マクロス外伝大本営 新統合軍極東太平洋軍管区司令部

マクロスやロボット大好きなブログです。二次創作などを主にやります。

公式ではなく非公式です。

第117話 闘争本能の血の誇りのために

2017-07-30 23:23:48 | 超時空要塞マクロスサイドストーリーズ
突然反ゼントラーディの若い男女3人組の兵士に絡まれた桐原とデワントンらメルトラン組。
彼らもコマンチのパイロットである事に気が付いた桐原は、そこまで文句言うのであれば模擬戦をしろと言う。
無論、断る事を想定していろいろと挑発を行い戦いの場に引きずりこんだ。

「中尉、ペイント弾の装填と模擬ミサイルの搭載完了しました。」

桐原中尉「よし、後は思いっきり暴れるだけか・・・・・・・」

全ての準備が完了し後は戦うだけである。
桐原はコマンチに乗り組んだデワントン達を確認する。
戦いに向かう前の面だが、麟としていた・・・・・

まるで戦闘種族らしい険しくもいい表情であった。

イェル「隊長この騒ぎはなんですか?」

ウォルター「まるで戦闘が始まるかのように!!」

桐原中尉「イェル.ウォルターか?どうしてここに?」

イェル「外で喧嘩騒ぎがあったと言いふらしている人がいて、見に来たんです。まさか・・・・隊長が・・・・・」

ウォルター「喧嘩をおっぱじめるとは・・・・」

桐原中尉「それはあいつらの方だぞ!俺は庇っただけだ。」

騒ぎの騒動を聞きつけたイェルとウォルターがやってきた。
またしても勘違いしているようであるが、もっとも弁解する余地がなさそうである。
それに喧嘩騒ぎと言う事もあってか多くの将兵らが集まる。

まるでよくいる遊び目的系の野次馬である。

ウォルター「と言うか最新兵器である喧嘩とは出撃前に豪勢な喧嘩ですな。」

桐原中尉「豪勢な喧嘩じゃない、1個小隊対1個小隊同士の模擬戦と言ってくれ!!」

ウォルターは桐原が誘導して行おうとしたこの模擬選を豪勢な喧嘩と称する。
桐原は模擬戦だと言い張るが、ウォルターは信じようともしないし・・・・・
イェルまでもが心の中で豪勢な喧嘩である事には変わりはないわと思ってしまう・・・・

実際に桐原がイェルの心の本音を知ったらどんな表情をするのか・・・・・・・
知ったとしてもただショックを受けるだけだろう。

桐原中尉「それにしてもよく集まったな。」

イェル「喧嘩騒ぎに集まるのは軍隊将兵の伝統では?」

桐原中尉「ガス抜きって事か?」

ウォルター「それしかねぇだろ、軍隊生活はストレスがたまるもんだし。」

桐原の言葉のとおり周りには観客が集まっている。
ウォルターが言うに軍隊生活はストレスがたまるので喧嘩騒ぎがあると反応してしまうと・・・
そう言えば父が若い頃や祖父の若い頃や曾祖父の若い頃やそれ以前の先祖も代々そうだったと聞いたり記録に残っていたな。
そう考えると大日本帝国軍も自衛隊も統合軍も状況変わらずか・・・・・・・・・

軍人家系をやっている軍隊の伝統がそう簡単に変わる事がないと実感する。

メフィア「デワントン軍曹。」

デワントン「どうした?」

メフィア「私達って勝てますよね、あの私達を馬鹿にしたマイクローンに・・・・・・」

VAH-1コマンチのコックピットに座るメフィアは不安になりながらデワントンに聞く。
一応、このコマンチと言う機体を初めて扱う。
デワントンもエリアーノもそしてデワントンに質問したメフィアは元々クァドラン乗り。
可変攻撃ヘリコプターなんて言う物は乗りなれていない・・・・・・・

エリアーノ「やはり元に戻り・・・・・」

デワントン「いや・・・・・遺伝子問題で死を招くかもしれない・・・・」

メフィア「だったら・・・・・どうすれば・・・・」

デワントン「もうこうなった以上、意地でもこのVAH-1コマンチを動かせ・・・・」

マイクローン化しクァドランに乗ると言いだしたエリアーノに対し。
デワントンはコマンチを乗りこなせばいいと発言する。
正直大丈夫かと思ったが・・・・・

デワントン「メフィア・・・お前はミリア准尉と関係を改善したじゃないか・・・・恐れる事はない。」

メフィア「それはそうですが・・・・・・・・」

デワントン「それにお前、このコマンチが気にったのではないか?」

メフィア「!?・・・・・・そうですが・・・・・」

デワントン「気にいったのであれば、動かせ私は可変戦闘機に気にって上手く乗りこなせた大丈夫お前にも出来る。」

デワントンが興味があったり好きな物に乗るのであれば自然に動かせるようになると言う。
メフィアは一瞬そうなのかと驚くが、次第にそうかもしれないと思った・・・・・・・・
いくら慣れない機体でも何処かコツを掴めばできると・・・・・・・

更に話を進め・・・・・・・・

デワントン「それに悔しくないか?私達ゼントランを侮辱した奴らを・・・・・」

メフィア「あっ・・・・・」

エリアーノ「確かに・・・・・」

デワントン「私達はゼントラーディ軍の直衛艦隊.ミリア・ファリーナの部下、その誇りを怪我したの・・・・・だったら徹底的にやらないと・・・・・」

自分達ゼントラーディを侮辱したあの三人の地球人の男女に逆襲するに等しい行為に関する事を言う。
誇り高きゼントラーディを侮辱したデブラン(敵)は倒さないと・・・・・
メフィアやエリアーノも同様に侮辱された事に怒っている、デワントンの言葉に惹かれる。

