今年の7月右肩負傷のため直前リタイヤした山梨県の瑞牆山へ27日土曜日行ってきました。
お天気も一週間前は好天、前日はマ~マ~ところが当日は。
新宿駅西口では青空が見えたと記憶しています、バスが中央高速に入ると雲が空いっぱいに広がり、相模湖あたりから路面は既に濡れていました、無情にも間もなくバスのワイパーが動き始めたのですまさに「ギョギョです」。
そして笹子トンネルに『トンネルの向こうは晴れていることを念じ』出たら雨は止んでいたのですが雲はまだ厚かった。
しかしバスが甲府盆地へさしかかる頃には左前方の雲間に青空が見えてきました北上するにしたがい日ざしまで、この時「天は我を見捨てずって心底思いました」。
ところがバスが瑞牆山登山口の芝生広場に到着した時にはとても心細い空模様、更に中央高速道路の渋滞のため予定より小一時間の遅れ、日ざしがない分肌寒さを感じる。
ここから見える紅葉が綺麗だったので『まっいいかと思い出発』。
林道沿いにはこんな紅葉も
登山口から約20分で林道終点、長野・山梨、横浜ナンバーの車が駐車していました。
いよいよ細い登山道に分け入る、『熊注意』の標識も見られたが今日は総勢21人のパーティその心配はなさそう。
巨岩がいたるところにそびえ立ちまたは鎮座しているが針葉樹などの樹木が邪魔で好い写真は難しそう。
更に足下の石・岩・木の根・丸太など滑りそうな物が多く、今日は妙に足下の心細さが気になる(イヤ~な予感)。
そして不動滝に到着、一枚岩の壁に僅かばかりの水が滑り落ちるように流れているとても省エネタイプの滝でした、ここで記念写真を1枚(結構若作りに写っていたので思わず「うれし~」)、これは滝の写真ですヨ。
更に鬱蒼とした森の中を進むと屋久島の自然林(規模や樹木は小さいが)を彷彿させるような雰囲気。
美しいとか感動的とかには縁遠い写真ですが
①落石注意って言うのでしょうか?
②この岩これで支えてま~ス(そんな風に見えたのですが)
③王冠岩⇒そんなふうに見えます(よくわかなかった)
④左のロープに掴まれば楽なのに、無理してる~
⑤これが山頂証し
⑥寒そうなではなく本当に寒かったのです
3時間以上かかって登ったのにガスで周辺の景色はほとんど見えずただ寒いだけ、記念の写真を撮しコンビニお握りを2個食べただけ僅か10分ちょっとの滞在時間 で下山することに・・・・・・・。
下りは登り以上に大変、大岩小岩を跨いだり登ったり降りたり、地面は小石と木の根っこが砂の下に潜んでいて油断ならない状態、転んだら大変。
こんな所まで潜るはめに
『歩きながらの写真撮影を忘れただただ歩くことに大わらわな下りでした』ってブログに書こうと思いながら歩いていたのですがこの後もっと大変な事になろうとはホント。
急な下りは『小屋跡』で終了、ここで一息入れ瑞牆山荘を目指して最後の頑張りと思ったのですが、ここからまた登りがあったのです。
案の定というか難というか登り始めて直ぐ前の方で太もも痙攣者が 、かまっている余裕がないのでリーダー・サブりーダーに任せ坂の上まで行って待機。
待つこと暫し、合流そして富士見平へ下るしかし大幅なペースダウンとうとう16時50分になってしまいました、宵闇がもうそこまで迫って来ていました『秋の日はつるべ落としとは良く言ったものです』。
デジカメってすごく感度が好いんですネ~、肉眼では相当暗く感じていたのですが息を止めジッとしていたらこんなに明るく写っていました。
ここでトイレ休憩、もう灯りなしではとても山の中は移動困難なため、いつも持ってくるだけの私のヘッドランプの登場と相成ったわけで。
何せ山でヘッドランプを使用するのは今回で4回目なんです、1回目利尻山登山の未明出発時・2回目が谷川朝日岳登山の山小屋宿泊時・3回目が上州武尊山登山の未明出発時。
しかし私の灯りは周りの人のそれと比べどうも薄暗いようでした(原因は容量が小さいか・電池が消耗していたのか?)、電池交換した記憶も定かではないのですから心許ない限りです。
それにしても夜道って歩きにくいものですネ~、足下の直径70センチメートルが薄明るいのですが木の根や石ころを枯れ葉が隠しているので障害物は足探りって感じ、進行方向を見極めるためには懐中電灯の方が良さそうな気がしましたが、手が塞がるという欠点がありますネ。
結局ゴールの瑞牆山荘に到着したのは17時30分秋の日はとっぷりと暮れ、予定していた温泉も、その後の缶ビールも朝の道路渋滞から帰りの道路混雑を警戒、お楽しみはすべてお預けとなり新宿へまっしぐら。
今回の登山なんとか同行者の足手まといにならず頂上を極めることが出来たのは「よかった、よかった、よかったネ~」でしたが。
登り3時間20分・頂上滞在10分・下山2時間25分何とも慌ただしいいちにちでした、来年7月に体調を整えまたこよ~っと。
今度はもうう少し楽しめたらイイナ~。
私は雪山へは近づかないことにしているのでこれからは県内の山で単独行を楽しむ予定ですが、今回の事を教訓に『冬山の安全は一に早出二に早仕舞をモットウーにエンジョイしま~す』、勿論電池は新品を買いますよ。