【2013年7月25日クラビウス軍病院】
大戦の記憶がまだ浅い・・・・・・2013年
絵里は第2子である次女真理を出産した。
第2子出産に絵里は勿論、和也を始めとする星村一家は喜んだ。
去年2月には第1子志保美が生まれており、通常なら厳しい出産だが・・・・・・
「2年連続出産で余病の心配がないなんて凄い体ですね、ドクター」
「本当にそうだな、学会で発表された通りだ。純粋な地球人女性が12カ月以内妊娠出産は危険だと言うのに・・・・女性とは言えゼントラーディ人・・・・体は丈夫か」
ゼントラーディ人は体が地球人より丈夫らしく
絵里が妊娠出産しても余病などの危険なリスクが地球人女性より低く・・・・・
それどころか早くも現場復帰できる程の元気の良さであり
絵里は早く可変戦闘機パイロットとして中隊勤務を楽しみにしていたが・・・・・・・
だが・・・・・・・
星村絵里「育休ですか、私は大丈夫・・・・・」
「大丈夫じゃない・・・・当面の間は生まれた子供の事を考えてしっかり子育てしなさい。」
所属している中隊の隊長に育休しろと言われる。
2年間で育休1年以上の時間を使っており、絵里が満足に勤務できない状況が続いていた。
絵里は仕事復帰したいが、上官から止められる。
勿論、他の同僚からも・・・・・・
星村和也「当面育休だね・・・・・・」
星村絵里「えー・・・・」
星村和也「まぁ2年連続妊娠出産じゃそうなるね、もう少し期間設けよう。」
和也からも育休を要請される。
更に第3子を妊娠出産する場合、ある程度の期間を設けるように提案され・・・
絵里は育休については不満を述べていたが・・・・・・
第3子の妊娠出産に関してはきっちり守り・・・・・
真理に続いての子である有理の妊娠出産に数年の期間を設けている。
半面、和也の育休要請に不満を感じており・・・・・
一時期和也に邪見にされているのではと疑問に感じたが・・・・・・
星村絵里「和也も育休?中隊勤務は・・・・」
星村和也「絵里一人だけ負担させるのは良くないからね、妻が育児に励んでいるのに・・・・・僕だけおめおめといけないからね。それに給料保障あるし、なんとかなるよ。」
星村絵里「そんな事をしなくても・・・・・・」
星村和也「要請した身で絵里を一人っきりじゃ、なんか命令みたいでさ・・・・・・・僕も手伝うよ。」
と和也も絵里の育児を助けるべく育休をとった。
絵里に要請だけして自分だけ勤務するのも申し訳ないと思っていた。
和也の心使いに和也が自分を邪見にしている疑念を持った事に恥ずかしく感じ・・・・
素直に和也の好意を受け取った・・・・・・・
星村瑞穂「やっほーお邪魔かな?」
星村和也「瑞穂じゃないか、仕事は?」
星村瑞穂「今日は午後非番だよ、今私の飛行隊のハンガー大規模だから。」
二人が会話している中
和也の妹瑞穂が私服姿で入ってきた。
どうやら今日は午後から飛行隊のハンガーの大規模点検があり・・・・
瑞穂の中隊は午前中だけで業務が終わったという。
しばらく和也と絵里は瑞穂と会話をする・・・・・
会話している中で瑞穂はある事を言う
星村瑞穂「兄貴、姉貴 父さんから8月15日の式典に参加するようにだってさ。」
星村和也「あー去年行けなかった奴か。」
8月15日の式典の参加要請・・・・・
去年任務の関係上参加できなかった式典であり・・・・・・
第二次世界大戦における故国日本が玉音放送を放送した日にちなみ・・・
自衛隊閥の軍人により開催されている。
9月2日に他の派閥の軍人と共に第二次世界大戦終戦式典が行われており・・・・・・・
和也と絵里は軍人関係の親戚と共に参加している
が・・・・堅苦しい場が苦手な絵里は苦手としており・・・・・・
瑞穂が言った式典参加要請に嫌な表情を浮かべた
そして
8月15日
絵里と和也は和也の父謙三を始めとする星村一族32名が他の自衛隊閥の軍人と共に・・・
今までの古代から統合戦争までの日本の戦争で戦死したを祀る鎮魂神社の行事に参加した。
絵里は軍服を着て和也と共に参列・・・・・・
神社に掲げられる日章旗と旭日旗に対し敬礼
正午になると全員黙とう
それからかつての日本国の皇族と旧皇族が神官として勤める吹上大社に参列・・・・
午後15時に各人解散した。
星村絵里「なんかお堅い行事は疲れる。」
星村和也「仕方がないよ、それにキリがない程お堅い行事はまだまだあるし。」
星村絵里「なんか嫌だな~」
これからも続くお堅い行事
地球人の文明はかなり楽しくて美味しくて素晴らしいが・・・・・・
堅ぐるしい行事だけは嫌・・・・・・
絵里は不機嫌な表情を浮かべる・・・・・
軍の託児所に預けた二人の娘をベビーカーに乗せ・・・・・
可愛がりながら、駐車場に向かうが・・・・・・