デワントン「これから私達は地球文明の一員になり忠を尽くすけど、侮辱するならば懲らしめないと・・・・・」

メフィア「確かにその通りですね軍曹。」

エリアーノ「ゼントラーディの恐ろしさを叩き込みましょう。」

と士気を高めた。
もっとも美しい容姿を持つ女性のクローン兵であり、地球人からすればモテる顔であるが。
案外細い体して、案外力がある。
それに案外、怒らすと容赦ない・・・・

それが戦闘用にプロトカルチャーが開発した生物兵器なのであるのだから・・・・・・

デワントンやメフィア.エリアーノは3人揃ってこう言う。
プロトカルチャーが造られし生物兵器いや戦闘種族の誇りにかけての一言。
ゼントラーディらしい信念を・・・・・・・・・・・・・・・・・

              すべては闘争本能の血の誇りのために
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第116話 VAH-1コマンチ飛翔

2017-07-30 15:15:47 | 超時空要塞マクロスサイドストーリーズ
メフィアのVAH-1コマンチの試乗し実際に動かすためにシャフトが上げられる。
直ぐ様離陸出来るように準備がされていた。
実際に乗って覚えてしまい、明日の出撃に備えてもらう。

と言う考えからである。
デワの要望であるのと同時に桐原の考えからである。
もっともメフィアだけではなくエリアーノにも覚えてもらうわけである。

しかし・・・・・・

メフィア「えぇぇ・・・・・とどうやって動かすんだろう。」

デワントン「はぁ?この操縦桿と言う奴よ、武装も攻撃出来るボタンもあるわ。」

メフィア「ありがとうございます、軍曹。」

メルトランであるが故、いざ操縦となると動かせない。
バルキリー操縦経験があるデワントンは操縦桿はこれとか教える。
無論、同様に分からないであろうエリアーノも連れて・・・・・

桐原中尉「一応明日作戦で直ぐ覚えろ!」

メフィア「サ・エスケスタ。」

桐原もメフィアの教えに入る。
もっとも明日が南米戦線解放作戦の決行日である。
すぐ技術を覚えてもらわねばならない、あまり詳しくない機体だが。
バルキリーと操縦形態が同じである、出来る限り知識を詰め込んで出撃してもらわねば。
無論、エリアーノにも・・・・・・

メフィア「これですか?」

桐原中尉「そうその手だ、後は飛ばすだけだ。できるか?」

メフィア「はいやってみせます。」

メフィアに操縦方法を懸命になって教える中・・・・・

「異星人の女が先行量産型と言うおもちゃに乗るとはいい御身分だな。」

「もっとも1ヶ月近く前に俺達の同胞の殆どの殺した宇宙の悪魔の分際でな。」

「ホント、迷惑なのよね。あんた達、ゼントラーディは・・・・」

と男女の柄の悪い若い兵士が現れた。
父の話によればゼントラーディ人に対しいい感情を持っていない面々だと言う。
もっとも家族や友人などを失ったり、異星人だと言う事で嫌ったりと・・・・・・

桐原はこのような感情を持っても仕方がないと思っているが。
これもいつまでも同じようにいかない・・・・・・・・
いつか改善すればと思っている・・・・

ただし、害を及ぼす者以外の話であるが・・・

そう思い、穏便に解決しようと試みるが・・・・・・

「桐原中尉、この異星人の女をこの先行量産型のおもちゃから降ろせ!」

桐原中尉「断る、明日の作戦に支障が出る。君達こそ、とっとと去りたまえ!!」

「なんだと・・・・・イエローモンキーめ・・・・」

「基地司令代行の息子だからっていい気になるなよ!!」

桐原中尉「何!?」

中々そう簡単に解決にしそうにない、それにイエローモンキー。
まだ言っていやがったのか、こいつらは・・・・・・・・・・
桐原は腹を立てるが・・・・・・・・・・・・ある事を思い付く。

桐原中尉「お前らコマンチガンナーらしいな。」

「あぁそうだよ、コマンチガンナーだ・・・・・どうしたジャップ」

桐原中尉「だったらそこまで自信があるならば、デワ達と相手したらどうだ?」

「何?」

それはこの若い男女の兵が先行量産型コマンチのパイロットだと知り模擬戦で勝負したらどうだと言う事だ。
無論、ここは実力勝負.そこまでゼントラーディ人が憎ければ自分の手で倒せばいい・・・・
正確に言ってしまえば、模擬戦での話であるが・・・・・
戦闘種族であるゼントラーディ人に喧嘩を売るのであるからには相当の自信があるに違いない・・・・

だったらやってもらうと・・・・・

「誰がやるか!!」

桐原中尉「大口を叩いておいて、逃げるとは・・・・はははははは。とんだ小物か・・・・・」

「なんだと!!」

桐原中尉「だったらどうする?貴様も軍人であろう、大口を叩いてデワ達に文句を言える立場になるには・・・・・少しは戦士としての意地を見せてからだと思うがな・・・・・・」

桐原は断ると見込んでいた若い男女の兵を挑発し、乗っかるように誘導するう。
目論見通り若い男女の兵士達は反応する。
そして止めには・・・・・・・・・

桐原中尉「言っておくが、俺はデワ達と殺し合った事がある。その経験がない奴にどうこう言われる筋合いはない!更に言ってしまえば、同じ軍に所属する仲間を罵声を浴びさせる行為はプロ失格である!!」

