妻だと只今迄思つていた女です。
   私は貴女の人柄を推察してかう思います。
   貴女は決して自分のなすつた事の成行が如何なろうと其の成行の為に前になすつた事の責を負わない方ではありますまい。
   また貴女は御自分に対して侮辱を加えた事の無い第三者を侮辱しておきながら、其の責を逃れようとなさる方でも決してありますまい。
   私は貴女が度々拳銃で射撃をなさる事を承つています。
   私は此れまで武器というものを手にした事がありませんから、貴女のお腕前がどれだけあろうとも拳銃射撃は私より貴女の方がお上手だと信じます。
   其処で私は貴女に要求します。
   其れは明日午前十時に下に書き記してある停車場へ拳銃御持参で御出で下されたいと申す事です。
   此の要求を致しますのに私の方で対等以上の利益を有しているとは申されますまい。
   私も立会人を連れて参りませんから貴女もお連にならないように希望いたします。
   ついでながら申しますが、此の事件について前以て問題の男性に打明ける必要はないと信じます。
   其の男には私が好い加減な事を申して今明日の間遠方に参つていさせるように致しました』
 此の文句の次に、出会うはずの場所が明細に書いてある。
 最後にコンスタンチェと名前が書いてあつた。
 苗字は消してある。


 友人は其の手紙を読んで暫し悩んだ。
 悩んだ末に私・狐を呼びつけて其の手紙を見せて云つた。「意味が分からん」
 手紙を読んだ狐は「果し状なのでは?」と云つた。「貴女に決闘を申し込んでいるようです」
 「だから何で私が見ず知らずの人と決闘をしなければならんのか。其処が分からん」
 「男を寝取ったからでは?」
 「そんなことはしていない! 私は今まで男と付きあつた経験がない! 処女だ!」
 「そんなカミングアウトを力強くされても返答に困ります」
 「其れに私は銃を手にしたことなどないぞ。此の手紙は誰かと間違えているのではないか?」
 「しかし、貴女の部屋の卓の上に置いてあつたのでしやう?」
 「其処だよ。訳が分からんのは。如何やつて部屋に入つたのだ? 郵便受けの中に入つていたのならば出し間違いと推測できるけれども部屋の中の卓の上に置かれていたのだ。怖い怖い怖い」
 「ふむん? 男を寝取つたのではない。事実無根ですか?」
 「そうだよ。当然だろ! 私は処女だ!」
 「そんなカミングアウトを繰り返されても返答に困ります。名前に心当たりは?」
 「無い! 誰だ? コンスタンチェって」
 狐は考え込んで悩んだ末、友人と共に手紙に書いてある時間に指定されている場所に行つてみることにした。


 翌日。
 狐は約束の時間よりかなり早く指定されている場所の近くに行つて周囲を探索した。
 いざという時の逃げ道の確認の為である。
 退路の確保は重要である。
 約束の時間前に友人と落ち合って、狐は友人と共に指定されている場所に向かつた。


 指定されていた駐車場には大学の先輩Aがいた。
 先輩Aは読書家で有名である。
 背が高くすらりとしていて黒髪前髪ぱつつんで吊り目の美人さんでもある。
 ハイスペック美人さん特有の威圧感が半端ない。

 先輩Aは小首を傾げて云つた。「立会人をお連れにならないようお願いしたはずだけれども?」
 狐は云つた。「成程。先輩の悪戯だつたのですか」
 「そうよ。或の手紙は森鴎外が訳したオイレンベルクの小説『女の決闘』の一節なの」
 「それは分かつていました。分からないのは何故に或の様な悪戯を先輩がしたのかということです」
 「○○(←狐の友人の名前)さんに御話することがあつて……。普通に呼び出してもつまらないと思って……。つい……」
 友人は怯え顔で先輩Aに訊いた。「如何やつて私の部屋の中の卓の上に手紙を置いたのですかっ?」
 「昨日の朝、貴女が部屋を出る前に私が貴女の部屋に立ち寄つて一緒に貴女の部屋を出て大学に向かつたでしやう。其の時に貴女の部屋の卓の上に置きました」
 友人は悶絶した。「あの時かぁぁぁぁ!!!!」
 愚かな。鳥頭め。ローストチキンになるがよい。

 狐は先輩Aに尋ねた。「では○○(←狐の友人の名前)に話があるといふことなのですね?」
 先輩Aは、「……はい。御騒がせして御免なさい」と云つた後、顔を真つ赫にして黙つてしまつた。



