「Jerry's Mash」のアナログ人で悪いか! ~夕刊 ハード・パンチBLUES~

「Jerry'sギター」代表&編集長「MASH & ハードパンチ編集部」が贈る毎日更新の「痛快!WEB誌」

22日の「メイシー・グレイ」2ndステージで、俺「MASH」久々に泣く!

2011-02-24 00:07:11 | 辛口「音楽LIVE」リポート
いやあ、結論から言うと
本当の意味でライブ中に「音楽」や「ステージング」で
涙を流したのって
多分JB(James Brown)以来だと思う

メイシー・グレイ

彼女をLAのドジャースタジアムで見た
(デイブ・マシューズ・バンドの前座)
のはもう10年前
彼女もデビューし、やっと売れて来たって頃

190CMはあろうかという大柄な彼女
ビルボード東京
というスモールな会場で見た
今回の小さなステージこそ
彼女の魅力を引き出す最高の場所であった

曲は彼女の代表作に予想外のカバー曲を折り混ぜた内容
ロッド・スチュワートの「アイム・セクシー
(これも歌う人が歌えばソウルだったのね
を中心とした「SEXYメドレー」や
誰も気づいていないがギターがJBの名曲「男の世界」のフレーズを弾き
それに続きJBの「Gonna have a Funky Good time」をチョコット1バースだけ歌った瞬間
もう「JB教」の俺は最高の気分

でもね、やっぱりラストの「I Try
この中に全てがあった

ボブ・マーレーの「No woman No cry」の一節
Everything is gonna be all right」の大合唱も感動的だったけれど
もちろんそこでの彼女ピースフル・メッセージ
俺達シッカリ胸に刻んだんだぜ
No more WAR
と拳を突き上げるメイシー
そうだぜ
そして「Peace」とVサインする彼女

会場全体が大きく動き出すようなグルーヴ
世界も今以上に動き出しそうな気がしたよ

日本向けの「上を向いて歩こう」もサービスしてくれたんだけれど、
素晴らしくソウルフルに仕上げてあって
本当に嬉しくなっちゃったよ

アンコールはクイーンの「We are the campion」をバンドで演奏し
お色直し後の彼女真っ黒なパンツ・スーツ姿で登場
この姿、カッコ良かったですよ
は軽~く流して終了でしたけれど

そう考えると
やっぱり、アンコール前の「I Try」がピ-クだったよね
グッと込み上げてきたよ
感情を押さえられなくてね
つい「ほろっ」と

あっと言う間に過ぎた約70分のステージは
今回の東京公演では最長とか

ちなみに今回も女性オーディエンスが多かったんだけれど
デビュー当時から女性ファンが多いのも頷けるよね
強い女性
の代名詞でもあるステージングと歌

イスラエルの卑怯なパレスチナ政策を批判し
イスラエル公演を中止するか
ファン達にネット上で意見を戦わせた彼女
そこではイスラエルから「黒人差別的発言」も相次いだとか・・・

彼女と彼女のバンドはこの後イスラエルへ行くのだろうか

音楽で平和」を
そんな夢を見た素晴らしい夜でした

<2/24 Mash>
★湘南の中古楽器専門店Jerry'sのオーナーです。
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