Yさんが送ってくれた「美男葛」の実。
今から標題の記事書こうと思うんですが、日が変わりそうなので、一旦写真だけUPしておきます。
初出 「協力新聞」 1945年9月1日~1946年(終号未詳
収録本 「海野十三全集・第11巻・四次元漂流」三一書房 1988(昭和63)年12月15日第1版第1刷発行
作品舞台
アイスランドの霊峰へルナーのてっぺんに巨大汽船が乗り上げているというありえない光景を目にした新聞記者のドレゴは、その謎を解くため仲間と共に海底へ探索の冒険に出かける。
登場人物
・デンマーク新報のアイスランド支局員ハリ・ドレゴ
・同業者で友人の水戸宗一
・米記者ジム・ホーテンス
・原子核エネルギーの権威であるワーナー博士
・商人ケノフスキー
・水戸を慕う下宿先のエミリー
・米技術大学のアンダーソン教授
あらすじ
アイスランドの霊峰へルナーのてっぺんに巨大汽船が乗り上げているというありえない光景を目にした新聞記者のドレゴは、同業者で友人の水戸宗一と共にヘルナーに向かうが、巨船ゼムリヤ号はほどなく大きな炎に包まれ、近づくこともままならない。
米記者ジム・ホーテンスからゼムリア号がどうやらソ連の砕氷船らしいことを聞き及んだ二人は彼から謎を解くために原子核エネルギーの権威であるワー
ナー博士らと大西洋の海底探査に同行しないかと誘いを受ける。
ゼムリア号事件とほぼ時を同じくして異常な海底地震が記録されたからだ。
潜水服に身を包み震源地に向かった彼らはそこに沈没した船のようなものを発見するが、中には異形の生物がうごめいていた。
それは地球人よりもはるかに高度な知能を持った地球外生物との初めての遭遇であった。
米技術大学のアンダーソン教授は最新の研究技術を駆使して彼らとなんとか意思疎通を図ろうとするが・・・。
みどころ
何故山のてっぺんに巨大船が突如として現れたのか、センセーショナルな光景と謎が派手に幕開ける。
喧々諤々の論争もそれなりに面白いが、「全宇宙のどこの隅にも不幸な者があってはならないのです。そういう不幸な一部があるということは、所詮宇宙の不幸なんですからねえ。この理屈は、如何なる時代にも、如何なる相手にも納得されることだと思うんですがねえ」とつぶやいた水戸の言葉に作者の思いが代弁されているようだ。