「ホザケ!!だったらやってやるよ、ジャップよ・・・・この異星人女を倒せば文句無しだな。」

桐原中尉「あぁ・・・・・ただ言っておくが、君達が何を言っても我々は気にしないがな。」

「なくぅ・・・・・・・ふん、いくぞアリス・キルパー。」

「あぁ・・・」

若い男女の兵士達は基地の仮設滑走路にある迷彩色をした先行量産型のコマンチに乗りこむ。
無論、連中も明日の作戦に参加する兵士の一組なのであろう・・・・・・・・
直ぐ様銃弾をペイント弾に切り替える。

桐原中尉「デワ、メフィア.エリアーノ君達は戦う事になるがいいのか?」

デワントン「構わないわ、久しぶりに暴れたいと思っていましたから。」

メフィア「それに実戦の訓練の役に立つので、きっちりやります。」

エリアーノ「私達ゼントラーディを馬鹿にした報いをあいつらに晴らしてやります。」

桐原中尉「いい心構えだ、直ぐさま後の機を出すぞ!」

『はい!!』

デワントンやメフィアそしてエリアーノはやる気に満ちていた。
ゼントラーディを侮辱した事に対する報いと、久しぶりに闘争本能を発揮したいゼントラーディの血から・・・・
ゼントラーディ人は誇り高き戦闘種族なので、今の発言にいら立っていた。

潰してやりたいと・・・・・・・
こうして演習を設ける事によってその願望を果たす事になる。
デワントン達戦闘種族ゼントラーディ人からすれば願ってもいない状況であった。

「中尉、他の2機リフトあげました。」

桐原中尉「よし、ペイント弾の装填を急いでくれ!」

「了解しました。」

デワントンやエリアーノが乗る予定のコマンチが地上に出てくる。
思う存分に戦え、そして明日に備えろ!!

桐原は予想もしていなかったハプニングを利用しデワントンらのコマンチの技術を覚えてもらとうと思った。
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夏目吉信

2017-07-30 09:54:27 | 戦国武将・戦国姫図鑑
夏目吉信
【諱】吉信
【苗字】夏目
【朝臣】源
【通称】次郎左衛門
【生没】1518年ー1573年
【父親】夏目吉久
【母親】水野氏
【兄弟】夏目吉重
【正室】松下之綱の娘
【子息】
夏目吉治
夏目吉季
夏目信次
夏目吉忠
夏目吉次
女(中根可堅室)
【解説】
源満快の末裔で夏目国平を祖とする夏目氏の嫡男として生まれる。
松平家の譜代の家に生まれ、独立後家康の家臣として活動し。
三河長沢城攻めで軍功を上げ、板倉重定を攻めた三州八幡合戦の際には、今川軍の攻撃で家康方が総崩れになったときに、後殿を務めて、国府までの間、6度踏み止まり奮戦した。
後に家康から軍労を賞され備前長光作の脇差を賜った程、信頼を寄せられていた。

だが

三河一向一揆が起こると一揆側に加担し、鎮圧側の松平伊忠に囚われる。
除名され伊忠に使え、後日正式に家康の直属の家臣に復帰した。
三方ヶ原の戦いの時、吉信は浜松城の留守居をしていたが敗北が確定した家康の救援に向かう。
退却を進言するが聞き入れてもらえず、突撃しようとしたため強引に馬の向きを変えさせ。
自らは25騎を率いて、家康の身代わりになり殿を務め壮絶な戦死を遂げる。

後年息子の吉次は、口論となった同僚を斬り殺し出奔し名前を変えて徳川家に仕えてたが関ヶ原の戦いで家康に露見するが。
別に気にせず、大坂夏の陣では家康は吉次に対し

今こうしていれるのもお前の父のおかげだ、感謝している。

と礼を述べた。

【子孫】
吾輩は猫である 明治時代の文豪 夏目漱石は子孫である。
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種子島時尭

2017-07-30 09:33:57 | 戦国武将・戦国姫図鑑
種子島時尭
【諱】時尭
【苗字】種子島
【朝臣】平
種子島氏
【生没】1528年ー1579年
【父親】種子島恵時
【母親】島津忠興の女
【兄弟】
種子島時式
日法
【正室】にし(島津忠良の娘)
【子息】
女(伊集院忠棟室)
円信院殿(島津義久室)
種子島時次
種子島久時
【解説】
種子島の領主.種子島恵時の嫡男として生まれる。
16歳の時にポルトガル人が乗っている明船が辿り着き、鉄砲を持っていた。
実演した際鉄砲の圧倒的な威力に魅了され、2丁の鉄砲を数億円の価値がある二千両の大金による購入を決断する。
一丁は国産生産のため八板金兵衛に調査の上、国産鉄砲を製造し残りを将軍足利義晴に献上した。
島津忠良の娘を娶り、島津貴久に従い大隅国攻めに参加した。
正室との間には2人の娘を儲けたが、敵である禰寝氏の娘と密かに側室として迎えて激怒させ離婚して出て行ってしまう。
家督は次男久時が継承、1579年没。
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真柄隆基

2017-07-30 00:47:40 | 戦国武将・戦国姫図鑑
真柄隆基
【諱】隆基
【苗字】真柄
【通称】
【生没】不明ー1570年
【父親】真柄直隆
【母親】不明
【解説】
父直隆や叔父直澄と同じく大太刀を振るう怪力無双の者。
足利義昭が朝倉家を御前で黒い卵形の大石を数十回空へ向けて投げ飛ばし、豪傑ぶりを披露しており。
父ゆずりの豪の者であった。
姉川の戦いで父と共に奮戦するが、父が戦死しその最期を見届けようと引き返したが敵に斬られて戦死した。
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真柄直澄

