○人生というのは生きるに値する
自分に言い聞かす、風化させるな阪神・淡路大震災
BS3でドキュメンタリーを見た。
阪神・淡路大震災20年「忘れない…にいちゃんのランドセル」
阪神・淡路大震災であの日、夫婦は一瞬にして小一と幼稚園の二人の兄妹を失った。絶望する夫婦を救い、立ち直らせたのは、震災後に生まれた二人の子供だった。亡き兄のランドセルを背負い続けた息子は、1月17日の追悼式でこう語った。「兄と姉も経験していない喜びや悲しみに出会って、大人になっていきます」家族再生の20年を描く感動のドキュメンタリードラマ。
(2015年1月12日放送)
祈<文集から>
一度きりの人生だけど、一度かぎりの人生じゃない。
他の人の心の中で、第二の人生が始まるんだ。
生きていること。それは困難な壁にぶつかりそれを乗りこえること。
約束された死までの時間を輝くものにすること。
死んでしまうこと。それは輝く人生を終え、
他の人の心の中で、永遠に生きてゆくこと。
○山のあなた
カール・ブッセ 上田敏訳
山のあなたの空遠く
「幸」(さいはひ)住むと人のいふ。
噫(ああ)、われひとゝ尋(と)めゆきて、
涙さしぐみ、かへりきぬ。
山のあなたになほ遠く
「幸」(さいはひ)住むと人のいふ。
買い物帰り、イトーヨーカドーの駐車場から見える萌え上がる夕焼け。
ふと、山のあなたの空遠く・・・という言葉が浮かんできた。
まだ間に合うかもしれない、夕焼けに。
車を飛ばして三鷹7中の横に。
最高のシチュエーション。真っ赤な幕に富士山がくっきりと。
幸せとは、このような景色と巡り合えることだろう。