るるの日記

なんでも書きます

平家物語・以仁王、三井寺を出て奈良へ行く【清盛のスパイらしき老僧が、部下を以仁王の伴につける】→ルルの想像ですが

2022-02-28 17:28:28 | 日記
5月23日明け方、このまま以仁王が三井寺にいてはよくないので、三井寺を出て奈良へ向かうことになった

以仁王は蝉折、小枝と申す2つの笛を持っていた
蝉折は鳥羽院の御時、宋から蝉のように節のついた笛用の竹を一節贈られた。鳥羽院はその竹を三井寺にて護摩壇の上に立て置き、7日間加持祈祷してから作らせた笛だが、中納言・実衡という者が参ってこの笛を吹き、膝より下に置いた時、蝉笛が折れてしまい、蝉折と名づけた。その蝉折は、笛が上手だということで以仁王が相伝した
以仁王は今が最後だと思い、蝉折を金堂の本尊弥勒菩薩に奉納した

以仁王は老僧たちに暇をやり、若い僧や悪僧など役立つ者はお伴した。その軍勢1千人。

1人の老僧が杖にすがって以仁王の前に参り、涙を流して言った「どこまでもお伴したいのですが、80歳になり歩行困難です。弟子の俊秀をお伴に差し上げます。どこまでもお召し連れください」と涙を流す

以仁王も「特に恩を与えたこともないのに、親切な人だ」と涙を流した

平家物語・以仁王側の清盛スパイが長々と話をし、夜討ち果たせず

2022-02-28 16:48:20 | 日記
三井寺の大衆は、平家夜討ちに出た

■搦手(裏側)に向かう兵
大将は源頼政
総勢1千人
松明を持って如意が峰へ向かう

■大手に向かう兵
大将は頼政嫡子・源仲綱
こちらの者たちは鬼にも神にも敵対できる勇士たち、総勢五百人

総勢一千五百余人が三井寺を出発しようとしたが、堀に橋を渡したり、逆茂木をどけるなどの作業をしている間に、時刻が移り夜明けを知らせる鳥が鳴いた。六波羅へは白昼押し寄せることになる

老僧が進み出て長々と、昔の事例などを論じている間に、夜は明けてしまったので、軍勢を引き返させた

若い衆徒どもは、「老僧の長い話のせいで夜が明けたんだ。そいつの宿坊を斬れ」と、宿坊に押し寄せさんざん斬った

老僧はやっとのことで清盛邸六波羅に参ってこの事を訴えた。だが六波羅には数万の軍兵が集まっており、老僧の話しを聞いても慌て騒ぐこともなかった





平家物語・【比叡山は平家権力にとりこまれる】【興福寺は強気「清盛の人間のカス、武家のゴミ、仏法の邪悪な反逆者」

2022-02-28 16:10:52 | 日記
■三井寺にいる大衆は会議を開いた

「今度、清盛の暴悪を戒めなければ、いつその機会を得ることができよう。以仁王がこの寺に入った事は、神のお助けである。天地の神々は姿を現され、仏力神力も清盛降伏に御加勢下さるだろう。比叡山、興福寺に牒状を送れば味方してくれるだろう」
と比叡山、興福寺に牒状を送った

■比叡山
比叡山の大衆は、牒状を見て
「三井寺は比叡山の末寺であるのに、比叡山を低く見て書いてあること、まことに不都合だ」と言い、また天台座主は清盛から衆徒を鎮めるように言われていた
なので以仁王へは「比叡山が味方するかはまだ未定」だと伝えた

■興福寺
興福寺の衆徒は、牒状を見てすぐ返事を送った
「天台・法相二宗の宗義は同じ釈迦一代の経文から出ている。興福寺・延暦寺は伴に如来の弟子である。互いに力を合わせて提婆達多のような魔障を屈服させるべきであり、清盛は平氏の糟(かす)であり、武家のごみである。以下長文。。仏法の邪悪な反逆者清盛を追い払う。十分に以仁王の左右の陣を固めて、我らの出発の知らせを待つべきだ。書状の内容を疑ったり恐れたりしないようにせよ

