【西暦2068年超長距離移民船団マクロス7】
第2次ウィンダミア独立戦争が終わった翌年・・・・・
超長距離移民船団マクロス7にて・・・・・・
ミラージュ「久しぶりに会えるなおじい様、おばあ様。」
ケイオス・デルタ小隊ミラージュ・ファリーナ・ジーナス中尉
ケイオス・デルタ小隊のミラージュ・ファリーナ・ジーナスはマクロス7船団を訪れていた。
第2次ウィンダミア独立戦争関連の後処理にひと段落がつき、久しぶりに祖父母に会いたくなった。
マクロス7船団を訪れる前に父方の祖父母の家に訪れており・・・・
祖父母は孫の顔が見れて喜んでいる・・・・・
シフォン「あっ姉さん。」
新統合宇宙軍シフォン・ジーナス准尉
ミラージュ「シフォン・・・・・・」
途中の道で新統合軍人の妹シフォン・ジーナスがいた。
シフォンはミラージュが新統合軍をやめたり、うじうじしてた事から・・・・
好かれていないかつ、嫌っている。
そんなシフォンがここにいる・・・・
まさか・・・・
おじい様とおばあ様の所へ・・・・・
ミラージュ「まさかシフォン、おじい様やおばあ様の所へ?」
シフォン「そうよ、何か問題でも?」
ミラージュ「いや・・・・」
シフォン「まさか姉さんもおじい様とおばあ様の所へ?」
ミラージュ「うん・・・・・・・」
やはりそうだった・・・・・
シフォンも同じように祖父母の家に向かっている・・・・・・
ミラージュからすればなんか気まずいと感じてしまう・・・・・
こんな時もう一人の妹ミストラルがいれば、なんとかなるが・・・・
シフォンだけじゃ・・・・・・・・
重苦しい雰囲気の中、ミラージュはシフォンと一緒に祖父母の家に向かう。
ピンポーン
ミラージュ「ミラージュです、お久しぶりです。」
『ミラージュ?よく来たわね、いらっしゃい。』
しばらくして祖父母の家に到着した。
これでなんとか重苦しい雰囲気から解放される・・・・
ミラージュはそう重い安堵した。
しばらく待っていると家の門が開いた。
ハヤメ「お待ちしておりました、駐在武官のハヤメ・インメルマン少尉です。」
新統合軍ハヤメ・インメルマン少尉
ミラージュ「!?ハヤテ・・・・ハヤテ・・・なのか!?」
ハヤメ「はい?」
ミラージュ「なんでここにいるんですか!?」
ハヤメ「え・・・え・・・え!?」
するとハヤテに瓜二つの女性兵士が出てきた。
彼女はハヤメ・インメルマン・・・・・ハヤテと関係ありそうな名前だが・・・・
ミラージュはハヤメをハヤテと勘違いした。
今のミラージュの反応にハヤメは困惑し・・・・
シフォンは軽蔑するかのような目で見る・・・
ミラージュ「ってなんでスカート履いているんですか・・・それに胸も・・・・ハヤテ・・・・いつからそんな趣味に・・・・・」
ハヤメ「違います・・・・兄貴ではありません。」
ミラージュ「兄貴?」
ハヤメ「兄貴の双子の妹です、違いますって私は女です。」
勘違いするミラージュにハヤメは自分はハヤテの双子の妹で、女だと伝える。
ハヤメから女だと伝えられたミラージュは驚くのあまり後ろへ下がる。
すると・・・・シフォンがハヤメの前へ立ち・・・・
シフォン「少尉殿、お勤めご苦労様です。」
ハヤメ「はい・・・では案内しますのでついて来てください。」
シフォン「ふふん、軍隊の礼儀を忘れたのかしら・・・ね・え・さ・ん」
ミラージュ「うっ・・・」
敬礼し挨拶をする・・・・
さっきの事で混乱していたハヤメだが、ベレー帽をただし敬礼し・・・
ついて来るように言う・・・・・・
ミラージュもハヤメの後をついて行くが・・・
さっきの失態のせいか、シフォンに馬鹿にされてしまい・・・・
ものすごく恥ずかしく感じてしまった。
ミリア「よく来たわね歓迎するわ。」
予備役ミリア・ファリーナ・ジーナス大佐