2017-07-30 00:47:05 | 戦国武将・戦国姫図鑑
真柄直澄
【諱】直澄
【苗字】真柄
【通称】十郎左衛門
【生没】不明ー1570年
【父親】不明
【母親】不明
【兄弟】真柄直隆
【解説】
兄直隆と同じく五尺三寸の大太刀を振るう猛将。
兄同様.越前国に滞在していた足利義昭に、九尺五寸の巨大な刀を披露した事がある。
姉川の戦いの戦いで織田・徳川連合軍を相手に奮戦するも兄の直隆や甥の隆基.共に討ち死にした。
兄とかぶる事が多く同一説がある。
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真柄直隆

2017-07-30 00:46:10 | 戦国武将・戦国姫図鑑
真柄直隆
【諱】直隆
【苗字】真柄
【通称】十郎左衛門
【生没】1536年ー1570年
【父親】不明
【母親】不明
【兄弟】真柄直澄
【子息】真柄隆基
【解説】
越前国真柄荘の国人。
朝倉氏に従属しており、軍役を一部負担するだけ被官であった。
そんな直隆だが朝倉家中でも武勇に優れており身長2m越えており黒鹿毛の馬に跨り、越前の刀匠千代鶴国安の作による五尺三寸もの太刀「太郎太刀」を振り回す豪傑であり。朝倉家に身を寄せた足利義昭に披露している。
姉川の戦いで敗色が濃くなり撤退する朝倉軍の殿を務め単騎で徳川軍に突入し八段突破した所で戦死した。
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第115話 メフィアとVAH-1コマンチ

2017-07-30 00:01:08 | 超時空要塞マクロスサイドストーリーズ
空挺(エアーボーン)の事を理解していなかったデワントン達のために桐原は説明しようとするが・・・・
当の本人たちは振り返った途端、いなくなっていた。
桐原は一体何処にいるのか周りを見渡すと、デワントンらはあるヘリコプターの前に群がっていた。

なんでヘリコプターに興味あるのか確認しようと近づくが・・・・ある事に気がづく。
良く見たらこのヘリコプターはただのヘリコプターじゃない。
それに一度、こいつ救出作戦で見た事があるし・・・・・・・・
その事を考えると頭の中をフル回転させ思いだそうとする。

桐原中尉「思いだした、VAH-1コマンチだ!」

考えた末に出てきたのは救出作戦で行動を共にした可変攻撃ヘリコプター(ヴァリアブル・アタック・ヘリコプター)。
ASS-1(SDF-1マクロス)が落ちる3年前に開発されたステルス性能が反映された偵察攻撃ヘリコプター。
アメリカ先住民族コマンチ族の名を持ち、その後可変攻撃ヘリコプターに改造されたVAH-1コマンチ。

もっとも試作1号機と試作2号機は欧州方面軍に配備されているが・・・・
こいつらは先行量産型・・・・・・

あんまり意識していなかったせいで記憶になかったが・・・・・
デワントンが興味を持つとは・・・・・・と桐原は想像もしていなかった。

デワントン「これって使う人いますか?」

「使い人って?別にいないですけど・・・・・・」

デワントン「そうですか・・・・・・数は5機・・・・・・デストロイドと言う兵器よりはいいかもしれないわね・・・」

デワントンらはVAH-1コマンチの周りを見渡している。
そもそもこのコマンチは先行量産型の予備機であり、保管されていた物らしい。
整備されているが、南米方面軍司令部にはコマンチ用のパイロットの数が少なく。
5機程、あまりが出たらしい。

「乗ってみますか?」

デワントン「いいんですか?」

「えぇどうせ乗り手のいない予備機です、使ってやった方もこいつも喜びます。」

様子見ていると整備兵がデワントン達に乗ってみないかと誘われる。
デワントン達は誘われるやいないや凄く喜んで、コマンチのコックピットに乗りこむ。
もっとも喜んだ人物がいる・・・・・・・

メフィア「凄い・・・・・クァドランとは違う操縦方法。」

メフィアである。
初めて乗る数か月前は敵軍の兵器であったVAH-1コマンチ。
クァドラン・ローとはまったく違う操縦系、魅了されるようなコックピット。

メフィア「操縦方法は・・・・・これか・・・・・」

コックピット内で見つけたマニュアルを読む。
いくら言語翻訳機を使っているとは言え、地球の文字は分からない・・・・
だが分かるのは操縦方法がなんなのか説明している部分であった。
B・G・Hのボタン(Hはヘリコプターを意味)がある、つまり言うと・・・・・・

デワントン「変形じゃないの?」

メフィア「わっデワントン2級空・・・軍曹。」

と変形である、バルキリー操縦経験のあるデワントンが答えてしまったが。
なんとなく理解できる、エリアーノも同じように理解する。

デワントン「驚いてどうするのよ?」

メフィア「申し訳ございません。」

デワントン「別にいいわよ。」

慌ててしまった事をデワントンに謝罪するが、デワントンは気にしてない。
デワントンが別のコマンチのコックピットに乗り込み機体を確認しはじめると。
デワントンの言葉である程度、この機体の特徴を覚える。

メフィア「よっと、へえ武装はないが・・・・・・・ミサイル装備か・・・・・でもマイクローンは恐ろしい存在だから、武装はあるだろうね・・・・・・・」

メフィアは一回コックピットを降りて武装を確認する。
これから自分が乗る機体かも知れないので、細かくチェックする。
見ただけ武装は隠されていそいうなので専門職に聞く。

