マクロス外伝大本営 新統合軍極東太平洋軍管区司令部

マクロスやロボット大好きなブログです。二次創作などを主にやります。

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第6話 地球衛星軌道艦隊全滅

2016-11-28 21:54:28 | 超時空要塞マクロスサイドストーリーズ
ゼントラーディ軍の攻撃を南アタリア島から逸らすべく
SDF-1マクロスは通常エンジンで接続予定である
ARMD級らの統合軍衛星軌道艦隊に合流すべく上昇した

各飛行隊はマクロスへ合流すべく、護衛するかのように同じように上昇し
マクロスと共に上昇した機体の大半はマクロスの艦内へと帰還した。

ゼントラーディ軍もマクロスが宇宙へ上がるのを確認すると 
脱出カプセルに乗り込み、南アタリア島から撤退。
一部は現在も南アタリア島の守備隊と交戦していた

桐原中尉「一旦態勢を整えるためにマクロスに帰還するのだろう・・・・・それが最善の策だ・・・・・」

その姿を見た茂人はこれらの統合軍部隊を評した。
今の地球統合宇宙軍が出来る事であり、部隊の再編は急務だった

なんせ未知の敵であるゼントラーディ軍とまともに戦うためには 
部隊とメンタルの再編が必要であり
それなくば戦えない。

茂人はそうした事情を察しながら自らのバルキリーを駆った。

【地球 衛星軌道上】

マクロスは地球衛星軌道上に到達する事が出来た。
スカル中隊などの飛行隊はマクロスの警護を行い

他の飛行隊は補給とメンテナンス
パイロットの休息のためマクロスに着艦していった

桐原中尉「やっと地球軌道に到達したか・・・・・・・・」

茂人の乗るバルキリーは本隊に合流し
SDF-1マクロスの着艦ラインに入った。

しかし

既に他の飛行隊が集結しており、順番待ちをする必要があるため
中々、着艦する事が出来なかった。

そのせいか

早く対応してもらって休みたい、戦い疲れた茂人はそう思っており・・・
多少イライラしながら自分の順番を待った。
この状況は他のパイロットも同じであり、ここのエリアはかなりギスギスしていた。

しばらくして・・・・・

早瀬未沙「こちらガンサイト1からSVF-64へ。着艦が可能になりました、こちらは水平推力をかけるので各機着艦ポジションへ。」
SDF-1マクロス主任航空管制官早瀬未沙

ようやく自分たちの順番が来た。

上官を先頭にSDF-1マクロスの格納庫へ着艦し
指定された場所に駐機し、愛機から降りた

ようやく戦闘による休息ができる

茂人は安堵しSDF-1マクロスの整備兵から栄養ドリンクを受け取り飲んだ。

そして、いつでも出撃出来るようにと再びコックピットに乗り込み
そこで仮眠し、しばしの休息を楽しんだ

【SDF-1マクロス 艦橋】

SDF-1マクロスはARMD級2隻を有する地球衛星軌道艦隊と合流すべく
月面アポロ基地地球統合宇宙軍司令部の連絡を待っていた。

ARMD-01とARMD-02は一時は撃沈されたとあったが
それは誤報であり修理が可能なほどの損害であり。
マクロスと接続しても問題はなかった。

キム「艦長、月司令部から通信が入っています。」

グローバル「うむ。」

ついにSDF-1マクロスに月面アポロ
基地地球統合宇宙軍司令部からの連絡が入った。
艦橋にいたオペレーターたちは大はしゃぎせずに、冷静に対処した。

アラスカの地球統合軍総司令部と違って
かなり厳格なギャスバル・イゴール提督のいる所だ。

いつもうるさいオペレーター達も今回ばかりは静かにしていた

ギャスバル提督『地球統合宇宙軍総司令ギャスバルである。』
地球統合宇宙軍総司令官ギャスバル・イゴール提督

月面基地の名将ギャスバル・イゴール提督自ら通信してきた。
なにやら不機嫌そうな顔をしている。

どうやら異星人と遭遇しても決して交戦はするなと言うことを破ってしまって
異星人と交戦状態になってしまった事を怒っているのだろう。
仕方がないとは言え、ギャスバル提督もその事でいちいち気にしては困る
それで動けなくなる可能性だってあるから

