何を思うだろうか。

このところたて続けに同級生が亡くなった。
いずれわが身と口では言っても、自分はまだまだ大丈夫だろうと根拠のない自信に胡坐をかいている。
じゃあ、今、医者に「アナタの命はあと1週間です」と宣告されたら、自分はどうするだろうか。
まず、通帳や大切な書類の整理をして家族に渡す。
親しい友人には挨拶したくても向こうが気を使うだろから、黙って心の中で仲良くしてもらったお礼を言い、友の健康と幸せを祈る。
夫には、感謝と自分の至らなさのお詫びの言葉を延べ、子供にはいい人を見つけて幸せな家庭を築いてくれと微笑んで言う。
その間に出来うる限り自分で不要なものの処分をする。
そうして最後の最後には恐らくベッドの上で自分を憐れんで涙を流す。
本当に人生は儚い“夢舞台”だったなあ。でも悪いことは余り思い出せないなあ、平凡でも幸せな人生だったなあ。
そんな風なところだろうか。
いや、体力のあるうちに、とにかく身の回りの整理をするのは、（医者の宣告がなくても）最重要課題であるのは間違いない。
ちっとは本気出さなきゃ。