菅総理が昨夜記者会見し「一都三県の緊急事態宣言を2週間延長する」と発表しました。
主な理由は「医療体制の逼迫が続いている」ということですが、感染者数も下げ止まりしていて、いま解除してしまえばリバウンドが起こる可能性が高いというのもあるのでしょう。
解除された愛知県では、感染者数が30人台になる日もありましたが、昨日は50人を越えています。
解除されたことで安心感があるのでしょうか、人出も増えているようです。
さて、この宣言の延長で政府は、どのような対策を取るのか明確にして欲しいのですが、総理の言うことにゃ~、対策は以前と変わらず国民任せのお願いばかり…。
確かに、一人一人が我慢して感染しないようにしなければいけないのは分りますが、宣言の延長によって経営が困難になってるお店や会社に対する補償の増額はまったく話題にもなりません。
つまり、なんの追加対策も講じずに国民に我慢を強いることを期待するばかりです。
総務省の接待問題の広がりで足元に火がついてるから、一都三県の首長になんか言われる前に手を打って、点数を稼ぎたい気持ちは分りますが、内容が伴ってないから、一体何しとるん?と思われてしまいます。
菅総理は、安倍お坊ちゃん総理より少しは庶民の気持ちが分るかと思っていましたが、どうも成り上がり者の悪い所が出て、官僚たちには有無を言わせぬ言動と反対されたら即移動なんていう強権を発揮しているようで、官房長官時代は安倍さんの影でやってたことが明るみに出ちゃったりしています。
菅さんの総務省時代に秘書だった長男が放送事業を巡って総務官僚を接待していたことが発覚し、音声まで録音されていたりして、嘘を隠せなくなっているのを国民誰もが知ることになりました。
なのに総理は知らんぷり…。
後始末も「ルールに則って総務省がやるでしょ」みたいなことばかりで、「ルール」って一体どんなルールなのかハッキリ言ってもらいたい。
自分の関係ない所のルールは勝手に破っていく癖に(例えば、学術会議問題など)、自分に関係が及んでくると「あそこのルールで」と逃げを打つ…。
天敵の小池都知事に足元をすくわれないようにと「宣言延長は自分で決める」と声高に叫んでみたりして、もう政権の末期症状のような悲壮感さえ伺えます。
自民党議員の間では「菅では総選挙が戦えない」という話も出ているようで、お先真っ暗な総理は今後どうやってこの難局を切り抜けて行くんでしょうかね。