でぶぶろぐ

沖縄生まれ、小田原在住。
人生1/2世紀越え、
でぶな私のゆるゆるな日々。

たまかな暮らしを・・

2014-05-28 19:16:37 | Weblog

梅の実がいっぱい。
ちょっとさわってみようかなと思ってたら
周りにロープが張られてた。
盗まないから!触るだけだから!

先週、自分的に大きな仕事が終わりました。
慣れているから平気なつもりでいたのだけど
それなりにプレッシャーもあったようで、
ココロもカラダも調子を崩していたので
ここらで一休み、ということで。

朝、ゆっくり起きて、
「ゆうゆう散歩」なんか見ちゃって、
洗濯と掃除を済ませてからお散歩。

 

小田原城はそろそろ、菖蒲と紫陽花が咲き始めました。

花を眺めて、図書館で本を読みながら
ちょっとだけうとうと。
ちょうどいい風が、緑を通して抜けていきます。

帰りに喫茶店によって、図書館で借りた本を読みながら
カフェオレを一杯。

夕食のおかずを買って、日の高いうちに帰ってきました。

のんびりしてるニャー。

こんなふうに、のんびり起きて、お洗濯をして、
散歩をして、好きな本を読みながらお茶を飲んで

そんな時間の使い方が、いちばん贅沢だと思う。

「たまかな暮らし」とは、つつましい暮らしのことだそうです。
常盤新平さんの小説のタイトル。
登場人物も、ふだんは安給料であくせく働いているけど
歳時記をよんだり、普段の食事や夫婦の暮らしを大切にしている。

日々の暮らしを、たんたんとしていければいいな、と思います。


でも、そう思えるのも、また贅沢な話。

ひとまずは仕事があり、今日みたいなお休みも有給で、
前に長いこと休んだ時にも、ちゃんと補償がありました。

そんなことが贅沢である、いまの時代。

ひとによって幸せのかたちはそれぞれだけど、
せめて「行きたい道を選べる」世の中であってほしい。

どのような生き方を選んでも、
最低限の暮らしはできる国であってほしい。

自分の足元が安定しているからこそ
はじめて、他人を思うこともできるような気がする。

もちろん、自分が苦しいときでも
他人を思いやれるすごい人もたくさんいるけれど。


昨日、連合の集会で「ワークルール改悪阻止」という話をしていたけれど

経営者は残業代を払うのが嫌なら
法律で残業代を撤廃する前に
本気で「残業させない働き方」を考えればいい。
自分が24時間働いてきたからと言って
その価値観を押し付けるのはどうだろう。
自分がその働き方で、失っていたものを見ないふりをしていないか。

いつまでもいつまでも正社員になれずに
不安定な雇用を続けるならば
国が正社員並みの社会保障をしてはどうか。
経営者と国は、いつまで責任を押し付け合っているのか。

自分の足場が不安定であることが
どれだけ不安であるか、
想像力が乏しい自分が情けないのだけれど
なんとかならないものか。

なんとかならないか、なんとかできないかと焦るばかりだけど
あきらめることだけはしたくない。

第28代アメリカ大統領がこんな言葉をのこしているそうです。

空腹では、隣人は愛せない

ひとりひとりが、お腹を空かせない世の中になりますように。