作画 いわしぃさん
令和2年8月22日
長田義家のブログとツィッターは4周年を迎えました
専門学生の頃から始め今日まで続けられましたが
三度の離職
自閉症スペクトラムの診断
いろいろと苦労する事はありますがなんとかやっていけてます。
これからもよろしくお願いします
作画はいわしぃさん
カゴメはアンサーズ中隊長の桐原茂人、アルタミラの相沢美弥・・・・
同じく出頭した憲兵出身の女性士官.劉夢華による話し合いに参加した。
これからの事について等々
話が進むうちにアンサーズ中隊で活躍する部隊員の話題になる。
既に男性の隊員は内定済みであり、既にアンサーズ母艦アルタミラに配属済みであり
中隊長である吉野大樹.大尉は自身の修行からか部隊指導までの間
テストパイロットなどを転々していると・・・・
そんな事もあるのかとカゴメは真剣に聞いていると
女性兵士4人が入ってきた。
カゴメ「エミリー・・・・」
その中に赤いベレー帽を被ったエミリーがおり・・・・
他三名の女性兵士の前に立ち敬礼する。
軍人としての凛々しさ・・・・
オペレーター時代とは異なる兵士らしい視線
カゴメは緊張のあまり固まってしまう。
桐原少佐「バッカニア少尉・劉少尉、相沢中尉と共に研修を受けてもらうメンバーだ!各人は優秀だが、君達の連携は不十分だ。きっちり上手く信頼関係と連携を強めてもらいたい。ニクソン中尉から返事を」
エミリー「小隊長候補エミリー・ニクソン中尉です」
イ少尉「イ・エラ少尉です。」
アリサ「私はアリサ・バレンタイン准尉だよ。」
ロザ「ロザ・べサーズ准尉です。」
エミリーなどの女性隊員たちは名前の紹介をした。
よく見てみるとエミリーの隊員たちも癖が強そうだ。
アリサはやる気の無さそうな雰囲気
エラは韓国人かつ東アジア人種なのに黒髪じゃない白髪。
ロザはゼントラーディ人らしからぬ大人しい印象
カゴメは隊員たちの人間観察を行う
エミリー「桐原少佐殿、よろしくお願いします。」
桐原少佐「こちらこそ頼むよ、ニクソン中尉。」
そんな中
エミリーは一歩前に出て茂人と握手をする
これからエミリーはアンサーズ中隊の中の小隊を率いる身であり
茂人の幹部になり、副隊長や他の小隊長と共に支える立場だ。
茂人と握手をしているエミリーは緊張ぎみであり顔が強張ってる
エラやロザは真剣な眼差しで見てるが
アリサは少し違った
握手を終え戻るエミリーに
アリサ「ニクソン中尉はオペレーター出身なんですよね、何故小隊長なのですかね?」
エラ「ちょっとアリサ!」
ロザ「まずいよ」
アリサ「実戦経験がなく、機種転換してなくて小隊長。私は納得いないねぇ」
オペレーター出身で実戦経験がなく小隊長になることに納得しないとアリサは言った
カゴメはやる気の無さそうな印象のアリサの態度に驚く・・・・
やる気の無さそうな態度ではあるのは変わりはない
だけど、アリサの目は鋭く・・・・根はやる気のない態度ではなく
なんだか分からないけど、油断できない強者の目をしてる
劉夢華「バッカニア少尉」
カゴメ「あっ・・・・はい」
劉夢華「彼女の経歴知ってるかしら?」
カゴメ「経歴ですか?」
劉夢華「そうよ、バレンタイン准尉はフライングフリーズ中隊出身よ」
困惑しているカゴメの横から夢華が口を開く
アリサは戦術攻撃部隊フライングフリーズ中隊出身であると
夢華はアリサの過去の経歴を知っているようであり・・・・
カゴメは夢華に対し・・・・・
カゴメ「戦術攻撃部隊のフライングフリーズ中隊ですよね?」
劉夢華「そうよ、かなり有能でここにくるまでに24機撃墜しているわ。まぁあの性格だから勲章もらえるだけに評価はされてないけれどね」
カゴメ「そんなに・・・・・・」
劉夢華「他にベサーズ准尉は機種転換しダルエスカラック中隊、イ准尉は北米アトランタ基地に所属していたシューフィッター。まぁ全員実戦参加済みよ。」
カゴメ「へぇ」
いろいろと質問し持っている情報を引き出そうと画策した。
結果は・・・予想通り話してくれた
アリサの撃墜数や勲章もらえてない事情
そして他の面々の過去の経歴を・・・・・・
全員、実戦経験のあると言う事を・・・・
劉夢華「ニクソン中尉の経歴見させてもらったけど、予備訓練と資格はあるだけで実戦経験なし。あれじゃバカにされてとう・・・」
カゴメ「エミリーをバカにしているんですか?」
劉夢華「ごめん・・・そんなわけじゃ、それに桐原少佐と相沢中尉の前で喧嘩はやめてよね。」
カゴメ「う・・・分かったわ」
夢華はエミリーについて厳しい指摘をした。
元々オペレーターであり実戦経験のないエミリーは馬鹿にされても当然と考えた。
その発言に悪気はないとは言え、カゴメの怒りを買う事になり反発
夢華は慌てて謝罪し、上官である茂人と美弥の見ている前なので喧嘩はやめようと言った。
カゴメも事情を察したのか、一時的に感情的になった自分を恥ずかしく思った。
だけど
このままエミリーを馬鹿にされたまま終わりたくない・・・・
どうにかしないと・・・・・・
と考えていると・・・・・・
エミリー「桐原少佐」
桐原少佐「なんだニクソン中尉?」
エミリー「私たち女性陣で演習してもいいでしょうか?」
桐原少佐「演習だと?」
エミリー「バレンタイン准尉も中々のご自信があるようで、少しお仕置きしないと・・・」
桐原少佐「ほう・・・・・・・」
エミリーが茂人に女性陣で演習してもいいかと聞いてくる。
まさかの反応に茂人も驚き、当然周りの面々も驚く
馬鹿にされて落ち込むかと思ったら・・・・
性格的に考えたら負けず嫌いなのは当然か・・・・・
カゴメはエミリーの発言にいろいろと考えるが・・・・
真っ先に反応したのは・・・・・・
アリサ「ど素人が私に喧嘩ね・・・・イ少尉」
エラ「私?」
アリサ「この素人小隊長叩き潰すから、リーダーやってよ」
エラ「私は賛成や反対とも・・・・・・わかったわ・・・」
アリサであり、エミリーの発言にプライドを傷つけられ・・・・
逆に痛い目見せてあげようと意気込んでいた。
階級は低いので上位階級のエラにリーダーを任せ・・・・
エミリーに素人が小隊長が無理だって事を教えようと燃えていた。
リーダーを任されたエラは困惑しつつも受け入れ、演習参加を決める
そして・・・・・
エミリー「そんじゃロザちゃん」
ロザ「ロザ・・・・ちゃん?」
エミリー「バディお願いね~」
ロザ「えぇぇぇぇぇ!?」
残ったロザはエミリーのバディになった。
ロザは状況を理解してなかったらしく・・・・・・・
エミリーにバディ任された時驚きの声をあげていた。
カゴメはロザを見て・・・・
何処か抜けていて可愛いなと思った。
桐原少佐「勝手に話は進んでいるようだが・・・・・・・・・・・・・相沢中尉」
相沢美弥「ハッ」
桐原少佐「彼女らが乗る可変戦闘機の準備はどうだ?」
相沢美弥「受領した機体がクラビウス基地の第1格納庫に・・・・いつでも出撃できます」
桐原少佐「そうか・・・・・・」
エミリーの演習の申し出に茂人は好意的に受け取る・・・
美弥を近づけさせ、機体の準備ができているかどうか確認した。
結果はいつでも出撃が可能な状態
つまりいつでも演習が出来る状態であり・・・・・・
茂人は少しニヤッと笑って
桐原少佐「ニクソン中尉、君達の機体の準備してある。演習を許可しよう。」
エミリー「本当ですか?」
桐原少佐「ただし、既に出航している空母アルタミラへの着艦を条件で」
エミリー「勿論です喜んで」
桐原少佐「君達の機体はパイロットスーツに着替える前に確認してもらう、相沢・・・案内しろ!」
相沢美弥「はい」
エミリーの演習を承認
美弥にエミリー達が乗る可変戦闘機のある第1格納庫まで案内させる。
カゴメもエミリーが乗る可変戦闘機が気になるので
一緒に行く夢華の後ろをついていくように、第1格納庫まで向かった。
第1格納庫に到着するとVF-4ライトニングやVF-5000などが駐機しており
数多くの整備兵が働いていた。
その中に・・・・・・
カゴメ「VF-1バルキリー・・・・・・・・」