メフィア「ちょっとすいません。」

「はいなんでしょう?」

メフィア「機銃って何処にある?」

「バルカン砲ですか?収納式になっています。腕に装着していますが、基本装備VF-1バルキリーのガンポッドと同じなので、今は装着してませんね。」

メフィア「そうですか、えぇとこの場合はありがとうございます。」

「いえどうもお役に立てて光栄です。」

専門職(整備兵)の話を聞いたメフィアはふふんと言う顔をして全てを理解する。
むしろ、この機体が気に言ってしまった
となると・・・・・・・・・

メフィア「桐原中尉はいますか?」

桐原中尉「俺か?」

メフィア「中尉は基地の偉い人と関係がありそうだからこれに変更できないか頼める?」

桐原中尉「変更か?やってみないと分からんが、分かった試しに聞いてみる。」

機種変換を桐原に要請する。
それを聞いた桐原は父のいる茂政の所へ向かう。
行っている最中、メフィアはコマンチに見惚れる。

この最高な機体を乗りこなして見せたいと。

エリアーノ「メフィア、なんか見る目が違うね。」

メフィア「そう?別に何にも変わらないわん♩」

エリアーノ「いや変わっているだろ、いろいろな面で。」

コマンチを気に入ったメフィアの顔にエリアーノはドン引きする。
本当にVAHー1コマンチを気に入ったのである。

その後。

桐原中尉「結果、航空運用に関して適切な処置なので使用を許可するそうだ。」

メフィア「本当ですか?」

桐原中尉「キチンと命令書が出ている、ちゃんとサインと印鑑つきだ。」

正式にメフィアの要望通りデワントンやエリアーノにVAHー1コマンチの使用権が認めらる。
以後、軍事行動ある場合はこれを使って戦闘に参加する事になる。
メフィアの我儘であるがデワントンやエリアーノは反対しない。

むしろ我儘が通ったおかげでわけの分からない空挺(エアボーン)をしなくてすむ。
それだけであった。

メフィア「じゃあ早速動かして見るかな、動かせる?」

桐原中尉「司令部の上空ならばな。ハッチオープン、シャフト浮上。」

メフィアの要望により、機体の試乗するためゲートが開けシャフトが浮上する。
桐原もメフィアになれない機体を覚えるのがいいと、整備兵に命じシャフトを浮上させた。
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第114話 ブリーフィング

2017-07-27 23:00:17 | 超時空要塞マクロスサイドストーリーズ
南米における残留ゼントラーディ軍から戦火から解放する解放戦の前に・・・
多くの統合軍将兵たちは休息を取っていた。
これから一気に戦争終結へ向ける構えであり、緊張感に包まれており。
誰も笑顔を浮かべていない・・・・・・

それは桐原達も同様であった・・・・

桐原中尉「イェル.ウォルター.デワ.メフィア.エリアーノ。上から2名は部下であるが、デワ以下3名は俺の部下になる。」

さっそくやっていたのは混成部隊の編成であった。
桐原は父茂政からデストロイド.マーク1に乗りこむ事になったデワ以下メルトランガールズを部下にし行動するように言われる。
もっとも別の意図とかがありそうだが、その辺は気にしない。

重要なのは作戦を上手く遂行できるかどうかである。
父がどんな意図があるのか分からないが・・・・・まぁとにかく集中してやるべし。
もっとも誰一人戦死しないで済むかどうかは分からない・・・・・・・・・・

戦場とは常に山の天気のように急変すると考えるべし。

であるので、この中で戦死者が出ても弔う事しかできない。
現場でやるのは死者がでないようにベストを尽くす事である。
戦場で何が起きても全員戦場から生きて帰れるように、最善の事を尽くす。
ただそれだけである。

イェル「隊長、今回の担当地域は何処でしょうか?」

桐原中尉「南米方面軍司令部から北部にあるマナウスだ。」

桐原達がブリーフィングを終えて向かう先は南米方面軍司令部の北部に街マナウス。
既に砲撃で壊滅したが、地球統合軍の残存部隊がおり激しい銃撃戦を繰り広げている。
また言ってしまえば、南米全体における最大の激戦区と言ってもいい程戦闘の激しい地域であり。

かなりの死者が出ているらしく。
そこを桐原達が赴いて残留ゼントラーディ軍の掃討戦をし戦闘を終わらせると言う事らしい。
情報によればバトルスーツではなく、生身の歩兵らしい。

現地軍は歩兵によるゲリラ戦をしているらしく、一部民間人もその一つに加わっていると言う事だ。

桐原中尉「さてデワ、メフィア、エリアーノ。そろそろ地球人の戦闘のやり方を覚えてもらうぞ。」

デワントン「地球人の戦闘のやり方?」

桐原中尉「あぁ今まで君達は集団戦をしてきたが、次は少数精鋭の戦闘だ。もっとも、相手を誤射しやすい現場であるがした場合は軍法会議で罰せられる事がある。今までの戦闘とは大きく変わるぞ!」

と桐原ら三人にそう伝える。
デワントンら三人はビクッと震える。
それもそのはず、彼女らゼントラーディ人が体験した事のない地球側の戦争だ。
何もかもが常識外れである。

無論知らなかったでは済まされない、地球統合軍の軍籍にいるならば戦闘に加わってもらうし。
誤射した場合、罪相応の処罰を受けてもらう。
それが分からないデワントン達は何をされるかその恐怖に怯える。

