みなみの梅やん介護日誌/とくしまの山と介護福祉

アルツハイマー認知症になった母親・みなみの梅やんが12年目を迎えての物語。とくしまの山の暮らしと地域包括ケアを書く。

みなみの梅やん介護日誌 在宅での攻防

2021-04-21 05:17:00 | 日記
昨日、私は午後5時前に実家に帰って来ました。




神山の峠付近はヤマザクラが満開で新緑が美しい季節です。途中、ファガスでの仕事を終えて帰る地下足袋王子の車を抜き去ってきました。


梅やんは先にデイサービスから帰宅して洗濯物を取り込んで、畳む作業をしていました。
私はコメ2合を仕掛けてからヤギの散歩につき合います。
これから梅やんとの攻防が始まります。帰宅してみると、梅やんが台所に立って、「お荒神さんにご飯祀る」と言うています。お前が祀っとるでないか、向こういて寝ておれ!と言いながら排除します。


ふてくされて寝ている梅やんです。
私はカレーライスを作り、起きてきた梅やんのために食事の用意をします。


食後に定期薬を飲ませますが、「こんなに多くの薬はいらん」と抵抗するので口を開けさせて飲ませます。
その後9時に梅やんを風呂に誘導し、その間に下着の替えと紙パンツ、尿パットを用意して脱ぎ捨ててある汚れ物と交換します。梅やんはトイレに行き、出て来てズボンを脱ぎ、またトイレに入るので引っ張り出して風呂場へ誘導します。2回の同じ行動をするので阻止しなければ前に進みません。水道の蛇口を私は何度も閉めなければなりません。
梅やんが風呂から出て来るのは9時55分でした。私は既に寝ておるのですが、どうやら、またチイ叔母に電話したようです。風呂上がりにテーブルの上に出して置いた安定剤と水は飲んでいませんでした。夜中に一度起こし尿パッドを当てさせただけで今朝まで無事に寝ております。
夕方から夜の親子の攻防は、指示命令を大声でする私と、「ここはワシの家じゃ!1人居る、死んでも構わん。出て行け!」と抵抗する梅やんとの間で毎日毎日繰り返されます。
デイサービスからの連絡帳には、職員さんが「モリハルさんのことをお母さんは『お父、じいさん』と言っています」と書いてくれてありました。


5月のデイサービス予定表には3日間だけの利用になっております。ショートステイを主体にした利用計画を組んでもらっております。今後はこのような計画を毎月組んでもらって梅やんとの長期の攻防戦に備えたいと考えております。
それでは今日はこの辺で。今日も梅やんはデイサービスです。その後、4時に木沢診療所受診します。











みなみの梅やん介護日誌 夜の見守りが大変

2021-04-20 05:28:00 | 日記
昨日、梅やんは変わりなくデイサービスへ行きました。デイサービスが済んでから梅やんを迎えに行き、奥の川成集落のある方へ粗品を届けに行きました。入院中に山羊に餌をあたえてくれたので。


かつては村営のバスが入っていたので旧のバス停があります。


帰宅してみると、またヤギの餌をチイ叔母が届けてくれてありました。


夕食後、梅やんは台所に立ちました。これから2時間は興奮して寝ませんでした。安定剤も半錠では効きませんでした。とうとう、11時前に強制的に寝させました。山でゆっくりさせてあげたいと、いつも思うのですが、現実にはそうならないようです。




それでは今日はこの辺で。梅やんはデイサービスへ。私は今日は吉野川市鴨島町まで所定の用事に行き、午後5時に帰宅予定です。








みなみの梅やん介護日誌 イチゴ

2021-04-19 05:14:00 | 日記


昨日、私は徳島県西部の貞光の道の駅でコーヒーを飲みました。端山や剣山方面は雲と霧に覆われていました。貞光の街並みは落ち着きのある古い建物が並んでいます。
夕方、徳島市のセツ姉宅に梅やんを迎えに寄りました。梅やんが週末を娘宅で過ごすことはもう1年以上続いています。今回の梅やんは、落ち着きがなく興奮して、娘のことは誰か解らぬ風で、良い状態では無かったようです。