 狐は先輩Aの友人を見る瞳が妙に潤んでいるのが気になつた。
 しかし如何も繊細で微妙な話のやうだし危険もなさそうなので狐は其の場から立ち去つた。






 其の後、狐は友人から先輩Aの話がどのやうな話だつたのかは聞いていない。
 狐は淡泊な性格なので、聞く必要がないことは聞かない主義だ。

 ただ、狐の友人と先輩Aは其の一件以来、とても仲が良い。
 仲良きことは美しき哉。
 善きことである。


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政治は可能性に賭ける芸術ではない。悲惨なことと不快なこと、どちらを選ぶかの苦汁の選択だ。

2020年04月10日 20時57分19秒 | その他の日記
 シミュレーションはシミュレーションでしかないんだけれどもなぁ。
 何かを説明する時に使うけれども、或いは思考実験の時には使うけれども、未来予測では使えない。
 パラメータを変えればどんな結果でも出せる。
 入力する数値を少し変えればシミュレーションで出てくる数字は変わってくる。
 それに予期せぬパラメータが必ず存在するのだけれども、そんな要素を組み込んでシミュレーションを行うことは不可能。
 なので未来予測には使えない。
 実数からの推定値とはまた話が違う。
 実数からの推定値と思考実験での未来予測は全く話が別。
 これは経済学を学べば初歩の段階で嫌というほど思い知らされるのです。

 残念ながらお亡くなりになった人の数や現在重篤になった人の数から推定される感染者の数は3月17日からほとんど変わらない。
 その意味では爆発的な感染拡大というわけではない……。
 そして無症状の感染者の割合が増えてきている……。
 これは集団免疫に関して有利に働いていることを示しているのではないか……。
 今は無症状の感染者の発見の段階に入っていて……、しかし、その態勢をきちんと整える為に医療体制の立て直しと組み換えを行う為の時間稼ぎの状態なのではないか……。
 プランA一辺倒ではなく、多数のプランを同時並行して実行している状態で、その為の物量を整えている段階なのではないか? 



 さてさて、経済対策についても騒がしくなってきましたが、これはよいことですよ? 
 ある方法論を取ればある人から不満が出る。別の方法を取れば別の人から不満が出る。
 これは当たり前のことです。
 不満が出るということは日本が独裁国家ではないということです。強権国家ではないということです。
 自由に議論が出来るということです。
 世に出ている論でかなりおかしな論もありますがデマもあるのですが、全部並べて話が出来るのです。
 日本が強権国家ではないという証です。


 今、「○○をしろ!」と声高に叫んでいる人は有事の際に独裁主義に走る可能性のある人です。
 現実や段取りを無視して単なるプランの一つに過ぎないことを話し合うことも検討することもなく「実行しろ!」と述べることは、自分のプランこそ至高のものであって他者の考えは考慮しない、という独善的な思想に走りやすい人であるということです。
 このような人は本物の有事の際に強権的な手法を主張する可能性があります。
 このような要注意人物達が自由に発言できる、という意味でも日本は強権国家ではないという証です。
 そしてこのような要注意人物達が鮮明に可視化されているということは、注意すべき人物がはっきりしたということでもあります。

 
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Shine On You Crazy Diamond

2020年04月10日 16時32分21秒 | 曲名がタイトルの日記
 昨日の夜は、同人サークル『あんかけスパ』のアクションRPG「東方紅輝心」で遊びながら、ピンク・フロイドのアルバム『Wish You Were Here(炎~あなたがここにいてほしい)』を聴いていました。

 収録されている曲は、
  1 Shine On You Crazy Diamond (Parts I–V)
  2 Welcome To The Machine
  3 Have A Cigar
  4 Wish You Were Here
  5 Shine On You Crazy Diamond (Parts VI–IX)
 の5曲です。

 私、疲れている時とか突かれている時とか憑かれている時とか落ち込んでいる時とか堕ち込んでいる時とか墜ち込んでいる時とかに無性に『Shine On You Crazy Diamond』を聴きたくなるのです。
 嗚呼。この曲はとても心地良い……。

 『Shine On You Crazy Diamond』は、ピンクフロイドのかつてのリーダー、シド・バレットへ捧げられた曲だといわれている曲です。
 同アルバムの『Wish You Were Here』も良い曲。
 泣きたくなるような切ないプログレッシブ・ロックのアルバムです。
 名盤でありますよ。


