グラン、ベガルタ仙台に敗れる

　昨日のグランパスはベガルタ仙台に０－２で敗れて、順位をまたまた落としてしまいました（１４位）。

　じいちゃんが晩酌を終えた頃に帰ってきたkenは、ガックリと肩を落とし「本当にヤバい！」と言った後、怒涛のごとくグランパスへの悪口雑言を繰り返しました。

　その気持ちは、よく分る。

　ホームのシーズンチケットを手に入れて毎試合応援しているサポーターたちの悲鳴が聞こえてきます。

　kenの言うことにゃ～、監督が代わってもチームに何の変わりもない、ジョーが点の取り方を忘れた、シャビエルに元気がないなどなど、数え上げればキリがないといった感じです。

　今朝、仙台とのゲームのダイジェスト版を見ましたが、しっかり守っていれば２点とも防げたかもしれません。

　両ゴールに共通している点は、選手がボールばかりを見ていて、自分の周囲を見ていないことに尽きると思うのです。

　平岡に入れられたＣＫからのヘッディングシュートは、守備の選手全員がボールだけを見ていて、後ろからフリーで入ってきた平岡選手を誰も見ていなかったこと（人数はいるけど）…。

　ゲーム最終盤にＰＫで入れられたゴールも、ペナルティエリアの寸前で相手選手に抜かれた際に後ろからタックルに入って取られた反則で、アタックした選手が自分がどこにいるかを全く考えていなかったから…。

　これなんかは、守備陣のポジション取りの完全な失敗です。

　守備がこれほどまでに酷い状況になったのは前監督の大きな負の遺産で、いくら守備重視の現監督が修正しようと試みても簡単に改善できるものではありません。

　攻撃でも以前から指摘されていましたが、前線のジョーにボールが出ても相手守備陣に取り囲まれて、彼をサポートする選手が全くおらず簡単にチェックされてしまうという悪循環に陥っています。

　ジョーにボールが出たら、相手の守備陣を引きつけるように選手が動いてあげれば、シュートのチャンスが生まれるかもしれないのに、そうしたプレーがほとんどないのもジョーにゴールが生まれない原因でしょう。

　守備も攻撃もチグハグで、全く勝てる気がしません。

　これじゃ～、Ｊ２に自動降格になっても仕方ない…。

　あと５試合、全力で戦って降格してしまうなら仕方ない…。

　そうならないように、必死で頑張って欲しいです！