10年前の第1次星間大戦の主力戦闘機VF-1バルキリーが駐機していた。
既に二世代可変戦闘機の前では旧型であり、一線を退きつつある機体・・・・・・
まさかこの可変戦闘機がエミリー達の機体になるのか・・・・・・
カゴメが驚いているのは勿論、エミリー・エラ・アリサ・ロザはポカンとしており
特にアリサは手が震える程驚いていた。
そんな状況下で美弥が口を開いた。
相沢美弥「旧型に見えるけど改修型のX型を二世代可変戦闘機の性能に匹敵する改修型VF-1Pフレイヤバルキリーよ。」
劉夢華「二世代可変戦闘機ってVF-5000と・・・・・」
相沢美弥「同等の性能があるわ、新設される桐原少佐のアンサーズ中隊は実験部隊だから、このフレイヤが配備されたわ。」
このバルキリーはVF-1Pフレイヤバルキリーと言うバルキリーであり・・・
主力可変戦闘機として問題のあったVF-4を補完すべく・・・・・
最新の機器やOSを用いて改修したVF-1Xの更なる改修型である。
このクラビウス基地では主にXタイプのVFー1バルキリーが配備されており・・・・・・
アンサーズ中隊のようにPタイプのフレイヤはまだ少数配備である・・・・
その性能を試験すべくアンサーズ中隊が創設され・・・・・
アグレッサーや独立遊撃部隊など実質なんでも屋部隊として機能する事になる・・・・・
アリサ「まぁ古い機体だけど、問題ないわ。ニクソン中尉殿」
エミリー「何か?」
アリサ「貴女のような温室育ちに戦場の恐ろしさを教えてあげるわ。」
エミリー「上等じゃない、泣きべそかかせてやるわ。」
機体を確認した二人はお互いに火花を飛ばす
それぞれのプライドをかけた戦いであり
特にエミリーは散々実戦経験済みのアリサに馬鹿にされているので
ここで見返すチャンスであった。
桐原少佐「バッカニア少尉」
カゴメ「ハッ」
桐原少佐「同じ艦で航宙管制出来ないから指揮挺シャマルにてニクソン隊をオペートせよ。劉少尉」
劉夢華「ハッ」
桐原少佐「アルタミラにてイ隊の航宙管制せよ!」
カゴメは夢華と共に茂人から航宙管制の配置場所を言い渡される。
指揮挺シャマル(トルネード級対宙哨戒挺)にカゴメを
自分たちの今後の活動の拠点になるアームド級宇宙空母アルタミラには夢華と・・・
二つのチームに分かれ、配置した。
これは同じ艦にいてお互いの作戦内容が相手にバレないようにする処置であり・・・
指揮官の茂人的にもアルタミラに配属になるカゴメと夢華のオペレーターとしての実力
いや、パイロットとの信頼関係を築ける能力がどれ程なのか知るいい機会である。
さっそく両陣営の面々は動き出す。
夢華は連絡挺に乗り、アルタミラに向かい
エミリーたちは制服を脱ぎパイロットに着替える・・・・・
チャックを締めて、黒いスポーツブラに包まれている豊満な胸を隠し・・・
パイロットスポーツ用の更衣室から出た。
カゴメ「エミリー・・・・」
エミリー「何?」
カゴメ「頑張ってね、応援している。エミリーが馬鹿にされるのは、私も辛いから」
エミリー「安心して、馬鹿にされたんだから私はむしろやる気が出るわ。自信満々だから己の力を過信している小娘に私の実力を教えてあげないとね。大丈夫、勝ってくるから」
カゴメはエミリーが更衣室から出るのを待っており・・・
更衣室から出てくるとエミリーに激励の言葉を送った。
カゴメの激励にエミリーは笑顔で応えた・・・・
女の意地としてアリサに負けたくはない
女同士きっちり自分の矜持をぶつける。
エミリーはそう考えており、カゴメを安心させる。
エミリー「しっかり私たちに指示お願いね」
カゴメ「うん、しっかり指示するわ。だから負けないでね」
エミリー「分かってるわ、ロザちゃん早く早く」
ロザ「まだチャック締めてない待ってよ」
エミリーはロザを引き連れ出撃していく・・・・
カゴメは内心実戦経験がなく、資格持ち程度でしかないエミリーを心配していた
本当に実戦経験豊富なアリサに勝てるのだろうか・・・・
やる気だけでアリサに勝てるのだろうか?
出撃していくエミリーの後ろ姿を見ながらカゴメはそう思ってしまった。
カゴメ・バッカニア
エミリー・ニクソン
アリサ・バレンタイン
イ・エラ
ロザ・ベサーズ
作画いわしぃ
【出演】
◆カゴメ・バッカニア
安野希世乃
◆エミリー・ニクソン
遠藤綾
◆相沢美弥
平田絵里子
◆劉夢華
柚木涼香
◆桐原茂人
諏訪部順一
◆アリサ・バレンタイン
千本木彩花
◆イ・エラ
中島愛
◆ロザ・ベサーズ
黒沢ともよ
同じく出頭した憲兵出身の女性士官.劉夢華による話し合いに参加した。
これからの事について等々
話が進むうちにアンサーズ中隊で活躍する部隊員の話題になる。
既に男性の隊員は内定済みであり、既にアンサーズ母艦アルタミラに配属済みであり
中隊長である吉野大樹.大尉は自身の修行からか部隊指導までの間
テストパイロットなどを転々していると・・・・
そんな事もあるのかとカゴメは真剣に聞いていると
女性兵士4人が入ってきた。
カゴメ「エミリー・・・・」
その中に赤いベレー帽を被ったエミリーがおり・・・・
他三名の女性兵士の前に立ち敬礼する。
軍人としての凛々しさ・・・・
オペレーター時代とは異なる兵士らしい視線
カゴメは緊張のあまり固まってしまう。
桐原少佐「バッカニア少尉・劉少尉、相沢中尉と共に研修を受けてもらうメンバーだ!各人は優秀だが、君達の連携は不十分だ。きっちり上手く信頼関係と連携を強めてもらいたい。ニクソン中尉から返事を」
エミリー「小隊長候補エミリー・ニクソン中尉です」
イ少尉「イ・エラ少尉です。」
アリサ「私はアリサ・バレンタイン准尉だよ。」
ロザ「ロザ・べサーズ准尉です。」
エミリーなどの女性隊員たちは名前の紹介をした。
よく見てみるとエミリーの隊員たちも癖が強そうだ。
アリサはやる気の無さそうな雰囲気
エラは韓国人かつ東アジア人種なのに黒髪じゃない白髪。
ロザはゼントラーディ人らしからぬ大人しい印象
カゴメは隊員たちの人間観察を行う
エミリー「桐原少佐殿、よろしくお願いします。」
桐原少佐「こちらこそ頼むよ、ニクソン中尉。」
そんな中
エミリーは一歩前に出て茂人と握手をする
これからエミリーはアンサーズ中隊の中の小隊を率いる身であり
茂人の幹部になり、副隊長や他の小隊長と共に支える立場だ。
茂人と握手をしているエミリーは緊張ぎみであり顔が強張ってる
エラやロザは真剣な眼差しで見てるが
アリサは少し違った
握手を終え戻るエミリーに
アリサ「ニクソン中尉はオペレーター出身なんですよね、何故小隊長なのですかね?」
エラ「ちょっとアリサ!」
ロザ「まずいよ」
アリサ「実戦経験がなく、機種転換してなくて小隊長。私は納得いないねぇ」
オペレーター出身で実戦経験がなく小隊長になることに納得しないとアリサは言った
カゴメはやる気の無さそうな印象のアリサの態度に驚く・・・・
やる気の無さそうな態度ではあるのは変わりはない
だけど、アリサの目は鋭く・・・・根はやる気のない態度ではなく
なんだか分からないけど、油断できない強者の目をしてる
劉夢華「バッカニア少尉」
カゴメ「あっ・・・・はい」
劉夢華「彼女の経歴知ってるかしら?」
カゴメ「経歴ですか?」
劉夢華「そうよ、バレンタイン准尉はフライングフリーズ中隊出身よ」
困惑しているカゴメの横から夢華が口を開く
アリサは戦術攻撃部隊フライングフリーズ中隊出身であると
夢華はアリサの過去の経歴を知っているようであり・・・・
カゴメは夢華に対し・・・・・
カゴメ「戦術攻撃部隊のフライングフリーズ中隊ですよね?」
劉夢華「そうよ、かなり有能でここにくるまでに24機撃墜しているわ。まぁあの性格だから勲章もらえるだけに評価はされてないけれどね」
カゴメ「そんなに・・・・・・」
劉夢華「他にベサーズ准尉は機種転換しダルエスカラック中隊、イ准尉は北米アトランタ基地に所属していたシューフィッター。まぁ全員実戦参加済みよ。」
カゴメ「へぇ」
いろいろと質問し持っている情報を引き出そうと画策した。
結果は・・・予想通り話してくれた