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古城の片隅 咲き誇る真紅よ。儚さと切なさで 満たされて散れ。

2020年04月10日 16時12分58秒 | 漫画・ゲームに関する日記
 昨日の夜は、同人サークル『あんかけスパ』のアクションRPG「東方紅輝心」で遊んでいました。
 東方Projectのファンゲームで、吸血鬼『レミリア・スカーレット』と従者『十六夜咲夜』を主人公としたアクション・ロールプレイング・ゲームであります。


 カリスマ溢れるレミリア・スカーレットお嬢様でプレイ。
 昨日は、『第9章:地獄からの誘い 』まで終了。
 針山地獄で針山の中に落っこちピチュる……。orz。
 血池地獄で血の池中に落っこちピチュる……。orz。
 刃車地獄で刃車に切り刻まれてピチュる……。orz。
 溶岩の中に飛び込んでしまってピチュる……。orz。
 サクサク進んでいないので、レミリアお嬢様はお怒りモードであります。
 すまぬ。お嬢。
 地霊殿で古明地さとり嬢とのお姉ちゃん対決は何とか辛勝。ぜいぜい。

 暫らくはこのゲームで遊んでいきたい。と思っているところなのでございます。


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ムスカリその7。

2020年04月09日 23時33分44秒 | お花に関する日記
 本日4月9日は、セプティミウス・セウェルスが軍団の支持を得てローマ皇帝に即位した日で、文武天皇が日本で初めて全国的に統一された計量単位を定めた日で、ワールシュタットの戦いでモンゴル帝国軍がポーランド・ドイツ軍を破った日で、鎌倉幕府により隠岐島に流されていた後醍醐天皇が島を脱出した日で、フォノトグラフにより世界で始めて音声が記録された日で、京都で足利三代木像梟首事件が発生した日で、アメリカの南北戦争で南軍のリー将軍が降伏を宣言して戦争が終結した日で、琵琶湖疏水の開通式が行われた日で、トルコが憲法からイスラム教を国教とする条項を廃止した日で、美濃部達吉の著書『憲法概要』など5点が出版法違反で発禁処分になった日で、天津のイギリス租界で親日派の海関監督・程錫庚が抗日ゲリラにより暗殺された日で、ナチス・ドイツがノルウェー・デンマークへ侵攻してノルウェー国王ホーコン7世がイギリスに亡命した日で、エルサレム西部のデイル・ヤシーン村をユダヤ人特攻隊が攻撃して多数の住民が犠牲になった日で、コロンビアのボゴタで自由党党首ホルヘ・エリエセル・ガイタンが暗殺された日で、第二次中東戦争以降閉鎖されていたスエズ運河の通行が再開した日で、富士山頂所有権訴訟で富士山八合目以上が富士山本宮浅間神社の境内地であることが確認された日で、米原潜当て逃げ事件が起こった日で、翌日の瀬戸大橋の開通で宇野 - 高松の宇高連絡船が高速艇を除きこの日限りで廃止された日で、グルジアがソビエト連邦から独立した日で、イラク戦争でイラクの首都バグダードが事実上陥落した日で、中華人民共和国各地で大規模な反日デモが発生した日で、阪神の金本知憲が904試合連続イニング出場でカル・リプケンをぬいて世界新記録を達成した日です。

 本日の倉敷は晴れでありましたよ。
 最高気温は十八度。最低気温は六度でありました。
 明日も予報では倉敷は晴れとなっております。



 上の写真に写っているお花は、「ムスカリ」です。
 ムスカリのお花に関しては、2018年4月7日の記事2017年4月3日の記事2016年4月3日の記事2014年4月6日の記事2012年4月9日の記事2011年4月11日の記事もよろしかったらご覧くださいませ。
 2018年と2017年と2016年と2014年と2012年と2011年のムスカリのお花の記事です。

 ムスカリの花言葉は、「明るい未来」あるいは「通じ合う心」だそうです。



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『わたしは虚夢を月に聴く』/上遠野浩平

2020年04月09日 22時45分57秒 | 小説・本に関する日記
 昨日の夜は、上遠野浩平の小説『わたしは虚夢を月に聴く』を読み返していました。

 探偵の荘矢夏美はある日、友人の妙ヶ谷幾乃から紹介されて女子高校生の少女の奇妙な依頼を受ける。
 依頼人自身が名前も姿も性別すら思い出せない友人を探して欲しいと依頼されて夏美は幾乃と共に調査を始めるのだが……。
 その結果、夏美は世界の真実と彼女自身の正体を知ることになる……。

