マクロス外伝大本営 新統合軍極東太平洋軍管区司令部

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第7話 叛乱者には情けは無用

2016-12-07 08:19:05 | マクロス外伝戦場の遺産
             【メガロード02・メガロード03ドック】
        ズダダダダダダダダダ ズダダダダダダダダ
「グハッ」

決起部隊の猛攻により次々と警備部隊の兵士が命を落としていく。
既に部隊の7割程度が負傷かもしくは死亡するなど戦闘続行不能な状態に追い込まれていた。
既にアレックスなどのメガロード艦内要員も拳銃を手に取り決起部隊に抵抗していた。

ウォレス「くっ敵をメガロードへ近づけさせるな!!」

艦長のウォレスの号令の元警備部隊の生き残りやメガロード02艦内要員の兵士達は必死に奮戦する。
これで1時間が経過している。

「まだ敵の防衛線を突破できないのか?」

「敵は予備部隊も出したらしく抵抗が続いており、メガロードに近づけられません。」

「ちっメガロード02の動力部に時限爆弾を設置すればすべては一矢報いる事ができるのにRPGを使うぞ!」

「使うのでありますか?」

「この際しょうがない!」

                    ガチャ

決起部隊の兵士がRPG(ロシアの対戦車ロケット弾、統合戦争後地球統合軍に接収されている。)を使おうとする。
当然、RPGを使う兵士が出てきたのでウォレス艦長らは腰が抜けるように怯える。

ウォレス「なぜ連中がRPGを持っているのだ?」

旧ロシア製の武器を所有している月面自由同盟に疑問を抱きつつ、艦へ避難しないウォレス。
アレックスは艦長を無理にでも艦に乗せようとする。

「ファイア!」

決起部隊の兵士がウォレスのいる防衛線に向けてRPGのトリガーを引こうとする。
その時・・・・・・・・・・・・・・・

       ガ・・・・・・ガガガガガガガガガガガ

「なんだ?」

輸送用の通路のゲートが開く音がする。
すると空いた隙間から巨大な指が見える。
巨大な指はゲートを開けるかのようにゲートを置くへ押していき。
最後まで奥へ押し込んだその時、その正体が判明する。

「VF-3000クルセイダー!?」

VF-3000クルセイダー。

新統合軍が開発したVF-1バルキリーの発展機である。
時期主力戦闘機だったがVF-4ライトニングⅢに決まり30機程度少数生産された。
その少数生産され受領した機が月面基地アポロ基地に配備されている。
そう星村和也と星村絵里率いるVF-Ⅹシーアンタレス隊である。

VF-Ⅹのエリアにバトロイド形態で駐機していたため、こうして出撃が可能だったらしい。

「星村閣下の御子息和也さんか?」

「なんでここに・・・・・・・・・」

決起部隊の将兵達は武器を下に降ろす。
メガロード03の所で戦っていた兵士たちも武器を降ろす。

新条祐「VF-Ⅹ・・・・・・・」

同じく艦長と共に応戦していた祐はVF-Ⅹの登場に目を奪われるように見る。
まるで丁度来たヒーローのように。

星村和也「ここの責任者は誰だ?」

将兵の目の前でスピーカーで怒鳴る和也。
和也の発言に答えるように、一人の男性が出てくる。

飯田大尉「私が決起部隊メガロード攻撃部隊の飯田だ。」
月面自由同盟メガロード攻撃部隊長飯田武宏.大尉

その男性は飯田と名乗る。
小太りの男だが強い眼光で和也を睨む。

星村和也「決起部隊の指揮官じゃないんだな。」

飯田大尉「あぁそうだ。」

最初.和也は飯田が決起部隊の指揮官だと思っていたがまったく違ったようだ。
飯田大尉曰く、単なる首謀者の一人だと言う。
すると・・・・・・・・・・

飯田大尉「星村和也大尉、あなたの父上が陸海空そして宇宙軍部内の連中にはめられました。我々と共に決起し忌々しいメガロードを破壊しはめた連中に一矢報いませんか?」

飯田大尉が和也に叛乱に加担する事を促す。
星村提督の息子が叛乱に参加すれば、完全に大義名分になる。
飯田大尉以下将兵は和也の返答を待っていた。
しかし、和也の返答は・・・・・・・・・・・・

星村和也「貴様らを国家反逆者と見なし成敗する。」

飯田大尉「何!?」

和也は決起部隊に対し討伐宣言をする。
決起部隊の将兵は動揺する、自ら支持していた提督の息子から反逆者として討伐される事を・・・・・・・・

飯田大尉「しかしそれでは・・・・・・・・・」

星村和也「俺は親父の派閥とは無縁だ、貴様らの事情や理想は知った事ではない・・・・ここで死ぬか降伏するか二つ選べ!」

飯田大尉「ぐっ・・・・・・・・・・」

飯田大尉は希望がないと否や、兵士の士気の低下もあって武器を捨てて降伏する道を選んだ。
その直後、VF-Ⅹ陸戦部隊が突入する。
決起部隊の兵士はVF-Ⅹ陸戦部隊の兵士によって拘束される。

アレックス「星村大尉これはどのつもりなんだ?自分の父親の派閥を売るような真似をして?何が目的だ?」

部隊長のアレックスが和也の元へ向かう。
自分の父親の派閥を売るような形で決起部隊の一部隊を鎮圧した和也に疑問をぶつける。
なぜこのような真似をしたのかアレックスは分からなかった。

アレックスの疑問に対し和也は・・・・・・・・・・

星村和也「銀河の秩序を守るためならば、秩序を乱す親父の派閥を無くしても構わない。」

と答えた。
和也にはそれくらいの覚悟があったのである。
秩序を乱す身内でも甘やかす事のなく、容赦なく潰す。
それが今の和也であった。
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