アリサの撃墜数や勲章もらえてない事情
そして他の面々の過去の経歴を・・・・・・
全員、実戦経験のあると言う事を・・・・
劉夢華「ニクソン中尉の経歴見させてもらったけど、予備訓練と資格はあるだけで実戦経験なし。あれじゃバカにされてとう・・・」
カゴメ「エミリーをバカにしているんですか?」
劉夢華「ごめん・・・そんなわけじゃ、それに桐原少佐と相沢中尉の前で喧嘩はやめてよね。」
カゴメ「う・・・分かったわ」
夢華はエミリーについて厳しい指摘をした。
元々オペレーターであり実戦経験のないエミリーは馬鹿にされても当然と考えた。
その発言に悪気はないとは言え、カゴメの怒りを買う事になり反発
夢華は慌てて謝罪し、上官である茂人と美弥の見ている前なので喧嘩はやめようと言った。
カゴメも事情を察したのか、一時的に感情的になった自分を恥ずかしく思った。
だけど
このままエミリーを馬鹿にされたまま終わりたくない・・・・
どうにかしないと・・・・・・
と考えていると・・・・・・
エミリー「桐原少佐」
桐原少佐「なんだニクソン中尉?」
エミリー「私たち女性陣で演習してもいいでしょうか?」
桐原少佐「演習だと?」
エミリー「バレンタイン准尉も中々のご自信があるようで、少しお仕置きしないと・・・」
桐原少佐「ほう・・・・・・・」
エミリーが茂人に女性陣で演習してもいいかと聞いてくる。
まさかの反応に茂人も驚き、当然周りの面々も驚く
馬鹿にされて落ち込むかと思ったら・・・・
性格的に考えたら負けず嫌いなのは当然か・・・・・
カゴメはエミリーの発言にいろいろと考えるが・・・・
真っ先に反応したのは・・・・・・
アリサ「ど素人が私に喧嘩ね・・・・イ少尉」
エラ「私?」
アリサ「この素人小隊長叩き潰すから、リーダーやってよ」
エラ「私は賛成や反対とも・・・・・・わかったわ・・・」
アリサであり、エミリーの発言にプライドを傷つけられ・・・・
逆に痛い目見せてあげようと意気込んでいた。
階級は低いので上位階級のエラにリーダーを任せ・・・・
エミリーに素人が小隊長が無理だって事を教えようと燃えていた。
リーダーを任されたエラは困惑しつつも受け入れ、演習参加を決める
そして・・・・・
エミリー「そんじゃロザちゃん」
ロザ「ロザ・・・・ちゃん?」
エミリー「バディお願いね~」
ロザ「えぇぇぇぇぇ!?」
残ったロザはエミリーのバディになった。
ロザは状況を理解してなかったらしく・・・・・・・
エミリーにバディ任された時驚きの声をあげていた。
カゴメはロザを見て・・・・
何処か抜けていて可愛いなと思った。
桐原少佐「勝手に話は進んでいるようだが・・・・・・・・・・・・・相沢中尉」
相沢美弥「ハッ」
桐原少佐「彼女らが乗る可変戦闘機の準備はどうだ?」
相沢美弥「受領した機体がクラビウス基地の第1格納庫に・・・・いつでも出撃できます」
桐原少佐「そうか・・・・・・」
エミリーの演習の申し出に茂人は好意的に受け取る・・・
美弥を近づけさせ、機体の準備ができているかどうか確認した。
結果はいつでも出撃が可能な状態
つまりいつでも演習が出来る状態であり・・・・・・
茂人は少しニヤッと笑って
桐原少佐「ニクソン中尉、君達の機体の準備してある。演習を許可しよう。」
エミリー「本当ですか?」
桐原少佐「ただし、既に出航している空母アルタミラへの着艦を条件で」
エミリー「勿論です喜んで」
桐原少佐「君達の機体はパイロットスーツに着替える前に確認してもらう、相沢・・・案内しろ!」
相沢美弥「はい」
エミリーの演習を承認
美弥にエミリー達が乗る可変戦闘機のある第1格納庫まで案内させる。
カゴメもエミリーが乗る可変戦闘機が気になるので
一緒に行く夢華の後ろをついていくように、第1格納庫まで向かった。
第1格納庫に到着するとVF-4ライトニングやVF-5000などが駐機しており
数多くの整備兵が働いていた。
その中に・・・・・・
カゴメ「VF-1バルキリー・・・・・・・・」
10年前の第1次星間大戦の主力戦闘機VF-1バルキリーが駐機していた。
既に二世代可変戦闘機の前では旧型であり、一線を退きつつある機体・・・・・・
まさかこの可変戦闘機がエミリー達の機体になるのか・・・・・・
カゴメが驚いているのは勿論、エミリー・エラ・アリサ・ロザはポカンとしており
特にアリサは手が震える程驚いていた。
そんな状況下で美弥が口を開いた。
相沢美弥「旧型に見えるけど改修型のX型を二世代可変戦闘機の性能に匹敵する改修型VF-1Pフレイヤバルキリーよ。」
劉夢華「二世代可変戦闘機ってVF-5000と・・・・・」
相沢美弥「同等の性能があるわ、新設される桐原少佐のアンサーズ中隊は実験部隊だから、このフレイヤが配備されたわ。」
このバルキリーはVF-1Pフレイヤバルキリーと言うバルキリーであり・・・
主力可変戦闘機として問題のあったVF-4を補完すべく・・・・・
最新の機器やOSを用いて改修したVF-1Xの更なる改修型である。
このクラビウス基地では主にXタイプのVFー1バルキリーが配備されており・・・・・・
アンサーズ中隊のようにPタイプのフレイヤはまだ少数配備である・・・・
その性能を試験すべくアンサーズ中隊が創設され・・・・・
アグレッサーや独立遊撃部隊など実質なんでも屋部隊として機能する事になる・・・・・
アリサ「まぁ古い機体だけど、問題ないわ。ニクソン中尉殿」
エミリー「何か?」
アリサ「貴女のような温室育ちに戦場の恐ろしさを教えてあげるわ。」
エミリー「上等じゃない、泣きべそかかせてやるわ。」
機体を確認した二人はお互いに火花を飛ばす
それぞれのプライドをかけた戦いであり
特にエミリーは散々実戦経験済みのアリサに馬鹿にされているので
ここで見返すチャンスであった。
桐原少佐「バッカニア少尉」
カゴメ「ハッ」
桐原少佐「同じ艦で航宙管制出来ないから指揮挺シャマルにてニクソン隊をオペートせよ。劉少尉」
劉夢華「ハッ」
桐原少佐「アルタミラにてイ隊の航宙管制せよ!」
カゴメは夢華と共に茂人から航宙管制の配置場所を言い渡される。
指揮挺シャマル(トルネード級対宙哨戒挺)にカゴメを
自分たちの今後の活動の拠点になるアームド級宇宙空母アルタミラには夢華と・・・
二つのチームに分かれ、配置した。
これは同じ艦にいてお互いの作戦内容が相手にバレないようにする処置であり・・・
指揮官の茂人的にもアルタミラに配属になるカゴメと夢華のオペレーターとしての実力
いや、パイロットとの信頼関係を築ける能力がどれ程なのか知るいい機会である。
さっそく両陣営の面々は動き出す。
夢華は連絡挺に乗り、アルタミラに向かい
エミリーたちは制服を脱ぎパイロットに着替える・・・・・
チャックを締めて、黒いスポーツブラに包まれている豊満な胸を隠し・・・
パイロットスポーツ用の更衣室から出た。
カゴメ「エミリー・・・・」
エミリー「何?」
カゴメ「頑張ってね、応援している。エミリーが馬鹿にされるのは、私も辛いから」
エミリー「安心して、馬鹿にされたんだから私はむしろやる気が出るわ。自信満々だから己の力を過信している小娘に私の実力を教えてあげないとね。大丈夫、勝ってくるから」
カゴメはエミリーが更衣室から出るのを待っており・・・
更衣室から出てくるとエミリーに激励の言葉を送った。
カゴメの激励にエミリーは笑顔で応えた・・・・
女の意地としてアリサに負けたくはない
女同士きっちり自分の矜持をぶつける。
エミリーはそう考えており、カゴメを安心させる。
エミリー「しっかり私たちに指示お願いね」
カゴメ「うん、しっかり指示するわ。だから負けないでね」
エミリー「分かってるわ、ロザちゃん早く早く」
ロザ「まだチャック締めてない待ってよ」
エミリーはロザを引き連れ出撃していく・・・・
カゴメは内心実戦経験がなく、資格持ち程度でしかないエミリーを心配していた
本当に実戦経験豊富なアリサに勝てるのだろうか・・・・
やる気だけでアリサに勝てるのだろうか?
