3月18日にトランプがAlvin Bragg検察官に逮捕されると発表した後、毎日のようにテレビでたくさんの法律専門家がBragg検察官のトランプ逮捕は理由が薄弱でもしもトランプを逮捕されるならアメリカの司法正義は地に落ちるとさまざまな理由をあげて説明した。
Bragg検察官は大陪審の召喚を一週間も停止したあと、メディアはBraggの大陪審召喚は1カ月延期すると報道した。ところが沈黙を守っていたBragg検察官は(先月)30日の午後5時になってから、メディアを通して大陪審はトランプの起訴を決定したと報じたので大騒ぎとなった。これまでにアメリカの大統領が逮捕されたことはない。トランプが逮捕されるのは歴史的大事件である。Braggはトランプを逮捕して米国の歴史に名を残したいのだろう。
これで民主党政権DS(ディープ・ステート)はどんな方法を講じてでもトランプの2024年選挙の出馬をストップする意図がハッキリした。バイデン政権はやDOJ(司法省)やFBI、税務署などを動員して強引にトランプをストップする。アラン・ダーシュイッツ教授の新著のタイトル、「Get Trump(トランプをやっつけろ)」が証明されたのだ。
アメリカは三権分立の民主国家でない。民主党DSがアメリカを無法、独裁国家にしたのだ。だからトランプが逮捕されたら共和党の救国宣言(Save the Republic)が国民の共感と支持を受ける。トランプ逮捕のニュースが発表されると24時間で400万ドルのトランプ寄付金が集まった。殆どの共和党議員が逮捕に抗議声明を発表したし、特にトランプの対抗馬と言われたデサンティス氏もトランプ応援の声明を出した。トランプの人気が急激に上がり、出馬はほとんど確実となった。
Bragg検察官や民主党側はトランプが有罪判決を受けたら2024年選挙に出馬できないと思っていたし、サヨク側の新聞もトランプ出馬をストップできると宣伝していたが、米国の憲法では逮捕や有罪判決を受けても選挙に出馬することができる。つまり司法を武器としてもトランプをストップ出来ないばかりか逆に共和党側の団結と国民のトランプ支持を招いたのだ。
なぜBragg検察官は理由薄弱であるにも拘わらず強引にトランプ逮捕を決定したのか。トランプ逮捕を発表すればトランプが反対する上にトランプ側の群衆が抗議デモで暴動が起きるだろう。そうなったらトランプが暴動を煽動したと宣伝することができる。Bragg検察官はマンハッタンの警察を総動員してマンハッタン法廷の付近にバリケードを作った。つまりBragg検察官はトランプに罠を仕掛けたのである。
しかしトランプはBraggの罠を逆用して犠牲者、被害者の立場で国民の同情を買うという戦術を取った。彼は4月4日午後2時15分にマンハッタン法廷に出頭して、犯人写真を撮り指紋を取られると発表した。しかも法廷の撮った犯人写真を被害者の宣伝材料として「民主党の法の暴力」を攻撃する。
トランプは自らを民主主義の殉教者(Martyr)であると主張するのだ。民主党独裁の犠牲者であると宣言して民主党の違法を厳しく追及する。
民主主義の殉教者なら国民の強い支持を得ることができる。トランプが過去と現在に受けた違法と弾圧を国民に訴える。実際にトランプが2015年以来受けた、ロシアゲート事件、二度の大統領弾劾、マーララーゴ事件、Braggの逮捕などが如何に無実の罪を着せられた被害者であるかと宣伝する。これから来年の選挙までに起きる民主党側の攻撃も殉教者として反撃する。
Bragg検察官が仕掛けたトランプ逮捕は明日から色々な新しい展開を見せるだろう。現時点で明らかなのは民主党側に決定的不利な情報が多いことだ。アメリカを分裂させ民主主義を破壊した責任はバイデン民主党と黒幕のDSにある。