■三井寺
「比叡山は心変わりし、興福寺はまだ参らない。この事、延びてはよくない。今夜夜討ちにしよう」

平家物語・【時めいている人だからといって、してはならぬ事はしてはならぬ】

2022-02-28 15:20:30 | 日記
以仁王は、源頼政に頼まれ「平家追討の令旨」を出したことが平家に漏れたので、三井寺へ逃亡した
以仁王は三井寺に入ると「生き甲斐もない命だが、それでも命惜しさに、大衆たちを頼みにここに来ました」と言った
夜が明けて5月16日、以仁王が謀反を起こしたと京都中の騒動は並大抵ではなかった

源頼政は源氏だが、日頃おとなしくしていたからこそ平家全盛の世にも無事過ごせたのに、どういう気持ちで謀反を起こしたのかというと、、
清盛の次男、宗盛がしてはならぬ事をしたからだ。【時めいている人だからといって、してはならぬ事はしてはならぬ。言ってはならぬことも言ってはならぬ】という事だ

■頼政嫡子・仲綱は名馬を持っていた。名は「木の下」。宗盛はこれを聞き仲綱の所に「評判の名馬を見たい」と使者を出したところ仲綱は「しばらく休養させるため田舎においてあります」と言ってきたので、宗盛は「それなら仕方がない」とあきらめた

ある時、平家の侍が「その馬は今朝、乗り回していましたよ」と申したので、宗盛は「それなら惜しんでいるんだな。憎らしい。ぜひ所望せよ」と侍に伝えさせ、手紙でも一日5度、6度、7度、8度出して馬を所望した

頼政はそれを聞いて仲綱を呼び「人がそれほど欲しがるものを、惜しむという事があるか。馬を宗盛さまにあげなさい」と言った

仲綱は仕方なく歌を書き添えて、馬を宗盛にあげた
「恋しくは、来ても見よかし、身にそえる、影をばいかが、放ちやるべき」(恋しければそちらから来て見るがよい。我が身に寄り添う影のように大切な馬を、どうして手放すことができよう)

宗盛は「素晴らしい馬だ。馬は素晴らしいが、持主が憎らしい。馬の名を仲綱とし、仲綱という焼印をつけろ」と言って、馬に仲綱という焼印をして、厩に置かれた

仲綱はこれを伝え聞いて、自分の大事な馬を権力づくで取られ、また、仲綱が笑いの種になるというのは全くの心外だった
父・頼政もこれを聞き悔しく思い、頼政自身が私的に平家追滅をするのでなく、以仁王をそそのかし動かした、、と後になってわかった

それにしても、兄重盛は素晴らしい方だったのに、弟の宗盛は、兄ほどでないにしても、人の大切な馬を所望し、自分の物にして、天下の一大事になったのは、情けないことであった



余計な荷物は捨て、好奇心を満たすのみの人生

2022-02-28 10:50:41 | 日記
静な図書館で
たくさんの本の中から
読みたい本を探して
本を読んでいる日は
必ずといってよい程
ある1人のおばあさんに出会う

そのおばあさんは、痩せて背は低く髪をお団子ヘアーにして、カラフルな色のトレーナーとパンツをはき、リュックを背負って本を探し、席で本を読む。時折「あーそうか」などと言葉を出しながら本を読む

そのおばあさんとは、スーパーでも見かけたことがある。私は3日分程の食材をたっぷり買い物かごに入れているが、そのおばあさんは1~2個の食材だけ持ちレジに並んでいた

私は直感で
未来の私も
あのようなおばあさんになりたい
と思った。ずっと思っている
いや、、未来ではなく
あのおばあさんみたいに
今、成りたい

好奇心を満たすために
それ以外の荷物はもういらないな
心と行動だけで、好奇心は満たされる。後は必要最小限の事をしよう