桐原中尉「それでもいいか?」

デワントン「無論です、今の私たちは地球統合軍の軍籍にいます。必ず守ります。」

怯えるデワントンに桐原は了承を得るために聞くとデワントンは守ると宣言する。
もっとも基礎的な地球式の軍事訓練を受けた経験のないデワントン達が知っているわけではないので心配するが。

桐原中尉「後、お前らは空挺降下だが理解できるか?」

メフィア「何それ?」

桐原中尉「何それ?じゃない!!お前らはデストロイド部隊は足が遅いから大型輸送機で降下するんだよ。」

メフィア「降下ぁ!?」

更に心配するたねが増える、それは空挺降下の事を理解していない事である。
ゼントラーディ人だから理解してないのは庇いようがあるが、それではダメだ。
足の遅いデストロイドは大型輸送機から空挺降下する必要がある。

理解していなかったら空挺降下する事ができない。
そればかりか、事故死してしまったり地上から狙い撃ちにされる場合もある。

どちらも最悪なケースばかりだ。
ゼントラーディ人であるが故に許される行為じゃ済まされない。
軍事作戦の致命的なミスを犯してしまう。

このままでは確実に死人を出してしまう。

一応少しでも知識を覚えさせなくてはならない。
空挺降下・・・エアボーンを........

桐原中尉「イェルとウォルターは休んでくれ、俺はデワとメフィアとエリアーノをエアボーンの知識を詰め込む。」

イェル「了解、行くよウォルター。」

ウォルター「あぁ、(隊長、異星人とは言え美女三人相手とは羨ましいぜ。)」

桐原はデワントンやメフィア.エリアーノに空挺(エアボーン)の知識を短時間で教え込むために.....
イェルとウォルターに席を外すさせる。
無論二人は了承したが、ウォルターは何やら不満げな部分がある。

もっとも退出させた不満ではなく、美女三人を相手に訓練させる事らしい。
羨ましいあまりの嫉妬だろう。
その嫉妬は........

イェル「私では不満ですか?ウォルター君。」

ウォルター「げっ出た!」

イェル「こらぁ!!私では妖怪か!この馬鹿男め!」

とイェルに補足され大目玉を食らう。
もっともイェルは元々ゼントラーディ軍の敵監察軍兵士である。
今はデワントン達を敵視してないが、元からの事かデワントンらが美人である事に嫉妬したのだろう。

イェルも監察軍の合成兵士であるが、美人であり。
中々いいルックスの持ち主である。
その心の中では......

ーゼントラーディめ、私だって負けてないわよ。
ー今は敵視してないけど、文明的な文化との戦争は私たちが勝つ。
ーむしろ私の方が先輩だ!

とデワントン達に対抗心が芽生える。
それほどまでに悔しかったのである。

桐原中尉「さてお前らに空挺降下を教える...あれ」

教えようとした途端デワントン達がいない。
一体何処に行ったのか見渡すと、デワントン達がヘリコプターの所にいた。
何のためにヘリコプターを見ているんだと思ったが、よく見るとただのヘリコプターではない。
地球で開発され、砲撃から難を逃れたVAHー1コマンチである。

桐原は今度はヘリかと思った。
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第113話.南米解放戦

2017-07-26 23:46:59 | 超時空要塞マクロスサイドストーリーズ
                     【西暦2010年3月15日.南米方面軍司令部】
マックスとミリア.佐枝子らがオセアニア地区へ旅立って数日後の3月15日。
全地域に向けてリン・ミンメイの新曲愛おぼえていますかが放送された。
放送する意図はゼントラーディ軍兵士の戦意を喪失させる事である。

この放送の筋書き通り戦意を失い各方面軍と和平を結び地球側へ寝返る部隊が増えてきた。
だが、それでも抵抗を続ける兵士がいる。

もっとも早期的に潰してしまいたい所であるが・・・・・・・・

桐原大佐「掃討戦か・・・・・・」

シン中佐「アラスカより指令書が届いています。東参謀・・・読んでくれますか?」
地球統合軍南米方面軍参謀シン・ビョンドク中佐

東中佐「あぁ・・・・・・・・南米方面軍司令部に告ぐ、南米におけるゼントラーディ軍の投降勧告と受け入れない場合の殲滅せよ・・・・・・・・・ですか・・・・・・・」
地球統合軍南米方面軍参謀東 

桐原大佐「戦力はそこまで多いとは言えんが・・・・・・・」

シン中佐「しかし、各地に南米の統合軍残存兵力の集結ポイントがあります。」

それは南米方面軍も同じであった。
南米で今だに抵抗する残留ゼントラーディ軍を投降、殲滅せよと言う事であった。
南米方面軍は戦力の大部分を第118分岐艦隊の攻撃で失っているが。
戦闘機はある程度残っており、南米に残存もしくはSDF-1マクロスに合流したバルキリーは合計17機。
VA部隊も32機がある。
それにゼントラーディ軍恭順部隊にもかなりの兵力があるし、陸軍や海兵隊のデストロイドもある。

桐原大佐「よしいいだろう、明後日の17日。ゼントラーディ軍掃討戦を開始する。南米を戦火から解放するのだ!!」

戦力的に考え、南米解放戦を実行する事を決める。

「デストロイド・ジャべリン.デストロイド・パトリオット.問題確認オールグリーン、砂漠戦用モンスターの整備急げ!」
「旧式のプロトタイプモンスターも出せ!オクトスやシャイアンも全てだせ!」

