金曜日、ダンナと新宿コマ劇場で「夏川りみカーニバル」を観てきた。
仕事の都合で、少し遅れて会場に入る。
ちょうどオープニングのところだったが、入ってびっくり。
舞台上に3段重ねのウエディングケーキみたいな回り舞台!
下2段には琉球舞踊のおねえちゃんが20人ぐらいみっちり鈴なり。
そしててっぺんにショートケーキのイチゴのように乗っている夏川りみが!!
しかも思いっきり紅白ばりのドレスだし!!
最初にそれでドギモを抜かれていると、舞台が徐々に下がっていく。
ほっとしたのもつかの間、今度は社交ダンス部のようなドレスを着たおねえちゃんたちが
10人ぐらいせりあがってくる。
そしてまたお色直しをした花嫁のようなりみちゃんが!!
あまりの勢いに舞台から目が離せない。
次から次へと歌っていくのだが、その間奏がこれまたなんというか、
すごくすごく歌謡曲っぽいというか、
たとえて言うならば夜ヒットの曲紹介のときの、
ダン池田とニューブリードの演奏のような。
これが、これがコマ劇場の舞台なのね。
一枚壁をへだてたこちらとはあまりにもあまりにも遠い世界・・
観ている間中、どうやってブログに表現しようかと考え続ける自分に気づく。
この舞台の演出をした人は、絶対にマツケンとか氷川きよしとか天童よしみとか北島サブちゃんとかの舞台も演出してるに違いない。
っていうか、それ以外の誰が夏川りみをレーザー光線の中で歌わせようという発想をするのか。
まるでかけぬけるよに前半が終了。
幕間にまたまたびっくりしたこと。
場内で飲食ができることにはそんなに驚かなかったけど(禁止のところも多いけど)、
まさか客席まで「ビールに焼酎、日本酒にワインはいかがっすかー」と売りに来るとは思わなかったね。
ワタシも小劇場系の舞台から明治座まで観て、結構両極端を観たつもりだったけど、
まだ延長線上があるとは思いませんでした。
舞台の世界はまだまだ奥が深い。
ところで第2部はりみちゃんのMCも入り、ダンナのお目当てだった新良幸人の歌も聞けたし、
最後のエイサーのところでは、ワタシの好きな日出克のミルクムナリも堪能できた。
そして何より、夏川りみの歌声は本当にやさしくて心にしみていく。
ここのところ、仕事ですこし気持ちがささくれだっていたので、
童神の歌声が、なんだか優しい雨のように降り注ぐようだった。
第一部でブログのネタを、第二部で元気をもらった夜でした。
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