マックス「二人の顔が見れてうれしいよ。」
予備役マクシミリアン・ジーナス中将
ミラージュ「はい、これワルキューレのサインです。」
マックス「ありがとう。」
シフォン「これは蜂蜜です、どうぞ。」
ミリア「ご丁寧にありがとう。」
家に入るとマックスとミリアが出迎えてくれた。
ミラージュとシフォンはそれぞれお土産を二人に渡す。
渡されたお土産を見てマックスとミリアは喜び、ミラージュとシフォンをリビングに誘った。
二人は誘いに乗りリビングのソファーへ座り、ハヤメが持ってきたお菓子をつまむ。
ミリア「ミストラルはいないの?」
シフォン「ミストラル姉さんは今軍務に就いてます、終われば後日来るかと・・・・」
ミリア「残念ね・・・・3人揃えば完璧なのに・・・・」
ミリアはミラージュとシフォンの二人にもう一人の妹ミストラルの事を確認する。
シフォンが先に口を開き、ミストラルが今軍務のため来られない事を報告した。
事実、警務官であるミストラルは軍内の不祥事の対処に追われており・・・・
忙しくて何処にも行けないような状態であった。
この報告を聞いたミリアは納得するも、3人いた方が納得すると・・・
少し残念そうな表情を浮かべた。
マックス「二人とも仕事の方は大丈夫かい?」
ミラージュ「第2次ウィンダミア独立戦争に関連の事は落ち着きました、今は平和で退屈するくらいです。」
ハヤメ「兄貴は元気かしら?」
ミラージュ「ハヤテは元気ですよ、元気すぎて困ってます。後輩なのに・・・」
ハヤメ「昔から兄貴はあんな性格なんですよ。」
会話の方は結構和やかに進む。
ミラージュが仕事の調子をマックスとミリアに報告すると・・・・・
ハヤメが兄ハヤテ関連で絡んでくる・・・・
ミラージュは気さくにハヤテの様子を伝えると・・・
ハヤメは表情を明るくしながら返答する。
マックス「シフォンの方は?」
シフォン「微妙ですね、反統合勢力やはぐれゼントランとの攻防で同僚が死にまくってます。いつ自分がどうなるか正直・・・・」
ミリア「そんな事言わないの・・・・私たちの孫娘だし、それにミランダの娘じゃないしっかりなさい。」
シフォン「はい。」
シフォンの方は暗い・・・・・・
なんせ勤務地は最前線であり、反統合勢力などの武装組織と連日のように戦っている。
常に戦場に立てば何人かが戦場で倒れていくような所であり・・・・
さっきまで会話していた仲間が死ぬような環境である・・・
人を殺すのに躊躇うミラージュと比べ躊躇しないシフォン・・・・
しかし
仲間が死ぬような光景はかなり痛く・・・・
いつか自分も戦場で死ぬのではないかと思う程であった。
そんなシフォンにミリアは励ましの言葉を送る・・・・・
少し会話した後
ミラージュ「そう言えばなぜインメルマン少尉が我が家に来たのですか?インメルマン少尉は吉野中将のご息女で、その妻である・・・」
ミリア「ラウラでしょ、つまり私をライバル視しているラウラがなぜ孫娘を我がジーナス家に来たのか?簡単よ、仕事よ。」
ハヤメ「はい・・・おばあちゃんは反対してましたが、私はミリアさんが好きなので・・・」
ミラージュ「なるほど・・・」
シフォン「おばあ様と吉野さんはライバル関係と聞いていたから無理やりかと思っていた。」
ハヤメ「よく言われます。」
ハヤメが何故、マックスとミリアの家に来たのかを聞いた。
なんせハヤメの祖母はラウラ・ベルタリアであるため・・・・
配属する時にいろいろと問題があったはず・・・・
その心配もあったが、ハヤメがミリアの事が好きなため・・・
強引に二人のもとへ来たとの事・・・・・
シフォン的には上が嫌がらせで無理矢理かと思ってたらしく・・・
ハヤメはシフォンの言葉をよく言われると肯定した。
マックス「ミラージュもハヤメ君の兄ハヤテ君と上手く相棒の関係でいるだね?」
