■クーデター計画
1930年代、軍部の青年将校や民間の国家主義団体による「国家改造運動」活発化↓
彼らは「政党、財閥などの支配層が、私利私欲・営利党略にふけっているから打倒する」という計画
↓
昭和6年3月
※陸軍秘密結社「桜会」の将校
※民間の国家主義活動家
※無産政党(社会主義政党)
たちが「政党内閣打倒、軍部政権樹立」のクーデター計画する
↓
軍部政権首班・宇垣一成陸軍大臣の反対で中止(宇垣一成はのち、陸軍中堅層から排撃された)
■暗殺
★昭和7年(1932)
2月、前大蔵・大臣井上準之助
3月、三井合名理事長・団琢磨
が、あいついで「血盟団員」によって暗殺された
★血盟団
指導者・井上日召
「一人一殺」を唱えたテロ集団
多くの政府首脳、政党幹部、財界指導者が狙われていた
★5月、515事件
海軍青年将校一団が犬養毅を射殺
牧野内務大臣邸
警視庁
立憲政友会本部
日本銀行
東京近郊の変電所
などを襲った
■政党内閣終了
海軍・斎藤実が首相となる
挙国一致内閣発足
政党勢力は弱くなり、軍部、革新勢力の発言力が増大した