春である。鶯が鳴き、雑木の新緑がまぶしい。すでにこのあたりの桜は散り始めている。
工房の近くから
新緑と桜
今年の冬は寒くなると思っていたが、冷え込んだ日数は少なかった気がする。
今冬の遊びは、雪山登山2回。スキー5回ほど。
3月の中頃、寒の戻りを期待したが然(さ)にあらず。雪を楽しみたい太平洋側に住む者の気持ち(笑)。
乗鞍岳。
2020年12月、念願だったスキーに挑戦した。そのシーズンは5回行って何とか形になってきたぐらいで終了。
翌シーズンは、もう少し上達したいと思い、レンタルよりはと中古のブーツとスキー板を購入。
しかし久々に滑った1回目に思いっきり転んで膝を痛めた。全治6週間と医者に言われ、そのシーズンは結局2回しか行けず。😂
で、今年は3月終わり掛けに5回目に行き、まだ12回という初級者⁉である。
初級者は、変なところに力が入りうまく身体やスキー板を扱えない。
プルークボーゲンの八の字が安定しない。ちょっと出来るようになっても両足が揃えられない。
谷側の足に重心を乗せなけば綺麗にターンできないのだが、右足には乗れるけど左足には乗れないなどなど・・・。
最初、上手な友達に教えてもらっていたのだが、こちらのできない部分が分からないらしい。
こちらも頭では理解できるが、なぜ変な形になるのか、どうすれば上手くいくのかと聞いても答えられないのである。
低学年から体で覚えた友人は、無意識に身体コントロールしているので、分からないわけである。
今シーズン3回目の時、1人で出かけた。1人なので、ちゃんと⁉教えてもらおうとスキースクールに入った。
八の字が初級で、足をそろえて滑るのが中級だったので中級クラスに申し込んだ。
生徒は、他に2名。40代ぐらいの女性と70代ぐらいの男性。2人とも自分より滑れるのは、すぐに分かった(笑)。
リフトで一緒になって話すと、年配の男性は25年ぶりぐらいに再開したという。
年も取ったので、スクールに入ってちゃんと教えてもらいなさいと連れ合いから言われて、毎回参加しているとのこと。
『毎回⁉』常連なのだ。滑れるはずである。
先生曰く、『今日はとても天気がいいので、一番上まで行ってみませんか?』
一番上とはすなわち上級者コースである。💦
自分『行くのは良いですけど、降りてこられますか?😅』
先生『それは、大丈夫です』
ということで初めて一番上まで行ってみた。
おー景色最高!
写真撮影ゆっくりしたかったな(笑)。
急いで撮った動画(笑)。
さて先生のレッスンは、友人やYouTubeで学んでいたこととは違った。
それを自分の中で折り合いをつけ、意味を理解して滑る『こんな感じかな⁉』と納得。そして少し滑る形が見えてきた。
スクールは午前か午後のいずれか、または通して1日という選択肢があった。各2時間である。
せっかくなので、1日コースを選んだ。午前中で、他2人は終了した。
午後は1人かと思っていたら、年配の方がスクールの先生を見つけ午後参加するという。会話からかなりの知り合いらしい。
昼休憩後、2人で開始。
この方も午前ご一緒した年配の方同様、全然滑れるのである。
先生曰く『この人、凄いんですよ~』と。何がすごいかと聞けば、
北九州から来て、連日ずーと滑っているのだと。
本人曰く『今年は少ない。まだ25回しか滑っていない。昨年は45回滑ったと』、『車中泊しながら、毎日滑っていると』
😲 😲 😲
なにそれ!!
スキーのと言うより人生の強者!
