美しき罠～残花繚乱～

「同じことの繰り返しになっちゃう」送ってくれた荘太をリカは拒絶した。しかしリカは再び合鍵を荘太に渡した。
リカは思い改め郵送でネックレスを圭一に返したが、後日、圭一がリカの店を訪ねてきた。「付き合ってます」圭一は部下にリカのことをそう紹介した。困惑するリカ。
ここでリカの弟から電話が掛かってきた。父が怪我をしたという。リカが圭一の車で実家に向かうと父は炬燵で蜜柑を食べていた。軽傷だった。圭一は仏壇に線香をあげ、父は圭一を気に入った様子だった。一段落着いて、二人になると、リカは礼を言ってから改めて交際を断った。圭一は納得しない。「全部、お芝居なんじゃないですか？」リカはそう訴えたが、ネックレスはまたリカに返されてしまった。
バングルの一件は美津子の自作自演だった。宝飾店員の話からそのことを知ったリカだったが、自分への嫌がらせの為だけにそこまでする美津子に戦慄するより他なかった。
対応に苦慮したリカは断り切れず圭一と共に荘太の家でのクリマスパーティに参加するハメになった。美津子はグラスを割ったリカの世話を焼く荘太と圭一に嫉妬し、圭一は仲良い荘太と美津子を気にしない素振りを見せ、リカは家族の幸福な様子に自分が家庭を壊さなくて良かったと感じた。
「僕はいくらでも待ちますから」別れ際に圭一はそう言った。一人になったリカは、また返せなかったネックレスをおずおずと初めて箱から出し、身に付けた。『またお会いできますか？』リカは圭一にメールを送った。
その頃、酔った圭一はバーで待ち構えていたリカの年上の友達の麻紀に美津子を重ねて、ホテルで激しく抱いていたッ！
・・・圭一はイケメンじゃなかったらアウトな食い下がりっぷりだな。イケメンは正義！　容姿こそ正義なりッ！！

東京喰種√A

カネキ達はCCGの護送車を襲った。途中シロ、クロの介入を受けるが、ナキを救出することに成功した。しかし、護送車から飛び出してきたナキは錯乱気味でアヤトに襲い掛かってくる！　ナキはアヤトに蹴り飛ばされると「兄貴ぃ！　神兄貴ぃッ！」と闇雲に暴れ出した。うんざりするアヤト。「何だよ、どんなヤツが出てくるとおもったら、ただの馬鹿か」「俺を馬鹿って言っていいのはなぁ、ヤモリの兄貴だけなんだよぉッ！　ぐちゃミソにしてやるッ！！」ナキは自分で自分の指を折ってキメポーズをブッ込んできた。
ヒナミがかつてカネキが教えてくれた作家の高槻（エト）のサイン会に一人で出掛けた。一応、古間（猿）がフォローに付いて行く。「ああ、私の可愛いヒナミが自立してゆくぅ。離れてくぅ」錦（馬糞）にからかわれるトーカ（鬼太郎）だったが、錦の案内でカネキが通っていた大学に行ってみることにした。
錦と別れたトーカはヒデと出くわし、コーヒーを奢ってもらった。大学ではカネキは失踪者扱いになっていた。トーカは、ヒデから顎に手をやるカネキが嘘をつく時の癖を教わった。
ヒナミは高槻のサイン会でプレゼントに、とサイン本の宛名を「金木研で」と指定した。高槻はヒナミを少し見詰め「な～るほど」とこれを引き受けた。
「兄貴ぃ、兄貴に逢いてぇ、あぅあぅ」アオギリのアジトでは引き続きナキが錯乱していたが、ナキが『ヤモリ』と字を書こうとして字の書き方が分からないから書けないでいると、カネキは代わりに『ヤモリ』と書いてあげた。「眼帯！　お前イイ奴だなぁ。ありがとうなぁ！」ナキは泣いて礼を言った。
CCGがカネキの正体に迫り、ジューゾーがヤモリを加工したクインケを手に入れ、月山達がアオギリに潜入する中、カネキ達は次の作戦を実行しようとしていた。
・・・ナキ濃いな。そしてCCG の守秘義務はザルですな。