時は戦国・・・・・・
日の本の地は応仁の戦乱により荒れた・・・・・
上の者が弱まり力のある者が実力で追い上がる下剋上・・・・
度重なる強弱の勢力が入り乱れる戦・・・・
民は疲弊し誰を信じていいのか分からぬ日の本最大の内乱・・・・・・
そんな中・・・・一人の風雲児が日の本尾張の地で産声を上げた。
その名は・・・・
吉法師
後に第六天魔王として恐れられる天下統一の寸前で非情な死を遂げるも・・・・
豊臣秀吉・徳川家康と天下統一の地盤を築いた
戦国の覇王織田信長の誕生である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/06/79444afc78f25f82c7d7dff9d5fa4fc2.jpg)
【天文14年 夏】
暑い暑い尾張国の夏・・・・・
一人の若武者が平地の多い尾張国の地を馬に乗り駆けていた。
目的地は織田大和守家が守る清洲城である。
織田吉法師頑駄無「よし火を放て!」
織田弾正家嫡男織田吉法師(後の織田信長)
『おぉぉぉ』
城下についた途端、各所に火を放った。
それに気がついた織田大和守家の家臣の者が出てくる。
「お主ら何をしている!!」
「うぉお主は弾正の所のうつけではないか!!」
織田吉法師頑駄無「おうおう出てきたぞ!皆の者逃げるぞ!!」
『おぉぉぉぉ』
織田大和守家の足軽大将璽武.足軽兵雑魚が出てくると吉法師は素早く逃げた。
年少から青年期の奇抜な行動が多く、身分にこだわらず、民と同じように町の若者とも戯れていたと言う。
人はこの頃の信長を尾張の大うつけと呼んだ。
織田吉法師頑駄無「爺、戻ったぞ。」
平手政秀ザクⅡFS型「若・・・・なんて事を・・・・・織田家中は大荒れですぞ。」
吉法師守役.平手政秀
織田吉法師頑駄無「いつもの事ではないか爺」
それ故か、吉法師の守役である政秀を悩ませる事が多かった。
政秀もいつの日か・・・・まともな吉法師になると信じて・・・・・
池田勝三郎グフ「若・・・・いい加減、平手様の気持ちを考えて真面目に武芸や勉学に励んでください。」
織田家家臣.吉法師小姓池田勝三郎(後の池田恒興)
織田吉法師頑駄無「くどいぞ、勝三郎。」
池田勝三郎グフ「な・・・・・」
織田吉法師頑駄無「なんか固い事、古い事・・・・なんで俺が学ばなくてはならぬ・・・・むしろ・・・・これの方がいいだろう・・・・」
カチャ
池田勝三郎グフ「これは・・・・・」
織田吉法師頑駄無「種子島だ・・・・親父が手に入れてな、遠くからいる敵を射抜く事ができる・・・・こいつを使った時は驚きの連続よ・・・・むしろ学ぶのは決められた勉学よりも自分自身で選ぶ独学こそが必要よ。」
うつけ時代の信長は鉄砲に強い関心を持っていたとされている。
何しろ信長は新しい物や珍しい物への好奇心旺盛である。
織田信秀頑駄無「平手よ、最近の吉法師の様子はどうじゃ?」
織田弾正家当主織田信秀
平手政秀ザクⅡFS型「はぁ何度もお諌めしていますが、なんとも・・・・・」
織田信秀頑駄無「そうか・・・・流石は吉法師じゃな・・・・」
織田信秀・・・・織田家の庶流でありながらも、父信定の基盤を受け継ぎ。
尾張の商業都市である津島や熱田などの経済流通拠点を支配下に置き、軍事力を強化し。
尾張内部で強大な勢力を築き、西三河まで勢力を延ばし。
周囲から尾張の虎と恐れられた名将である。
平手政秀ザクⅡFS型「そのような事を・・・大殿は吉法師様に甘いですぞ・・・・今や家中や奥方様らは若ではなく弟君勘重郎様を推す声が聞こえますぞ。」
織田信秀頑駄無「そんな声は捨て置け・・・・吉法師の器量を見抜けん愚か者なんぞに!!」
政秀は吉法師に対する信秀の考え方に苦言と弟勘十郎を推す家中の声があると言う事を言うが・・・・信秀は激怒する。
平手政秀ザクⅡFS型「しかし、ながら今後.若の態度では織田弾正家が分裂する恐れが・・・・・・」
織田信秀頑駄無「政秀よ・・・・だから捨て置けと言う・・・・」