ミラージュ「はいなんとか、恋の関係は負けてますので悪しからず。」
ミリア「分かっているわよ、噂話によればパイロットとしての腕もあがっているそうね、まるで私達を思い出すわ。ねぇマックス。」
マックス「確かに報告によれば、連携も中々だからね。以前のミラージュとは大違いだよ。」
ミラージュ「なんかそう言われると照れますね。」
シフォン「・・・・・」
話はミラージュの腕前に関する方向へ進んだ。
ミラージュがハヤメの兄ハヤテ・インメルマンとの連携で腕をあげたと。
マックスとミリアは結構ミラージュを褒め称え、ミラージュは照れてしまう。
一方のシフォンはぎょっとする・・・・
まさか腕をあげるなんて・・・・・
シフォン「姉さん、おめでとうございます。」
ミラージュ「あ・・・・ありがとうシフォン。」
とりあえずかのようにシフォンはミラージュにお祝いの言葉を述べた。
まさかのお祝いの言葉にミラージュは戸惑いながらも喜んだ。
自分を毛嫌いしているシフォンが喜ぶなんて・・・・
ミラージュはそう思っていると・・・・
シフォンは・・・・・
シフォン「うじうじしていた姉さんが成長するのは、少し見直したかな。」
ミラージュ「はははそう言う所ですか・・・・」
シフォン「あの頃とは大違いね、流石私のお姉さん。」
妹の癖に上から目線な態度は置いて置いて・・・・・・
ミストラルなしで関係の改善は出来そうだなとミラージュは思う。
シフォンがミラージュを嫌ってたのは軍人としての節度がない。
人を殺す事ができなくて軍から抜けた事などと・・・・
シフォンから恨まれ、それ以来気まずい関係になったが・・・・
ようやく姉妹としての仲を取り戻す事が出来る・・・・
そう確信できるようになった。
ハヤメ「いいですね姉妹は・・・」
シフォン「えっ」
ミラージュ「えぇぇぇ」
ハヤメ「私もアヤメ姉貴やハヤテ兄貴といい関係になりたいわ。」
そう思っていると突然のハヤメの来襲にミラージュとシフォンは驚く・・・・・
ハヤメもアヤメ・インメルマンやハヤテ・インメルマンと言う兄弟がおり・・・
それぞれ遠い場所で働いてる・・・・・
今のミラージュとシフォンのやり取りを見ていいなぁと思ったようだ。
マックス「まぁ今日は泊まって帰りなさい、今回は二人のために特別な料理があるんだ。」
ミリア「そうそう食べられるようなものじゃないから、しっかり姉妹仲良く楽しみなさいよ。」
ミラージュ「お言葉に甘えておばあさま おじいさまいただきます。」
シフォン「私も姉と同じく。」
マックス「うん・・・ハヤメも食べなさい」
ハヤメ「いただきます。」
もうそろそろ夕飯になる。
マックスとミリアは二人のために特別な料理を用意しているようで・・・
お手伝いさんに料理を次々に持ってこさせる。
料理はイギリスの伝統ある料理ばかりで・・・
お酒の種類も豊富であり、かなり豪勢である。
ミラージュとシフォン、そしてハヤメも料理を食べながらいろいろと語りあった。
翌日
ミラージュとシフォンは帰還する事になった。
二人はジーナス家を後にし戻るべき場所へ向かう。
シフォン「ミラージュ姉さんここでお別れです。」
ミラージュ「そうですね、じゃあシフォン。」
シフォン「さよなら姉さん。」
二人はそれぞれの場所へ帰った。
それぞれ気まずい雰囲気を出しながら。
ミラージュはとぼとぼと今回も改善は難しいなぁと悟った。
その時・・・・・
シフォン「体に気を付けてよ、姉さん。敵に負けるより先に病気で倒れるの許さないから」
ミラージュ「シフォン・・・・」
振り返りながら体を心配してくれた。
ミラージュは思わず涙を流しそうになりながら感動し・・・震えた。
ありがとうシフォン・・・・
シフォンも体に気をつけて・・・・・
ミラージュはシフォンの言葉に感謝し惑星ラグナへ帰ったのだった。
