悠翠徒然

画像中心

『モナリザの微笑』

2017-03-11 08:46:41 | Weblog
言わずと知れたレオナルドダビンチ名作ですね。

レオナルドダビンチ自身、ずっと手元に置いていた作品だそうです。

長年不可解とされてきたのが、その『微笑』の意味。

この『微笑の意味』が、科学的に解明できそうだとのニュースが流れていました。

鑑賞し始めは優しい笑顔に見えるのですが、長く鑑賞すればするほど、あざけりや悲しみの表情にも見えてくるのだそうです。

確かに『ニヤリ』というニヒルな感じがしないでもありませんね。

 どんな実験をしたのかと言うと、まず作品を白黒でコピーして、モナリザの口角を上下に調整した画像を計8種類作成します。

4枚は原画より幸せそうな顔に、もう4枚は悲しそうな顔に変え、原画を加えた9枚の画像を12人の被験者に30回見せたのだそうです。

 被験者は各回で、画像9枚を無作為な順序で見せられ、モナリザの表情が喜びと悲しみのどちらを表現しているのかとの質問に答えた結果、被験者は97%の確率でダビンチの原画を『喜びの表情』と答えたのだそうです。

科学的どんなに言うには少し被験者の数と画像の数が少ないように思いますが、今後細分化して実験を重ねていきたいとのことです。

美術の鑑賞は人それぞれ。

『モナリザの微笑』は『喜びの表情』と誰かが決めるら必要はないと思うのです。

だって鑑賞は鑑賞者の主観でよいのですし、その主観も主観者の状態や鑑賞場所の環境によって変わるものなのですから。

『モナリザの微笑』が薄暗い地下の倉庫の中に飾ってあったとしたら『喜びの表情』には見えないでしょう。

私だったら腰を抜かすかも!(笑)

モナリザによく似た女性に嫌味を言われた記憶が鮮明な時に『モナリザの微笑』を鑑賞したら、『喜びの表情』には、まず見えないでしょうね〜(笑)

作者がどんな状況でどんな気持ちで書いたのかを、美術評論家が説明してくれることはとてもありがたいですが、鑑賞方法の押し付けは困ります。

ま、そんなことする美術評論家は二流でしょうけどね(笑)

一流の人は分かりにくいことを、分かりやすく優しく教えてくれるものです。

そんなことをモナリザは教えてくれているのかもしれませんね。

あ、これ、今の私の勝手な想像ですから(笑)