絵里の表情は不機嫌・・・・・・
和也はそんな絵里を心配しながら・・・・車に乗せ自宅に帰る
『ただいま』
星村苑子「お帰り」
星村和也「親父は?」
星村苑子「会議よ」
星村和也「親父も忙しいんだな。」
二人が自宅に帰ると和也と瑞穂の母苑子が出迎えた。
父の謙三は宇宙軍総司令官なので今軍の会議に出かけている。
そんな父に和也は忙しそうだなと思った。
一方の絵里は二人の娘を抱っこしながらベッドまで連れていった・・・・・
星村苑子「絵里ちゃんちょっと来なさい。」
星村絵里「はいお義母様」
娘たちをベッドで寝かしつけた絵里は苑子に呼ばれた。
苑子についていくと浴衣がハンガーにかかっており・・・・・
目の前にある浴衣に絵里は見とれてしまう
絵里は不思議そうに見ていると・・・・・・苑子に着替えてみてと言われ・・・・・
言われるとおりに着替え・・・・
細かい所は苑子が手伝ってくれた
星村苑子「ほらできた。」
星村絵里「これが浴衣なのですね?」
星村苑子「そうよ、去年は長期任務もあって行けなかったでしょ。今年こそは着せたくて」
苑子の手伝いもあって絵里は浴衣に着替えた。
今まで浴衣など着た事がなく、目の前にいる自分が別人に見える・・・・・
ウェディングドレス以来の驚きだ・・・・・
服装を変えただけでここまで印象が変わるとは・・・・・
更に言ってしまえば少し髪型も変わっており・・・
浴衣と合わさって普段の自分【2013年7月25日クラビウス軍病院】
大戦の記憶がまだ浅い・・・・・・2013年
絵里は第2子である次女真理を出産した。
第2子出産に絵里は勿論、和也を始めとする星村一家は喜んだ。
去年2月には第1子志保美が生まれており、通常なら厳しい出産だが・・・・・・
「2年連続出産で余病の心配がないなんて凄い体ですね、ドクター」
「本当にそうだな、学会で発表された通りだ。純粋な地球人女性が12カ月以内妊娠出産は危険だと言うのに・・・・女性とは言えゼントラーディ人・・・・体は丈夫か」
ゼントラーディ人は体が地球人より丈夫らしく
絵里が妊娠出産しても余病などの危険なリスクが地球人女性より低く・・・・・
それどころか早くも現場復帰できる程の元気の良さであり
絵里は早く可変戦闘機パイロットとして中隊勤務を楽しみにしていたが・・・・・・・
だが・・・・・・・
星村絵里「育休ですか、私は大丈夫・・・・・」
「大丈夫じゃない・・・・当面の間は生まれた子供の事を考えてしっかり子育てしなさい。」
所属している中隊の隊長に育休しろと言われる。
2年間で育休1年以上の時間を使っており、絵里が満足に勤務できない状況が続いていた。
絵里は仕事復帰したいが、上官から止められる。
勿論、他の同僚からも・・・・・・
星村和也「当面育休だね・・・・・・」
星村絵里「えー・・・・」
星村和也「まぁ2年連続妊娠出産じゃそうなるね、もう少し期間設けよう。」
和也からも育休を要請される。
更に第3子を妊娠出産する場合、ある程度の期間を設けるように提案され・・・
絵里は育休については不満を述べていたが・・・・・・
第3子の妊娠出産に関してはきっちり守り・・・・・
真理に続いての子である有理の妊娠出産に数年の期間を設けている。
半面、和也の育休要請に不満を感じており・・・・・
一時期和也に邪見にされているのではと疑問に感じたが・・・・・・
星村絵里「和也も育休?中隊勤務は・・・・」
星村和也「絵里一人だけ負担させるのは良くないからね、妻が育児に励んでいるのに・・・・・僕だけおめおめといけないからね。それに給料保障あるし、なんとかなるよ。」
星村絵里「そんな事をしなくても・・・・・・」
星村和也「要請した身で絵里を一人っきりじゃ、なんか命令みたいでさ・・・・・・・僕も手伝うよ。」
と和也も絵里の育児を助けるべく育休をとった。
絵里に要請だけして自分だけ勤務するのも申し訳ないと思っていた。
和也の心使いに和也が自分を邪見にしている疑念を持った事に恥ずかしく感じ・・・・
素直に和也の好意を受け取った・・・・・・・
星村瑞穂「やっほーお邪魔かな?」
星村和也「瑞穂じゃないか、仕事は?」
星村瑞穂「今日は午後非番だよ、今私の飛行隊のハンガー大規模だから。」
二人が会話している中
和也の妹瑞穂が私服姿で入ってきた。
どうやら今日は午後から飛行隊のハンガーの大規模点検があり・・・・
瑞穂の中隊は午前中だけで業務が終わったという。
しばらく和也と絵里は瑞穂と会話をする・・・・・
会話している中で瑞穂はある事を言う
星村瑞穂「兄貴、姉貴 父さんから8月15日の式典に参加するようにだってさ。」
星村和也「あー去年行けなかった奴か。」
8月15日の式典の参加要請・・・・・
