以前、キツネノマゴ科の「アカンサス・モンタヌス(姫葉薊)」(Acanthus montanus)を取り上げました。
アカンサス(ハアザミ)属は常緑多年草又は低木で地中海沿岸を中心に約30種が分布します。
学名のアカンサスは「トゲ」を意味し、花のつけ根の苞に鋭い棘があります。花期は6月中旬~8月中旬
'210601 通常アカンサスといえば、代表的な「アカンサス・モリス」(Acanthus mollis)を指します。
アカンツスとも呼びます。和名:ハアザミ(葉薊)
夏に草丈120~150cmほどの花茎を出し、密な穂状花序に、白、ピンク、紫紅色の唇形花をつけます。
葉は大型で根元から叢生して、長さ1mほどになり、深い切れ込みがある。
’220604 ギリシャ原産の「アカンサス・カロリアレクサンドリ」(Acanthus caroli-alexandri)です。
つくば植物園の熱帯資源植物温室の傍で咲き始めました。
モリスより小型。葉はモリスが大きく切れ込むのに対し、細かく繊細に切れ込みます。
'210610 「アカンサス’ホワイトウォーター’ 」(Acanthus 'Whitewater')
1年前ですが初見の花です。‘タスマニアン エンジェル’と‘サマービューティー’という品種の交配種。
草丈:80~100cm前後。苞は白く、花はピンクで美しい。
葉には白い散り斑がランダムに入り、生育するにつれて白斑が多くなるそうです。
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