トランプを逮捕したらどうなるか
3月18日にトランプは彼のTruth Socialブログで、「私は来週火曜日にマンハッタンの検察官によって逮捕されるかもしれない。今こそみんなで抗議すべきだ」と述べた。トランプはこの呼びかけに続いて「抗議するのは我々の権利、国民の権利である、しかし暴動はいけない。デモは平和な抗議である、左翼の罠に嵌るな」と呼びかけている。左翼メディアはこの暴動を起こすなと言った部分を報道しないでトランプが暴動を煽動したように書いている。
反トランプで有名なマンハッタンの検察官が彼を逮捕したがっていることは前々から噂されていた。数週間前にはトランプ企業が20年前に税金申告に不備があったことで起訴されている。NY州は左翼の大本営だが、司法検察官がトランプを起訴して来年の選挙に出馬を阻止できるようなアラ探しをしている。民主党側のFBIや司法を武器とした反トランプの策謀である。
マンハッタンのAlvin Bragg検察官がトランプを逮捕する理由は何かというと、2016年の選挙の際にStormy Danielsと言うAV女優に13万ドルの口止め料を払ったのは、トランプが選挙資金を違法に使用したと言うのである。来週20日にニューヨークの大陪審のこれを提出してトランプの逮捕を検討させると言うのだ。大陪審にトランプ逮捕を検討させる提案は大陪審の一部から漏れたと言う。
Bragg検察官はトランプとAV女優の関係を問題視しているのではない。トランプは2016年の選挙前にこの女性から脅迫され、性関係があったことを否認した。けれども選挙に影響を与えないように脅迫した女性に口止め料を払ったのは事実だが口止め料を払ったことは違法ではない。Bragg検察官はトランプがStormy Danielsに払った口止め料がトランプの選挙資金から支出されたのは違法だとしているのである。口止め料を払ったのはトランプの元弁護士のMichael Cohenである。彼は数年前からトランプに離反して不利な情報を流している男である。トランプはCohen に口止め料を払った件で小切手を書いたと言う。
このようにトランプの金が選挙資金から出たことを証明するのはほとんど無理である。不完全な理由で元大統領を逮捕すれば大問題になるのは当然だが、民主党とDeep Stateはトランプを逮捕したあと、犯人写真を撮ったり、指紋を撮ったりしてメディアで大々的に侮辱したあと釈放すればトランプ不利な材料となると考えている。これこそ司法を武器とした政治干渉だ。
トランプは「時は今だ。司法の横暴は許されない。彼ら(DS)が我らの国を抹殺しても皆は座視できるのか。アメリカを救え。セーブアメリカ。抗議だ、抗議だ。」とブログで呼びかけた。
トランプが逮捕されるかどうかはわからない。トランプは検察官が彼を逮捕する前に逮捕されると予告して民主党司法の横暴を国民に呼びかけ、アメリカを救えと先制攻撃を仕掛けたのである。これはかなりの効果があったようで、今朝(19日)から共和党議員やBarr元司法長官、ペンス元副大統領、イーロン・マスクなどが揃ってトランプ逮捕に抗議すると発表した。
トランプが火曜日に逮捕されたら全国的な大問題になって民主党側に不利となり、トランプの圧倒的大勝利となると保守系メディアは予告している。トランプが火曜日に逮捕されるかどうかはわからないが、逮捕されてもされなくても今回のBragg検察官の動きはトランプ有利になったようである。