南米方面軍司令部は生き残ったデストロイド部隊をかき集めていた。
モンスター.スパルタン.トマホークなどの定番機を始めスタースラム.ノバ.マーべリック.ゴブリンⅡなどのバリエーション機を導入。
初代デストロイド.マーク1などの試作機も出している。
デストロイドだけではない、90式戦車やM1エイブラムスやルクレール.レオパルドなどの戦車の姿も確認できる。

戦車部隊は基地で待機であるが・・・・・・

桐原中尉「掃討戦か・・・・・」

桐原率いるノンバリケン小隊も南米残留ゼントラーディ軍掃討戦に参加する。
無論戦力は十分にあり、士気も装備も良好であった。

イェル「久しぶりの戦闘ですね。」

ウォルター「そろそろ戦争も終わります、最後まで生き残りましょう。」

桐原中尉「無論そのつもりだ。」

もうこの状態もあってか、戦争終結が近いと言う事を実感できる。
桐原率いるノンバリケン小隊は戦争がもうじき終わるので戦死せず戦後まで生き抜こうと決意を固める。
だが・・・・・・・・・・・

デワントン「茂人!!」

桐原中尉「デワ?なんだその格好?」

デワントン「私も出撃するのよ、私だけじゃないメフィアやエリアーノも・・・・・・・」

デワントンらメルトラン組も共に戦うとパイロットスーツに着こみ戦うと言ってきている。
桐原はなんかいい顔をしない・・・・・
もっともデワントンは以前、ウォルターのバルキリーを強奪した前科がある・・・・・・・

更に言えばデワントン達が乗るような機体がない・・・・・・・・・

桐原中尉「デワ・・・・・・気持ちは分かるが乗る機体はあるのか?」

デワントン「乗る機体?」

桐原中尉「とぼけても駄目だぞ、乗る機体が無ければ俺達と共に出撃できない。クァドランはどうした?」

メフィア「あれなら、全部研究用として持っていかれました・・・・・・・」

桐原中尉「まったく・・・・・・・・・」

クァドランに乗るように伝えるが、そのクァドランは南米方面軍司令部科学班に接収されている。
それ故、乗る機体はない・・・・・・・・・・
桐原はこれで諦めてもらおうと考えたが・・・・・・・・

デワントン「でもその点なら大丈夫。」

桐原中尉「何?」

デワントン「デストロイド.マーク1に乗るからね。」

桐原中尉「マーク1?最初の人型デストロイドか?」

デワントンらにはデストロイド.マーク1が与えられていた。
マーク1用に開発された防弾シールドや片腕だけでも装備できるガンポッドなど。
既にすぐ戦闘に参加できるような状態になっていた。

やはりこれは親父が原因か・・・・・・・・・・

結局デワントンと佐枝子をどちらを選ぶか決まらず・・・・・・
父やお袋はどちらかを選ぶために、いろいろと試すが結局駄目・・・・・・

どうせならば近くにいっぱなしのデワントンに無理やりくっつけようとしているのだろう。

桐原はデワントンは嫌いじゃない・・・・・・・
むしろ好きと言ってもいい程であった、地球人離れした美人であるし。
真面目であるし、佐枝子と同じ程好きと言ってもよかった。

でもこれはいくらやりすぎ・・・・・・

桐原中尉「もっとも操縦方法は・・・・・・・・」

デワントン「その件については大丈夫、シュミュレーターで散々練習しておきましたから。」

桐原中尉「何!?」

メフィア「すませんね、中尉・・・・・私達も同じで・・・・・もっとも軍曹はのめり込みがよく・・・・」

エリアーノ「簡単に・・・・・・・・・」

デワントンはシュミュレーターでデストロイドの操縦方法を訓練していた。
無論桐原に内緒で、メフィアもエリアーノも巻き込まれる形で訓練に参加しデストロイドの操縦方法を覚えた・・・・

桐原中尉「まったく・・・・・・・それに出撃は明後日だぞ・・・・・・・」

デワントン「えぇ!?」

桐原はデワントンの行動力に呆れる半面感心する・・・・
だけど・・・覚えるのが早すぎ・・・・・
これにより桐原の悩みは増加した。
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諏訪頼重

2017-07-26 15:49:25 | 戦国武将・戦国姫図鑑
諏訪頼重
【諱】頼重
【苗字】諏訪
【朝臣】神氏
【生没】1516年ー1542年
【父親】諏訪頼隆
【母親】不明
【正室】禰々(武田信虎の三女)
【兄弟】諏訪頼高
【子息】
諏訪長岌
諏訪御料人(武田信玄側室)
【解説】
諏訪頼隆の嫡男として生まれ、弟頼高は大祝職に就く。
父の死後、祖父頼満から後継として指名され諏訪家を継承する。
甲斐武田家とは祖父の代より対立していたが、和睦し頼重は信虎の三女禰々と結婚する。
信虎・村上義清と結び、海野氏と戦い海野平の戦いで海野棟綱を上野国に追放している。

しかし、信虎が駿河国に追放され晴信/信玄が継承すると諏訪領へ侵攻。
高遠頼継らの攻撃を受け、桑原城で降伏。
弟頼高と共に連行され幽閉の後自害。

禰々はショックで16歳で亡くなり、息子長岌は信玄に利用された挙句消息不明になる。
娘諏訪御料人が信玄の側室になり武田勝頼が生まれ、諏訪勝頼と名乗らせ諏訪家を継承している。

勝頼が当主になると頼重の叔父諏訪満隣が継承し、この系統は近世大名諏訪高島藩、城持ち大名として明治維新まで続く。


おのづから 枯れ果てにけり 草の葉の 主あらばこそ 又も結ばめ
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真田信綱