出撃していくエミリーの後ろ姿を見ながらカゴメはそう思ってしまった。
カゴメ・バッカニア
エミリー・ニクソン
アリサ・バレンタイン
イ・エラ
ロザ・ベサーズ
作画いわしぃ
【出演】
◆カゴメ・バッカニア
安野希世乃
◆エミリー・ニクソン
遠藤綾
◆相沢美弥
平田絵里子
◆劉夢華
柚木涼香
◆桐原茂人
諏訪部順一
◆アリサ・バレンタイン
千本木彩花
◆イ・エラ
中島愛
◆ロザ・ベサーズ
黒沢ともよ
先の大戦で枢軸国と連合国の命落とした軍民の命に敬意を持ち
黙祷
出来る限り戦争を回避する努力をし、戦争が起きても
先の大戦の惨禍それ以上の悲劇を繰り返さない事を近い
比較的戦争の少ない世界を努力する事を誓います
ただ
横暴な国家には毅然とした態度をとります
◆周辺様子
◆零式艦上戦闘機
◆特別攻撃機桜花
◆攻撃機彗星
◆人間魚雷回天
◆九七式中戦車
◆特攻の母の玉子丼
◆靖国神社カレー
◆カシスかき氷
【所属】
ゼントラーディ軍ラプラミズ艦隊スラレ隊
新統合軍
【階級】
2級空士長
准尉
【生年】
2005年
【種族】
ゼントラーディ
【解説】
ゼントラーディ軍ラプラミズ艦隊スラレ隊所属のメルトラン
同部隊では副官の一人であり、製造数は浅いが見事な補佐を務めていた。
部隊とはぐれ日本に降下、同じく降りてたマクロスの部隊と共に地上戦を戦う
戦後、月面クラビウスに移住し新統合軍に入隊
おまけ
【2013年7月25日クラビウス軍病院】
大戦の記憶がまだ浅い・・・・・・2013年
絵里は第2子である次女真理を出産した。
第2子出産に絵里は勿論、和也を始めとする星村一家は喜んだ。
去年2月には第1子志保美が生まれており、通常なら厳しい出産だが・・・・・・
「2年連続出産で余病の心配がないなんて凄い体ですね、ドクター」
「本当にそうだな、学会で発表された通りだ。純粋な地球人女性が12カ月以内妊娠出産は危険だと言うのに・・・・女性とは言えゼントラーディ人・・・・体は丈夫か」
ゼントラーディ人は体が地球人より丈夫らしく
絵里が妊娠出産しても余病などの危険なリスクが地球人女性より低く・・・・・
それどころか早くも現場復帰できる程の元気の良さであり
絵里は早く可変戦闘機パイロットとして中隊勤務を楽しみにしていたが・・・・・・・
だが・・・・・・・
星村絵里「育休ですか、私は大丈夫・・・・・」
「大丈夫じゃない・・・・当面の間は生まれた子供の事を考えてしっかり子育てしなさい。」
所属している中隊の隊長に育休しろと言われる。
2年間で育休1年以上の時間を使っており、絵里が満足に勤務できない状況が続いていた。
絵里は仕事復帰したいが、上官から止められる。
勿論、他の同僚からも・・・・・・
星村和也「当面育休だね・・・・・・」
星村絵里「えー・・・・」
星村和也「まぁ2年連続妊娠出産じゃそうなるね、もう少し期間設けよう。」
和也からも育休を要請される。
更に第3子を妊娠出産する場合、ある程度の期間を設けるように提案され・・・
絵里は育休については不満を述べていたが・・・・・・
第3子の妊娠出産に関してはきっちり守り・・・・・
真理に続いての子である有理の妊娠出産に数年の期間を設けている。
半面、和也の育休要請に不満を感じており・・・・・
一時期和也に邪見にされているのではと疑問に感じたが・・・・・・
星村絵里「和也も育休?中隊勤務は・・・・」
星村和也「絵里一人だけ負担させるのは良くないからね、妻が育児に励んでいるのに・・・・・僕だけおめおめといけないからね。それに給料保障あるし、なんとかなるよ。」
星村絵里「そんな事をしなくても・・・・・・」
星村和也「要請した身で絵里を一人っきりじゃ、なんか命令みたいでさ・・・・・・・僕も手伝うよ。」
と和也も絵里の育児を助けるべく育休をとった。
絵里に要請だけして自分だけ勤務するのも申し訳ないと思っていた。
和也の心使いに和也が自分を邪見にしている疑念を持った事に恥ずかしく感じ・・・・
素直に和也の好意を受け取った・・・・・・・
星村瑞穂「やっほーお邪魔かな?」
星村和也「瑞穂じゃないか、仕事は?」
星村瑞穂「今日は午後非番だよ、今私の飛行隊のハンガー大規模だから。」
二人が会話している中
和也の妹瑞穂が私服姿で入ってきた。
どうやら今日は午後から飛行隊のハンガーの大規模点検があり・・・・
瑞穂の中隊は午前中だけで業務が終わったという。
しばらく和也と絵里は瑞穂と会話をする・・・・・
会話している中で瑞穂はある事を言う
星村瑞穂「兄貴、姉貴 父さんから8月15日の式典に参加するようにだってさ。」
星村和也「あー去年行けなかった奴か。」
8月15日の式典の参加要請・・・・・
去年任務の関係上参加できなかった式典であり・・・・・・
第二次世界大戦における故国日本が玉音放送を放送した日にちなみ・・・
自衛隊閥の軍人により開催されている。
9月2日に他の派閥の軍人と共に第二次世界大戦終戦式典が行われており・・・・・・・
和也と絵里は軍人関係の親戚と共に参加している
が・・・・堅苦しい場が苦手な絵里は苦手としており・・・・・・
瑞穂が言った式典参加要請に嫌な表情を浮かべた
そして
8月15日
絵里と和也は和也の父謙三を始めとする星村一族32名が他の自衛隊閥の軍人と共に・・・
今までの古代から統合戦争までの日本の戦争で戦死したを祀る鎮魂神社の行事に参加した。
絵里は軍服を着て和也と共に参列・・・・・・
神社に掲げられる日章旗と旭日旗に対し敬礼
正午になると全員黙とう
それからかつての日本国の皇族と旧皇族が神官として勤める吹上大社に参列・・・・
午後15時に各人解散した。
星村絵里「なんかお堅い行事は疲れる。」
星村和也「仕方がないよ、それにキリがない程お堅い行事はまだまだあるし。」
星村絵里「なんか嫌だな~」
これからも続くお堅い行事
地球人の文明はかなり楽しくて美味しくて素晴らしいが・・・・・・
堅ぐるしい行事だけは嫌・・・・・・
絵里は不機嫌な表情を浮かべる・・・・・
軍の託児所に預けた二人の娘をベビーカーに乗せ・・・・・
可愛がりながら、駐車場に向かうが・・・・・・
絵里の表情は不機嫌・・・・・・
和也はそんな絵里を心配しながら・・・・車に乗せ自宅に帰る
『ただいま』
星村苑子「お帰り」
星村和也「親父は?」
星村苑子「会議よ」
星村和也「親父も忙しいんだな。」
二人が自宅に帰ると和也と瑞穂の母苑子が出迎えた。
父の謙三は宇宙軍総司令官なので今軍の会議に出かけている。
そんな父に和也は忙しそうだなと思った。
一方の絵里は二人の娘を抱っこしながらベッドまで連れていった・・・・・
星村苑子「絵里ちゃんちょっと来なさい。」
星村絵里「はいお義母様」
娘たちをベッドで寝かしつけた絵里は苑子に呼ばれた。
苑子についていくと浴衣がハンガーにかかっており・・・・・
目の前にある浴衣に絵里は見とれてしまう
絵里は不思議そうに見ていると・・・・・・苑子に着替えてみてと言われ・・・・・
言われるとおりに着替え・・・・
細かい所は苑子が手伝ってくれた
星村苑子「ほらできた。」
星村絵里「これが浴衣なのですね?」
星村苑子「そうよ、去年は長期任務もあって行けなかったでしょ。今年こそは着せたくて」
苑子の手伝いもあって絵里は浴衣に着替えた。
今まで浴衣など着た事がなく、目の前にいる自分が別人に見える・・・・・
ウェディングドレス以来の驚きだ・・・・・
服装を変えただけでここまで印象が変わるとは・・・・・
更に言ってしまえば少し髪型も変わっており・・・
浴衣と合わさって普段の自分【2013年7月25日クラビウス軍病院】
大戦の記憶がまだ浅い・・・・・・2013年
絵里は第2子である次女真理を出産した。
第2子出産に絵里は勿論、和也を始めとする星村一家は喜んだ。