第2次ウィンダミア独立戦争が終わった翌年・・・・・
超長距離移民船団マクロス7にて・・・・・・
ミラージュ「久しぶりに会えるなおじい様、おばあ様。」
ケイオス・デルタ小隊ミラージュ・ファリーナ・ジーナス中尉
ケイオス・デルタ小隊のミラージュ・ファリーナ・ジーナスはマクロス7船団を訪れていた。
第2次ウィンダミア独立戦争関連の後処理にひと段落がつき、久しぶりに祖父母に会いたくなった。
マクロス7船団を訪れる前に父方の祖父母の家に訪れており・・・・
祖父母は孫の顔が見れて喜んでいる・・・・・
シフォン「あっ姉さん。」
新統合宇宙軍シフォン・ジーナス准尉
ミラージュ「シフォン・・・・・・」
途中の道で新統合軍人の妹シフォン・ジーナスがいた。
シフォンはミラージュが新統合軍をやめたり、うじうじしてた事から・・・・
好かれていないかつ、嫌っている。
そんなシフォンがここにいる・・・・
まさか・・・・
おじい様とおばあ様の所へ・・・・・
ミラージュ「まさかシフォン、おじい様やおばあ様の所へ?」
シフォン「そうよ、何か問題でも?」
ミラージュ「いや・・・・」
シフォン「まさか姉さんもおじい様とおばあ様の所へ?」
ミラージュ「うん・・・・・・・」
やはりそうだった・・・・・
シフォンも同じように祖父母の家に向かっている・・・・・・
ミラージュからすればなんか気まずいと感じてしまう・・・・・
こんな時もう一人の妹ミストラルがいれば、なんとかなるが・・・・
シフォンだけじゃ・・・・・・・・
重苦しい雰囲気の中、ミラージュはシフォンと一緒に祖父母の家に向かう。
ピンポーン
ミラージュ「ミラージュです、お久しぶりです。」
『ミラージュ?よく来たわね、いらっしゃい。』
しばらくして祖父母の家に到着した。
これでなんとか重苦しい雰囲気から解放される・・・・
ミラージュはそう重い安堵した。
しばらく待っていると家の門が開いた。
ハヤメ「お待ちしておりました、駐在武官のハヤメ・インメルマン少尉です。」
新統合軍ハヤメ・インメルマン少尉
ミラージュ「!?ハヤテ・・・・ハヤテ・・・なのか!?」
ハヤメ「はい?」
ミラージュ「なんでここにいるんですか!?」
ハヤメ「え・・・え・・・え!?」
するとハヤテに瓜二つの女性兵士が出てきた。
彼女はハヤメ・インメルマン・・・・・ハヤテと関係ありそうな名前だが・・・・
ミラージュはハヤメをハヤテと勘違いした。
今のミラージュの反応にハヤメは困惑し・・・・
シフォンは軽蔑するかのような目で見る・・・
ミラージュ「ってなんでスカート履いているんですか・・・それに胸も・・・・ハヤテ・・・・いつからそんな趣味に・・・・・」
ハヤメ「違います・・・・兄貴ではありません。」
ミラージュ「兄貴?」
ハヤメ「兄貴の双子の妹です、違いますって私は女です。」
勘違いするミラージュにハヤメは自分はハヤテの双子の妹で、女だと伝える。
ハヤメから女だと伝えられたミラージュは驚くのあまり後ろへ下がる。
すると・・・・シフォンがハヤメの前へ立ち・・・・
シフォン「少尉殿、お勤めご苦労様です。」
ハヤメ「はい・・・では案内しますのでついて来てください。」
シフォン「ふふん、軍隊の礼儀を忘れたのかしら・・・ね・え・さ・ん」
ミラージュ「うっ・・・」
敬礼し挨拶をする・・・・
さっきの事で混乱していたハヤメだが、ベレー帽をただし敬礼し・・・
ついて来るように言う・・・・・・
ミラージュもハヤメの後をついて行くが・・・
さっきの失態のせいか、シフォンに馬鹿にされてしまい・・・・
ものすごく恥ずかしく感じてしまった。
ミリア「よく来たわね歓迎するわ。」
予備役ミリア・ファリーナ・ジーナス大佐
マックス「二人の顔が見れてうれしいよ。」