去年任務の関係上参加できなかった式典であり・・・・・・
第二次世界大戦における故国日本が玉音放送を放送した日にちなみ・・・
自衛隊閥の軍人により開催されている。
9月2日に他の派閥の軍人と共に第二次世界大戦終戦式典が行われており・・・・・・・
和也と絵里は軍人関係の親戚と共に参加している
が・・・・堅苦しい場が苦手な絵里は苦手としており・・・・・・
瑞穂が言った式典参加要請に嫌な表情を浮かべた
そして
8月15日
絵里と和也は和也の父謙三を始めとする星村一族32名が他の自衛隊閥の軍人と共に・・・
今までの古代から統合戦争までの日本の戦争で戦死したを祀る鎮魂神社の行事に参加した。
絵里は軍服を着て和也と共に参列・・・・・・
神社に掲げられる日章旗と旭日旗に対し敬礼
正午になると全員黙とう
それからかつての日本国の皇族と旧皇族が神官として勤める吹上大社に参列・・・・
午後15時に各人解散した。
星村絵里「なんかお堅い行事は疲れる。」
星村和也「仕方がないよ、それにキリがない程お堅い行事はまだまだあるし。」
星村絵里「なんか嫌だな~」
これからも続くお堅い行事
地球人の文明はかなり楽しくて美味しくて素晴らしいが・・・・・・
堅ぐるしい行事だけは嫌・・・・・・
絵里は不機嫌な表情を浮かべる・・・・・
軍の託児所に預けた二人の娘をベビーカーに乗せ・・・・・
可愛がりながら、駐車場に向かうが・・・・・・
絵里の表情は不機嫌・・・・・・
和也はそんな絵里を心配しながら・・・・車に乗せ自宅に帰る
『ただいま』
星村苑子「お帰り」
星村和也「親父は?」
星村苑子「会議よ」
星村和也「親父も忙しいんだな。」
二人が自宅に帰ると和也と瑞穂の母苑子が出迎えた。
父の謙三は宇宙軍総司令官なので今軍の会議に出かけている。
そんな父に和也は忙しそうだなと思った。
一方の絵里は二人の娘を抱っこしながらベッドまで連れていった・・・・・
星村苑子「絵里ちゃんちょっと来なさい。」
星村絵里「はいお義母様」
娘たちをベッドで寝かしつけた絵里は苑子に呼ばれた。
苑子についていくと浴衣がハンガーにかかっており・・・・・
目の前にある浴衣に絵里は見とれてしまう
絵里は不思議そうに見ていると・・・・・・苑子に着替えてみてと言われ・・・・・
言われるとおりに着替え・・・・
細かい所は苑子が手伝ってくれた
星村苑子「ほらできた。」
星村絵里「これが浴衣なのですね?」
星村苑子「そうよ、去年は長期任務もあって行けなかったでしょ。今年こそは着せたくて」
苑子の手伝いもあって絵里は浴衣に着替えた。
今まで浴衣など着た事がなく、目の前にいる自分が別人に見える・・・・・
ウェディングドレス以来の驚きだ・・・・・
服装を変えただけでここまで印象が変わるとは・・・・・
更に言ってしまえば少し髪型も変わっており・・・
浴衣と合わさって普段の自分とは違う
少しうれしくも戸惑っている絵里に・・・・・・
星村和也「絵里ここにいたのか?」
星村絵里「和也その恰好は?」
星村和也「今日は盆踊りあるから絵里に地球いや日本の祭り文化教えたくて・・・・・」
星村絵里「でも娘たちは・・・・・・」
星村苑子「行ってきなさい、夫婦だけで。娘たちは私と瑞穂で見てるから。」
星村絵里「いいんですかお義母様?」
星村苑子「たまにはいいんじゃない、まだ若い男女だし。和也は21で、絵里ちゃんは17歳でしょ。若い者同士楽しみなさい。」
浴衣の和也が現れ盆踊りに行かないかと誘われる。
絵里は育児もあってか最初は断ろうか考えていたが・・・
苑子の計らいもあってか和也の申し入れを受けいる。
星村絵里「祭りか・・・・初めてだな。」
星村和也「絵里はゼントラーディ人だから祭りは初めてだもんね。」
星村絵里「そう、想像すらした事がなかった。」
祭りに行く道中絵里は祭りについて考える・・・・
ゼントラーディ人である絵里は祭りなんて知らない
今日行く祭りが絵里にとって人生初の祭りである。
和也はそんな絵里を見て可愛いなと思う。
そんな時だった
空一面花火が打ち上がった。
絵里は最初敵の攻撃だと思って身を構えてしまうが・・・・・・
和也はあれは花火だよと絵里に言った。
最初は警戒していた絵里だがだんだんと花火の美しさに魅了され・・・・・
星村絵里「暗かった月の世界がこんなに光のみたら凄く引き付けられてワクワクする!光って敵襲みたいな非常事態を知らせる役割しかしらなかったからとても新鮮だよ」
星村和也「だろ☆そして地球の花火は戦争では相手の命の奪う爆発が人の心を和ます物に変わるんだ...今までの絵里から見たら不思議で仕方ないものだらけになっちゃうかもな」
絵里はネオンとは言え花火に感動する
月面都市の施設の空は月の岩である。
