よく分かる 住まいづくり・・(檀建築コンサルタント)

私達の考える住まいは、住まいづくりの原価を探り、無駄のない資金で、遊び心のある家を作る事。

K邸リホ-ム

2010-02-16 17:29:57 | K邸リホ-ム

 今朝は、目覚めがよかったのか、N邸のお気に入りプランが出来つつあるので、血が騒いだのか、朝6時に目が覚め、寝るのがもったいないと、早朝キャド入力をこなし、3時間フル入力を終え、9時から大阪K邸の現場実測に、業者を引き連れ、出向いた。

K様も、引っ越しの準備と、捨てる物を分類し、76歳のおばあちゃんも元気よく動いていた。
「疲れからか、肩が痛くてサロンパスを貼ってるんです」と。

畳みをめくり、床下の具合や、点検口から小屋組を調べさせてもらい、85年前に建てられた60坪の2階建ての木柄は大きく、今は殆ど大きな梁は輸入ものだが、その当時は、輸入物も今のように簡単には手に入らなかったし、職人自身輸入ものは嫌っただろう事は推測出来る。

 

桁、梁は大きな物で480㎜、桁周りでも300㎜近い物を使っていた。
床板は、7分板(21㎜)地栂(国内の栂)で、今は、殆どが米栂の輸入物だが、地栂は目がこんでいて、重さも米栂とは違う。
85年前の2階建ては、珍しくその当時は近所の人が見に来たと言う。

 

土地は広く、2階建てを建てる必要は無かっただろうが、憧れもあったのだろう、本家の親元が、分家として子供に建てたのだと言う。
調査も終わり、おばあちゃんに、今後の工事内容を説明し、基礎は全て鉄筋コンクリ-トにし、柱を受けている石は、コンクリ-トで寝巻きをしてしまい、要所に筋交いを入れ、天井は全て落としてしまう事も説明すると、納得はしてもらったが、内装をやり変える程度にしか思っていなかったようで、驚いていた。

今回の建物は、耐震強度が三分の一程度しか確保されておらず、0.28から1.2まで強度を上げるためには、基礎の強化と、耐震壁の数を増やさなければならず、60坪の豪邸を如何に工夫をし、リホ-ムの価値を出すかが私の挑戦でもある。