まぁSDF-1マクロスを落とした異星人が仕掛けたブービートラップが発動して
発砲したと言うことは信じてはくれないだろうが・・・・

ギャスバル提督『グローバル君、今回の事は我が月面でも観測されている。起きてしまったことはしかたがないな。不幸な出来事だ。』

グローバル艦長「提督の仰るとおりです。」

ギャスバル提督『これは宇宙軍の問題だ、ARMDー01とARMD-02との接続の後我が月面アポロ基地の宇宙艦隊と合流してもらいたい。10年近く改修した船を態々撃沈されるわけにはいかない。』

グローバル艦長「無論です、できるだけ早く月基地と合流します。」

ギャスバル提督『大至急にな』

アームド級らの地球軌道艦隊と合流後、アームドと接舷し 
月面アポロ基地や月面クラビクス基地の宇宙艦隊と合流。

それは異星人艦隊による孤立と地球への戦火を向けさせないための対策であり。
月面で敵を食い止め、地球が反撃できるチャンスを造り出すと言う事である。

同時に、莫大な予算をかけてまで改修したマクロスを
敵の手により撃沈を防ぎたい思惑でもあり
早々に撃沈される心配が少ない月に来いと言う意味合いもある。

ギャスバル提督『まぁとにかく合流せよ、異星人への対策は練る。通信は以上だ。』

グローバル艦長「ハッ」

とギャスバル提督からの通信が切れた。

グローバル艦長はゆっくり席に座る。
ARMD級と接続し月基地に合流すればなんとかなる。
その反面、嫌な予感がする。

アームド級との接舷にあの異星人が攻撃を仕掛けて来るかもしれない
そうとなればマクロスの戦力に大打撃を被り
最悪の場合、拿捕もしくは撃沈される可能性も否定できない

グローバル艦長「苦しい現状だな、これが人類が経験する初の本格的な宇宙戦争の一角だと言うのか・・・」

グローバル艦長はそう思った

指揮官として最悪なケースを想定しなくてはならない。
楽観視していては足元を救われる

物事を進めるには簡単ではない困難がつきもの

艦橋の窓の外を眺めながら、グローバルは今の現状を憂いた

【SDF-1マクロス格納庫】

SDF-1マクロスに収容したバルキリーの整備が始まった。

茂人も休息を取っており仮眠している
これからスカル中隊と交代で護衛任務につかないといけないのである。

しっかり休憩を取らないと披露でとんでもないミスを犯してしまう可能性がある。
だからこそしっかり休憩をとり不足の事態に備えなきゃいけない。
コックピットの中で仮眠する茂人だったが・・・

桐原茂義「兄貴・・・・・」

桐原中尉「茂義?・・・・・茂義!?茂義生きていたのか?」

桐原茂義「なんとかな。死ぬかと思ったけどな、なんとか生きてます」

茂人の弟である茂義が生きていた。

茂義の声を聞いた茂人はコックピットから降りて近づいた

戦火に巻き込まれたようで軍服が汚れており
激しい戦闘から生き延びた事を物語っていた。

そんな事はどうでもいい、弟が生きていて嬉しい。
大きな怪我もなくこうして生き延びた事実だけでもありがたい

桐原中尉「しかし、なんでマクロスへ居るんだ?それに明美は・・・・・・」

桐原茂義「上の命令で、一部の市民をマクロスまで避難誘導してな・・・姉貴も無事だ・・・・とにかく兄貴無事でよかったぜ。」

桐原中尉「こっちもだ。」

妹の明美も生きている
             
朗報続きに茂人は嬉しさのあまり茂義の肩を軽く叩いた
茂義もお返しに茂人の肩を叩く。

お互い家族が生きてくれれば、最高の安心感と嬉しさだ。
劉紅花も生きており、茂義と共に避難民を守り抜きマクロスにいる。
とにかく知り合い全員生きていてよかった。

茂人はそう安堵した。

桐原茂義「それにしてもバルキリーのコックピットで寝るとはね。」

桐原中尉「まぁな。いつ出撃になるか分からないからな。今こうして待機しているんだ」

桐原茂義「それは感心なこった、まぁ程々にしとけよ。」

安堵したからか
先程未知の敵と戦いピリピリしていた茂人の表情は穏やかになった。
家族が無事で安堵したのが一因だったようだ。

とは言え、そう簡単に悩み事が解決するわけではなかった。  

桐原中尉「にしても、いつまでこんな事をしなくてはいけないんだ?」

いつまで異星人と戦う事になるのか?