2017-07-26 13:05:36 | 戦国武将・戦国姫図鑑
真田信綱
【諱】信綱
【苗字】真田
【通称】源太郎
【生没】1537年ー1575年
【父親】真田幸隆
【母親】恭雲院
【兄弟】
真田昌輝
真田昌幸
真田信尹
金井高勝
真田清鏡
【子息】
真田与右衛門
真田信興
真田信光
清音院殿(真田信幸正室のちに側室)
【解説】
真田幸隆の嫡男として生まれる。
同母弟の昌幸や信尹が年少期から信玄に仕え。
第4次川中島の戦いで父幸隆と共に妻女山攻撃別働部隊に加わっていた。
そして戦場では常に父や弟昌輝と共に行動し、信濃や上野各国を転戦し。
駿河今川攻めでは昌輝と共に先鋒を務め、三方ヶ原の戦いでは先鋒として徳川軍を相手に奮戦している。

幸隆の死後、正式に武田家の家督を存続し武田勝頼に従い長篠の戦いで織田・徳川軍と対峙する。
鉄砲の銃撃で主力軍が打撃を被っても敵陣に迫るほどの奮戦する。

しかし昌輝同様、力つきて戦死。
真田家の家督は当時武藤の家督を継いでいた昌幸に存続された。
信綱を討ち取ったのは渡辺政綱や柴田勝家・丹羽長秀・羽柴秀吉だという様々な説がある。
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真田昌輝

2017-07-26 12:54:54 | 戦国武将・戦国姫図鑑
真田昌輝
【諱】昌輝
【苗字】真田
【通称】徳次郎
【生没】1543年ー1575年
【父親】真田幸隆
【母親】恭雲院
【正室】相木昌朝の娘
【兄弟】
真田信綱
真田昌幸
真田信尹
金井高勝
真田清鏡
【子息】
真田信正
【解説】
真田幸隆の次男として生まれる。
小姓として武田信玄に仕え、有力武将の子弟が任じられる百足衆の一人になる。
弟真田昌幸や甥信之・信繁兄弟に隠れがちだが、一之衆七千を務め兵部は我が両眼なりと言わしめた有能な武将であった。
別家を立てられることを許され、信州先方衆の副将格であることから信玄の信頼が厚く。
駿河の国の今川氏真攻めでは兄信綱と共に先鋒役として活躍している。

しかし

長篠の戦いで最右翼の主将を務め織田・徳川連合軍を破ろうと迫るが・・・・
佐久間信盛と交戦の際、主力軍が鉄砲でやられ自身は兄と共に奮戦するが力尽きて討ち死にする。

息子真田信正は越前松平家の松平忠昌の家臣として仕え越前真田家として後世に血筋を残している。
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板垣信方

2017-07-26 12:13:38 | 戦国武将・戦国姫図鑑
板垣信方
【諱】信方
【苗字】板垣
【朝臣】源
【生没】1489年ー1548年
【通称】駿河守
【父親】板垣信泰
【母親】不明
【正室】不明
【兄弟】室住虎登
【子息】
板垣信憲
酒依昌光
板垣信廣
女子(板垣信安室)
女子(板垣信興室)
女子(板垣信寛室)
【解説】
板垣信泰の嫡男として生まれ、武田信虎に仕える。
信虎の元で信濃国佐久郡侵攻の際に敵城十数を落とす活躍し、信虎の嫡男晴信(後の武田信玄)の教育係になる。
信虎が駿河に出ると甘利虎泰と共謀し嫡男晴信を擁立し、信虎から家督を奪うクーデターを引き起こしている。
その後、晴信らが信濃の各豪族と小笠原長時や村上義清らとの戦いで数々の戦功をあげ武田家の領地拡大に貢献するが・・・・
上田原の戦いで村上義清に敗北し、信方は甘利虎泰、才間河内守、初鹿伝右衛門と共に戦死する。

板垣氏とは?
甲斐源氏武田信義の三男板垣兼信を祖とする一族。
信方は兼信の次男頼重の子孫である。

自由民権運動で有名な板垣退助は血はつながらないが、家系的には子孫である。
後に戊辰戦争において武田家の家臣の子孫が帰ってくると甲斐の国に宣伝する戦略に出ている。
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武田高信

2017-07-26 11:51:50 | 戦国武将・戦国姫図鑑
武田高信
【諱】高信
【苗字】武田
【朝臣】源
【通称】又五郎
【生没】1529年ー1573年
【父親】武田国信
【母親】不明
【正室】不明
【兄弟】武田又三郎
【子息】
武田又太郎
武田与十郎
武田助信
【解説】
因幡武田家は甲斐源氏嫡流甲斐武田氏の分家若狭武田氏の庶流。
父国信は因幡山名氏のもとにあって客将として優遇され、鳥取城の城番になり一国一城の主への野心から鳥取城の改修を行った。
父の死後、山名氏の叛意から鳥取城を奪還し毛利氏と同盟を結び、山名豊成を毒殺し一族の山名豊弘を擁立し因幡国を掌握する。

しかし

尼子氏の復興をもくろむ尼子勝久・山中幸盛ら尼子党に悩まされ。
但馬国の山名祐豊から高信の排除を毛利一門吉川元春に要請し立場が危うくなり。
息子助信が家督を継ぎ、どんどん追い詰められ。
元春の弟小早川隆景に助けを求めるが、見捨てられ不慮の死を遂げる。
助信の子孫はそのまま山名氏の家臣の家系として明治維新まで続いている。
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