街でもそれを支える柱が何本も建っており・・・・・・・
夜は月面の世界が暗いと言う印象が強い・・・・・・
だけど、今見える空はとてもきれいで心を和ますもの・・・・・・
絵里はとてもいい気分になる。
そんな和やかな気分になりながら絵里達は祭り会場にたどり着く
星村絵里「わぁいろんなお店がいっぱい」
星村和也「僕は小さい頃地球で花火大会や縁日に連れてってもらったんだ懐かしいなあ」
星村絵里「縁日?」
星村和也「今日みたいにタコ焼き屋とかじゃがバターみたいな屋台って言われる小さなお店が出ている日なんだよ」
星村絵里「ふーん」
星村和也「まぁいいじゃないか雰囲気をしっかり味わってみないとわかりにくいかもな...あそこの射的!やってみるかい絵里?」
星村絵里「うん(*^-^*)」
祭りに到着した二人は興奮に包まれていた。
初めて見る祭りの光景に絵里は子供のようにはしゃいでおり・・・・・
屋台の品々に興味津々だった。
和也はまず絵里の射撃の腕を見たいと思ったのか射的をお勧めした。
雰囲気を味わってみる意味もあるが・・・・・・・・
軍人である以上射的の腕前も見てみたい
結果は・・・・・・・
星村絵里「よーしもっと射的やっちゃうぞ」
「な・・・・・赤字だ・・・・」
元々軍人ともあってか射的は簡単だった。
何処をどう撃てば効果的に倒せるか判断しており・・・・・・・
射的の商品はどんどん落ちてしまい・・・・・
店主は驚いた表情で絵里を見ている
星村和也「絵里...(射的の店主さん困ってるから違うとこ行こう)次は金魚すくいに行こうよ」
星村絵里「金魚すくい興味あるやりたい」
和也は絵里の大戦果に困っている店主の気持ちを考え・・・・
金魚すくいに行こうと誘う・・・・・・・
絵里は金魚すくいに興味を持ち・・・・・
射的の銃を置いて和也についていく
星村和也「金魚すくい懐かしいなあ!小さい時何回もすくえなくて恥ずかしい話だけど泣いちゃってさ...そしたら親父が僕のかわりにすくってくれたんだ」
星村絵里「和也って小さい時そんなんだったんだ...やーい泣き虫」
星村和也「むっ!金魚すくい難しいんだぞやってみればわかるぞ」
金魚すくいの屋台に向かう途中和也は幼いころの金魚すくいのエピソードを話す。
1999年8月、世界がASSー1落下で荒れていた頃
父の勤務先で住んでいた航空自衛隊横田基地の周辺の街で開かれていた祭りに行った。
当時忙しかったのにも関わらずこれが最後になるかもしれないと
幼い和也ら家族を祭りに連れて行ってくれた・・・
和也は金魚すくいしたが、中々できなくて泣いてしまった事がある。
そんな息子を見て謙三は金魚を代わりにとってきてくれ・・・・・
ついでに金魚すくいについて教えてくれた
絵里は和也の思い出話を聞いてからかう
どうやら射的と同じように簡単と思った。
和也は絵里のからかいに反発するが・・・・・
そうしているうちにも金魚すくいの屋台にきた
絵里は自身満々に金魚すくいの入れ物を持ち楽勝だと意気込んでいる。
星村絵里「こんなの簡単!...あれ入れ物が壊れちゃった」
星村和也「ほら(^-^)これは入れ物が水に溶けやすく壊れやすいから力の入れ具合とスピードが大事になるんだ...おし!取れた」
案の定
絵里の持ってた金魚すくいの入れ物が破れてしまった。
自信満々で挑んだ絵里にとってかなりショックを受けたようで涙目になる
そんな絵里に和也はしっかりアドバイスして
お手本にある程度取ってあげる。
和也の姿とやり方を見て絵里も真似、ようやく
星村絵里「やっととれた!」
星村和也「だろ、中々難しいけど出きれば楽しいだろ~」
金魚数匹を掬う事ができた。
絵里は笑顔を浮かべ、金魚のすくいの楽しさが分かったようだ。
まるで小さな少女のように興奮しながらどんどん金魚をすくっていく。
金魚を嬉しそうにすくう絵里を見て和也は微笑ましく見えてくる。
そして次は絵里が子供たちに金魚すくいのやり方を教える
和也はそう考えると絵里に
星村和也「子供たちに金魚すくいのやり方を教えるのは絵里の役目だね」
星村絵里「うん、子供たちに金魚のすくいの楽しさを教えたいわ。だってこんなに楽しいんだもん」
星村和也「確かに子供と一緒にいたらもっと楽しいだろうな娘たちの成長が楽しみだ」
子供たちが成長したら今楽しんでいる遊びの面白さを伝える役目だと教えた
教えた遊びのやり方は親である和也と絵里の役目であり・・・
親子で祭りに来たときに教えてあげるのだ。
絵里は和也の提案に納得し受け入れる。
楽しい遊びを子供に伝えたい。
今回の祭りを通して二人が思った事だ。
楽しい事、思い出は歴史の継承として受け継ぎたい
大事にしたいと考えた。
家族の思い出の伝統はいつまでも
大戦の記憶がまだ浅い・・・・・・2013年
