台風16号の上陸以来、秋雨前線の影響により全国で大雨が降っていて、今月22日のうち、20日間『雨』という地方もあるのだそうで、水害の状態を報道ステーションでも放送していました。
被災された皆さまには、お見舞い申し上げます。
番組の冒頭で、戦国武将『武田信玄』が始めた『霞堤(かすみてい)』の事を取り上げていました。
霞堤の設置によって、増した水が田畑や町に緩やかに流れ込む事を見据えていますが、増えた水を逃がす作用によって、河川の氾濫による決壊を防ぎ、下流の氾濫をも最小限に防ぐという、先人の知恵です。
更に、霞堤の無い河川が決壊した場合には、水が引くまでには相当な時間が掛かりますが、霞堤を設置していると、大水が出ても水の引きが早く、雨が止めば翌日には殆んど回復するのだそうです。
大自然を相手にした場合、現代の最新技術で氾濫を防ごうとせず、温故知新で河川の整備をして行けば、災害を最小限に防げると思います。
m(_ _)m