先日、女優の田中好子さんが帰天され、病中の肉声テープが公開されました。
その中の言葉に、私の心と同じものが感じられました。
「天国に行ったら被災された方々のお手伝いをしたい」と。
これは、どのように取ったらよいのでしょうか、「天国から被災された方々のお手伝いをしたい」のと、「亡くなられた方々のお手伝いお導きをしたい」の方でしょうか。
後者ですと、今時このようなことをお話しをされる方も少ない気がしてしまうのですが。
まさに、私もここ十年、真理に出会ってから後者が最大目標なのです。
しかし、これほどまで、多くの人々に希望を与え感化させることができるのなら、きっと生まれる前に、このような人生を歩みたいとの目標を設定してきたのでしょうね。
人は誰でも、偶然に生まれるものではなく目的意識を持って生れて来ると言われてます。
どのような人生でも自由に選ぶことができ、一度の人生で何度でもやり直しできる方向性が幾つも用意されているわけですね。
苦境の中で、天国に入るための人生の問題集を回答できるか、それは自らの努力と責任の中にあるわけでして、問題集の回答結果はあちらの世界に行ってからご本人と、そのご縁の方々が分かるわけですね。
先日、瞑想中に、二十数年前帰天した祖父が来られまして以前住んでいた、いわき市の話しをしてくれました。
祖父がなぜ、福島から千葉に転居したのか、祖父本人も知らなかった経緯を後から聞いて、それを話してくれました。
その話しを聞き、私達は、それほどまでに愛されていたのかと運命に感動しながら、福島に残った父方の親類の悲しい現実を受け止めて、親類の分も手伝わなくてはならないと思ったものです。
妙に、田中さんの言葉と親類が合致してしまって、私も何れは帰天するわけですが、それまでにできるだけ多くの方たちのお役に立てればと、できなければあちらに行ってからと、天国に入れるように実績を積もうと日々思っています。