去年2月には第1子志保美が生まれており、通常なら厳しい出産だが・・・・・・
「2年連続出産で余病の心配がないなんて凄い体ですね、ドクター」
「本当にそうだな、学会で発表された通りだ。純粋な地球人女性が12カ月以内妊娠出産は危険だと言うのに・・・・女性とは言えゼントラーディ人・・・・体は丈夫か」
ゼントラーディ人は体が地球人より丈夫らしく
絵里が妊娠出産しても余病などの危険なリスクが地球人女性より低く・・・・・
それどころか早くも現場復帰できる程の元気の良さであり
絵里は早く可変戦闘機パイロットとして中隊勤務を楽しみにしていたが・・・・・・・
だが・・・・・・・
星村絵里「育休ですか、私は大丈夫・・・・・」
「大丈夫じゃない・・・・当面の間は生まれた子供の事を考えてしっかり子育てしなさい。」
所属している中隊の隊長に育休しろと言われる。
2年間で育休1年以上の時間を使っており、絵里が満足に勤務できない状況が続いていた。
絵里は仕事復帰したいが、上官から止められる。
勿論、他の同僚からも・・・・・・
星村和也「当面育休だね・・・・・・」
星村絵里「えー・・・・」
星村和也「まぁ2年連続妊娠出産じゃそうなるね、もう少し期間設けよう。」
和也からも育休を要請される。
更に第3子を妊娠出産する場合、ある程度の期間を設けるように提案され・・・
絵里は育休については不満を述べていたが・・・・・・
第3子の妊娠出産に関してはきっちり守り・・・・・
真理に続いての子である有理の妊娠出産に数年の期間を設けている。
半面、和也の育休要請に不満を感じており・・・・・
一時期和也に邪見にされているのではと疑問に感じたが・・・・・・
星村絵里「和也も育休?中隊勤務は・・・・」
星村和也「絵里一人だけ負担させるのは良くないからね、妻が育児に励んでいるのに・・・・・僕だけおめおめといけないからね。それに給料保障あるし、なんとかなるよ。」
星村絵里「そんな事をしなくても・・・・・・」
星村和也「要請した身で絵里を一人っきりじゃ、なんか命令みたいでさ・・・・・・・僕も手伝うよ。」
と和也も絵里の育児を助けるべく育休をとった。
絵里に要請だけして自分だけ勤務するのも申し訳ないと思っていた。
和也の心使いに和也が自分を邪見にしている疑念を持った事に恥ずかしく感じ・・・・
素直に和也の好意を受け取った・・・・・・・
星村瑞穂「やっほーお邪魔かな?」
星村和也「瑞穂じゃないか、仕事は?」
星村瑞穂「今日は午後非番だよ、今私の飛行隊のハンガー大規模だから。」
二人が会話している中
和也の妹瑞穂が私服姿で入ってきた。
どうやら今日は午後から飛行隊のハンガーの大規模点検があり・・・・
瑞穂の中隊は午前中だけで業務が終わったという。
しばらく和也と絵里は瑞穂と会話をする・・・・・
会話している中で瑞穂はある事を言う
星村瑞穂「兄貴、姉貴 父さんから8月15日の式典に参加するようにだってさ。」
星村和也「あー去年行けなかった奴か。」
8月15日の式典の参加要請・・・・・
去年任務の関係上参加できなかった式典であり・・・・・・
第二次世界大戦における故国日本が玉音放送を放送した日にちなみ・・・
自衛隊閥の軍人により開催されている。
9月2日に他の派閥の軍人と共に第二次世界大戦終戦式典が行われており・・・・・・・
和也と絵里は軍人関係の親戚と共に参加している
が・・・・堅苦しい場が苦手な絵里は苦手としており・・・・・・
瑞穂が言った式典参加要請に嫌な表情を浮かべた
そして
8月15日
絵里と和也は和也の父謙三を始めとする星村一族32名が他の自衛隊閥の軍人と共に・・・
今までの古代から統合戦争までの日本の戦争で戦死したを祀る鎮魂神社の行事に参加した。
絵里は軍服を着て和也と共に参列・・・・・・
神社に掲げられる日章旗と旭日旗に対し敬礼
正午になると全員黙とう
それからかつての日本国の皇族と旧皇族が神官として勤める吹上大社に参列・・・・
午後15時に各人解散した。
星村絵里「なんかお堅い行事は疲れる。」
星村和也「仕方がないよ、それにキリがない程お堅い行事はまだまだあるし。」
星村絵里「なんか嫌だな~」
これからも続くお堅い行事
地球人の文明はかなり楽しくて美味しくて素晴らしいが・・・・・・
堅ぐるしい行事だけは嫌・・・・・・
絵里は不機嫌な表情を浮かべる・・・・・
軍の託児所に預けた二人の娘をベビーカーに乗せ・・・・・
可愛がりながら、駐車場に向かうが・・・・・・
絵里の表情は不機嫌・・・・・・
和也はそんな絵里を心配しながら・・・・車に乗せ自宅に帰る
『ただいま』
星村苑子「お帰り」
星村和也「親父は?」
星村苑子「会議よ」
星村和也「親父も忙しいんだな。」
二人が自宅に帰ると和也と瑞穂の母苑子が出迎えた。
父の謙三は宇宙軍総司令官なので今軍の会議に出かけている。
そんな父に和也は忙しそうだなと思った。
一方の絵里は二人の娘を抱っこしながらベッドまで連れていった・・・・・
星村苑子「絵里ちゃんちょっと来なさい。」
星村絵里「はいお義母様」
娘たちをベッドで寝かしつけた絵里は苑子に呼ばれた。
苑子についていくと浴衣がハンガーにかかっており・・・・・
目の前にある浴衣に絵里は見とれてしまう
絵里は不思議そうに見ていると・・・・・・苑子に着替えてみてと言われ・・・・・
言われるとおりに着替え・・・・
細かい所は苑子が手伝ってくれた
星村苑子「ほらできた。」
星村絵里「これが浴衣なのですね?」
星村苑子「そうよ、去年は長期任務もあって行けなかったでしょ。今年こそは着せたくて」
苑子の手伝いもあって絵里は浴衣に着替えた。
今まで浴衣など着た事がなく、目の前にいる自分が別人に見える・・・・・
ウェディングドレス以来の驚きだ・・・・・
服装を変えただけでここまで印象が変わるとは・・・・・
更に言ってしまえば少し髪型も変わっており・・・
浴衣と合わさって普段の自分とは違う
少しうれしくも戸惑っている絵里に・・・・・・
星村和也「絵里ここにいたのか?」
星村絵里「和也その恰好は?」
星村和也「今日は盆踊りあるから絵里に地球いや日本の祭り文化教えたくて・・・・・」
星村絵里「でも娘たちは・・・・・・」
星村苑子「行ってきなさい、夫婦だけで。娘たちは私と瑞穂で見てるから。」
星村絵里「いいんですかお義母様?」
星村苑子「たまにはいいんじゃない、まだ若い男女だし。和也は21で、絵里ちゃんは17歳でしょ。若い者同士楽しみなさい。」
浴衣の和也が現れ盆踊りに行かないかと誘われる。
絵里は育児もあってか最初は断ろうか考えていたが・・・
苑子の計らいもあってか和也の申し入れを受けいる。
星村絵里「祭りか・・・・初めてだな。」
星村和也「絵里はゼントラーディ人だから祭りは初めてだもんね。」
星村絵里「そう、想像すらした事がなかった。」
祭りに行く道中絵里は祭りについて考える・・・・
ゼントラーディ人である絵里は祭りなんて知らない
今日行く祭りが絵里にとって人生初の祭りである。
和也はそんな絵里を見て可愛いなと思う。
そんな時だった
空一面花火が打ち上がった。
絵里は最初敵の攻撃だと思って身を構えてしまうが・・・・・・
和也はあれは花火だよと絵里に言った。
最初は警戒していた絵里だがだんだんと花火の美しさに魅了され・・・・・
星村絵里「暗かった月の世界がこんなに光のみたら凄く引き付けられてワクワクする!光って敵襲みたいな非常事態を知らせる役割しかしらなかったからとても新鮮だよ」
星村和也「だろ☆そして地球の花火は戦争では相手の命の奪う爆発が人の心を和ます物に変わるんだ...今までの絵里から見たら不思議で仕方ないものだらけになっちゃうかもな」
絵里はネオンとは言え花火に感動する
月面都市の施設の空は月の岩である。
街でもそれを支える柱が何本も建っており・・・・・・・