予備役マクシミリアン・ジーナス中将
ミラージュ「はい、これワルキューレのサインです。」
マックス「ありがとう。」
シフォン「これは蜂蜜です、どうぞ。」
ミリア「ご丁寧にありがとう。」
家に入るとマックスとミリアが出迎えてくれた。
ミラージュとシフォンはそれぞれお土産を二人に渡す。
渡されたお土産を見てマックスとミリアは喜び、ミラージュとシフォンをリビングに誘った。
二人は誘いに乗りリビングのソファーへ座り、ハヤメが持ってきたお菓子をつまむ。
ミリア「ミストラルはいないの?」
シフォン「ミストラル姉さんは今軍務に就いてます、終われば後日来るかと・・・・」
ミリア「残念ね・・・・3人揃えば完璧なのに・・・・」
ミリアはミラージュとシフォンの二人にもう一人の妹ミストラルの事を確認する。
シフォンが先に口を開き、ミストラルが今軍務のため来られない事を報告した。
事実、警務官であるミストラルは軍内の不祥事の対処に追われており・・・・
忙しくて何処にも行けないような状態であった。
この報告を聞いたミリアは納得するも、3人いた方が納得すると・・・
少し残念そうな表情を浮かべた。
マックス「二人とも仕事の方は大丈夫かい?」
ミラージュ「第2次ウィンダミア独立戦争に関連の事は落ち着きました、今は平和で退屈するくらいです。」
ハヤメ「兄貴は元気かしら?」
ミラージュ「ハヤテは元気ですよ、元気すぎて困ってます。後輩なのに・・・」
ハヤメ「昔から兄貴はあんな性格なんですよ。」
会話の方は結構和やかに進む。
ミラージュが仕事の調子をマックスとミリアに報告すると・・・・・
ハヤメが兄ハヤテ関連で絡んでくる・・・・
ミラージュは気さくにハヤテの様子を伝えると・・・
ハヤメは表情を明るくしながら返答する。
マックス「シフォンの方は?」
シフォン「微妙ですね、反統合勢力やはぐれゼントランとの攻防で同僚が死にまくってます。いつ自分がどうなるか正直・・・・」
ミリア「そんな事言わないの・・・・私たちの孫娘だし、それにミランダの娘じゃないしっかりなさい。」
シフォン「はい。」
シフォンの方は暗い・・・・・・
なんせ勤務地は最前線であり、反統合勢力などの武装組織と連日のように戦っている。
常に戦場に立てば何人かが戦場で倒れていくような所であり・・・・
さっきまで会話していた仲間が死ぬような環境である・・・
人を殺すのに躊躇うミラージュと比べ躊躇しないシフォン・・・・
しかし
仲間が死ぬような光景はかなり痛く・・・・
いつか自分も戦場で死ぬのではないかと思う程であった。
そんなシフォンにミリアは励ましの言葉を送る・・・・・
少し会話した後
ミラージュ「そう言えばなぜインメルマン少尉が我が家に来たのですか?インメルマン少尉は吉野中将のご息女で、その妻である・・・」
ミリア「ラウラでしょ、つまり私をライバル視しているラウラがなぜ孫娘を我がジーナス家に来たのか?簡単よ、仕事よ。」
ハヤメ「はい・・・おばあちゃんは反対してましたが、私はミリアさんが好きなので・・・」
ミラージュ「なるほど・・・」
シフォン「おばあ様と吉野さんはライバル関係と聞いていたから無理やりかと思っていた。」
ハヤメ「よく言われます。」
ハヤメが何故、マックスとミリアの家に来たのかを聞いた。
なんせハヤメの祖母はラウラ・ベルタリアであるため・・・・
配属する時にいろいろと問題があったはず・・・・
その心配もあったが、ハヤメがミリアの事が好きなため・・・
強引に二人のもとへ来たとの事・・・・・
シフォン的には上が嫌がらせで無理矢理かと思ってたらしく・・・
ハヤメはシフォンの言葉をよく言われると肯定した。
マックス「ミラージュもハヤメ君の兄ハヤテ君と上手く相棒の関係でいるだね?」
