田舎へ行ってご/見てご!

二地域居住(田舎暮らし)、花・写真、古民家めぐり、カード収集、旅、日々のあれこれなど。

ハイネズ

2022年12月21日 | 花さんぽ・花めぐり

'041204 「ハイネズ(這杜松)」(Juniperus conferta) の球果 

別名:ネズミマツ(鼠松)  ヒノキ科ビャクシン属の常緑低木  日本、サハリンに分布

海岸の砂地に生える。「ネズミサシ(ネズ)」に似ているが、幹は匍匐し、分枝して広がる。

葉はびっしりと3輪生し、針状で鋭く尖り、触ると痛い。

花期:4~5月。雌雄異株で、前年枝の葉腋に、雄花は黄褐色、雌花は緑色の花をつける。

果実は球形で、最初は緑色。翌年の秋に黒紫色に熟し、白粉を帯びる。

’サンスプラッシュ’ 葉に黄白色の斑が入る品種

’ブルー・パシフィック’(Blue Pacific) 葉は青みがかかる緑色でハイネズの代表品種

匍匐性のコニファーの中で、成長速度が速い最強健種のひとつ

オオシマハイネズ(大島這杜松)」(J. taxifolia var. lutchuensis) 

伊豆諸島に生えるハイネズの変種。房総半島~東海、伊豆諸島の海岸の砂地に自生する。

'230223「オキナワハイネズ(沖縄這杜松)」(J. taxifolia var. lutchuensis

主幹は横状し、やや匐状性となるが、時として幹は立ち、高さ1m位となる。伊豆七島から琉球列島にかけて分布。

アメリカハイネズ’バー・ハーバー’」(J. horizontalis 'Bar Harbor' )

別名:クリーピング・ジュニパー(Creeping juniper)

’240208 葉は青緑色をしているが、冬になると赤紫色へと変わる。


黒い実:セイロンマンリョウ

2022年12月20日 | 花さんぽ・花めぐり

今朝は6時過ぎに起き、昨日取った庭の雑草などを捨てに行きました。

外は寒く、気温は▲2℃弱。新潟など日本海側の地域に比べたら驚くほどのことはありませんが・・・。

しかし寒い! 早速エアコンを点けてしまいました。

このところ電気代が高いので少しでも節約しなければと頭では思っていますが、行動が伴いません。

真冬なみの寒さは応えます。

'221210 夢の島熱帯植物館

温室で黒色に熟した「セイロンマンリョウ」(Ardisia elliptica)の実がたくさん生っています。

別名:ウミベマンリョウ(海辺万両)、コウトウタチバナ(紅頭橘) スリランカ原産

'070708 サクラソウ科ヤブコウジ属の常緑低木 樹高3~4mほど。葉の形は楕円形で、互生する。 

 '210910 花期:6~8月(沖縄) 花径1cmほどで花弁は5裂し、花色は薄桃色。

'201113 果期:12~2月。果実は球形で径8mmほど。

果実は薄桃色→紅色→黒紫色と変化し、黒色に熟す。


クリスマスを彩る植物

2022年12月18日 | 花さんぽ・花めぐり

夢の島熱帯植物館でクリスマスを彩る植物展」が開催されています。(〜12月25日まで)

「クリスマス」と名の付く植物から冬のガーデニングを彩る植物が展示されています。

以前('211224)、「’クリスマス’と名がつく植物:7種」をUPしました。

重複するものもありますがあらためて取り上げました。

写真の出来がいつも以上にダメダメでしたので、①以外は過去に撮影したものを使用。解説(出典):夢の島熱帯植物館など

 

①「クレマチス・キローサ’ジングル・ベル’」(キンポウゲ科)

原種は地中海沿岸地域から小アジアに分布。

冬咲き、咲き始めは薄いグリーン、次第に白色に変化。

 

②「クリスマスローズ」(キンポウゲ科)