それでも木沢へと向かう車中の梅やんは満足げに落ち着いておりました。
午後8時前に実家に到着しました。藍住町で農家をしている森さんから、ブログを見たとのことでセツ姉宅へわざわざ届けてくださったイチゴをもらって来ました。梅やんは夕食をセツ姉宅でよばれて来たのですが、「ワシは食べとらん!」と言いながら、イチゴをたくさん食べました。


森さんにはいつも農家の生産物を頂いております。ありがたいものです。
さて、今日の梅やんの予定は木沢のデイサービスです。それでは今日はこの辺で。





みなみの梅やん介護日誌 山と川、都市

2021-04-17 05:06:00 | 日記


昨日は梅やんの移動日でした。朝の6時半に起床し、車に2日分の荷物と梅やんを乗せて8時20分に実家を出発しました。


門を閉めて、小雨が降る中で写真を撮ると、ある事に気がつきます。柵の外側は草が生えて緑が濃く写り、柵の内側はヤギが草を食べて緑が薄茶色に写っています。ヤギによる草刈りの実証実験中なのです。耕作を放棄したり中止した田圃や畑の管理にはヤギを活用する事を、私は県下に広めたいと考えております。実家は親たちの在宅介護の拠点ですから長期に保全していく必要があります。実家の下は那賀川支流坂州木頭川です。


途中で梅やんはトイレ休憩をします。道の駅鷲敷で。常に歩く梅やんです。


勝浦川のコンビニで休憩しました。ここで孫へのお土産にお菓子を買いました。稼勢山が見えます。
半月ぶりにセツ姉宅へ預けました。ここで2泊して見てもらいます。週末はこうして長女宅で孫と一緒に過ごす梅やんです。梅やんは91歳、長女は73歳です。


私は昼食をセツ姉宅でよばれて、西へ向かいます。高越山が見えます。


美馬市の吉野川は護岸改良工事をして、河床に堆積した砂利を除去しています。


ダンプカーが堆積砂を運び出します。こうして流域全体を防災型に整備しています。


山と川と都市部が連関しています。流域治水と言うらしい。
私の介護の旅は続きます。


三好市の自宅に着くと、3月分のショートステイ29日間の利用料の請求書が来ておりました。63965円です。


ロング ショートステイは低価格です。今後はショートステイを活用しながら梅やんの実家療法を続けて行きたいと思います。そして、私は再び働こうと考えて、腰のリハビリに努めております。梅やんの貯金は減る一方ですから。
それでは今日はこの辺で。















みなみの梅やん介護日誌 朝の陽光

2021-04-16 06:06:00 | 日記
昨日も梅やんは歩いて1人でデイサービスへ出かけました。


県道のカーブの所でちょうどバスが来ていました。そのバスの運転手が、「お母さんは、以前はよくバスに乗ってくれた。ひと月ぐらい見えなんだのう、どうしよったんで?」と気遣ってくれました。


途中でデイサービスの迎えの車が梅やんを拾って乗せていってくれました。
先日の木沢診療所での介護人の血液検査結果は、貧血気味ですが、ひと月間の入院加療の結果、良好に回復しておりました。3月30日採血、赤血球368万 血色素ヘモグロビン12、1  ヘマトクリット34、1  尿酸値6、7  中性脂肪89  LDLコレステロール104  GOT12  ガンマーGPT28  血糖値99  ヘモグロビンA1c5、8  です。体重88kgでした。この調子で介護を続けようと思います。村人さんが言うことには、少しスリムになって、中学生の面影が出て来たそうです。


十二社橋。近くにフミ叔母の家があります。


長安口ダムの影響で堆砂用の専用道路が河川敷に付けられています。夕方、キミちゃん宅へより、これからの両親の介護のことで協議をしました。いとこ同士でこんな話が出来るのは良い事です。買って行ったアイスキャンディーを3人で食べながら。


夕暮れです。樫戸丸。


梅やんの夕食はホウレンソウと湯豆腐、それにナミちゃんがくれたお好み焼きでした。私も少し食べ過ぎました。
さて、間もなく夜明けです。今日は金曜の移動日です。朝から用意して徳島市のセツ姉宅へ梅やんは行きます。
それでは今日はこの辺で。