メガロード02船団は冥王星付近に到達した。
シーアンタレス隊は船団から離れ月面アポロ基地へ帰還する事になり。
艦橋から手を振り見送った。
そして03船団も離れ、完全に孤独な道へと進みだす事になる。
だが、これから起こる戦いになると誰が予測できたであろうか。
冥王星を少し離れた先にまさかこのような事になるとは・・・・・・・・
【メガロード02船団 メガロード02ブリッジ】
ローラ「各フライト、偵察任務のため発進!!」
メガロード02からこの先の航路確認のため哨戒部隊を出す。
その中には祐が率いるブレード小隊も含まれていた。
ケイル「隊長、あの島みたいなのは?」
新条祐「あれは宇宙要塞アタリア、ASS-1が落ちた地南アタリア島だ。」
遠くに見える島みたいな小惑星。
かつてASS-1が落ち、フォールドで飛ばされた南アタリア島と呼ばれた小笠原諸島にあった島である。
現在は新統合軍太陽系外縁部警戒基地として機能している。
だが距離的にも遠く、見えるが明らかに無縁なので無視する事になった。
ローラ「セイバー・フルーレ・ブレードは引き続き船団を先行して偵察を行ってください。」
アレックス「了解した。」
アレックス直属のセイバー小隊・フルーレ小隊・祐率いるブレード小隊が引き続き船団の一番先頭に立ち偵察飛行を行う。
一番危険なエリアであり、かなりの緊張感に包まれる。
そんな中・・・・・・
メイロン「主任!!」
メガロード02オペレーター.メイロン・アンダーソン曹長
ローラ「どうしましたか?アンダーソン曹長?」
突然、オペレーターの一人であるメイロン・アンダーソン曹長が大声でローラを呼んだ。
ローラはメイロンの所まで行って何が起きたのか確認しにくる。
メイロン「何か通信らしき物が聞こえます。」
ローラ「通信?」
メイロン「地球語です。」
ローラ「地球語・・・・・一回貸して。」
メイロン「はい。」
ローラはメイロンからヘッドホンを借りる。
一体何が起きているのか?
ヘッドホンを借りたが音はあんまり聞こえない。
だが、よく聞くと何がが聴こえる。
ジャニス「エマージェンシー、こちらG-ファング、アタリア守備隊所属のVE-1。ゼントラーディの襲撃だ、応援を請う。」
アタリア哨戒隊ジャニス・ラング.中尉
ローラ「救難信号!?」
聞こえてきたのはアタリア基地のVE-1が救難信号をオープンチャンネルで呼びかけている事である。
どうやら任務中にはぐれゼントラーディに遭遇して追われているようである。
ローラ「発信源は・・・・・・・」
カタカタカタ パタン
ローラ「これでよし座標完了。」
ローラはヘッドホンから聞こえるチャンネルの位置を解析して場所を特定する。
その情報を見つけ出すと直ぐに自分の席へと戻った。
カチャ
ローラ「VE-1の緊急通信を受信しました、既に敵は追撃部隊を出しており早急な援護が必要。冥王星エリア478地区.セイバー・フルーレ・ブレード各フライトは救援に向かってください。」
アレックス「了解、全チームスクランブル、VE-1を救助するぞ!急ぐぞ最大加速!!」
セイバー・フルーレ・ブレードの各小隊は救難座標に向けて移動を開始する。
クレア「出港していきなり実戦だなんてね・・・・・」
ケイル「俺達、惑星を見つけ出す前におだぶつになんじゃないのか?」
出港してそうそう戦闘が起こったため、クレアとケイルは不安がる。
正直祐も同じ気持ちであったが、一応は小隊長。
二人の前で怯えるような言葉を言えるわけがない・・・・・・
ズドォォン
ジャニス「左エンジン被弾、援護を頼む。誰でもいい。」
はぐれゼントラーディによるVE-1への攻撃が激しさを増す。
VE-1のパイロット.ジェニス・ラングは優秀な腕前のパイロットであるらしく、なんとか回避できているが。
いつまでも長くは持たない。
ローラ「速く!VE-1を負っている敵を・・・・!」
アレックス「分かっている、後少し待ってくれ!祐、遅れるなよ!」
新条祐「隊長、そんな事は分かっています!」
アレックス「生意気いいやがって、後で覚悟しろよ!」
新条祐「それは承知!!」
焦りが出ているが、ここは生意気言って少し緊張感と焦りを消す。
