マクロス外伝大本営 新統合軍極東太平洋軍管区司令部

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第2話 惑星ピースミリオン

2017-02-08 13:08:18 | マクロス⊿外伝 ライト・インメルマン戦記
【西暦2043年 惑星ピースミリオン上空 ウラガ級空母カツラギ】



ライト・インメルマンはサボり癖の影響で・・・・
地球本国のエリート職から外され植民惑星ピースミリオンに左遷された。
到着までウラガ級空母カツラギの航空隊に居候になる。

そして・・・・・敵とも遭遇せず道中の惑星や宇宙基地からの支援もありながら
のんびり航行で4日後、惑星ピースミリオンに辿り着く。

「ライト・インメルマン中尉 ケビン・バードロフ少尉。我が艦の役目は終わったVF-11Bで大気圏に降下。第5軍管区第2航空総隊第5航空基地へ降下せよ!」

「「ハッ了解しました。」」

偉く大人しく敬礼する二人。
一件は普通のパイロットだが、エリート部隊から態々左遷される駄真面目パイロット。
こんな真面目そうな軍人だが、経歴はぼろくそだ。
見た目だけカバーされている張りぼて野郎か・・・・・・
カツラギ艦長はライトとケビンを見下した態度であった。

2人はVF-11Bのコックピットに乗り惑星ピースミリオンに降下する。
大気圏降下中の最中、ケビンが愚痴を漏らす。

ケビン「俺達とうとう飛ばされてこんな辺境に・・・・・・」

ライト「言うな、一種の冒険みたいで楽しいじゃないですか。」

ケビン「あんたな・・・・・・・・・」

ライト「俺の父が知っている桐原と言う軍人家系の侍は機種転換で予備役に追い込まれたんだ、そいつよりはマシだ。」

ケビン「あっそれってあんたの教官の父親か?」

ライト「そうそう♪」

ライトはケビンの愚痴をユーモアな話題に切り替えてのんびり大気圏に降下する。
ライトからすれば左遷なんて短い人生の貴重な経験と捉えていた。

人生なんてどうにでもなる。
気楽にやっていけば、人生はどうとでもなると・・・・

【惑星ピースミリオン 新統合軍第5航空基地】

辺境惑星ピースミリオンにある新統合軍第5航空基地。
ピースミリオンにおける新統合軍の軍事施設の一つである。    
ごく普通の辺境にある統合軍の基地であり、特に特徴があるわけではない。  

吉野朝灯「空を見上げてる程暇な日々が続く・・・・・・・・・」

新統合軍の衛生兵の朝灯は基地の屋上の屋根に登り滑走路の可変戦闘機の様子を見ていた。
両親がVFパイロットであるためか馴染み深い存在であった。
一応母であるラウラからVF操縦のライセンスは持ってとけと特別に訓練し
予備役VFパイロットととして登録している。

吉野朝灯「来たあれが例の奴か・・・・・・どうせ女の尻を触る変態か?」

朝灯の瞳の先に見えるのは先程、ウラガ級カツラギから降下した2機のVF-11Bである。
つまりライトとケビンである。

現在位置は高度2万、高高度(エンジェル・ツー)である。
ゼントラーディ人の血を引く朝灯の視力と双眼鏡を合わせればよく見えていた。
この程度の高度ならば朝灯の目と双眼鏡ならば十分である。

すると・・・・
訓練空域(ノベンバーエリア)から戻ってきた
新統合軍の精鋭部隊の一つであるSVF-678ブレックウルフズが基地上空に到達した。
構成されている機体はVF-11A2改と呼ばれる・・・
惑星ピースミリオンしか見られない装備である。
可変戦闘機ではあるが実際は攻撃機の機能を持った可変攻撃戦闘機であり
反統合系反政府組織やゲリラ組織からはスカイ・ディーパと呼ばれていた。

その機体を見ていたいライトはある事を思いつく。

ライト「仕留めるぞ、撃墜(スプラッシュ)するぞケビン。死神狩りをするぞ。挨拶代わりだ!」

ケビン「やってもいいのか?」

ライト「構わん、ミサイルのロックオンだけでいい。行くぞ!」

ライトが突然操縦桿をSVFー678に向ける。
ケビンも面白いと感じたのか続く。
             
クリフ「レーダーに反応した?まさか・・・敵機(ボギー)か?」
SVF-678隊長クリフ・メンドローフ

「いえ友軍機です、こいつは・・・・・・・・新たに我が隊に配属される機隊のようです。」

クリフ「何!?奴らめなんのつもりだ!?」

突然の2機の訓練攻撃にSVF-678は困惑する。
またこの部隊は二人が配属される予定の飛行隊である。
さっそく迎撃体勢を取ろうが既に勝敗は決していた。
       
ライト「ロックオン・発射.発射(シュート.シュート)」

ライトはクリフ機にロックオンしミサイルを発射した信号を出す。
発射したミサイルの数は4・・・・僚機(ウィングマン)の合わせて8。
撃ったミサイルはG-J9マニューバミサイル【イカロス】であり
一度ロックオンされて回避するのに一苦労する奴である。

クリフ「くそ俺が狙いか・・・・・・・・・」

そんな一苦労するミサイルを急に回避行動を取れるわけがない。
一瞬でクリフは撃墜されてしまう。
そのままライトとケビンは何事がなかったかのように基地へ着陸して行ってしまった。
その様子を見て驚いた人物がいる。

それは朝灯である、突然配属される隊員が自分が所属する・・・・
基地の航空隊の指揮機を落としてしまった事であった。
またライトとケビンの出していたスピードも若干分かっており
ものすごいスピードだと朝灯は感じていた。

吉野朝灯「あいつらが・・・・・・・・新しく配属される予定のパイロット・・・・・・・・・・非常識だけど凄いパイロットね・・・・・・・父さんと母さんといい勝負になりそう。」

朝灯は一瞬で指揮官機を撃墜したライトとケビンのコンビをこう評した。
見るからにエースパイロット・・・・・
実戦に十分に役に立つ腕前・・・・
父である吉野大樹と母であるラウラ・ベルタリアといい勝負になる。

と・・・・・朝灯はライトとケビンの戦闘能力面を高く評価した。

だが・・・・・・・・

吉野朝灯「でも非常識な連中と礼儀知らず・・・・・・・・あいつらとは仲がよくなれるわけがないわ。」

仲が良くなれないと朝灯はマイナス面を評した。
配属される先の部隊の指揮官を模擬的に撃墜するのは非常識である。
下手したら査問会議もんになる問題であった。
後礼儀知らず。

男嫌いで真面目な朝灯からすれば際も嫌うべき相手の典型的な人物像である。
そんな事を知らずにライトとケビンは乗機のVF-11Bから降りてくる。

吉野朝灯「非常識な男なんて・・・・非常識な男なんて・・・大嫌いよ」

これから配属してくるであろうライトたちに嫌悪感を抱く朝灯・・・
今回の騒動を見て更に、男性嫌いの性格を強めてしまったようで・・・・

男性兵士がすれ違うと、朝灯は物凄く不機嫌になってしまった。
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