 ナイトウォッチシリーズ三部作の第二作目です。


 夢か現かってお話で「この物語で現とされている世界も本当に現実?」と何処までも疑うことができます。
 シミュレーターの中にシミュレーターがあって更にその中にシミュレーターが……。

  ブギーポップシリーズの『VSイマジネーター』を読んでいないとわけが分かんなくなるところもありますが、面白かったですよ。
 楽しめました。


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胸が人より軽い分だけ、誰よりも早く走り出せるわ。

2020年04月09日 17時49分40秒 | 知人、友人に関する日記
 友人B宅での酒宴にお呼ばれした時のこと。
 友人Aが突然言いました。

 友人A「小粋なアメリカンジョークを発表しま~す!」
 友人B「いえ~い!」
 私・狐「いえ~い!」
 友人A「或る男が、自分を愛している3人の女の中で誰を結婚相手にするか考えていた。
     彼は3人に5000ドルずつ渡して彼女らがその金をどう使うか見る事にした。
     一人目の女は、高価な服と高級な化粧品を買って最高の美容院に行き自分を完璧に見せる為にその金を全て使ってこう言った。「私は貴男をとても愛しているの。だから貴男が町で一番の美人を妻に持っていると皆に思って欲しいのよ」
     二人目の女は、夫になるかもしれないその男の為に新しいスーツやシャツや車の整備用品を買って残さずに使ってこう言った。「私にとっては貴男が一番大切な人なの。だからお金は全部貴男の為に使ったわ」
     三人目の女は、5000ドルを利殖に回し倍にして男に返した。「私は貴男をとても愛しているわ。お金は私が浪費をしない賢い女であることを貴男に分かってもらえるように使ったのよ」
     ……男は考えた挙句、3人の中で一番胸の大きい女と結婚した」
 友人B「胸かよ! 結局、男は乳さえデカけりゃそれでいいのかよ!」
 友人A「胸の小さい奴は私んとこに来い! 私も小さいけれど心配するな! 見ろよ。青い空。白い雲。そのうち何とかなあ~るだろ~う!」
 友人B「なるわけねえだろ! そのうち乳がデカくなるとでもいうのか? それとも盆地胸に需要があるとでもいうのか?」
 私・狐「ぼいんは赤ちゃんが吸う為にあるんやで~。男のもんと違うんやで~。ぼいんというのは何処の国の言葉? 嬉し恥ずかし昭和の日本語。おっきいのんがぼいんなら、ちっちゃいのはこいんやで~。もっとちっちゃいのんはないんやで~」
 友人B「うるさい黙れ!」
 友人A「波音が響けば雨雲が近づく。二人で思いきり遊ぶはずのon the beach。きっと誰かが恋に破れ噂の種に邪魔する。君の身体も濡れたまま乾く間もなくて。胸元が揺れたら滴が砂に舞い、言葉もないままに諦めの夏」
 友人B「貴方達は失恋した友人を慰める気はないのですか!」
 友人A「ないで~す!」
 私・狐「ないで~す!」
 友人A「諦めました。あなたのことは~」
 私・狐「もう電話もかけない」
 友人A「あなたの側に誰がいても」
 私・狐「羨むだけ悲しい」
 A&狐「鴎は鴎。孔雀や鳩やましてや女にはなれない。あなたの望む素直な女には、はじめからなれない」
 友人B「ぐぬぬ」



 とても楽しい酒宴でありましたよ。
 友人Bはお酒で潰しておきました。
 乳がなくてもそれが良いという人は居ますよ。多分。
 乳がなくても胸を張って、希望をもって生きるのです。


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射干(シャガ)その7。

2020年04月08日 23時40分38秒 | お花に関する日記

 本日4月8日は、ローマ皇帝カラカラが近衛隊長マクリヌスによって暗殺された日で、豊臣秀吉が九州の島津氏討伐のため大坂城を出発した日で、アユタヤ王朝がビルマの侵攻により滅亡した日で、エーゲ海のメロス島の農夫が「ミロのヴィーナス」を発見した日で、前年からの天保の大飢饉のために江戸幕府が江戸の各地に救米小屋を設置した日で、江戸幕府が松前藩居城周辺を除く全蝦夷地を幕府直轄領とした日で、山陽鉄道が急行に日本初の寝台車を連結した日で、国際連盟が国際連盟の解散と資産等の国際連合への移行を決議した日で、東宝争議が勃発した日で、カンボジアで国際連合ボランティアの選挙監視団員・中田厚仁が銃撃されて死亡した日で、佐川事件やNTT株疑惑などにより細川護熙首相が退陣を表明した日です。