平手政秀ザクⅡFS型「しかしながら・・・・・」
織田信秀頑駄無「落ち着いて話を聞け・・・・・なぜわしがそこまで吉法師に対してあの態度をとっているのかを・・・・・・・・・」
信秀は自身がなぜそこまで吉法師に対して力を入れているのかを理解していない政秀に理由を言おうとする・・・・・・・・
なぜあそこまで吉法師に力を入れるのか・・・・信秀は口を開き・・・・・・・
織田信秀頑駄無「吉法師は後に天下を轟くような名将になる、だから幼いうちに那古野城の城を与えたのじゃ・・・・・常識が全てではない・・・・今は非常識と言われようが、その考えこそが戦国の世を生き抜く力なのじゃ・・・・わしは信じている吉法師がこの狂った世を終わらす漢(おとこ)となる事を・・・・・」
平手政秀ザクⅡFS型「なっ・・・・・・・」
織田信秀頑駄無「だからな・・・・・政秀よ、どんなに周りが吉法師を不安視されようとも支えてくれるか・・・・・・・今は耐えがたき事であるが・・・来るべきまで支えてくれ・・・・・」
信秀は吉法師の器量を見抜いていた。
周りからは変な馬鹿な奴と思われても、信秀から見れば・・・・それが信長特有の武器であり。
自分の後を継いでこの厳しい戦力の世を生き抜き、後に主家斯波家を倒し勢力を拡大し。
この狂った戦国の世を終わらしてくれるとそう思った。
話を聞いた政秀は・・・・
平手政秀ザクⅡFS型「・・・・・・・・・・・分かり申した、この平手五郎左衛門政秀・・・・全力を持って若を支え申す・・・・・・」
織田信秀頑駄無「うむ頼んだぞ・・・・・・」
周りからどんな事を言われようが、吉法師を支えていくと決めた。
どんな苛酷な道であろうが・・・・・
翌年・・・・・・・・天文15年
織田信長頑駄無「織田三郎信長か・・・・・官位は上総介か・・・悪くない。」
吉法師、古渡城で元服し織田信長と名乗った。
これにより織田信長と言う男の物語が本格的に始まるが。
その翌年に自分の人生の一つの運命の中間点に到達する・・・・
日の本の地は応仁の戦乱により荒れた・・・・・
上の者が弱まり力のある者が実力で追い上がる下剋上・・・・
度重なる強弱の勢力が入り乱れる戦・・・・
民は疲弊し誰を信じていいのか分からぬ日の本最大の内乱・・・・・・
そんな中・・・・一人の風雲児が日の本尾張の地で産声を上げた。
その名は・・・・
吉法師
後に第六天魔王として恐れられる天下統一の寸前で非情な死を遂げるも・・・・
豊臣秀吉・徳川家康と天下統一の地盤を築いた
戦国の覇王織田信長の誕生である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/06/79444afc78f25f82c7d7dff9d5fa4fc2.jpg)
【天文14年 夏】
暑い暑い尾張国の夏・・・・・
一人の若武者が平地の多い尾張国の地を馬に乗り駆けていた。
目的地は織田大和守家が守る清洲城である。
織田吉法師頑駄無「よし火を放て!」
織田弾正家嫡男織田吉法師(後の織田信長)
『おぉぉぉ』
城下についた途端、各所に火を放った。
それに気がついた織田大和守家の家臣の者が出てくる。
「お主ら何をしている!!」
「うぉお主は弾正の所のうつけではないか!!」
織田吉法師頑駄無「おうおう出てきたぞ!皆の者逃げるぞ!!」
『おぉぉぉぉ』
織田大和守家の足軽大将璽武.足軽兵雑魚が出てくると吉法師は素早く逃げた。
年少から青年期の奇抜な行動が多く、身分にこだわらず、民と同じように町の若者とも戯れていたと言う。
人はこの頃の信長を尾張の大うつけと呼んだ。
織田吉法師頑駄無「爺、戻ったぞ。」
平手政秀ザクⅡFS型「若・・・・なんて事を・・・・・織田家中は大荒れですぞ。」
吉法師守役.平手政秀
織田吉法師頑駄無「いつもの事ではないか爺」
それ故か、吉法師の守役である政秀を悩ませる事が多かった。
政秀もいつの日か・・・・まともな吉法師になると信じて・・・・・