ミラージュ「はいなんとか、恋の関係は負けてますので悪しからず。」
ミリア「分かっているわよ、噂話によればパイロットとしての腕もあがっているそうね、まるで私達を思い出すわ。ねぇマックス。」
マックス「確かに報告によれば、連携も中々だからね。以前のミラージュとは大違いだよ。」
ミラージュ「なんかそう言われると照れますね。」
シフォン「・・・・・」
話はミラージュの腕前に関する方向へ進んだ。
ミラージュがハヤメの兄ハヤテ・インメルマンとの連携で腕をあげたと。
マックスとミリアは結構ミラージュを褒め称え、ミラージュは照れてしまう。
一方のシフォンはぎょっとする・・・・
まさか腕をあげるなんて・・・・・
シフォン「姉さん、おめでとうございます。」
ミラージュ「あ・・・・ありがとうシフォン。」
とりあえずかのようにシフォンはミラージュにお祝いの言葉を述べた。
まさかのお祝いの言葉にミラージュは戸惑いながらも喜んだ。
自分を毛嫌いしているシフォンが喜ぶなんて・・・・
ミラージュはそう思っていると・・・・
シフォンは・・・・・
シフォン「うじうじしていた姉さんが成長するのは、少し見直したかな。」
ミラージュ「はははそう言う所ですか・・・・」
シフォン「あの頃とは大違いね、流石私のお姉さん。」
妹の癖に上から目線な態度は置いて置いて・・・・・・
ミストラルなしで関係の改善は出来そうだなとミラージュは思う。
シフォンがミラージュを嫌ってたのは軍人としての節度がない。
人を殺す事ができなくて軍から抜けた事などと・・・・
シフォンから恨まれ、それ以来気まずい関係になったが・・・・
ようやく姉妹としての仲を取り戻す事が出来る・・・・
そう確信できるようになった。
ハヤメ「いいですね姉妹は・・・」
シフォン「えっ」
ミラージュ「えぇぇぇ」
ハヤメ「私もアヤメ姉貴やハヤテ兄貴といい関係になりたいわ。」
そう思っていると突然のハヤメの来襲にミラージュとシフォンは驚く・・・・・
ハヤメもアヤメ・インメルマンやハヤテ・インメルマンと言う兄弟がおり・・・
それぞれ遠い場所で働いてる・・・・・
今のミラージュとシフォンのやり取りを見ていいなぁと思ったようだ。
マックス「まぁ今日は泊まって帰りなさい、今回は二人のために特別な料理があるんだ。」
ミリア「そうそう食べられるようなものじゃないから、しっかり姉妹仲良く楽しみなさいよ。」
ミラージュ「お言葉に甘えておばあさま おじいさまいただきます。」
シフォン「私も姉と同じく。」
マックス「うん・・・ハヤメも食べなさい」
ハヤメ「いただきます。」
もうそろそろ夕飯になる。
マックスとミリアは二人のために特別な料理を用意しているようで・・・
お手伝いさんに料理を次々に持ってこさせる。
料理はイギリスの伝統ある料理ばかりで・・・
お酒の種類も豊富であり、かなり豪勢である。
ミラージュとシフォン、そしてハヤメも料理を食べながらいろいろと語りあった。
翌日
ミラージュとシフォンは帰還する事になった。
二人はジーナス家を後にし戻るべき場所へ向かう。
シフォン「ミラージュ姉さんここでお別れです。」
ミラージュ「そうですね、じゃあシフォン。」
シフォン「さよなら姉さん。」
二人はそれぞれの場所へ帰った。
それぞれ気まずい雰囲気を出しながら。
ミラージュはとぼとぼと今回も改善は難しいなぁと悟った。
その時・・・・・
シフォン「体に気を付けてよ、姉さん。敵に負けるより先に病気で倒れるの許さないから」
ミラージュ「シフォン・・・・」
振り返りながら体を心配してくれた。
ミラージュは思わず涙を流しそうになりながら感動し・・・震えた。
ありがとうシフォン・・・・
シフォンも体に気をつけて・・・・・
ミラージュはシフォンの言葉に感謝し惑星ラグナへ帰ったのだった。