田舎へ行ってご/見てご!

二地域居住(田舎暮らし)、花・写真、古民家めぐり、カード収集、旅、日々のあれこれなど。

早春の花:ガランサス・アルピヌム

2024年01月26日 | 花さんぽ・花めぐり

”寒の内”はネタ花探しに苦労します。

初見の花です。スノードロップ(英名:Snowdrop)の仲間「ガランサス・アルピヌム」(Galanthus alpinus)です。

スノードロップは、ヒガンバナ科マツユキソウ属(ガランサス属)の総称で、ヨーロッパや西アジアに約20種が分布します。

これまでニバリスG. nivalis)とエルウェシーG. elwesii)を投稿('210212)しましたが、日本で流通している多くは、エルウェシーです。

早春の2~3月、1本の花茎に純白の花を一輪下垂します。

3枚ずつの長い外花被と短い内花被を持つ6弁花で、内花被片の先端に緑色の斑が入るが特徴。

花びらは日が当たると開き、夕方になると閉じます。多年草(球根)で、初夏には茎葉が枯れて休眠します。

 葉の長さは開花前は4~8cm、開花後は10~18cmになり、青みの強い葉です。

なお、種別は内花被片の緑の斑点の位置、形、大きさ、葉の幅と出方などで分類されるそうですが、ニバリスやエルウェシーとの違いは良く解りません。

 

 


冬~春の花:ヘレボルス’シューティング・スター’

2024年01月25日 | 花さんぽ・花めぐり

花が横向き咲くのが特徴の「ヘレボルス×エリックスミシー」(Helleborus × ericsmithii

有茎種の原種、「リビドゥス(リビダス)」と「アーグティフォリウス」の交配種が「ステルニイ」。

さらに「ステルニイ」に「ニゲル」を交配した三種間雑種がこの系統「エリックスミシー」です。

育種家の横山暁氏が2000年に作出した品種で、早咲き、多花性、生育旺盛で、鉢植え、庭植えでも楽しめます。

この系統は、次々に新しい品種が発表されていますが「どの原種の特徴を強く出しているか」で品種ごとに違いがあるそうです。

'230223 エリックスミシーより、更に花数が多い品種が’シューティング・スター('Shooting Star')です。

多くの流れ星が瞬く流星群をイメージして名付けられたそうです。

’240119 ヘレボルス(クリスマスローズ)’シューティング・スター’Helleborus x ericsmithii 'Shooting Star')と呼ばれます。

キンポウゲ科クリスマスローズ(ヘレボルス)属の耐寒性常緑多年草

花期:冬~春 花径:5~7cmほど 

クリームホワイトの星型の花咲き進むにつれグリーン帯び、落ち着いたピンクに変化する。

花だけでなく葉に観賞価値があるものが多く、花期以外も楽しむことができます。

'220310 「ヘレボルス・ゴールドコレクション’シューティング・スター’

なお、複雑な交配種のため種子ができず、繁殖は”株分け”か”メリクロン”で行っています。

 

 


冬の花:ヒロハノミミズバイ

2024年01月24日 | 花さんぽ・花めぐり

初見の花なので見頃を過ぎていましたが投稿します。

'240119「ヒロハノミミズバイ(広葉の蚯蚓灰)」(Symplocos tanakae

別名:オニクロキ(鬼黒木)

ハイノキ科ハイノキ属の常緑種高木 日本固有種

四国と九州、琉球列島のそれぞれ一部という、限られた範囲で分布。

花期:11~12月 白い花が咲きます。果実は長さ2~2.5㎝

本来はこんな感じで咲いているようです。(著作権:高知県立牧野植物園)

同じ仲間の「ハイノキ(灰の木)」(S. myrtacea


角藪柑子

2024年01月23日 | 花さんぽ・花めぐり

'240119 つくば植物園

水生温室で白い「ツノヤブコウジ(角藪柑子)」(Aegiceras corniculatum)の花が咲いていました。

サクラソウ科ツノヤブコウジ属の常緑低木 

分布:東南アジア~南アジア、オーストラリア 

マングローブ植物の一種。

葉は倒卵形で、輪生状に互生する。

花期:不定期 花弁は大きく反り返る。

実は彎曲した角状で、中に胎生種子ができる。


竹類:メロカンナ

2024年01月22日 | 花さんぽ・花めぐり

'200929 「メロカンナ」(Melocanna baccifera) インド原産

 

'210303 別名:メロカンナ・バクシフェラ、ナシタケ(梨竹)

'2310-06 イネ科ナシタケ(メロカンナ)属の多年性常緑竹 

稈(かん) は高さ12~20m、径は5~7㎝ほどになり、節に1本の細い隆起線がある。

タケ(竹)には、奇妙な特徴があり、一斉開花、結実します。

マダケは約120年、モウソウチクでは67年目、メロカンナは48年目で一斉に開花し、枯れてしまいます。

不思議なことに、タケの一部だけを掘り取って全く別の場所に植え替えても、やはり決まった時に元の場所のタケと同調して一斉開花が起こるそうです。発芽から何年経ったかを測る『時計』の仕組みを持っているようです。

結実した果実は巨大で美味しく、料理して食べられるとのこと。

(出典:筑波実験植物園プレスリリース:'100413)

※通常の竹の果実はイネより少し大きい程度とのこと。

'220309 初見のタケの花(種名不明):川口グリーンセンター