池田勝三郎グフ「若・・・・いい加減、平手様の気持ちを考えて真面目に武芸や勉学に励んでください。」
織田家家臣.吉法師小姓池田勝三郎(後の池田恒興)
織田吉法師頑駄無「くどいぞ、勝三郎。」
池田勝三郎グフ「な・・・・・」
織田吉法師頑駄無「なんか固い事、古い事・・・・なんで俺が学ばなくてはならぬ・・・・むしろ・・・・これの方がいいだろう・・・・」
カチャ
池田勝三郎グフ「これは・・・・・」
織田吉法師頑駄無「種子島だ・・・・親父が手に入れてな、遠くからいる敵を射抜く事ができる・・・・こいつを使った時は驚きの連続よ・・・・むしろ学ぶのは決められた勉学よりも自分自身で選ぶ独学こそが必要よ。」
うつけ時代の信長は鉄砲に強い関心を持っていたとされている。
何しろ信長は新しい物や珍しい物への好奇心旺盛である。
織田信秀頑駄無「平手よ、最近の吉法師の様子はどうじゃ?」
織田弾正家当主織田信秀
平手政秀ザクⅡFS型「はぁ何度もお諌めしていますが、なんとも・・・・・」
織田信秀頑駄無「そうか・・・・流石は吉法師じゃな・・・・」
織田信秀・・・・織田家の庶流でありながらも、父信定の基盤を受け継ぎ。
尾張の商業都市である津島や熱田などの経済流通拠点を支配下に置き、軍事力を強化し。
尾張内部で強大な勢力を築き、西三河まで勢力を延ばし。
周囲から尾張の虎と恐れられた名将である。
平手政秀ザクⅡFS型「そのような事を・・・大殿は吉法師様に甘いですぞ・・・・今や家中や奥方様らは若ではなく弟君勘重郎様を推す声が聞こえますぞ。」
織田信秀頑駄無「そんな声は捨て置け・・・・吉法師の器量を見抜けん愚か者なんぞに!!」
政秀は吉法師に対する信秀の考え方に苦言と弟勘十郎を推す家中の声があると言う事を言うが・・・・信秀は激怒する。
平手政秀ザクⅡFS型「しかし、ながら今後.若の態度では織田弾正家が分裂する恐れが・・・・・・」
織田信秀頑駄無「政秀よ・・・・だから捨て置けと言う・・・・」
平手政秀ザクⅡFS型「しかしながら・・・・・」
織田信秀頑駄無「落ち着いて話を聞け・・・・・なぜわしがそこまで吉法師に対してあの態度をとっているのかを・・・・・・・・・」
信秀は自身がなぜそこまで吉法師に対して力を入れているのかを理解していない政秀に理由を言おうとする・・・・・・・・
なぜあそこまで吉法師に力を入れるのか・・・・信秀は口を開き・・・・・・・
織田信秀頑駄無「吉法師は後に天下を轟くような名将になる、だから幼いうちに那古野城の城を与えたのじゃ・・・・・常識が全てではない・・・・今は非常識と言われようが、その考えこそが戦国の世を生き抜く力なのじゃ・・・・わしは信じている吉法師がこの狂った世を終わらす漢(おとこ)となる事を・・・・・」
平手政秀ザクⅡFS型「なっ・・・・・・・」
織田信秀頑駄無「だからな・・・・・政秀よ、どんなに周りが吉法師を不安視されようとも支えてくれるか・・・・・・・今は耐えがたき事であるが・・・来るべきまで支えてくれ・・・・・」
信秀は吉法師の器量を見抜いていた。
周りからは変な馬鹿な奴と思われても、信秀から見れば・・・・それが信長特有の武器であり。
自分の後を継いでこの厳しい戦力の世を生き抜き、後に主家斯波家を倒し勢力を拡大し。
この狂った戦国の世を終わらしてくれるとそう思った。
話を聞いた政秀は・・・・
平手政秀ザクⅡFS型「・・・・・・・・・・・分かり申した、この平手五郎左衛門政秀・・・・全力を持って若を支え申す・・・・・・」
織田信秀頑駄無「うむ頼んだぞ・・・・・・」
周りからどんな事を言われようが、吉法師を支えていくと決めた。
どんな苛酷な道であろうが・・・・・
翌年・・・・・・・・天文15年
織田信長頑駄無「織田三郎信長か・・・・・官位は上総介か・・・悪くない。」
吉法師、古渡城で元服し織田信長と名乗った。
これにより織田信長と言う男の物語が本格的に始まるが。
その翌年に自分の人生の一つの運命の中間点に到達する・・・・