クリスマスローズは本来、12月頃に咲く「ヘレボルス・ニゲル」↑という原種のこと。

 

③「レッドクリスマスプライド(ルエリア・グラエキザンス)」(キツネノマゴ科)

150種以上あるルクリア属の中でも美しく育てやすく観賞用として人気。

 

④「ポインセチア」(トウダイグサ科)

別名:ショウジョウボク 

真っ赤なクリスマスカラーが聖夜を華やかに盛り上げてくれます。

 

⑤「セイヨウヒラギ(西洋柊)(クリスマスホーリー)」(モチノキ科)

冬に生る赤い実が美しく、クリスマス装飾の定番としても使われます。

 

⑥「ニュージーランド ・クリスマスツリーメトロシデロス・エクスケルサ)」(フトモモ科)

この花からとれる蜂蜜はポフツカワハニーと呼ばれ、英国王室御用達。

 

⑦「ローズマリー」(シソ科)

聖母マリアと幼いキリストがこの茂みに身を隠したとの言い伝えから別名「マリアのバラ」。クリスマスリースにも使用。

 

⑧「セイヨウキヅタ」(ウコギ科)

真冬も緑濃く茂り、永遠に続く生の象徴。英名「アイビー」(斑入り)

 

⑨「クリスマスカクタス(シャコバサボテン)」(サボテン科)

クリスマス時期に開花することからこの英名がつけられた。

 

⑩「クランベリー」(ツツジ科)

北米のクリスマスでは、七面鳥料理に「クランベリー(苔桃)」のソースが添えられる。

 

⑪「ビカクシダ(プラティケリウム・ホルタミー、コウモリラン)」(ウラボシ科)

麋角羊歯の「麋角」とはヘラジカ(トカカイは別種)の角のこと。葉が似ている。

 

⑫「エリカ・クリスマスパレード」(ツツジ科)

オーテシーブライダルヒースが展示されていましたが、クリスマスパレードの写真にしました。

花が筒のように長いのが特徴

 

⑬「ショウガ」(ショウガ科)

※「グロッバ」が展示されていましたが、ショウガの写真にしました。

欧米ではクリスマスの定番「ジンジャークッキー」。 ショウガ↑とシナモンの香りがふんわり広がるスパイシーなクッキーです。

 

⑭「クリスマスブッシュ」 (クノニア)

クリスマスの時期に萼が赤からピンクになる。

 

⑮「シクラメン」(サクラソウ科)

クリスマスを華やかに彩る花鉢

 

⑯「シルバーリーフ:シロタエギク(左)、ラベンダー(中)、アサギリソウ(右)

   

銀葉植物は、降り積もる雪を思わせ、クリスマス演出に大活躍。

 

⑰「スノーフレークプラント(トレベシア・パルマタ)」(ウコギ科)

大きな葉は掌状をしており、葉の裂片が雪の結晶に似ている。

 

 


冬の花?:ハコベホオズキ

2022年12月17日 | 花さんぽ・花めぐり

12月になっても寒さに負けず可憐な花を咲かせています。繁殖力が旺盛で困りものです。

名前は「ハコベホオズキ(繁縷酸漿)」(Salpichroa origanifolia) 南米原産の帰化植物

明治時代に渡来し小石川植物園から逸出したと言われているそうです。本州中部以西に広く移入分布しています。

我が家の周辺ではまだ見かけませんが、荒地や道端などで見つけることができます。

'221210 夢の島公園第1(南)駐車場のり面。地下茎で広がり大群落が形成されています。

 ナス科ハコベホオズキ属の半つる性多年草 

花期:5-11月→12月? 茎はつる状に伸びて匍匐して広がるほか、相互に寄りかかったり他物にひっかかって這い登る。長さ数mになる。

花は長さ1cm、花径5㎜ほどで、壺型の白色の花を下向きに咲かせる。花冠は5裂し、裂片は反り返る。

果実は液果で、黄色から白色に熟します。