 本日の倉敷は晴れでありましたよ。
 最高気温は二十度。最低気温は六度でありました。
 明日は倉敷は予報では晴れとなっております。



 上の写真に写っているお花は、「射干(シャガ)」です。
 射干のお花に関しては、2019年4月11日の記事2018年4月14日の記事2017年4月14日の記事2014年4月15日の記事2011年4月21日の記事2010年5月3日の記事もよろしかったらご覧下さいませ。
 2019年と2018年と2017年と2014年と2011年と2010年の射干のお花です。

 射干のお花の花言葉は、「清らかな愛」或いは「私を認めて」ですよ。




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民主主義というのはゆっくり機能するものなのです。テキパキやりたいなら独裁主義にしないとねェ。

2020年04月08日 22時42分21秒 | その他の日記
 以下の文は、「現代ビジネス」の崔 碩栄氏の『韓国でコロナ検査「世界最大級」のウラで医師が「動員」されていた! 徴兵制という名の「犠牲」』と題した記事の転載であります。         

            『韓国でコロナ検査「世界最大級」のウラで医師が「動員」されていた! 徴兵制という名の「犠牲」』


   世界的に突出した「韓国のコロナ検査」のウラで…
 新型コロナウイルスの流行で世界中がパニック状態に陥っている。
 この状況を伝える日本のテレビニュースを見ていると、よく耳に入ってくる言葉がある。
 「韓国のように対応すべきだ」「韓国を見てください」といった言葉だ。
 これらは韓国の行っている検査数が世界的に見ても突出した「数字」であることを念頭に置いての言葉だ。
 3月23日現在、韓国のコロナ累計検査件数は33万件で日本の1万8千件、イタリアの23万件に比べても圧倒的な検査件数であることに異論はないだろう。
 韓国の人口が日本の半分以下の5千万人であることを考えれば、その差はより歴然としたものにみえてくる。
 日本のテレビで韓国の例を取り上げているのは「日本も韓国のように検査対象(件数)を増やすべきだ」という主張だ。
 検査対象を増やせば、より多くの感染者を見つけ出すことができ、そうすればより迅速な対応が可能になるはずだ、という主張だ。
 一部では「症状が出ている患者を中心に検査するほうが効率的」という意見も聞かれるが、韓国が他国に比べ驚くべきスピードで検査をこなしているということだけは事実で、日本ではそこに注目しているコメンテーターが多数派であるように見える。
 
 韓国がこのように圧倒的なスピードで検査を行うことが出来ている大きな理由の一つは政府が診断キットを「緊急使用承認」という形でいち早く許可したためだ。
 これは、まだ許可を受けていなかった診断製品について食品医薬安全処長が一時的に製造、販売、使用することを許可するという制度で2015年のMERS流行を受けて導入された制度だ。
 つまり、通常なら検証と許可にかなり時間がかかるプロセスを省略し、緊急時にそのまま使用することを許可する、という制度だ。

   コロナ対応を支える「徴兵制」
   コロナと徴兵制
 実際、韓国産診断キットは今のところは韓国内でのみ使用されている。
 客観的な検証作業が充分に行われてないので、逆に韓国政府の「信頼性に疑うところは無い」と繰り返している言葉に不安を覚える人たちも出てきているというのも事実だ。
 そして、見落としてはならないのが、 韓国の迅速なコロナ対応を支えている重要なもう一つの要素、「徴兵制」だ。
 韓国で医科大学を卒業し、医師の国家試験に合格した男性が兵役でその義務を果たすとき、その方法は3パターン考えられる。
 一つ目は一般兵として2年間服務するというもの、2つ目は軍医官(将校)として3年間服務するというもの、3つ目は「公衆保健医(略称 公保医)」として3年間服務するというものだ。
 一般兵として服務すれば、服務期間は短いが給与はほぼ無いようなもので、訓練と内務生活は相当に厳しいという短所がある。
 
