15年間の東京通勤生活を支えてくれた湘南ライナーが
2021年3月12日でその役目を終えました。
私が乗っていたのは6時58分発の東京行き。
国府津駅から見える海が好きで、
いつも窓際の席に陣取っていました。
季節によって日の出の時間が変わっていく水平線を眺めて、
そこからは目を閉じて睡眠不足を補っていた。
ああ、今日も仕事かとうんざりしながら。
この電車は、東海道線でトラブルが起こると
(たぶん)一番最後まで待たされる立場。
ウトウトして目が覚めたら横須賀線?貨物?の
一度も見たことがない浜川崎駅のホームにいてびっくりしたり
いくら遠いからって小田原東京間が片道4時間って何事だと
すっかりお昼になった東京駅で呆然としたり
とにかくエピソードには事欠かない電車でした。
2階建(215系)の車両は天井が低くてリクライニングもなく
冬は寒く、夏も寒く(冷房ききすぎ)いつも足が冷える。
(通勤用のレッグウォーマーを持っていた)
決して乗り心地が良い電車ではありませんでした。
でも、片道80kmの遠距離通勤を支えてくれたのは、
高確率でチケットが取れて(小田原は当日買える率が高かった)、
確実に座れるこの電車だったのです。
その姿を最後にもう一度見たい気もしたけど
(実際、小田原でイッパイやってから、
これから東京に行って、ラストランで戻ってくるという猛者もいた)、
まあ、湘南ライナーのことは、このブログが覚えてるからいいか。
もう、最終電車は小田原駅に到着済み。
お疲れさまでした。