増税しないと国債が暴落する、株価が下がるなど、財務省はデマを流してまで消費増税を実行しようとしている。
これを信じてエコノミスト達テレビで真顔で同じ事を言っている。もっと真剣に発言するべきだ。
『「借金1000兆円? それがどうした」
安倍晋三首相が迷っている。来年4月から消費税率を8%に上げるべきかどうか。増税したい財務省の言い分は、
「国の借金は1000兆円を超えた。世界一の借金大国だ。増税しないと財政破綻してしまう」というもの。
日本国債はすべて円建て財政破綻はあり得ない
日本の国債残高の対国内総生産(GDP)比は約250%。事実上財政破綻したギリシャが約150%だから、
財務省の主張も理屈が通っていそうだが、実際には、日本とギリシャの借金の中身はまったく違う。
そもそも財政破綻は、「外貨建て国債(外債)の返済不能」のことを言う。ギリシャの破綻はユーロ建てで外債の一種。
2001年に財政破綻したアルゼンチンの場合も、ドル建て国債を返せなくなったものだった。
日本の国債はすべて円建て。「外債ではない」という一点で、日本の財政破綻はあり得ないことが分かる。
円建て国債の場合、日本銀行がお札を刷って国債を買い取ることができる。ギリシャやアルゼンチンは、
ユーロやドルを勝手に刷ったら「犯罪」になるので、破綻せざるを得なかった。
結局、国債は自国通貨建てかどうかで、天と地の差がある。
(中略)
国債はもっと発行できる
克服した高橋是清やルーズベルトならば、「借金1000兆円? それがどうした」と言うだろう。
1930年代の恐慌から日米を救ったのは、高橋是清蔵相とルーズベルト大統領だった。
中央銀行に国債を買い取らせ、財政支出を一気に拡大して仕事を創出。縮小経済からのV字回復を果たした。
ルーズベルトは第二次大戦の戦費も含め支出を何倍にも増やしたが、GDPは10数年で4倍になったので、
戦後の借金返済の負担は小さかった。
なぜこんな無茶ができるのかというと、政府と、家計・企業・金融機関とでは、
借金に堪えられる力がまるで違うからだ。
先に触れたように、自国通貨建ての国債は、中央銀行が買い取ることができる。
するとマスコミは「ハイパーインフレになる!」と騒ぐが、戦争などで生産設備が壊滅
しないかぎり、お金の価値が暴落することはまずない。
政府の力は、いざとなったら異常に強い。だからこそ高橋是清は「1足す1が2、2足す2が4だと
思いこんでいる秀才には、生きた財政は分からないものだよ」と、視野の狭い官僚たちを叱った。
日本の財政破綻はあり得ない。ルーズベルトが任期中にGDPを4倍増させたように、政府が成長分野に
投資するなら、実はもっと大量に国債を発行できる。
世界的な景気低迷を吹き飛ばせるし、自動車などに代わる21世紀の新たな基幹産業を創り出すこともできる。
「借金1000兆円? それがどうした」。そんな富の創造を全面肯定する「繁栄思考」が安倍首相には必要だ。
http://the-liberty.com/article.php?item_id=6531
これを信じてエコノミスト達テレビで真顔で同じ事を言っている。もっと真剣に発言するべきだ。
『「借金1000兆円? それがどうした」
安倍晋三首相が迷っている。来年4月から消費税率を8%に上げるべきかどうか。増税したい財務省の言い分は、
「国の借金は1000兆円を超えた。世界一の借金大国だ。増税しないと財政破綻してしまう」というもの。
日本国債はすべて円建て財政破綻はあり得ない
日本の国債残高の対国内総生産(GDP)比は約250%。事実上財政破綻したギリシャが約150%だから、
財務省の主張も理屈が通っていそうだが、実際には、日本とギリシャの借金の中身はまったく違う。
そもそも財政破綻は、「外貨建て国債(外債)の返済不能」のことを言う。ギリシャの破綻はユーロ建てで外債の一種。
2001年に財政破綻したアルゼンチンの場合も、ドル建て国債を返せなくなったものだった。
日本の国債はすべて円建て。「外債ではない」という一点で、日本の財政破綻はあり得ないことが分かる。
円建て国債の場合、日本銀行がお札を刷って国債を買い取ることができる。ギリシャやアルゼンチンは、
ユーロやドルを勝手に刷ったら「犯罪」になるので、破綻せざるを得なかった。
結局、国債は自国通貨建てかどうかで、天と地の差がある。
(中略)
国債はもっと発行できる
克服した高橋是清やルーズベルトならば、「借金1000兆円? それがどうした」と言うだろう。
1930年代の恐慌から日米を救ったのは、高橋是清蔵相とルーズベルト大統領だった。
中央銀行に国債を買い取らせ、財政支出を一気に拡大して仕事を創出。縮小経済からのV字回復を果たした。
ルーズベルトは第二次大戦の戦費も含め支出を何倍にも増やしたが、GDPは10数年で4倍になったので、
戦後の借金返済の負担は小さかった。
なぜこんな無茶ができるのかというと、政府と、家計・企業・金融機関とでは、
借金に堪えられる力がまるで違うからだ。
先に触れたように、自国通貨建ての国債は、中央銀行が買い取ることができる。
するとマスコミは「ハイパーインフレになる!」と騒ぐが、戦争などで生産設備が壊滅
しないかぎり、お金の価値が暴落することはまずない。
政府の力は、いざとなったら異常に強い。だからこそ高橋是清は「1足す1が2、2足す2が4だと
思いこんでいる秀才には、生きた財政は分からないものだよ」と、視野の狭い官僚たちを叱った。
日本の財政破綻はあり得ない。ルーズベルトが任期中にGDPを4倍増させたように、政府が成長分野に
投資するなら、実はもっと大量に国債を発行できる。
世界的な景気低迷を吹き飛ばせるし、自動車などに代わる21世紀の新たな基幹産業を創り出すこともできる。
「借金1000兆円? それがどうした」。そんな富の創造を全面肯定する「繁栄思考」が安倍首相には必要だ。
http://the-liberty.com/article.php?item_id=6531