少しでも焦りを消さなければ大きなミスを犯してしまう。
一刻でも早く救援し敵を迎撃しなければの焦りは強いが、大きなミスをして作戦をするのはもっと嫌だ。
祐は心の中で思いつつ、前へ進む。
ジャニス「アタリア基地まで到達は無理か・・・・・・ゼントランめ、死んでもいつか一矢報いてやる・・・・こうなれば・・・・・相手を1機道連れにでも・・・・・」
ジャニスは敵にどんどん追い詰められており、もし完全に振り切れない場合は敵に一矢報いるべく敵に突っ込んで道連れにすると言う選択肢を取ろうとしていた。
はぐれゼントラー・いやゼントラーディ軍との戦闘の間には降伏の二文字はない。
死か、それとも文化を知るためのモルモットになってしまうのか・・・・・・
この場合は死しかないだろう。
せめて・・・・このVE-1にミサイルやガンポッドとかの武装があれば・・・・
ジャニスはその願望を持ちつつ、死を覚悟し始めた・・・・・・
ズドドドドドドドドドドドドドドドドド ズドーン
ジャニス「!?、いったい何が起きていやがる?」
突然後ろから追撃しているリガードが銃撃され、爆発した。
一体何が起きたのかとジャニスは思ったが、前方に光が9つが確認できた。
この光はアレックス率いるセイバー小隊を筆頭としたメガロード飛行隊である。
アレックス「こちらはメガロード02飛行団のアレックス・レイだ、これより貴官を援護する!」
ジャニス「こちらアタリア基地所属G早期警戒隊.ジャニス・ラング、救援を感謝する。」
アレックス「アタリア基地への帰還は困難と見ている、我が艦隊へ着艦されたし。」
ジャニス「そうか・・・・・・・・救援を感謝する、恩に着るぞ。」
お互い悔恨果たした後、交代するかのように飛行隊は戦場へジャニスはメガロードへとそれぞれの道を進んで行く。
「マイクローンの増援だ、この辺に本隊がいるぞ。」
「我が艦の到着を待とう、我々だけでは離脱は無理だ・・・・・・」
「あぁまずは少数のマイクローンを叩くぞ!」
はぐれゼントラーディは退却するつもりらしいが、母艦がいるらしい。
この母艦と合流して合流するつもりらしい。
合流するまでの間、アレックス率いるセイバー小隊と所属部隊のフルーレ.そして祐が率いるブレード小隊に挑みかかる。
ズドドドドド ズドドドド ズドドド
クレア「始まった・・・・・・・これが実戦・・・・・・・」
既にセイバー小隊とフルーレ小隊が戦闘に突入する。
その直後戦闘の光が見える。
綺麗な光のようだが、死の光である。
人を直ぐに殺せるような爆発であり、既にゼントラーディ側はその光の中に飲まれている。
「ぐぁぁぁぁぁ」
フルーレ小隊所属の1機も爆発に飲まれた。
パイロットは脱出する暇もなく爆発に飲まれその身を散らす。
あれが宇宙における戦場である。
ケイル「隊長・・・・・・・・」
新条祐「何!?おわっ!?」
突然、後にいた二人の間にリガードの部隊が来襲する。
この時、祐のブレード小隊は組織的に分断され両者孤立する。
油断した・・・・・・・・痛感なミスだ・・・・・・・
祐はそこまでの警戒していなかった事に後悔する。
これからどの選択を取ればいいのか・・・・・・・・
ドビュゥゥゥゥゥゥゥゥゥン
ジャニス「あいつらがいるとなれば友軍艦隊が・・・・・・・・あれか・・・・・メガロード級・・・・・・・・・」
ジャニスはアレックスと戦場を交換した後、メガロード船団を見つけるため移動をしていた。
10分ぐらい移動した所、メガロード船団の本隊と遭遇した。
艦隊に友軍信号を送り、艦隊の航行先に潜り込む。
ジャニス「ARMD級空母、こちらG-ファング着艦するぜ!拾ってくれ!」
ジャニスはARMD級空母付近に停止する。
ARMD級はクレーンを取りだし、VE-1の機体を回収する。
このクレーンで機体を回収するのはARMD式の着艦方法である。
アン「主任、VE-1回収着艦成功と報告が・・・・・・それとVE-1からは敵艦の姿見たそうです。」
ローラ「回収・・・敵艦・・・・・・・・・・・」
チラ
ウォレス「今回の事は君に一任する。」
ローラ「・・・・・」
コクッ
カチ