夜は月面の世界が暗いと言う印象が強い・・・・・・
だけど、今見える空はとてもきれいで心を和ますもの・・・・・・
絵里はとてもいい気分になる。
そんな和やかな気分になりながら絵里達は祭り会場にたどり着く
星村絵里「わぁいろんなお店がいっぱい」
星村和也「僕は小さい頃地球で花火大会や縁日に連れてってもらったんだ懐かしいなあ」
星村絵里「縁日?」
星村和也「今日みたいにタコ焼き屋とかじゃがバターみたいな屋台って言われる小さなお店が出ている日なんだよ」
星村絵里「ふーん」
星村和也「まぁいいじゃないか雰囲気をしっかり味わってみないとわかりにくいかもな...あそこの射的!やってみるかい絵里?」
星村絵里「うん(*^-^*)」
祭りに到着した二人は興奮に包まれていた。
初めて見る祭りの光景に絵里は子供のようにはしゃいでおり・・・・・
屋台の品々に興味津々だった。
和也はまず絵里の射撃の腕を見たいと思ったのか射的をお勧めした。
雰囲気を味わってみる意味もあるが・・・・・・・・
軍人である以上射的の腕前も見てみたい
結果は・・・・・・・
星村絵里「よーしもっと射的やっちゃうぞ」
「な・・・・・赤字だ・・・・」
元々軍人ともあってか射的は簡単だった。
何処をどう撃てば効果的に倒せるか判断しており・・・・・・・
射的の商品はどんどん落ちてしまい・・・・・
店主は驚いた表情で絵里を見ている
星村和也「絵里...(射的の店主さん困ってるから違うとこ行こう)次は金魚すくいに行こうよ」
星村絵里「金魚すくい興味あるやりたい」
和也は絵里の大戦果に困っている店主の気持ちを考え・・・・
金魚すくいに行こうと誘う・・・・・・・
絵里は金魚すくいに興味を持ち・・・・・
射的の銃を置いて和也についていく
星村和也「金魚すくい懐かしいなあ!小さい時何回もすくえなくて恥ずかしい話だけど泣いちゃってさ...そしたら親父が僕のかわりにすくってくれたんだ」
星村絵里「和也って小さい時そんなんだったんだ...やーい泣き虫」
星村和也「むっ!金魚すくい難しいんだぞやってみればわかるぞ」
金魚すくいの屋台に向かう途中和也は幼いころの金魚すくいのエピソードを話す。
1999年8月、世界がASSー1落下で荒れていた頃
父の勤務先で住んでいた航空自衛隊横田基地の周辺の街で開かれていた祭りに行った。
当時忙しかったのにも関わらずこれが最後になるかもしれないと
幼い和也ら家族を祭りに連れて行ってくれた・・・
和也は金魚すくいしたが、中々できなくて泣いてしまった事がある。
そんな息子を見て謙三は金魚を代わりにとってきてくれ・・・・・
ついでに金魚すくいについて教えてくれた
絵里は和也の思い出話を聞いてからかう
どうやら射的と同じように簡単と思った。
和也は絵里のからかいに反発するが・・・・・
そうしているうちにも金魚すくいの屋台にきた
絵里は自身満々に金魚すくいの入れ物を持ち楽勝だと意気込んでいる。
星村絵里「こんなの簡単!...あれ入れ物が壊れちゃった」
星村和也「ほら(^-^)これは入れ物が水に溶けやすく壊れやすいから力の入れ具合とスピードが大事になるんだ...おし!取れた」
案の定
絵里の持ってた金魚すくいの入れ物が破れてしまった。
自信満々で挑んだ絵里にとってかなりショックを受けたようで涙目になる
そんな絵里に和也はしっかりアドバイスして
お手本にある程度取ってあげる。
和也の姿とやり方を見て絵里も真似、ようやく
星村絵里「やっととれた!」
星村和也「だろ、中々難しいけど出きれば楽しいだろ~」
金魚数匹を掬う事ができた。
絵里は笑顔を浮かべ、金魚のすくいの楽しさが分かったようだ。
まるで小さな少女のように興奮しながらどんどん金魚をすくっていく。
金魚を嬉しそうにすくう絵里を見て和也は微笑ましく見えてくる。
そして次は絵里が子供たちに金魚すくいのやり方を教える
和也はそう考えると絵里に
星村和也「子供たちに金魚すくいのやり方を教えるのは絵里の役目だね」
星村絵里「うん、子供たちに金魚のすくいの楽しさを教えたいわ。だってこんなに楽しいんだもん」
星村和也「確かに子供と一緒にいたらもっと楽しいだろうな娘たちの成長が楽しみだ」
子供たちが成長したら今楽しんでいる遊びの面白さを伝える役目だと教えた
教えた遊びのやり方は親である和也と絵里の役目であり・・・
親子で祭りに来たときに教えてあげるのだ。
絵里は和也の提案に納得し受け入れる。
楽しい遊びを子供に伝えたい。
今回の祭りを通して二人が思った事だ。
楽しい事、思い出は歴史の継承として受け継ぎたい
大事にしたいと考えた。
家族の思い出の伝統はいつまでも
大戦の記憶がまだ浅い・・・・・・2013年
絵里は第2子である次女真理を出産した。
第2子出産に絵里は勿論、和也を始めとする星村一家は喜んだ。
去年2月には第1子志保美が生まれており、通常なら厳しい出産だが・・・・・・
「2年連続出産で余病の心配がないなんて凄い体ですね、ドクター」
「本当にそうだな、学会で発表された通りだ。純粋な地球人女性が12カ月以内妊娠出産は危険だと言うのに・・・・女性とは言えゼントラーディ人・・・・体は丈夫か」
ゼントラーディ人は体が地球人より丈夫らしく
絵里が妊娠出産しても余病などの危険なリスクが地球人女性より低く・・・・・
それどころか早くも現場復帰できる程の元気の良さであり
絵里は早く可変戦闘機パイロットとして中隊勤務を楽しみにしていたが・・・・・・・
だが・・・・・・・
星村絵里「育休ですか、私は大丈夫・・・・・」
「大丈夫じゃない・・・・当面の間は生まれた子供の事を考えてしっかり子育てしなさい。」
所属している中隊の隊長に育休しろと言われる。
2年間で育休1年以上の時間を使っており、絵里が満足に勤務できない状況が続いていた。
絵里は仕事復帰したいが、上官から止められる。
勿論、他の同僚からも・・・・・・
星村和也「当面育休だね・・・・・・」
星村絵里「えー・・・・」
星村和也「まぁ2年連続妊娠出産じゃそうなるね、もう少し期間設けよう。」
和也からも育休を要請される。
更に第3子を妊娠出産する場合、ある程度の期間を設けるように提案され・・・
絵里は育休については不満を述べていたが・・・・・・
第3子の妊娠出産に関してはきっちり守り・・・・・
真理に続いての子である有理の妊娠出産に数年の期間を設けている。
半面、和也の育休要請に不満を感じており・・・・・
一時期和也に邪見にされているのではと疑問に感じたが・・・・・・
星村絵里「和也も育休?中隊勤務は・・・・」
星村和也「絵里一人だけ負担させるのは良くないからね、妻が育児に励んでいるのに・・・・・僕だけおめおめといけないからね。それに給料保障あるし、なんとかなるよ。」
星村絵里「そんな事をしなくても・・・・・・」
星村和也「要請した身で絵里を一人っきりじゃ、なんか命令みたいでさ・・・・・・・僕も手伝うよ。」
と和也も絵里の育児を助けるべく育休をとった。
絵里に要請だけして自分だけ勤務するのも申し訳ないと思っていた。
和也の心使いに和也が自分を邪見にしている疑念を持った事に恥ずかしく感じ・・・・
素直に和也の好意を受け取った・・・・・・・
星村瑞穂「やっほーお邪魔かな?」
星村和也「瑞穂じゃないか、仕事は?」
星村瑞穂「今日は午後非番だよ、今私の飛行隊のハンガー大規模だから。」
二人が会話している中
和也の妹瑞穂が私服姿で入ってきた。
どうやら今日は午後から飛行隊のハンガーの大規模点検があり・・・・
瑞穂の中隊は午前中だけで業務が終わったという。
しばらく和也と絵里は瑞穂と会話をする・・・・・
会話している中で瑞穂はある事を言う
星村瑞穂「兄貴、姉貴 父さんから8月15日の式典に参加するようにだってさ。」
星村和也「あー去年行けなかった奴か。」