絵里は第2子である次女真理を出産した。
第2子出産に絵里は勿論、和也を始めとする星村一家は喜んだ。
去年2月には第1子志保美が生まれており、通常なら厳しい出産だが・・・・・・
「2年連続出産で余病の心配がないなんて凄い体ですね、ドクター」
「本当にそうだな、学会で発表された通りだ。純粋な地球人女性が12カ月以内妊娠出産は危険だと言うのに・・・・女性とは言えゼントラーディ人・・・・体は丈夫か」
ゼントラーディ人は体が地球人より丈夫らしく
絵里が妊娠出産しても余病などの危険なリスクが地球人女性より低く・・・・・
それどころか早くも現場復帰できる程の元気の良さであり
絵里は早く可変戦闘機パイロットとして中隊勤務を楽しみにしていたが・・・・・・・
だが・・・・・・・
星村絵里「育休ですか、私は大丈夫・・・・・」
「大丈夫じゃない・・・・当面の間は生まれた子供の事を考えてしっかり子育てしなさい。」
所属している中隊の隊長に育休しろと言われる。
2年間で育休1年以上の時間を使っており、絵里が満足に勤務できない状況が続いていた。
絵里は仕事復帰したいが、上官から止められる。
勿論、他の同僚からも・・・・・・
星村和也「当面育休だね・・・・・・」
星村絵里「えー・・・・」
星村和也「まぁ2年連続妊娠出産じゃそうなるね、もう少し期間設けよう。」
和也からも育休を要請される。
更に第3子を妊娠出産する場合、ある程度の期間を設けるように提案され・・・
絵里は育休については不満を述べていたが・・・・・・
第3子の妊娠出産に関してはきっちり守り・・・・・
真理に続いての子である有理の妊娠出産に数年の期間を設けている。
半面、和也の育休要請に不満を感じており・・・・・
一時期和也に邪見にされているのではと疑問に感じたが・・・・・・
星村絵里「和也も育休?中隊勤務は・・・・」
星村和也「絵里一人だけ負担させるのは良くないからね、妻が育児に励んでいるのに・・・・・僕だけおめおめといけないからね。それに給料保障あるし、なんとかなるよ。」
星村絵里「そんな事をしなくても・・・・・・」
星村和也「要請した身で絵里を一人っきりじゃ、なんか命令みたいでさ・・・・・・・僕も手伝うよ。」
と和也も絵里の育児を助けるべく育休をとった。
絵里に要請だけして自分だけ勤務するのも申し訳ないと思っていた。
和也の心使いに和也が自分を邪見にしている疑念を持った事に恥ずかしく感じ・・・・
素直に和也の好意を受け取った・・・・・・・
星村瑞穂「やっほーお邪魔かな?」
星村和也「瑞穂じゃないか、仕事は?」
星村瑞穂「今日は午後非番だよ、今私の飛行隊のハンガー大規模だから。」
二人が会話している中
和也の妹瑞穂が私服姿で入ってきた。
どうやら今日は午後から飛行隊のハンガーの大規模点検があり・・・・
瑞穂の中隊は午前中だけで業務が終わったという。
しばらく和也と絵里は瑞穂と会話をする・・・・・
会話している中で瑞穂はある事を言う
星村瑞穂「兄貴、姉貴 父さんから8月15日の式典に参加するようにだってさ。」
星村和也「あー去年行けなかった奴か。」
8月15日の式典の参加要請・・・・・
去年任務の関係上参加できなかった式典であり・・・・・・
第二次世界大戦における故国日本が玉音放送を放送した日にちなみ・・・
自衛隊閥の軍人により開催されている。
9月2日に他の派閥の軍人と共に第二次世界大戦終戦式典が行われており・・・・・・・
和也と絵里は軍人関係の親戚と共に参加している
が・・・・堅苦しい場が苦手な絵里は苦手としており・・・・・・
瑞穂が言った式典参加要請に嫌な表情を浮かべた
そして
8月15日
絵里と和也は和也の父謙三を始めとする星村一族32名が他の自衛隊閥の軍人と共に・・・
今までの古代から統合戦争までの日本の戦争で戦死したを祀る鎮魂神社の行事に参加した。
絵里は軍服を着て和也と共に参列・・・・・・
神社に掲げられる日章旗と旭日旗に対し敬礼
正午になると全員黙とう
それからかつての日本国の皇族と旧皇族が神官として勤める吹上大社に参列・・・・
午後15時に各人解散した。
星村絵里「なんかお堅い行事は疲れる。」
星村和也「仕方がないよ、それにキリがない程お堅い行事はまだまだあるし。」
星村絵里「なんか嫌だな~」
これからも続くお堅い行事
地球人の文明はかなり楽しくて美味しくて素晴らしいが・・・・・・
堅ぐるしい行事だけは嫌・・・・・・
絵里は不機嫌な表情を浮かべる・・・・・
軍の託児所に預けた二人の娘をベビーカーに乗せ・・・・・
可愛がりながら、駐車場に向かうが・・・・・・
絵里の表情は不機嫌・・・・・・
和也はそんな絵里を心配しながら・・・・車に乗せ自宅に帰る