ローラ「VE-1着艦しました・・・・バルキリー.セイバー.フルーレ.ブレード小隊は敵艦を迎撃せよ!撃沈は反応弾を搭載した別働隊によって行われます。出来るだけ引きつけてください!!」
アレックス「敵艦だと?」
ローラ「数は2隻だそうです。」
VE-1を回収した報告と、VE-1から得られた情報により敵艦の存在を知る事ができた。
艦載機を引きつけている間、敵を撤退させるためVA-3インベーダーによる反応弾攻撃で撃沈すると言う計画を立てる。
これは艦長であり船団長であるウォレスが計画提案する事だが、既にすべての事を一任されているためVA-3による反応弾攻撃を半分独断で攻撃を実施する事を決めた。
「こちらSVA-90ウォクス、奇襲攻撃を仕掛けるため発艦します。」
メガロード02より反応弾を搭載したVA-3インベーダーが発艦する。
攻撃目標はゼントラーディ艦(スヴァール・サラン級)1隻。
これさえ撃破すれば、敵部隊を追い返す事ができる。
新条祐「くそ、分断された!」
祐はヌージャデル・ガーの編隊によりクレアとケイルと分断される。
二人はリガードの編隊に襲撃され、離れてしまう。
通信状況が悪いため生きているかどうか把握できずにいた。
ズドドドドドドドド
ガコン
1機撃墜、だが残り4機いる。
このまま包囲を突破しなくては・・・・・・・・・・・
ビュビュビュビュビュビュビュビュ
更に4機増援。
それにヌージャデル・ガー、密集陣形で攻めてくる。
こいつはリガードよりやっかいな奴だ。
人型のゼントラーディ軍のパワードスーツだ。
新条祐「ざけやがって!!戦場で死んでたまるか!!」
ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

祐は密集陣形を取り攻撃してくるヌージャデル・ガーに銃撃をしながら突っ込む。
戦果は1、だが陣形を崩すのに十分だった。
これで包囲を脱する事ができる・・・・・・・・・
ガシャン
「マイクローンがふざけやがって。」
新条祐「こいつ・・・・・・・」
1機のヌージャデル・ガーが急に降下し、祐を掴みあげる。
残り2機のヌージャデル・ガーやリガードも祐の周りに集結する。
新条祐「くそ、油断した・・・・・・起死回生かと思ったのに・・・・・・」
ボグゥン
新条祐「何?」
突然、ヌージャデル・ガーが撃たれ撃墜される。
いやそれだけではない、リガードやヌージャデル・ガーが次々に爆発する。
一体誰が援護を・・・・・・・・・・・
クレア「隊長、援護します。」
ケイル「隊長一人死なすわけには参りません!!」
新条祐「お前ら生きていたのか?」
祐を助けたのはクレアとケイルの二人だ。
どうやらリガードの編隊から生きていたようである。
あれだけの数をよく生き抜いた。
だが今はどうでもいい、残りの敵をなんとしても叩かなくては・・・・・
祐はバトロイドに変形しヌージャデル・ガーにガンポッドの砲身を向けた。
ぎっとしたゼントラーディ兵だが、すぐさま反撃に移ろうと言う意識に切り替わるが・・・・
ズドドドドドドドシュズドーン
間に合わずに祐に頭を撃たれ、頭が完全に砕け散り動かなくなった。
残りの機も後ろめく。
「隊長。」
「どうした?」
「友軍艦1隻がマイクローンの奇襲、失われし反応兵器を使用。」
「くっ・・・・・・・このままいても収容先はない、撤退するぞ。」
お互い頷き合うと後ろへ撤退して行った。
その様子を黙って見ていた祐達であったが、直後にローラの通信が入った。
ローラ「スヴァール・サラン級、別働隊によって撃破を確認。残存部隊は離脱していきます、追撃は危険ですのでただちに帰還してください。」
新条祐「戦闘が終わったのか・・・・・・・・・」
既に敵と交戦するのは無駄と判断しここで戦闘が終了する。
だが最後にある課題が残ってしまった。
VE-1パイロットであるジャニスをこれからどうするかを・・・・・・・
彼はメガロード02の正規の所属の軍人ではない。
彼の今後の扱いをどうするか・・・・・これから決めなくてはならない。
シーアンタレス隊は船団から離れ月面アポロ基地へ帰還する事になり。
艦橋から手を振り見送った。