レッスンが終わり1人練習をする。夕方になってくると、荒れた斜面が凍り付く。
凸凹のアイス状態。今日習ったことはどこへやら、こけないように慎重に降りてきた(笑)。
そんなこんなで、初めてのスクールは終了したのである。多少はましな滑りになったのかな。😁
夕方になると、デコボコがそのまま凍る。
もう少し滑りたいと思っていたが3月も半ばを過ぎると前回のスキー場では、コース状態がかんばしくない。
ということで今度はより標高の高いスキー場を選んだ。今のスキー場より20㎞ぐらい奥にある。
今までのスキー場はスキー専門だが、奥にある所はスノーボードもOK。
もう人を避けるぐらいのコトはできるが、初めての場所は初級者としては少々緊張する(笑)。
目の前の御嶽山が美しい。
今度もスクールに入った。なかなか費用の掛かることである。😅
ここでのレッスンは、骨盤の傾きの話しやそれを実践するための体の使い方等々、セオリー通りだった。
前回のレッスンより自分には合っていた気がする。
午前中だけレッスンを受け午後は1人練習しようと考えた。雪質は標高もあって割と良い。
折角だからといろんなコースを見ようとレッスンより高いところまでリフトで上がってみた。
上がってみてると午前の先生が別の方をレッスンしていて声をかけられた。
眺めは良いのだが・・・
ここで、問題が発生。中級者以上のこのコース、自分みたいな初級者が上って来た時の巻き道がない!
先日のスキー場は、中級コースには林道の巻き道がついていて、急斜面をよけてなだらかなコースを滑ってこられた。
だから、子供たちもそちらからよく滑っていた。それがここには無いのである。
上手なボーダーやスキーヤーが滑っていくのを眺めながらどうしようかとしばし悩む。10分以上立ち尽くしていた。
下のところまで結構な急斜面。💦
こうなったら、横滑りで降りていくしかない。と意を決して斜面に入る。他の方には邪魔だろうけどゴメンねゴメンね~😅
真ん中を過ぎると何とか滑って降りられた。『ふー』安堵する。
この急斜面を降りたところから始まるコースは、午後雪の緩んだ下のコースより状態が良く練習するにはちょうど良い雪質と斜面なのだ。
そこを滑りたくて、そのあとも何度か上がった。人が少ない頃を見計らって横滑りで真ん中まで下りる。それでも板が外れたりした。😂
時間もせまり、本日の最後と急斜面を降りた。ボーダーが2人ほど仲間を待っている横を通り過ぎまっすぐに進んだ。
ところが、その先が見えない急斜面に気がついてストップ!!上級者コースだ。
先のボーダーのところを右に曲がらないといけないのだ。
時間を気にしていたせいか誤って上級者コースに入りかけた。戻ろう。しかし、緩斜面でも登り返すのは一苦労である。
目の前にある分岐点になかなかたどり着けない。
夕方の片づけを始めているレスキューマークのスタッフの視線を感じる。💦
何とか分岐にたどり着いた。
後は、アイスになりつつあるコースをこけないように滑るだけだ。もうボーダーもスキーヤーもいない。
下のコースにたどり着くまで、少し後ろをスタッフの方が付いて見守ってくれていた。レスキューされなくて良かった。😅
幅広いコース。中央アルプスを眺めながら。
翌週、今シーズン最後と今度は友人と訪れた。
この1週間のうちに雨が降り続いたこともありコースは半分が閉鎖されていた。
ロングコースでコース幅も広くベストシーズンはかなり期待できると、ここは初めての友は話す。
下にあるスキー場から20㎞の道は除雪されるとは言え、それなりの雪道だろうとも(笑)。
見晴らしの良いロングコース。
すっかりスキーにはまった自分は、今から来シーズンが楽しみである。
中古のブーツから足に合ったブーツを買おうかなんて思ったりしている自分がいる(笑)。
この日、最後にこけた。
派手に転んだわけではないのだが、股関節を痛めた。医者には行かず、また6週間ぐらいか?とぎこちない歩きをする日々である。
山、行けやんヤン!(山、行けないじゃん!)😓
春の日差しに鶯の声が響く・・・・
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