平田新子さん(白井健康元気村村民)からの緊急のお願い
白鳥の餌(エサ)が不足しています!
皆様のご協力を!!
私が白井市に引っ越してきたのは、ちょうど2000年のゴールデン・ウィークのときでした。そして、冬になるころ、重そうなバケツを両手にぶら下げて歩いていくご婦人の姿を毎日のように目撃することになります。
(一体、この人、何やっているんだろう?)
と不思議に思ったものです。
実は、その方こそ、以前、白井健康元気村で、元気な高齢者として表彰させて頂いたこともある「白鳥の会」会長、鶴田敏子さんでした。
白鳥が初めて清水口調整池に飛来して2、3年経過するころ、池の水草が大幅に減少します。それを心配した近隣の住民が中心となり、「自然を主体とした保護が何かできないか」と山科鳥類研究所に出向いて指導を受け、不足するエサやりや池の清掃などを続けてきました。それが「白鳥の会」です。
ご存じですか。白鳥たちはシベリアから3000kmの旅をして、この地にたどり着きますが、清水口はオオハクチョウの太平洋側飛来地の最南端なのです。ちなみに、本埜村に多数飛来するのは、コハクチョウのみです。
白鳥の飛来中は毎日2回、雨でも雪でも一日も欠かさず餌をやり続けないといけません。そんな活動を続けて、もう20年以上の歳月が経ちました。「白鳥のおかげで健康でいられるのだから、感謝している」「散歩がてらに観に来た人たちに笑顔で楽しんでもらっている」と同会メンバーの人たちが口々におっしゃるように、まさに白鳥は白井市の「冬の風物詩」、清水口調整池は住民の「冬の社交場」と言えるでしょう。
しかし、喜んでばかりではいられません。白鳥が飛来する冬場は、餌(エサ)やりの時間があります。だから、メンバーの多くが遠出をすることができないという悩みを抱えています。さらに、高齢化が問題も表面化してきました。なにしろメンバーのほとんどが、今年73歳になる鶴田さんをはじめ、後期高齢者なのですから。
問題はそれだけではありません。白鳥の会の活動=餌代については、白井市からも千葉県(池の中は県所有)からも一切の補助金が出ていないのです。つまり、ひたすらボランティアや近隣住民たちの支援で活動を続けてきました。当然、それも限界があります。白鳥の餌代をどうやって捻出するのか。それが、今最大の課題なのです。
鶴田さんと私は同郷でもあり、ポジティブで、しかもアクティブなところでも波長が合う仲間です。ぜひ鶴田さんたちの活動に何らかの手を差し伸べたいと思い、私達のSINCSの活動と、白鳥の会の活動をリンクさせることにしました。こうして、次のような活動を実施しています。
①白鳥の来る清水口調整池を通した白井市の環境劣化に対する情報発信する。
②白鳥の会の活動を「SINCSクリスマス・チャリティ・コンサート」で情報発信する。
③年2回の「SINCSクリスマス・チャリティ・コンサート」のチケット代収益金より、餌代として毎年寄付金を贈呈する。
④白鳥が飛来する前の10月に行う清水口調整池の清掃活動に参加する。
しかし、こうしたSINCSの支援活動だけでは。そこで、皆さんへのお願いです。白鳥の餌代がかなり不足しています。このままでは白井市民と近隣住民の目を楽しませ、癒しを与えてくれた白鳥が、清水口調整池に寄り付かなくなるでしょう。白鳥たちの餌代を確保することが緊急の課題です。残された時間はあまりありません。一刻を争う事態と思ってください。どうか、皆さん、愛すべき白鳥のため、ぜひご支援ください!
平田新子
【問い合わせ先】平田新子(080-4727-8718)