8月15日の式典の参加要請・・・・・
去年任務の関係上参加できなかった式典であり・・・・・・
第二次世界大戦における故国日本が玉音放送を放送した日にちなみ・・・
自衛隊閥の軍人により開催されている。
9月2日に他の派閥の軍人と共に第二次世界大戦終戦式典が行われており・・・・・・・
和也と絵里は軍人関係の親戚と共に参加している
が・・・・堅苦しい場が苦手な絵里は苦手としており・・・・・・
瑞穂が言った式典参加要請に嫌な表情を浮かべた
そして
8月15日
絵里と和也は和也の父謙三を始めとする星村一族32名が他の自衛隊閥の軍人と共に・・・
今までの古代から統合戦争までの日本の戦争で戦死したを祀る鎮魂神社の行事に参加した。
絵里は軍服を着て和也と共に参列・・・・・・
神社に掲げられる日章旗と旭日旗に対し敬礼
正午になると全員黙とう
それからかつての日本国の皇族と旧皇族が神官として勤める吹上大社に参列・・・・
午後15時に各人解散した。
星村絵里「なんかお堅い行事は疲れる。」
星村和也「仕方がないよ、それにキリがない程お堅い行事はまだまだあるし。」
星村絵里「なんか嫌だな~」
これからも続くお堅い行事
地球人の文明はかなり楽しくて美味しくて素晴らしいが・・・・・・
堅ぐるしい行事だけは嫌・・・・・・
絵里は不機嫌な表情を浮かべる・・・・・
軍の託児所に預けた二人の娘をベビーカーに乗せ・・・・・
可愛がりながら、駐車場に向かうが・・・・・・
絵里の表情は不機嫌・・・・・・
和也はそんな絵里を心配しながら・・・・車に乗せ自宅に帰る
『ただいま』
星村苑子「お帰り」
星村和也「親父は?」
星村苑子「会議よ」
星村和也「親父も忙しいんだな。」
二人が自宅に帰ると和也と瑞穂の母苑子が出迎えた。
父の謙三は宇宙軍総司令官なので今軍の会議に出かけている。
そんな父に和也は忙しそうだなと思った。
一方の絵里は二人の娘を抱っこしながらベッドまで連れていった・・・・・
星村苑子「絵里ちゃんちょっと来なさい。」
星村絵里「はいお義母様」
娘たちをベッドで寝かしつけた絵里は苑子に呼ばれた。
苑子についていくと浴衣がハンガーにかかっており・・・・・
目の前にある浴衣に絵里は見とれてしまう
絵里は不思議そうに見ていると・・・・・・苑子に着替えてみてと言われ・・・・・
言われるとおりに着替え・・・・
細かい所は苑子が手伝ってくれた
星村苑子「ほらできた。」
星村絵里「これが浴衣なのですね?」
星村苑子「そうよ、去年は長期任務もあって行けなかったでしょ。今年こそは着せたくて」
苑子の手伝いもあって絵里は浴衣に着替えた。
今まで浴衣など着た事がなく、目の前にいる自分が別人に見える・・・・・
ウェディングドレス以来の驚きだ・・・・・
服装を変えただけでここまで印象が変わるとは・・・・・
更に言ってしまえば少し髪型も変わっており・・・
浴衣と合わさって普段の自分【2013年7月25日クラビウス軍病院】
大戦の記憶がまだ浅い・・・・・・2013年
絵里は第2子である次女真理を出産した。
第2子出産に絵里は勿論、和也を始めとする星村一家は喜んだ。
去年2月には第1子志保美が生まれており、通常なら厳しい出産だが・・・・・・
「2年連続出産で余病の心配がないなんて凄い体ですね、ドクター」
「本当にそうだな、学会で発表された通りだ。純粋な地球人女性が12カ月以内妊娠出産は危険だと言うのに・・・・女性とは言えゼントラーディ人・・・・体は丈夫か」
ゼントラーディ人は体が地球人より丈夫らしく
絵里が妊娠出産しても余病などの危険なリスクが地球人女性より低く・・・・・
それどころか早くも現場復帰できる程の元気の良さであり
絵里は早く可変戦闘機パイロットとして中隊勤務を楽しみにしていたが・・・・・・・
だが・・・・・・・
星村絵里「育休ですか、私は大丈夫・・・・・」
「大丈夫じゃない・・・・当面の間は生まれた子供の事を考えてしっかり子育てしなさい。」
所属している中隊の隊長に育休しろと言われる。
2年間で育休1年以上の時間を使っており、絵里が満足に勤務できない状況が続いていた。
絵里は仕事復帰したいが、上官から止められる。
勿論、他の同僚からも・・・・・・
星村和也「当面育休だね・・・・・・」
星村絵里「えー・・・・」
星村和也「まぁ2年連続妊娠出産じゃそうなるね、もう少し期間設けよう。」
和也からも育休を要請される。
更に第3子を妊娠出産する場合、ある程度の期間を設けるように提案され・・・
絵里は育休については不満を述べていたが・・・・・・
第3子の妊娠出産に関してはきっちり守り・・・・・
真理に続いての子である有理の妊娠出産に数年の期間を設けている。
半面、和也の育休要請に不満を感じており・・・・・
一時期和也に邪見にされているのではと疑問に感じたが・・・・・・
星村絵里「和也も育休?中隊勤務は・・・・」
星村和也「絵里一人だけ負担させるのは良くないからね、妻が育児に励んでいるのに・・・・・僕だけおめおめといけないからね。それに給料保障あるし、なんとかなるよ。」
星村絵里「そんな事をしなくても・・・・・・」
星村和也「要請した身で絵里を一人っきりじゃ、なんか命令みたいでさ・・・・・・・僕も手伝うよ。」
と和也も絵里の育児を助けるべく育休をとった。
絵里に要請だけして自分だけ勤務するのも申し訳ないと思っていた。
和也の心使いに和也が自分を邪見にしている疑念を持った事に恥ずかしく感じ・・・・
素直に和也の好意を受け取った・・・・・・・
星村瑞穂「やっほーお邪魔かな?」
星村和也「瑞穂じゃないか、仕事は?」
星村瑞穂「今日は午後非番だよ、今私の飛行隊のハンガー大規模だから。」
二人が会話している中
和也の妹瑞穂が私服姿で入ってきた。
どうやら今日は午後から飛行隊のハンガーの大規模点検があり・・・・
瑞穂の中隊は午前中だけで業務が終わったという。
しばらく和也と絵里は瑞穂と会話をする・・・・・
会話している中で瑞穂はある事を言う
星村瑞穂「兄貴、姉貴 父さんから8月15日の式典に参加するようにだってさ。」
星村和也「あー去年行けなかった奴か。」
8月15日の式典の参加要請・・・・・
去年任務の関係上参加できなかった式典であり・・・・・・
第二次世界大戦における故国日本が玉音放送を放送した日にちなみ・・・
自衛隊閥の軍人により開催されている。
9月2日に他の派閥の軍人と共に第二次世界大戦終戦式典が行われており・・・・・・・
和也と絵里は軍人関係の親戚と共に参加している
が・・・・堅苦しい場が苦手な絵里は苦手としており・・・・・・
瑞穂が言った式典参加要請に嫌な表情を浮かべた
そして
8月15日
絵里と和也は和也の父謙三を始めとする星村一族32名が他の自衛隊閥の軍人と共に・・・
今までの古代から統合戦争までの日本の戦争で戦死したを祀る鎮魂神社の行事に参加した。
絵里は軍服を着て和也と共に参列・・・・・・
神社に掲げられる日章旗と旭日旗に対し敬礼
正午になると全員黙とう
それからかつての日本国の皇族と旧皇族が神官として勤める吹上大社に参列・・・・
午後15時に各人解散した。
星村絵里「なんかお堅い行事は疲れる。」
星村和也「仕方がないよ、それにキリがない程お堅い行事はまだまだあるし。」
星村絵里「なんか嫌だな~」
これからも続くお堅い行事
地球人の文明はかなり楽しくて美味しくて素晴らしいが・・・・・・
堅ぐるしい行事だけは嫌・・・・・・
絵里は不機嫌な表情を浮かべる・・・・・
軍の託児所に預けた二人の娘をベビーカーに乗せ・・・・・
可愛がりながら、駐車場に向かうが・・・・・・
絵里の表情は不機嫌・・・・・・
和也はそんな絵里を心配しながら・・・・車に乗せ自宅に帰る
『ただいま』
星村苑子「お帰り」
星村和也「親父は?」