『ただいま』
星村苑子「お帰り」
星村和也「親父は?」
星村苑子「会議よ」
星村和也「親父も忙しいんだな。」
二人が自宅に帰ると和也と瑞穂の母苑子が出迎えた。
父の謙三は宇宙軍総司令官なので今軍の会議に出かけている。
そんな父に和也は忙しそうだなと思った。
一方の絵里は二人の娘を抱っこしながらベッドまで連れていった・・・・・
星村苑子「絵里ちゃんちょっと来なさい。」
星村絵里「はいお義母様」
娘たちをベッドで寝かしつけた絵里は苑子に呼ばれた。
苑子についていくと浴衣がハンガーにかかっており・・・・・
目の前にある浴衣に絵里は見とれてしまう
絵里は不思議そうに見ていると・・・・・・苑子に着替えてみてと言われ・・・・・
言われるとおりに着替え・・・・
細かい所は苑子が手伝ってくれた
星村苑子「ほらできた。」
星村絵里「これが浴衣なのですね?」
星村苑子「そうよ、去年は長期任務もあって行けなかったでしょ。今年こそは着せたくて」
苑子の手伝いもあって絵里は浴衣に着替えた。
今まで浴衣など着た事がなく、目の前にいる自分が別人に見える・・・・・
ウェディングドレス以来の驚きだ・・・・・
服装を変えただけでここまで印象が変わるとは・・・・・
更に言ってしまえば少し髪型も変わっており・・・
浴衣と合わさって普段の自分【2013年7月25日クラビウス軍病院】
大戦の記憶がまだ浅い・・・・・・2013年
絵里は第2子である次女真理を出産した。
第2子出産に絵里は勿論、和也を始めとする星村一家は喜んだ。
去年2月には第1子志保美が生まれており、通常なら厳しい出産だが・・・・・・
「2年連続出産で余病の心配がないなんて凄い体ですね、ドクター」
「本当にそうだな、学会で発表された通りだ。純粋な地球人女性が12カ月以内妊娠出産は危険だと言うのに・・・・女性とは言えゼントラーディ人・・・・体は丈夫か」
ゼントラーディ人は体が地球人より丈夫らしく
絵里が妊娠出産しても余病などの危険なリスクが地球人女性より低く・・・・・
それどころか早くも現場復帰できる程の元気の良さであり
絵里は早く可変戦闘機パイロットとして中隊勤務を楽しみにしていたが・・・・・・・
だが・・・・・・・
星村絵里「育休ですか、私は大丈夫・・・・・」
「大丈夫じゃない・・・・当面の間は生まれた子供の事を考えてしっかり子育てしなさい。」
所属している中隊の隊長に育休しろと言われる。
2年間で育休1年以上の時間を使っており、絵里が満足に勤務できない状況が続いていた。
絵里は仕事復帰したいが、上官から止められる。
勿論、他の同僚からも・・・・・・
星村和也「当面育休だね・・・・・・」
星村絵里「えー・・・・」
星村和也「まぁ2年連続妊娠出産じゃそうなるね、もう少し期間設けよう。」
和也からも育休を要請される。
更に第3子を妊娠出産する場合、ある程度の期間を設けるように提案され・・・
絵里は育休については不満を述べていたが・・・・・・
第3子の妊娠出産に関してはきっちり守り・・・・・
真理に続いての子である有理の妊娠出産に数年の期間を設けている。
半面、和也の育休要請に不満を感じており・・・・・
一時期和也に邪見にされているのではと疑問に感じたが・・・・・・
星村絵里「和也も育休?中隊勤務は・・・・」
星村和也「絵里一人だけ負担させるのは良くないからね、妻が育児に励んでいるのに・・・・・僕だけおめおめといけないからね。それに給料保障あるし、なんとかなるよ。」
星村絵里「そんな事をしなくても・・・・・・」
星村和也「要請した身で絵里を一人っきりじゃ、なんか命令みたいでさ・・・・・・・僕も手伝うよ。」
と和也も絵里の育児を助けるべく育休をとった。
絵里に要請だけして自分だけ勤務するのも申し訳ないと思っていた。
和也の心使いに和也が自分を邪見にしている疑念を持った事に恥ずかしく感じ・・・・
素直に和也の好意を受け取った・・・・・・・
星村瑞穂「やっほーお邪魔かな?」
星村和也「瑞穂じゃないか、仕事は?」
星村瑞穂「今日は午後非番だよ、今私の飛行隊のハンガー大規模だから。」
二人が会話している中
和也の妹瑞穂が私服姿で入ってきた。
どうやら今日は午後から飛行隊のハンガーの大規模点検があり・・・・
瑞穂の中隊は午前中だけで業務が終わったという。
しばらく和也と絵里は瑞穂と会話をする・・・・・
会話している中で瑞穂はある事を言う
星村瑞穂「兄貴、姉貴 父さんから8月15日の式典に参加するようにだってさ。」
星村和也「あー去年行けなかった奴か。」
8月15日の式典の参加要請・・・・・
去年任務の関係上参加できなかった式典であり・・・・・・
第二次世界大戦における故国日本が玉音放送を放送した日にちなみ・・・