そして03船団も離れ、完全に孤独な道へと進みだす事になる。
だが、これから起こる戦いになると誰が予測できたであろうか。
冥王星を少し離れた先にまさかこのような事になるとは・・・・・・・・
【メガロード02船団 メガロード02ブリッジ】

ローラ「各フライト、偵察任務のため発進!!」
メガロード02からこの先の航路確認のため哨戒部隊を出す。
その中には祐が率いるブレード小隊も含まれていた。
ケイル「隊長、あの島みたいなのは?」
新条祐「あれは宇宙要塞アタリア、ASS-1が落ちた地南アタリア島だ。」
遠くに見える島みたいな小惑星。
かつてASS-1が落ち、フォールドで飛ばされた南アタリア島と呼ばれた小笠原諸島にあった島である。
現在は新統合軍太陽系外縁部警戒基地として機能している。
だが距離的にも遠く、見えるが明らかに無縁なので無視する事になった。
ローラ「セイバー・フルーレ・ブレードは引き続き船団を先行して偵察を行ってください。」
アレックス「了解した。」
アレックス直属のセイバー小隊・フルーレ小隊・祐率いるブレード小隊が引き続き船団の一番先頭に立ち偵察飛行を行う。
一番危険なエリアであり、かなりの緊張感に包まれる。
そんな中・・・・・・
メイロン「主任!!」
メガロード02オペレーター.メイロン・アンダーソン曹長
ローラ「どうしましたか?アンダーソン曹長?」
突然、オペレーターの一人であるメイロン・アンダーソン曹長が大声でローラを呼んだ。
ローラはメイロンの所まで行って何が起きたのか確認しにくる。
メイロン「何か通信らしき物が聞こえます。」
ローラ「通信?」
メイロン「地球語です。」
ローラ「地球語・・・・・一回貸して。」
メイロン「はい。」
ローラはメイロンからヘッドホンを借りる。
一体何が起きているのか?
ヘッドホンを借りたが音はあんまり聞こえない。
だが、よく聞くと何がが聴こえる。
ジャニス「エマージェンシー、こちらG-ファング、アタリア守備隊所属のVE-1。ゼントラーディの襲撃だ、応援を請う。」
アタリア哨戒隊ジャニス・ラング.中尉
ローラ「救難信号!?」
聞こえてきたのはアタリア基地のVE-1が救難信号をオープンチャンネルで呼びかけている事である。
どうやら任務中にはぐれゼントラーディに遭遇して追われているようである。
ローラ「発信源は・・・・・・・」
カタカタカタ パタン
ローラ「これでよし座標完了。」
ローラはヘッドホンから聞こえるチャンネルの位置を解析して場所を特定する。
その情報を見つけ出すと直ぐに自分の席へと戻った。
カチャ
ローラ「VE-1の緊急通信を受信しました、既に敵は追撃部隊を出しており早急な援護が必要。冥王星エリア478地区.セイバー・フルーレ・ブレード各フライトは救援に向かってください。」
アレックス「了解、全チームスクランブル、VE-1を救助するぞ!急ぐぞ最大加速!!」
セイバー・フルーレ・ブレードの各小隊は救難座標に向けて移動を開始する。
クレア「出港していきなり実戦だなんてね・・・・・」
ケイル「俺達、惑星を見つけ出す前におだぶつになんじゃないのか?」
出港してそうそう戦闘が起こったため、クレアとケイルは不安がる。
正直祐も同じ気持ちであったが、一応は小隊長。
二人の前で怯えるような言葉を言えるわけがない・・・・・・
ズドォォン
ジャニス「左エンジン被弾、援護を頼む。誰でもいい。」
はぐれゼントラーディによるVE-1への攻撃が激しさを増す。
VE-1のパイロット.ジェニス・ラングは優秀な腕前のパイロットであるらしく、なんとか回避できているが。
いつまでも長くは持たない。
ローラ「速く!VE-1を負っている敵を・・・・!」
アレックス「分かっている、後少し待ってくれ!祐、遅れるなよ!」
新条祐「隊長、そんな事は分かっています!」
アレックス「生意気いいやがって、後で覚悟しろよ!」
新条祐「それは承知!!」
焦りが出ているが、ここは生意気言って少し緊張感と焦りを消す。
少しでも焦りを消さなければ大きなミスを犯してしまう。
一刻でも早く救援し敵を迎撃しなければの焦りは強いが、大きなミスをして作戦をするのはもっと嫌だ。
