出張から帰ってまいりました。
今回は久々に、20分ぐらいだけど、ひとさまにレクチャーなぞをするお役目でした。
いーやーだーとずーっとダダをこね続けたのですが、断りきれず。
四苦八苦しながらもパワーポイントでごまかしつつ、
なんとか説明を終え、宴会の席で「センセイ」と呼ばれた。
はっだれのことっもしやアタシのことですかっ
いやー恥ずかしかったですねえ。
穴があったら入りたいけど入らないっつーぐらい恥ずかしかった。
だって私、本当にろくろく勉強もしてなくて、
ベテランの方のアシスタントなんていうのもおこがましい。
ただのコバンザメっすから。ホントに。
(しかし私がコバンザメなら、本体はきっととても泳ぎづらかろう)
ところで久々にセンセイと呼ばれて、
自分が学生時代にセンセイと呼んでいた方々のことを思い出した。
口の悪い先生もおりました。
高校時代の数学の先生の口癖は
「これぐらいの問題が解けなかったら3階から飛び降りなさい」
(2階の教室で教えててもそういってた)
「これぐらいもできないなら学校やめなさい。女子はマクドナルド、男子はガソリンスタンド」
(マックとスタンドで働いてる皆さんゴメンナサイ)
いまどきこんなこと言ってたら、父兄からヒンシュクの嵐でしょう
でもこのセンセイ、なぜか生徒にとても愛されていた。
私も大好きな先生だった。
なぜだろうか。
まず理由のひとつは、生徒を選ばず、ほぼ全員の生徒に同じことを言ってたからだろうか。
ま、ほぼ全員の生徒に言わざるを得ないほど、私の出身校の数学のレベルは低かった。
私自身もテストのとき名前を書いたら後は何を書いたらいいのかわからなかったし
そして先生自身が、生徒をさげすんで言っているのではないことが、
なぜかしっかりと伝わっていたから。
あの信頼関係はなんだったんだろう。
いまでも不思議な気がする。
最近、学校現場で起こった悲しい出来事を聞くにつけ、思い出すセンセイである。