みなみの梅やん介護日誌/とくしまの山と介護福祉

アルツハイマー認知症になった母親・みなみの梅やんが12年目を迎えての物語。とくしまの山の暮らしと地域包括ケアを書く。

みなみの梅やん介護日誌 千の風、中尾山高原

2020-08-24 05:06:00 | 日記
昨日は、私ひとりが日和佐のホームセンターへ木材の購入に行っている間に、藍住の姪の家族が木沢に来てくれておりました。梅やんは四季美谷温泉で2日早い誕生祝いの昼食をご馳走になりました。大勢が来てくれて梅やんも大喜びでした。その足で川成峠を越えて、中尾山高原のシゲの最後の仕事を見に行くことにしました。標高は約1300メートルです。


川成峠。夏雲の中に中尾山高原が見えます。
木沢から1時間半、梅やんは1度訪ねてみたいと思っていたシゲの最期の仕事場へ、25年ぶりに初めて向かいます。


シゲの娘が父の25年前の作品を見ています。中尾山公園の清流です。






空を仰ぐ娘。



梅やんは「ここがシゲがした仕事か」と言いながら、孫を見ております。平成7年の夏、猛暑の中、シゲはこの仕事を仕上げてから突然の病に倒れました。享年44歳の若さでした。梅やんの目から涙が流れました。


湖にたたずむ91歳の梅やん、母親の姿です。


天空には夕立の後の雲がもうもうと現れては何処かへ消え去り、また現れては消え去りして、千の風が梅やんの頭上に舞っていました。
梅やんは午後6時過ぎに無事に川成り峠から木沢の家に帰りました。一方、穴吹川沿いに下り脇町から高速で帰った姪たちも同じ時刻に藍住に無事帰りました。
それでは今日はこの辺で。今日の梅やんはデイサービスです。