祐は心の中で思いつつ、前へ進む。
ジャニス「アタリア基地まで到達は無理か・・・・・・ゼントランめ、死んでもいつか一矢報いてやる・・・・こうなれば・・・・・相手を1機道連れにでも・・・・・」
ジャニスは敵にどんどん追い詰められており、もし完全に振り切れない場合は敵に一矢報いるべく敵に突っ込んで道連れにすると言う選択肢を取ろうとしていた。
はぐれゼントラー・いやゼントラーディ軍との戦闘の間には降伏の二文字はない。
死か、それとも文化を知るためのモルモットになってしまうのか・・・・・・
この場合は死しかないだろう。
せめて・・・・このVE-1にミサイルやガンポッドとかの武装があれば・・・・
ジャニスはその願望を持ちつつ、死を覚悟し始めた・・・・・・
ズドドドドドドドドドドドドドドドドド ズドーン
ジャニス「!?、いったい何が起きていやがる?」
突然後ろから追撃しているリガードが銃撃され、爆発した。
一体何が起きたのかとジャニスは思ったが、前方に光が9つが確認できた。
この光はアレックス率いるセイバー小隊を筆頭としたメガロード飛行隊である。
アレックス「こちらはメガロード02飛行団のアレックス・レイだ、これより貴官を援護する!」
ジャニス「こちらアタリア基地所属G早期警戒隊.ジャニス・ラング、救援を感謝する。」
アレックス「アタリア基地への帰還は困難と見ている、我が艦隊へ着艦されたし。」
ジャニス「そうか・・・・・・・・救援を感謝する、恩に着るぞ。」
お互い悔恨果たした後、交代するかのように飛行隊は戦場へジャニスはメガロードへとそれぞれの道を進んで行く。
「マイクローンの増援だ、この辺に本隊がいるぞ。」
「我が艦の到着を待とう、我々だけでは離脱は無理だ・・・・・・」
「あぁまずは少数のマイクローンを叩くぞ!」
はぐれゼントラーディは退却するつもりらしいが、母艦がいるらしい。
この母艦と合流して合流するつもりらしい。
合流するまでの間、アレックス率いるセイバー小隊と所属部隊のフルーレ.そして祐が率いるブレード小隊に挑みかかる。
ズドドドドド ズドドドド ズドドド
クレア「始まった・・・・・・・これが実戦・・・・・・・」
既にセイバー小隊とフルーレ小隊が戦闘に突入する。
その直後戦闘の光が見える。
綺麗な光のようだが、死の光である。
人を直ぐに殺せるような爆発であり、既にゼントラーディ側はその光の中に飲まれている。
「ぐぁぁぁぁぁ」
フルーレ小隊所属の1機も爆発に飲まれた。
パイロットは脱出する暇もなく爆発に飲まれその身を散らす。
あれが宇宙における戦場である。
ケイル「隊長・・・・・・・・」
新条祐「何!?おわっ!?」
突然、後にいた二人の間にリガードの部隊が来襲する。
この時、祐のブレード小隊は組織的に分断され両者孤立する。
油断した・・・・・・・・痛感なミスだ・・・・・・・
祐はそこまでの警戒していなかった事に後悔する。
これからどの選択を取ればいいのか・・・・・・・・
ドビュゥゥゥゥゥゥゥゥゥン
ジャニス「あいつらがいるとなれば友軍艦隊が・・・・・・・・あれか・・・・・メガロード級・・・・・・・・・」
ジャニスはアレックスと戦場を交換した後、メガロード船団を見つけるため移動をしていた。
10分ぐらい移動した所、メガロード船団の本隊と遭遇した。
艦隊に友軍信号を送り、艦隊の航行先に潜り込む。
ジャニス「ARMD級空母、こちらG-ファング着艦するぜ!拾ってくれ!」
ジャニスはARMD級空母付近に停止する。
ARMD級はクレーンを取りだし、VE-1の機体を回収する。
このクレーンで機体を回収するのはARMD式の着艦方法である。
アン「主任、VE-1回収着艦成功と報告が・・・・・・それとVE-1からは敵艦の姿見たそうです。」
ローラ「回収・・・敵艦・・・・・・・・・・・」
チラ
ウォレス「今回の事は君に一任する。」
ローラ「・・・・・」
コクッ
カチ
ローラ「VE-1着艦しました・・・・バルキリー.セイバー.フルーレ.ブレード小隊は敵艦を迎撃せよ!撃沈は反応弾を搭載した別働隊によって行われます。出来るだけ引きつけてください!!」
