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【特集】追悼・安倍晋三元首相③ 「志を継承する集い」で昭恵夫人は何を語ったのか

2023-07-10 05:04:08 | 特集 安倍晋三

令和4年7月8日―。この日、奈良県で出馬した候補者の選挙応援に駆け付けた安倍晋三元首相が演説中に銃撃されました。この暗殺事件は、世界中に衝撃を与えました。あれから1年が経った今でも、「安倍晋三元首相の不在」は日本人の多くに喪失感を与えているようです。一体、私たちにとって、「安倍晋三」とはどんな存在だったのか。戦後、首相としての在任期間がもっとも長く、国際戦略にも長けていた安倍元首相を追悼するため、本ブログで「特集」を組みました。

 

【特集】追悼・安倍晋三元首相③

「志を継承する集い」で昭恵夫人は何を語ったのか

「安倍晋三元首相の志を継承する集い」でスピーチする高市早苗経済安保担当大臣

 

 東京・元赤坂の明治記念館で7月8日、「安倍晋三元首相の志を継承する集い」が行われました。政界からは岸田首相、高市早苗経済安保担当大臣ら国会議員・地方議員ら400名近くが集まりました。自衛隊関係も田母神俊雄元航空幕僚長、河野克俊元統幕長が。海外からは台湾の陳唐山元外交部長(外務大臣)が駆けつけています。昭恵夫人のあいさつが非常に興味深いので、その一部を紹介しましょう。

▲昭恵夫人が涙ながらに語りだした

 

涙が止まらない

《一周忌にあたり今日は増上寺で法要が行われ、大勢の皆さまに参列をいただきました。
去年の今日のことを思い出すと、本当に朝から涙が止まらなくなって、申し訳ございません。朝、普通に食事を一緒にして、「行ってきます」と出かけて行って、そのあと11時半頃に秘書の人から撃たれたという電話が入り、本当に驚きましたけれども、そのあと、まさか亡くなると思ってなかったので、主人の下着や私の着替えなどを急いで支度をして奈良に向かいました。
奈良は遠かったので、ちょっと準備の時間などもあって、結局着いたのが(午後)5時少し前でした。先生方のお話を伺って、ああ、これはもうダメなんだなというふうに思いましたけど、最後、主人の手を握ると、気のせいかもしれないですけど、握り返してくれたような気がしました。そして、主人のその時の顔は本当に安らかで笑顔でした。
それ以来、たくさんの方々にお話を伺ったり、本や雑誌を読ませていただいたり、今日のお話を伺っても、主人がいかにこの国を愛し、そして多くの方にお支えを頂きながら日本の国のために一生懸命頑張ってきたか、改めて知ることになり、私は素晴らしい人と結婚していたんだなと本当に誇りに思っているところです。》

数字にまつわる不思議な話

《私は数字の中に色々なメッセージをいつも受け取るんですけど、主人は(義)父と同じ67歳で亡くなりました。去年の初めに、今年でオヤジの年を超えられるなと言っていましたが、超えることなく同じ歳で亡くなってしまいました。(義)父は志半ば、本当に総理大臣目前でしたけど、主人は長い間、総理大臣をすることができた。同じ67年でも、主人の67年は本当に豊かなものであったというふうに思っています。
そして主人の後を継いだ吉田真次さん(衆院議員)は38歳、主人が初当選した時も同じ38歳でした。主人の初当選は平成5年、今年は令和5年。そして主人が出馬表明をしたのが、父が亡くなった平成3年の7月8日でした。色々なことが重なって、もちろん色々な感情はありますけど、主人が戻ってくるわけではないので、私はなんとかこの主人の死に意味を持たせたいといろいろと考えているところです。
先日、出雲大社にある方の結婚式で伺いましたけど、その6月14日、母の誕生日だったんですけども、神職の方が9年前の6月14日10時半。ちょうどその結婚式が行われていた時間ですけど、安倍総理が参拝されましたよとおっしゃいました。
去年も奈良を6月に訪問いたしましたけど、今年も6月末に奈良に行かせていただき、橿原神宮に参拝をさせていただきました。そしてその時も橿原神宮の宮司から、総理が来られた時に「真実一路」という書を書いていただきましたといってコピーを頂いたのが6月10日。私の誕生日でした。色々なところで主人はこうしてメッセージをくれてるんだなというふうに思っているところです。》

LGBTの人から直接話を聞いた安倍元首相

《皆さんにとりましても優しい主人の思い出がたくさんおありかと思いますけど、最後に私が主人に頼んだのがLGBTの友人に会ってくれということでした。(LGBT理解増進)法案のことで私はLGBTの友人がたくさんいるのでいろいろと批判の声がありました。
主人にそれを伝えて直接話を聞いてもらえないかといったところ、主人はいいよと言って一緒に食事をしてくれました。食事をしながら、飲みながら、彼らの話を熱心に聞いて、一つ一つの課題に対して、法律にしなくても、これはこういう解決方法があるんだと。日本は昔から差別をするような国ではないんだと、議論を重ねて彼らは大変、喜んで納得をしていました。
どんな人ともきちんと話をして、そして解決を見いだしていくという主人の姿に、私は本当に感謝をし、また尊敬をしていました。これから皆さま方、どうか主人がいなくなって悲しいという思いは持たれていると思います。私も本当に悲しいですけども、怒りの感情を持つのではなく、恨みの感情を持つのではなく、どうか主人が亡くなったことで奮起をしていただき、この日本の国のために皆さんの力を合わせていただくことが主人に対する供養だと思いますし、語り継いで頂ければと思いますのでよろしくお願いいたします。本日は本当にありがとうございます。》

 


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