星村苑子「会議よ」
星村和也「親父も忙しいんだな。」
二人が自宅に帰ると和也と瑞穂の母苑子が出迎えた。
父の謙三は宇宙軍総司令官なので今軍の会議に出かけている。
そんな父に和也は忙しそうだなと思った。
一方の絵里は二人の娘を抱っこしながらベッドまで連れていった・・・・・
星村苑子「絵里ちゃんちょっと来なさい。」
星村絵里「はいお義母様」
娘たちをベッドで寝かしつけた絵里は苑子に呼ばれた。
苑子についていくと浴衣がハンガーにかかっており・・・・・
目の前にある浴衣に絵里は見とれてしまう
絵里は不思議そうに見ていると・・・・・・苑子に着替えてみてと言われ・・・・・
言われるとおりに着替え・・・・
細かい所は苑子が手伝ってくれた
星村苑子「ほらできた。」
星村絵里「これが浴衣なのですね?」
星村苑子「そうよ、去年は長期任務もあって行けなかったでしょ。今年こそは着せたくて」
苑子の手伝いもあって絵里は浴衣に着替えた。
今まで浴衣など着た事がなく、目の前にいる自分が別人に見える・・・・・
ウェディングドレス以来の驚きだ・・・・・
服装を変えただけでここまで印象が変わるとは・・・・・
更に言ってしまえば少し髪型も変わっており・・・
浴衣と合わさって普段の自分とは違う
少しうれしくも戸惑っている絵里に・・・・・・
星村和也「絵里ここにいたのか?」
星村絵里「和也その恰好は?」
星村和也「今日は盆踊りあるから絵里に地球いや日本の祭り文化教えたくて・・・・・」
星村絵里「でも娘たちは・・・・・・」
星村苑子「行ってきなさい、夫婦だけで。娘たちは私と瑞穂で見てるから。」
星村絵里「いいんですかお義母様?」
星村苑子「たまにはいいんじゃない、まだ若い男女だし。和也は21で、絵里ちゃんは17歳でしょ。若い者同士楽しみなさい。」
浴衣の和也が現れ盆踊りに行かないかと誘われる。
絵里は育児もあってか最初は断ろうか考えていたが・・・
苑子の計らいもあってか和也の申し入れを受けいる。
星村絵里「祭りか・・・・初めてだな。」
星村和也「絵里はゼントラーディ人だから祭りは初めてだもんね。」
星村絵里「そう、想像すらした事がなかった。」
祭りに行く道中絵里は祭りについて考える・・・・
ゼントラーディ人である絵里は祭りなんて知らない
今日行く祭りが絵里にとって人生初の祭りである。
和也はそんな絵里を見て可愛いなと思う。
そんな時だった
空一面花火が打ち上がった。
絵里は最初敵の攻撃だと思って身を構えてしまうが・・・・・・
和也はあれは花火だよと絵里に言った。
最初は警戒していた絵里だがだんだんと花火の美しさに魅了され・・・・・
星村絵里「暗かった月の世界がこんなに光のみたら凄く引き付けられてワクワクする!光って敵襲みたいな非常事態を知らせる役割しかしらなかったからとても新鮮だよ」
星村和也「だろ☆そして地球の花火は戦争では相手の命の奪う爆発が人の心を和ます物に変わるんだ...今までの絵里から見たら不思議で仕方ないものだらけになっちゃうかもな」
絵里はネオンとは言え花火に感動する
月面都市の施設の空は月の岩である。
街でもそれを支える柱が何本も建っており・・・・・・・
夜は月面の世界が暗いと言う印象が強い・・・・・・
だけど、今見える空はとてもきれいで心を和ますもの・・・・・・
絵里はとてもいい気分になる。
そんな和やかな気分になりながら絵里達は祭り会場にたどり着く
星村絵里「わぁいろんなお店がいっぱい」
星村和也「僕は小さい頃地球で花火大会や縁日に連れてってもらったんだ懐かしいなあ」
星村絵里「縁日?」
星村和也「今日みたいにタコ焼き屋とかじゃがバターみたいな屋台って言われる小さなお店が出ている日なんだよ」
星村絵里「ふーん」
星村和也「まぁいいじゃないか雰囲気をしっかり味わってみないとわかりにくいかもな...あそこの射的!やってみるかい絵里?」
星村絵里「うん(*^-^*)」
祭りに到着した二人は興奮に包まれていた。
初めて見る祭りの光景に絵里は子供のようにはしゃいでおり・・・・・
屋台の品々に興味津々だった。
和也はまず絵里の射撃の腕を見たいと思ったのか射的をお勧めした。
雰囲気を味わってみる意味もあるが・・・・・・・・
軍人である以上射的の腕前も見てみたい
結果は・・・・・・・
星村絵里「よーしもっと射的やっちゃうぞ」
「な・・・・・赤字だ・・・・」
元々軍人ともあってか射的は簡単だった。
何処をどう撃てば効果的に倒せるか判断しており・・・・・・・
射的の商品はどんどん落ちてしまい・・・・・
店主は驚いた表情で絵里を見ている
星村和也「絵里...(射的の店主さん困ってるから違うとこ行こう)次は金魚すくいに行こうよ」
星村絵里「金魚すくい興味あるやりたい」
和也は絵里の大戦果に困っている店主の気持ちを考え・・・・
金魚すくいに行こうと誘う・・・・・・・
絵里は金魚すくいに興味を持ち・・・・・
射的の銃を置いて和也についていく
星村和也「金魚すくい懐かしいなあ!小さい時何回もすくえなくて恥ずかしい話だけど泣いちゃってさ...そしたら親父が僕のかわりにすくってくれたんだ」
星村絵里「和也って小さい時そんなんだったんだ...やーい泣き虫」
星村和也「むっ!金魚すくい難しいんだぞやってみればわかるぞ」
金魚すくいの屋台に向かう途中和也は幼いころの金魚すくいのエピソードを話す。
1999年8月、世界がASSー1落下で荒れていた頃
父の勤務先で住んでいた航空自衛隊横田基地の周辺の街で開かれていた祭りに行った。
当時忙しかったのにも関わらずこれが最後になるかもしれないと
幼い和也ら家族を祭りに連れて行ってくれた・・・
和也は金魚すくいしたが、中々できなくて泣いてしまった事がある。
そんな息子を見て謙三は金魚を代わりにとってきてくれ・・・・・
ついでに金魚すくいについて教えてくれた
絵里は和也の思い出話を聞いてからかう
どうやら射的と同じように簡単と思った。
和也は絵里のからかいに反発するが・・・・・
そうしているうちにも金魚すくいの屋台にきた
絵里は自身満々に金魚すくいの入れ物を持ち楽勝だと意気込んでいる。
星村絵里「こんなの簡単!...あれ入れ物が壊れちゃった」
星村和也「ほら(^-^)これは入れ物が水に溶けやすく壊れやすいから力の入れ具合とスピードが大事になるんだ...おし!取れた」
案の定
絵里の持ってた金魚すくいの入れ物が破れてしまった。
自信満々で挑んだ絵里にとってかなりショックを受けたようで涙目になる
そんな絵里に和也はしっかりアドバイスして
お手本にある程度取ってあげる。
和也の姿とやり方を見て絵里も真似、ようやく
星村絵里「やっととれた!」
星村和也「だろ、中々難しいけど出きれば楽しいだろ~」
金魚数匹を掬う事ができた。
絵里は笑顔を浮かべ、金魚のすくいの楽しさが分かったようだ。
まるで小さな少女のように興奮しながらどんどん金魚をすくっていく。
金魚を嬉しそうにすくう絵里を見て和也は微笑ましく見えてくる。
そして次は絵里が子供たちに金魚すくいのやり方を教える
和也はそう考えると絵里に
星村和也「子供たちに金魚すくいのやり方を教えるのは絵里の役目だね」
星村絵里「うん、子供たちに金魚のすくいの楽しさを教えたいわ。だってこんなに楽しいんだもん」
星村和也「確かに子供と一緒にいたらもっと楽しいだろうな娘たちの成長が楽しみだ」
子供たちが成長したら今楽しんでいる遊びの面白さを伝える役目だと教えた
教えた遊びのやり方は親である和也と絵里の役目であり・・・
親子で祭りに来たときに教えてあげるのだ。
絵里は和也の提案に納得し受け入れる。
楽しい遊びを子供に伝えたい。
今回の祭りを通して二人が思った事だ。
楽しい事、思い出は歴史の継承として受け継ぎたい
大事にしたいと考えた。
家族の思い出の伝統はいつまでも