中央区学びの講座
☆天文学入門☆の講座が始まりました
全5回ですが、そのほかに、プラネタリウムでの実習があります
エチオピア王家の4星座:ケフェウス、カシオペア、アンドロメダ、ペルセウス
第1回 星空の動きと星座発見
第2回 月の不思議
第3回 太陽系を探る
実習 夏の星空探訪~プラネタリウム鑑賞~
第4回 宇宙像の変遷
第5回 ブラックホールと相対性理論
講師: 渡部潤一 国立天文台天文情報センター准教授
第1回の今日の主な内容は以下の通りです
☆星座は、元々メソポタミア地方で発祥、ギリシャ神話を通じて48星座が定着
☆大航海時代に南天で新星座が誕生したため、以前からの星座との兼ね合いで混乱が生じる
☆国際天文学連合会で20世紀初頭に全天88星座に決定される
オリオン座
☆中国では昔から200以上の星座があり、日本でも民間伝承として星座が存在していた。
☆古代エジプトでは植物の無い砂漠のため、星座で季節を感知していた
☆メソポタミアでは日中は灼熱のため、夜間に移動するので星座を目印とした
☆七夕は容易に渡河出来ないほどの大河があった地方、即ち、黄河や、長江を前提としている。年に一度、水位が下がるので、渡河が出来るのである
☆古代人は、イギリスのストーンヘッジなどを作り天体と関係を持った
☆キトラ古墳の天井には天文図が描かれているが、北緯38°線辺りの朝鮮半島から見た天空図である。つまり、渡来人のお墓と推察される
☆24000年周期で地球の北極点が一周する。つまり、あと千年もすると、今の北極星が真北ではなくなると言う事
☆去極度:天の北極を中心に、星や星座のそこからの距離
☆外規(軌?):自分のいる位置からは絶対に見えない星の範囲。例えば、南十字星
☆内規:自分のいる位置からは地平線等に沈まない星座。例えば北斗七星
☆星座版(盤)は正距方位図法となっている:天頂から遠い星座が大きく描かれてしまう
☆日周運動は24時間ではなく、23時間56分ほど、これが閏年がある根拠
☆星座版から日時を特定できる。経度や緯度も推測可能
☆星座版では、地平線付近の歪曲が大きい
☆8月7日20時西空に箒星が観察できる
☆水星:5月末~6月初め、特に6月2日、西の空で宵の明星(金星)の近く、夕方20時前後に地平線ギリギリのあたりに観察できる。明るさは、0等星程度
すばる:プレアデス散開星団
こんな内容でした。
ここまで読んでくださり有難うございます。