楽しいブログ生活

日々感じた心の軌跡と手作りの品々のコレクション

「スター・トレック BEYOND」観てきました

2016-10-26 23:36:48 | 映画、演劇、コンサート


「イントゥ・ダークネス」の方がわたしには面白かったです。
カーン役のベネディクト・カンバーバッチがカッコ良かったし、見せ場があり、魅力的だったスポックとのバトルに迫力があって、満足して帰って来た記憶があります。

今回は、結果から遡って、(友人の個展があるから覘きに行っとかなくっちゃ)くらいの軽い気持ちで臨んで、その軽さを裏切る収穫は少なかったように思います。

ただ基本的におしゃれな男女のラブストーリーものより、SFなら安心して気を許して観れるという嗜好の持ち主なので、料金、時間共もったいないということはありません。それなりに楽しんで参りました。

いつものようにネタバレありで気ままなお喋りです、あしからず。

あらすじとしては、
見知らぬ星系から遭難信号を受けたカーク達は、救助に向かうが、交信不可の星雲の中へと誘い込まれてしまう。そこに待ち構えていた正体不明のエイリアンに、エンタープライズ号は破壊され、クルーはポッドで全員脱出、近くの未知の惑星へと不時着する。

クルー達は、バラバラになってしまうが、スコッティはジェイラーという惑星の女戦士に出会い、合流した他の仲間たちと敵のアジトにとらわれたスポックの恋人、ウフーラの救出に向かう。

エイリアンのボスは、クラールといい、カークが異星人同志の平和条約に立ち会って贈り物として渡そうとした古代のオーパーツ「アブロナス」を探していた。

実は古代に作られた生物兵器であった「アブロナス」を手に入れた、クラールは、宇宙連邦最大級のヨークタウン基地(都市を内包した巨大な宇宙ステーション)を破壊しようと惑星を脱出する。カークたちも後を追い、何としても破壊を食い止めようと両者の死闘が繰り広げられる。

いやー、やっぱり巨大な宇宙船が縦横自在に宇宙空間を飛び回るシーンというのは快感です。
今回はジェイラーという惑星の女戦士が強くて美しく、魅力的なキャラでした。
期待したスポックは怪我をしていいところなし。
エイリアンの武器が襲い来るシーンにマトリックスを、ジェイラーのメイクにスターウォーズを思い浮かべてしまったのは、SF共通の演出故ですよね。
全体にアナログと最先端テクノロジーが微妙に入り混じってるなあという感覚がついてまわりました。
意味が読み取れない映像がちょくちょくあるのですが、それがかえって物語を深くしている要因にもなっているんだろうと思います。

転送、ワープ、パラレルワールド、SFの世界ではあまりにもお馴染みのシーン。
わたくしにははるか昔から当たり前の現実。お約束の娯楽作品だから、それは望めないけど、贅沢言えば、発想の斬新さに身震いするような、怖いSFが好みです。
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途中でストップのトートバッグ

2016-10-25 23:03:51 | 手芸いろいろ


以前、猫のゴミ箱作った布なんですが、そこそこ厚みがあってゴワゴワしてるんですね。
どうかなと思いながら「えいや」でかかったもののひもを通して脇部分に自然な柔らかいギャザーが寄らないんじゃないか、いや、元々、自分自身は肩掛けバッグと言うのがあまり好きでないために、急にここへ来て、これ以上先に進む気が失せてしまいました。
考えて違うデザインにするか、思い直してとりあえず型紙通り作ってみるか、明日のことといたします。

作ってみたいと思われる人のために型紙、UPしときます。
裏本体1枚と表示されてますが、当然2枚必要です。あと、ひもは25㎜幅、180㎝長さです。

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それなりの雰囲気の三つ目バッグ

2016-10-24 23:17:18 | 手芸いろいろ


端ミシンがまだですが、一応本日の作品ということで。
この布は何年か前に友人に貰ったものの何を作ったらいいか、まったくイメージがわかず、仕舞い込んでいた布なのですが、先のストライプとはまた違った雰囲気で「イケるかも」と言う感触。
たっぷり量のある、新しい(しみのない)布で作れる気持ち良さ♡
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水入らずの食事と縮めたバッグ