異星人ことゼントラーディ軍との戦争は始まったばっかりであり
今の現状は地球統合軍側がかなり押されている。

相手の戦力はどのくらいなのか?
相手は話し合いが通じるような相手なのか?
茂人は深々と考えてしまう。

桐原茂義「どうしたんだ?兄貴?」

桐原中尉「いや、いつまで戦争が続くかを考えていただけだ。」

桐原茂義「いつまで戦争が続くかねぇ。難しい話だな」

この戦争は人類同士の戦争ではなく
人類史上最悪な戦争になりゆるものであり一番危険な戦争だ
初の星間戦争いや初星間大戦だ!

なんせこれは生き残れるかどうかすら不明。
茂人はこの先の未来に不安を感じる。

今後の戦争の行末がどうなるのかを・・・・

『こちらARMD-01H.Jニーヴンからマクロスへこれより接続のため合流する。』

早瀬未沙「了解、ランデブーを開始します。」

『この作業が終われば、月面アポロ基地か月面クラビクス基地だ!もう少しの辛抱だから辛抱を・・・・』

地球統合軍地球衛星軌道艦隊がマクロスへ合流する。
ARMD-01H.Jニーヴン.ARMD-02インヴィンシブルがマクロスと接続のためランデブーを開始する。
マクロスの艦内の乗員達は、接続が完了したらこのまま友軍のいる月面基地に迎える。
と言う期待感を持っていた。

ヴァネッサ「ドッキング・ラインに乗りました。」
地球統合宇宙軍ヴァネッサ・レイアード少尉

グローバル「うむ、接舷作業に入れ!各バルキリー隊は護衛せよ!」

いよいよ

マクロスとアームド級2隻による接舷作業に入った。
周辺にはマクロスとアームド級から発進した各可変戦闘機部隊が展開し
厳戒態勢で敵の襲撃に備えていた。

このまま成功すれば、一段落

グローバルは少し希望の光を見た

しかし

巨大な悪魔の目はマクロスにそんな安堵させる余裕を与えなかった。  

「敵艦隊、合流の模様です。」

ブリタイ「よろしい。敵艦隊と戦艦の間にビームを撃て。戦艦にあてなければ、小型艦は撃破してもかまわん。

「了解。これより攻撃を開始する。目標は敵艦隊。戦艦は目標からはずす」

ブリタイ「揉み潰せ!我々、ゼントラーディの力を思い知らせるのだ!」

ゼントラーディ軍艦隊が砲撃を開始した。
攻撃目標はマクロスと地球軌道艦隊の間。

合流ポイント

ブリタイの指揮の元、各艦艇は砲撃し容赦なく
マクロスとそれに合流する地球軌道艦隊との間に攻撃
先行していたオーベルト級駆逐艦ミランダとアキシマ

そして、アームド01HJニーヴンを襲う

「ぐぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

「アキシマ撃沈、沈みます。続いてミランダも!」  

「くそ、宇宙人どもめ、こんな時にも襲撃とは・・・÷ぐぁぁぁぁぁぁ」

オーベルト級駆逐艦があっけなく撃沈され、ARMD級にも被害が出た。
周辺を警護していた、ランサーやバルキリー部隊は半壊し
大部分はSDF-1マクロスの方へ退避した。

後方にいたオーベルト級駆逐艦は再度の攻撃を恐れ
マクロスとの合流地点から離れていった。  

続いてアームド級02インヴィンシブルが被弾し中破
そのままマクロスとの合流を諦めて戦域から離脱した

早瀬未沙「ARMD-01、およびミランダ.アキシマの2隻が撃沈されました。」

グローバル「まとめて3隻もか。本艦の損傷は?」

シャミー「直撃弾はありません」 
地球統合宇宙軍シャミー・ミリオム少尉

今の攻撃でARMDー01が撃沈され駆逐艦2隻撃沈、ARMD-02も中破した。
その結果、マクロスとの接続が不可能になった。
生き残ったARMD-02は中破しながらも生き残った護衛艦と共に退避。
マクロスはゼントラーディ軍に包囲されてしまった。

せっかくの希望であったアームド級との接続は消え
更にマクロスは最悪な現状へと追い込まれていくのであった。
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