アレックス「敵艦だと?」
ローラ「数は2隻だそうです。」
VE-1を回収した報告と、VE-1から得られた情報により敵艦の存在を知る事ができた。
艦載機を引きつけている間、敵を撤退させるためVA-3インベーダーによる反応弾攻撃で撃沈すると言う計画を立てる。
これは艦長であり船団長であるウォレスが計画提案する事だが、既にすべての事を一任されているためVA-3による反応弾攻撃を半分独断で攻撃を実施する事を決めた。
「こちらSVA-90ウォクス、奇襲攻撃を仕掛けるため発艦します。」
メガロード02より反応弾を搭載したVA-3インベーダーが発艦する。
攻撃目標はゼントラーディ艦(スヴァール・サラン級)1隻。
これさえ撃破すれば、敵部隊を追い返す事ができる。
新条祐「くそ、分断された!」
祐はヌージャデル・ガーの編隊によりクレアとケイルと分断される。
二人はリガードの編隊に襲撃され、離れてしまう。
通信状況が悪いため生きているかどうか把握できずにいた。
ズドドドドドドドド
ガコン
1機撃墜、だが残り4機いる。
このまま包囲を突破しなくては・・・・・・・・・・・
ビュビュビュビュビュビュビュビュ
更に4機増援。
それにヌージャデル・ガー、密集陣形で攻めてくる。
こいつはリガードよりやっかいな奴だ。
人型のゼントラーディ軍のパワードスーツだ。
新条祐「ざけやがって!!戦場で死んでたまるか!!」
ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
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祐は密集陣形を取り攻撃してくるヌージャデル・ガーに銃撃をしながら突っ込む。
戦果は1、だが陣形を崩すのに十分だった。
これで包囲を脱する事ができる・・・・・・・・・
ガシャン
「マイクローンがふざけやがって。」
新条祐「こいつ・・・・・・・」
1機のヌージャデル・ガーが急に降下し、祐を掴みあげる。
残り2機のヌージャデル・ガーやリガードも祐の周りに集結する。
新条祐「くそ、油断した・・・・・・起死回生かと思ったのに・・・・・・」
ボグゥン
新条祐「何?」
突然、ヌージャデル・ガーが撃たれ撃墜される。
いやそれだけではない、リガードやヌージャデル・ガーが次々に爆発する。
一体誰が援護を・・・・・・・・・・・
クレア「隊長、援護します。」
ケイル「隊長一人死なすわけには参りません!!」
新条祐「お前ら生きていたのか?」
祐を助けたのはクレアとケイルの二人だ。
どうやらリガードの編隊から生きていたようである。
あれだけの数をよく生き抜いた。
だが今はどうでもいい、残りの敵をなんとしても叩かなくては・・・・・
祐はバトロイドに変形しヌージャデル・ガーにガンポッドの砲身を向けた。
ぎっとしたゼントラーディ兵だが、すぐさま反撃に移ろうと言う意識に切り替わるが・・・・
ズドドドドドドドシュズドーン
間に合わずに祐に頭を撃たれ、頭が完全に砕け散り動かなくなった。
残りの機も後ろめく。
「隊長。」
「どうした?」
「友軍艦1隻がマイクローンの奇襲、失われし反応兵器を使用。」
「くっ・・・・・・・このままいても収容先はない、撤退するぞ。」
お互い頷き合うと後ろへ撤退して行った。
その様子を黙って見ていた祐達であったが、直後にローラの通信が入った。
ローラ「スヴァール・サラン級、別働隊によって撃破を確認。残存部隊は離脱していきます、追撃は危険ですのでただちに帰還してください。」
新条祐「戦闘が終わったのか・・・・・・・・・」
既に敵と交戦するのは無駄と判断しここで戦闘が終了する。
だが最後にある課題が残ってしまった。
VE-1パイロットであるジャニスをこれからどうするかを・・・・・・・
彼はメガロード02の正規の所属の軍人ではない。
彼の今後の扱いをどうするか・・・・・これから決めなくてはならない。
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