由樹がプロットを書き、リサが肉付けして原稿を完成させるシステムは当初上手くいっていた。由樹は積極的に取り組み、リサも由樹を高価なマンションに住まわせた。
そんな中、小田から由樹がかつて持ち込んだ原稿を手に入れた神崎は、リサが別荘にいない隙に由樹に接触。由樹に自分の手でプロットを完成稿に仕上げてみるように誘い掛けた。
程なく、リサはいよいよ由樹のプロットを使っても上手く原稿を書けなくなった。神崎は由樹が自分のプロットを元に完成させた原稿を出しつつ、「俺はリサのことしか考えてない」と言い、当面全ての連載を完全に由樹によるゴーストに切り替えるように説得した。リサは取り乱したが「信じていいの?」と力無かった。
由樹がリサの名で書いた連載は好評だった。しかし、高額過ぎるギャラ振り込みに由樹は不安になり、いつまで続ければいいのか? と神崎に訴えると、神崎は用意しておいた由樹がかつて持ち込んだ原稿を「読んだ」として取り出し、由樹の名で出版することを約束した。引き換えに今後もゴーストをすることを由樹は了解した。
一方、リサは自分の正直な胸の内を息子と母に打ち明けてみた。息子には本当は家庭を省みたかった、と語り。痴呆の母には『本当に欲しかったモノ』を問うた。すると息子は「言い訳かよ」と食卓を去り、母はただ「あなた、晩御飯なんだか聞いてきて下さる?」と問い返してくるだけだった。
後日、対談企画で由樹から聞いた話を自分の話であることのように語るリサに由樹は腹を立てた。「私のこと利用しているんじゃないですか?」詰め寄る由樹に「素敵な表紙ね」リサはもうすぐ出版される由樹の本の表紙見本を差し出した・・・
次回、もう主従逆転か。早っ。私生活は不幸かもしれないが、リサには作家として復活してほしいね。
そんな中、小田から由樹がかつて持ち込んだ原稿を手に入れた神崎は、リサが別荘にいない隙に由樹に接触。由樹に自分の手でプロットを完成稿に仕上げてみるように誘い掛けた。
程なく、リサはいよいよ由樹のプロットを使っても上手く原稿を書けなくなった。神崎は由樹が自分のプロットを元に完成させた原稿を出しつつ、「俺はリサのことしか考えてない」と言い、当面全ての連載を完全に由樹によるゴーストに切り替えるように説得した。リサは取り乱したが「信じていいの?」と力無かった。
由樹がリサの名で書いた連載は好評だった。しかし、高額過ぎるギャラ振り込みに由樹は不安になり、いつまで続ければいいのか? と神崎に訴えると、神崎は用意しておいた由樹がかつて持ち込んだ原稿を「読んだ」として取り出し、由樹の名で出版することを約束した。引き換えに今後もゴーストをすることを由樹は了解した。
一方、リサは自分の正直な胸の内を息子と母に打ち明けてみた。息子には本当は家庭を省みたかった、と語り。痴呆の母には『本当に欲しかったモノ』を問うた。すると息子は「言い訳かよ」と食卓を去り、母はただ「あなた、晩御飯なんだか聞いてきて下さる?」と問い返してくるだけだった。
後日、対談企画で由樹から聞いた話を自分の話であることのように語るリサに由樹は腹を立てた。「私のこと利用しているんじゃないですか?」詰め寄る由樹に「素敵な表紙ね」リサはもうすぐ出版される由樹の本の表紙見本を差し出した・・・
次回、もう主従逆転か。早っ。私生活は不幸かもしれないが、リサには作家として復活してほしいね。