2016-10-23 22:47:31 | 手芸いろいろ






夫の退院祝いに小松島の「紫乃」に食事に行って来ました。
予定では「スシロー」だったんですが、夕方5時半で店に入ると75分待ち。
夫もわたくしもイラチなので食事をするのに1時間以上待つなどと言うことは我慢できません。
(行列も嫌いです。)
「スシロー」は近くに店が出来てから、何度も入りかけては、待ち時間の長さにあきらめて、まだ一度も行けてなかったので、今日こそと期待してたんですが、残念!



手芸の方は、ポケット付きトートバッグ、本来の大きさの60%縮小で作りました。
型紙通りだと布が足りなかったので、有分で作れるように計算しました。
普段使いだとこれくらいでも充分です。
最初のが大き過ぎるんですよね、仕上げて驚きました。
でも、デザインは気に入ったので、追加いくつか作るつもりなんですが、布が・・・(-.-;)
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海野十三の「不思議なる空間断層」

2016-10-22 21:34:20 | 


本日は読書会の例会日。海野の「不思議なる空間断層」の調査票を作成し、例会場所に持参。
午前中に夫が退院して帰ってきたので、気忙しくて作りたかったかぼちゃケーキを断念し、代わりに1個だけマジックでハロウィン化粧した自宅の柿をお土産に。
(昨日は昨日で障子の張替え、シーツや布団カバー、枕カバーの取替えなど、珍しく主婦の仕事などしたもんですから、神様が身震いして、地震が起こったのかと思いました)

初出は「ぷろふいる」 1935(昭和10)年4月

時代設定 発表時と同時代程度

作品舞台 主人公、友枝八郎の夢と現実

登場人物 ・主人公、友枝八郎 ・友枝の友人 ・杉浦予審判事

あらすじ

ちょっと風変りな友枝八郎は、夢の話をよく友人に聞かせる。
最近見た不思議な夢はこうだ。
「窓が一つもない長い廊下を歩いていた俺はドアノブが金色の部屋へ入った。
そこには大きな鏡があってそこに写った自分の顔は普段の青白くて、弱々しい丸顔ではなく精悍で勇ましい顔だ。
鏡の前で満足げに自分の姿を眺めていたが、後ろに男女のカップルが現れ、よくみると女は自分の愛人である。
二人の様子を鏡越しに盗み見ていた俺はしかし、鏡に写った自分が本体とは異なった動きをすることに驚く。
何故か鏡の中の俺はピストルを持ち、愛人を狙っている。
パニックに陥った俺は鏡の中の自分に合わせて愛人を撃ってしまう。
そして後日、俺はまた長い廊下を歩いてドアノブが金色の部屋へ入る。
同じように男女が現れる。鏡の中の俺は今日は本体とぴったり一致している。
以前の夢をなぞるように裏切り者の女を撃つ。しかし、愛人と思った女は友人の細君だった。」

みどころ

どこまでが夢でどこからが現実なのか最後まで判然としないように描かれている。
二転三転する現実認識。
ちょっと風変わりという友枝の人物設定、なぜ、鏡の中の自分の風貌が変わっていたのか、そして、本体と鏡の像の乖離の原因は?
夢と思っていたが、友枝は殺人を犯してしまったのか、その筋書きの動機は?曖昧模糊とした不可思議な世界に誘われ、楽しめる作品となっている。

しかし、前回の「断層顔」は何となく分かる気はするが、今回の「不思議なる空間断層」というタイトル、なぜ断層なのか解せません。
緻密な伏線が張られてあるわけではないのだが、(ああ、そのような事情が考えられないこともないな)という後付の説明に作者のストーリーテラーぶりを見る思いはする作品でした。
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