自衛隊閥の軍人により開催されている。
9月2日に他の派閥の軍人と共に第二次世界大戦終戦式典が行われており・・・・・・・
和也と絵里は軍人関係の親戚と共に参加している
が・・・・堅苦しい場が苦手な絵里は苦手としており・・・・・・
瑞穂が言った式典参加要請に嫌な表情を浮かべた
そして
8月15日
絵里と和也は和也の父謙三を始めとする星村一族32名が他の自衛隊閥の軍人と共に・・・
今までの古代から統合戦争までの日本の戦争で戦死したを祀る鎮魂神社の行事に参加した。
絵里は軍服を着て和也と共に参列・・・・・・
神社に掲げられる日章旗と旭日旗に対し敬礼
正午になると全員黙とう
それからかつての日本国の皇族と旧皇族が神官として勤める吹上大社に参列・・・・
午後15時に各人解散した。
星村絵里「なんかお堅い行事は疲れる。」
星村和也「仕方がないよ、それにキリがない程お堅い行事はまだまだあるし。」
星村絵里「なんか嫌だな~」
これからも続くお堅い行事
地球人の文明はかなり楽しくて美味しくて素晴らしいが・・・・・・
堅ぐるしい行事だけは嫌・・・・・・
絵里は不機嫌な表情を浮かべる・・・・・
軍の託児所に預けた二人の娘をベビーカーに乗せ・・・・・
可愛がりながら、駐車場に向かうが・・・・・・
絵里の表情は不機嫌・・・・・・
和也はそんな絵里を心配しながら・・・・車に乗せ自宅に帰る
『ただいま』
星村苑子「お帰り」
星村和也「親父は?」
星村苑子「会議よ」
星村和也「親父も忙しいんだな。」
二人が自宅に帰ると和也と瑞穂の母苑子が出迎えた。
父の謙三は宇宙軍総司令官なので今軍の会議に出かけている。
そんな父に和也は忙しそうだなと思った。
一方の絵里は二人の娘を抱っこしながらベッドまで連れていった・・・・・
星村苑子「絵里ちゃんちょっと来なさい。」
星村絵里「はいお義母様」
娘たちをベッドで寝かしつけた絵里は苑子に呼ばれた。
苑子についていくと浴衣がハンガーにかかっており・・・・・
目の前にある浴衣に絵里は見とれてしまう
絵里は不思議そうに見ていると・・・・・・苑子に着替えてみてと言われ・・・・・
言われるとおりに着替え・・・・
細かい所は苑子が手伝ってくれた
星村苑子「ほらできた。」
星村絵里「これが浴衣なのですね?」
星村苑子「そうよ、去年は長期任務もあって行けなかったでしょ。今年こそは着せたくて」
苑子の手伝いもあって絵里は浴衣に着替えた。
今まで浴衣など着た事がなく、目の前にいる自分が別人に見える・・・・・
ウェディングドレス以来の驚きだ・・・・・
服装を変えただけでここまで印象が変わるとは・・・・・
更に言ってしまえば少し髪型も変わっており・・・
浴衣と合わさって普段の自分とは違う
少しうれしくも戸惑っている絵里に・・・・・・
星村和也「絵里ここにいたのか?」
星村絵里「和也その恰好は?」
星村和也「今日は盆踊りあるから絵里に地球いや日本の祭り文化教えたくて・・・・・」
星村絵里「でも娘たちは・・・・・・」
星村苑子「行ってきなさい、夫婦だけで。娘たちは私と瑞穂で見てるから。」
星村絵里「いいんですかお義母様?」
星村苑子「たまにはいいんじゃない、まだ若い男女だし。和也は21で、絵里ちゃんは17歳でしょ。若い者同士楽しみなさい。」
浴衣の和也が現れ盆踊りに行かないかと誘われる。
絵里は育児もあってか最初は断ろうか考えていたが・・・
苑子の計らいもあってか和也の申し入れを受けいる。
星村絵里「祭りか・・・・初めてだな。」
星村和也「絵里はゼントラーディ人だから祭りは初めてだもんね。」
星村絵里「そう、想像すらした事がなかった。」
祭りに行く道中絵里は祭りについて考える・・・・
ゼントラーディ人である絵里は祭りなんて知らない
今日行く祭りが絵里にとって人生初の祭りである。
和也はそんな絵里を見て可愛いなと思う。
そんな時だった
空一面花火が打ち上がった。
絵里は最初敵の攻撃だと思って身を構えてしまうが・・・・・・
和也はあれは花火だよと絵里に言った。
最初は警戒していた絵里だがだんだんと花火の美しさに魅了され・・・・・
星村絵里「暗かった月の世界がこんなに光のみたら凄く引き付けられてワクワクする!光って敵襲みたいな非常事態を知らせる役割しかしらなかったからとても新鮮だよ」
星村和也「だろ☆そして地球の花火は戦争では相手の命の奪う爆発が人の心を和ます物に変わるんだ...今までの絵里から見たら不思議で仕方ないものだらけになっちゃうかもな」
絵里はネオンとは言え花火に感動する
月面都市の施設の空は月の岩である。
街でもそれを支える柱が何本も建っており・・・・・・・
夜は月面の世界が暗いと言う印象が強い・・・・・・