 これに比べると、軍医官や公保医は服務期間は長くなるが、専門分野の経験を積むことになり、また給与も軍将校と同水準程度受け取れる。
 公保医というのは軍医官の「民間バージョン」とでも言うようなもので軍隊に入る代わりに医療施設のない山間地域や離島、あるいは刑務所などで医療活動に従事する制度だ。
 給与は月25~40万円程度で同年代の軍将校と同じ程度。
 一般の医者に比べれば薄給ではあるが、一般兵士よりは待遇もよく、自由もある良い条件だ。
 それゆえに医科大学を卒業した男性の殆どは徴兵に応じる際に軍医官や公保医を希望し、勤務する道を選ぶ。

   「動員」された公保医たち
   命令を拒否したら刑事処罰 
 とはいえ軍医官も公保医も、「軍役」という制度に縛られ、それぞれ軍人、公務員という身分で国家の命令に服従しなければならない身分だという絶対的な違いはある。
 一般の医者には退職や廃業の自由があるが、軍医官や公保医にそれはない。
 勤務地を離脱したり命令を拒否したら刑事処罰をうけることになる。
 彼らの医療活動は国家から義務付けられた行為であるからだ。
 今回のコロナ対応において、いの一番に「動員」されたのは公保医である。
 2月末、全国の公保医の中から100名余りが韓国で最初に爆発的にコロナ患者を発生させた大邱、慶尚北道地域に第一陣として派遣した。
 それは自発的な参加を募ったものではなく、国家による一律の指示、つまり拒否することのできない命令であった。
 しかも宿泊先を自分で探して解決しなければならないという無謀な指示だったという。
 その後も追加の人員を派遣したが、それでも人員不足は解決しきれなかった。
 そこで政府は3月5日、新たに公保医となる予定の742名を早期任用し大邱に配置すると発表した。
 
 公保医とはいえ戦時には軍医官として活動することを前提としているため、通常であれば基礎的な軍事教育を4週間受けたのちの任用となるのだが、今は新型コロナ増加で緊急状態であるからと、軍事教育を省略し緊急派遣するというものだ。
 この措置により大邱地域に派遣された公保医は総計1千名以上となった。
 これを日本の人口に換算してみると2千名以上の医師を特定地域に検査、診療要員として一気に動員したということになる。
 徴兵制のない日本においてこのような対応が可能だろうか?

   国家の指示と統制
   月給4万円で「マスク作業」に動員される現役軍人
 検査数が多いというのはつまり、診断キットの数だけをたくさん準備できたということではない。
 それを運営、管理する「医療陣」と彼らの献身が無ければ不可能だ。
 これは韓国独自のいくつかの要素が重なって可能になっているということができる。
 検査をする医師だけの話ではない。
 韓国では今、マスクが国民に行き渡るよう準配給制のような状態になっているが、政府が国民に配給するマスクを2枚ずつ小分けにして包装する作業が必要だ。
 機械の数が追いつかず手作業でしなければならないのだが、圧倒的に足りない人手を埋めるために動員されているのも現役軍人たちだ。
 これを民間に任せようとしたら人員の募集、移動、宿泊施設の準備など、とんでもない時間と経費、そして大きな人件費が発生するがすでに徴用制によって動員されている軍人に指示すれば新たな費用はほとんど発生せずに解決できるのだ。
 
 日本の報道番組では「韓国のようにすればいい」という言葉をあまりにも簡単に主張する人たちがいるが、個人の自由を標榜する日本において、国家の指示と統制によって一律的に労働力を動員するのはほとんど不可能と言っていいだろう。
 月給4万円でマスクの小分け作業に動員される現役軍人もそうだが、医師のような高給人材であればなおさらだ。

   動員された人たちの犠牲
   なぜ日本では同じようにできないのか…?
 もちろん韓国でも、ボランティアで自主的に参加し献身する医師や看護師たちも少なくない。
 だが、元々の勤務地で医療の空白が生まれないように配慮しつつ、自分の元々の患者と報酬を放棄してボランティアに向かえる医師や看護師の数には限界があるはずだ。
 隣の芝生は青く見える、ということわざがある。
 日本から見たら韓国のコロナ検査などの「迅速な対応」は効率的で素晴らしい対応であるかのように見えるかもしれない。
 そして、日本は何故同じようにできないのかと文句の一つも言いたくなるのかもしれない。 
 だが、同じように、と主張するのであれば、韓国の「迅速な対応」の裏には「徴兵制」という名の「国家による強制性を伴う動員」をされた人たちに「犠牲」が隠れているという事実と正面から向き合わなければならないだろう。

                                転載終わり。


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