1月19日、つくば植物園に咲いていた「カンアオイ(寒葵)類」です。
日本に分布(北海道除く)するカンアオイ類は50種ですが、そのうち49種が日本固有種とのこと。
国外では台湾に10種、中国に2種で全世界に62種(変種を含めると75種)のみです。最も日本固有種の数が多い植物です。
葉の下で、地面すれすれに真っ暗な口(萼)を開けて咲き、種ごとにそれぞれ著しく異なる花の色、形、香りであることが特筆すべき点です。
カンアオイの名前は「寒葵」に由来。これは徳川家の家紋のモチーフになっている葵(フタバアオイ)に近縁で、冬でも葉が残る常緑性であることに因みます。
これまで5種の寒葵をUPしました。今回は絶滅危惧植物温室などに咲いていた6種です。
写真の出来がかなり悪いものは過去に撮影したものにしました。
①センカクアオイ(尖閣葵)
②ナンゴクアオイ(南国葵)
③ヤエヤマカンアオイ(八重山寒葵)
④フジノカンアオイ(藤野寒葵)
二枚目の特に花のサイズが大きい個体(大花型)は別名:オオフジノカンアオイと呼ばれることもあるそうです。
⑤イセノカンアオイ(伊勢の寒葵)
⑥サンインカンアオイ(山陰寒葵)
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