だけど、今見える空はとてもきれいで心を和ますもの・・・・・・
絵里はとてもいい気分になる。
そんな和やかな気分になりながら絵里達は祭り会場にたどり着く
星村絵里「わぁいろんなお店がいっぱい」
星村和也「僕は小さい頃地球で花火大会や縁日に連れてってもらったんだ懐かしいなあ」
星村絵里「縁日?」
星村和也「今日みたいにタコ焼き屋とかじゃがバターみたいな屋台って言われる小さなお店が出ている日なんだよ」
星村絵里「ふーん」
星村和也「まぁいいじゃないか雰囲気をしっかり味わってみないとわかりにくいかもな...あそこの射的!やってみるかい絵里?」
星村絵里「うん(*^-^*)」
祭りに到着した二人は興奮に包まれていた。
初めて見る祭りの光景に絵里は子供のようにはしゃいでおり・・・・・
屋台の品々に興味津々だった。
和也はまず絵里の射撃の腕を見たいと思ったのか射的をお勧めした。
雰囲気を味わってみる意味もあるが・・・・・・・・
軍人である以上射的の腕前も見てみたい
結果は・・・・・・・
星村絵里「よーしもっと射的やっちゃうぞ」
「な・・・・・赤字だ・・・・」
元々軍人ともあってか射的は簡単だった。
何処をどう撃てば効果的に倒せるか判断しており・・・・・・・
射的の商品はどんどん落ちてしまい・・・・・
店主は驚いた表情で絵里を見ている
星村和也「絵里...(射的の店主さん困ってるから違うとこ行こう)次は金魚すくいに行こうよ」
星村絵里「金魚すくい興味あるやりたい」
和也は絵里の大戦果に困っている店主の気持ちを考え・・・・
金魚すくいに行こうと誘う・・・・・・・
絵里は金魚すくいに興味を持ち・・・・・
射的の銃を置いて和也についていく
星村和也「金魚すくい懐かしいなあ!小さい時何回もすくえなくて恥ずかしい話だけど泣いちゃってさ...そしたら親父が僕のかわりにすくってくれたんだ」
星村絵里「和也って小さい時そんなんだったんだ...やーい泣き虫」
星村和也「むっ!金魚すくい難しいんだぞやってみればわかるぞ」
金魚すくいの屋台に向かう途中和也は幼いころの金魚すくいのエピソードを話す。
1999年8月、世界がASSー1落下で荒れていた頃
父の勤務先で住んでいた航空自衛隊横田基地の周辺の街で開かれていた祭りに行った。
当時忙しかったのにも関わらずこれが最後になるかもしれないと
幼い和也ら家族を祭りに連れて行ってくれた・・・
和也は金魚すくいしたが、中々できなくて泣いてしまった事がある。
そんな息子を見て謙三は金魚を代わりにとってきてくれ・・・・・
ついでに金魚すくいについて教えてくれた
絵里は和也の思い出話を聞いてからかう
どうやら射的と同じように簡単と思った。
和也は絵里のからかいに反発するが・・・・・
そうしているうちにも金魚すくいの屋台にきた
絵里は自身満々に金魚すくいの入れ物を持ち楽勝だと意気込んでいる。
星村絵里「こんなの簡単!...あれ入れ物が壊れちゃった」
星村和也「ほら(^-^)これは入れ物が水に溶けやすく壊れやすいから力の入れ具合とスピードが大事になるんだ...おし!取れた」
案の定
絵里の持ってた金魚すくいの入れ物が破れてしまった。
自信満々で挑んだ絵里にとってかなりショックを受けたようで涙目になる
そんな絵里に和也はしっかりアドバイスして
お手本にある程度取ってあげる。
和也の姿とやり方を見て絵里も真似、ようやく
星村絵里「やっととれた!」
星村和也「だろ、中々難しいけど出きれば楽しいだろ~」
金魚数匹を掬う事ができた。
絵里は笑顔を浮かべ、金魚のすくいの楽しさが分かったようだ。
まるで小さな少女のように興奮しながらどんどん金魚をすくっていく。
金魚を嬉しそうにすくう絵里を見て和也は微笑ましく見えてくる。
そして次は絵里が子供たちに金魚すくいのやり方を教える
和也はそう考えると絵里に
星村和也「子供たちに金魚すくいのやり方を教えるのは絵里の役目だね」
星村絵里「うん、子供たちに金魚のすくいの楽しさを教えたいわ。だってこんなに楽しいんだもん」
星村和也「確かに子供と一緒にいたらもっと楽しいだろうな娘たちの成長が楽しみだ」
子供たちが成長したら今楽しんでいる遊びの面白さを伝える役目だと教えた
教えた遊びのやり方は親である和也と絵里の役目であり・・・
親子で祭りに来たときに教えてあげるのだ。
絵里は和也の提案に納得し受け入れる。
楽しい遊びを子供に伝えたい。
今回の祭りを通して二人が思った事だ。
楽しい事、思い出は歴史の継承として受け継ぎたい
大事にしたいと考えた。
家族の思い出の伝統はいつまでも
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