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元海上自衛隊海将が靖國神社宮司に 前駐ジブチ大使の大塚海夫氏

2024-03-17 05:35:22 | 特別記事

元海上自衛隊海将が靖國神社宮司に

前駐ジブチ大使の大塚海夫氏

 

▲靖國神社第14代宮司に就任する大塚海夫元海将

 

 靖國神社(東京都千代田区)は3月15日、第14代宮司に元海上自衛隊海将で前ジブチ大使の大塚海夫氏(63)が4月1日付で就任すると発表しました。現宮司の山口建史氏(75)の退任に伴う人事で、自衛官出身者が同神社宮司に就任するのは、昭和53(1978)年の松平永芳氏以来2人目。自衛隊の将官経験者としては初めてのことです。

▲自衛艦隊司令部幕僚長当時の大塚海夫氏(Wikipediaより)

 

 大塚氏の経歴を見ましょう。
 昭和35(1960)年、東京生まれ。暁星小学・中学・高校から防衛大学校機械工学科(第27期)に入学。昭和58年(1983)年3月にを同大学校を卒業後、海上自衛隊に入隊しました。平成9(1997)年、ジョンズ・ホプキンズ大学ポール・H・ニッツェ高等国際関係大学院を修了。平成12(2000)年に護衛艦「とね」艦長を皮切りに、海上幕僚監部教育班長、海上幕僚監部防衛調整官、第21護衛隊司令、情報本部統合情報部長、海上自衛隊幹部学校副校長、第2護衛隊群司令、練習艦隊司令官、海上幕僚監部指揮通信情報部長、自衛艦隊司令部幕僚長、海上自衛隊幹部学校長、第9代情報本部長を歴任し、令和元(2019)年12月に退官しました。

 日本国際問題研究所客員研究員、英国王立防衛安全保障研究所特別名誉フェローなどを務めた後、令和2(2020)翌年9月、駐ジブチ特命全権大使に任命されます。自衛隊出身者が大使になるのも初めてのことでした。ちなみに戦前・戦中には、駐米大使を務めた野村吉三郎(海軍大将)と駐独大使の大島浩(陸軍中将)の2例があるだけ。

 

▲ジブチ派遣支援隊司令・真鍋輝彦1等陸佐、派遣航空隊司令・市川昭伯2等海佐と懇談する大塚大使(出典:統幕HP)

▲女性医官を激励する大塚大使。中央は真鍋派遣支援隊司令(出典:統幕HP)

 

 大塚氏のジブチ赴任に合わせるように、夫人の中谷好江前外務省経済局漁業室長(当時)も駐パラグアイ大使として赴任することが決まっていました。夫妻がそれぞれ赴任する直前、産経新聞は二人にインタビュー(10月20日)しましたが、大塚氏は次のように語っています。

 

--防衛省情報部門の元トップの起用には、軍事情報の収集強化の狙いもあるのでは
「選ばれた背景には海上自衛隊の制服を約40年着た経歴があるかもしれない。ジブチには米国や友好国の軍隊がいる。政府がその人たちとのネットワークを外交にも生かすことができると考えた可能性はある」

--大使就任を打診されたときの心境は
「突然で驚いた。リタイア後の夢は、妻が大使になったときの車の運転手で、退官後は妻の外出時に私が運転して練習した。私には外交の専門的な知見はないが、部下は専門家だ。海自の艦長時代も船の専門家をうまく使うのが仕事だった。ジブチ大使館は世界で最も若い館員がそろった在外公館で、彼らと国威発揚に尽力することを楽しみにしている」

 

 防衛省の三貝哲人事教育局長は3月6日の参院予算委員会で、自衛官による靖国神社への集団参拝を巡り「自衛官が制服を着用して私的に参拝することに問題はなく、事務次官通達に違反しない」と述べました。当然のことです。

 国のために散った英霊が眠る靖國神社。政治家が参拝するたびに「公人か、私人か」と質問するマスメディアにうんざりする国民は少なくないでしょう。そんな不毛な論議は、そろそろ終わりにしたいものです。今こそ、みんなが堂々と参拝できるような雰囲気づくりが求められているときではないでしょうか。大塚氏の宮司就任がいい機会になることを祈ってやみません。(本ブログ編集部)


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