ちょっと古い(?)話題をば。
TOJ富士山ステージ・増田選手がリムブレーキで優勝したことがSNSで話題になっていました。リムブレーキ派としては「まだまだ捨てたもんじゃないぜ!」と言いたくなります。
ふと思い出したのが…2004年アテネ五輪MTB・XC。トップレースシーンではディスブレーキとなっていたころに、Vブレーキで金メダルを獲得したガンリタ・ダール選手。
このころSNSはまだありませんでしたが、仲間内では同じように「まだまだVも捨てたもんじゃないぜ!」的に盛り上がりました。
奇しくもバイクはどちらもMERIDA。レース機材として最先端を走るイメージのあるブランドが、リムブレーキでの印象的な勝利に貢献したことが面白いです。
ちなみに私のバイクは…まだまだリムブレーキ現役!
MTBやシクロにおけるマッドコンディションやロードで雨天の峠ダウンヒルなど、ディスクブレーキが性能的に優位な場面はもちろんあります。
レースシーンでは当然そのメリットのために採用されているわけです。
しかしながら、レースを走らない一般のサイクリストにとってはメリットを享受する場面が特殊なことも事実。
以下、FACEBOOKでも盛り上がったこの話題から…
『あくまでも個人的な感触ですが、Diskブレーキはブレーキによる制動力がタイヤに伝わる感触が遠く感じています。ドライ時にはリムブレーキのバイクが恋しくなります(^^)』
『一番慣性の働いている外周部を直接止めるリムブレーキと、少なからずねじれを発生させながら止めるディスクの違いでしょうか?とはいえ雨や泥が一番つきやすいのも外周部…やはり悪天候ではディスクに分がありますね』
『実はリム制動ブレーキに戻ろうかと。1秒でも速く走りたいわけでもないのと、ブレーキシューの当たるキャリパーの軌道・造形美・ワイヤーの取り回しによる効き味の変化など、機械式ならではの楽しさと美学があるんですよね。』
必要な安全性さえ満たしていれば、正解や正義は無いと考えるほうが楽しいですよね。