一年で一番緊張するイベント、武蔵大学サイクリング部『正丸タイムトライアル』が今年もやってきてしまいました。
このイベント、いつのころからか優勝商品はツールの山岳賞ジャージ(赤い水玉のやつ)を勝った人が来年まで一年間ジャージを保管しておくのがならわしになっています。
一応昨年度優勝の私は大阪から赤い水玉を返納&あわよくば持ち帰りのために今年も参戦です。
年々盛り上がるOB部門。もはや参加者は現役を上回ります。
今回は総勢50名ほどでしょうか? うち30名ほどはOB部門という盛況ぶり。
現役の皆様にとっては、気を使うし大変だとは思いますが、卒業後も世代を超えて集まれるイベントというのは大切にしていってほしいものです。
私はといえば、体調はともかくとして気分だけは先週から絶好調なわけです。
・軽い体重を生かした下ハンダンシングはまるでパンターニ?な『サコリッヒ』
・先々週の淡路島では絶好調、結婚して私生活も絶好調?な『シミズ』
・最近社会人マネーに物を言わせて、金で速さを買うことを覚えてきた『オーミ』
・ご結婚されて乗っていないといいつつも、いつも速い『ミヤジ』先輩
・本土復帰を果たしたとはいえ依然として7年連続『遠くから来たで賞』の『KK』先輩
そしてなんといっても
・ここ数年眠っているエース『しまぽん』先輩
の復活具合がレース結果を大きく左右するでしょう
スタート枠の関係で、サコリッヒ・シミズ・オーミは別出走。
ワタクシはミヤジ先輩、しまぽん先輩との争いとなりそうです。
スタート前、平然を装ってバカ話しているけれど、やっぱり今年も緊張MAX。
早くスタートしてしまいたい!!
…っと思っている間にスタートが切られ、ここから約20分弱の苦しい時間の始まり!
ワタクシは最初の国道区間は例年通りのスロースタート。
どういうわけだか漕ぎ出しは心拍もあがらず足も回らないのです。
先頭ではしまぽん先輩が早くも独走。2~30mあけて2番手みやじ先輩、さらに10m後ろの3番手がワタクシで旧道区間へ突入。
旧道に入って勾配が緩やかになると呼吸も落ち着く。ここも例年通りの展開で、はやる心も少し余裕を持てるようになってきた。
スタートして3km地点、2位のみやじ先輩に追いついた。しばらく併走したのちに振り切る。またしても昨年のパターン。
そこからはコーナー1個分強でちらちら見えるしまぽん先輩の影を追っていく。残り2kmの『イノシシ看板』で先頭背後へ到達。残り1kmのダミーゴール地点までは後ろで待機。
ダミーゴールを過ぎるとワタクシが先頭に出る。このまま全力で引いてちぎることは難しそうだったので、逆に少しペースを落として様子見&呼吸を整える。昨年同様のスプリント対決に持っていければ勝ち目あるかも??
ゴールまで150mくらいで先輩が前へでてペースアップ。
すかさず後ろについていく。残り50mでスプリント。最終コーナーを外からまくって一位でゴール!!
本当に最後まで昨年の焼き直しのような展開でした。
一応これで3連覇です。また赤玉ジャージを持って帰ることとなりました。
今年は特に現役生との差が縮まってきています。
30歳の来年までは現役生をやっつけられるように、また1年間バイクのチューンナップに励みたいと思います。